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2009年05月27日(水)更新

イベントの責任者で苦労しましたが・・・。

この2~3か月間、2つのイベントでそれぞれ責任のある立場におかれ苦労しました
が、先週末どれもが無事終わりました。
しかしいろいろ考えさせられたこと、感動したことを綴ってみると・・。

一つは私の所属する「福井西ロータリークラブ創立30周年記念」の行事です。
22日に市内のホテルで式典・祝宴を催し、私は次年度会長なので、接待委員長を
命じられました。

県知事、関連エリアの市長、地区(京都、滋賀、奈良、福井)ガバナー、市内ロー
タリークラブ(RC)の会長・幹事などが主な来賓。
さらに姉妹クラブ締結をしている、台湾高雄、熊本、伊勢原(神奈川)からのゲスト
そして当クラブの会員、夫人など合わせて85名ほど。

これでもインフルエンザの関係で、直前になって台湾からの訪問が取りやめとなり、
20名ほど少なくなりました。
席次の変更などホテルとの再打合せ、エクスカーションのキャンセル、プログラム
変更による印刷のやり直し等かなり混乱しました。

結果は滞りなく終了し、それぞれの持ち場で委員が奮闘した甲斐がありましたが、
思わぬところでインフルエンザに振り回されました。
しかし、考えてみると日本人というのは本当に「完璧」でないと気が済まない気質
だと思います。ご不興をかうようなことがあっては、と命じられ緊張の連続でした。

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もう一つは、翌日23日(土)、30周年記念に合わせて台湾で有名な中国の民族
楽器のプロ演奏家集団「高雄市国楽団」の公演を企画したこと。
団員50名を擁し、時には数名のグループで世界中を巡演しています。

寒雲&高雄市国楽団 福井公演 Part Ⅱのチラシ

RCの公式記念行事ということになれば入場無料がよい、その予算を組むのは
今回は難しい、と理事会で企画が通りませんでした。
自主公演(クラブは協賛)ということになり、実行委員長にマツリあげられましたが、
これが苦難のはじまり。

昨年秋、初めての公演を聴いて、二胡や揚琴、琵琶、古箏、笛のあまりに見事な
演奏に感激したことを話したことがタタって責任者に。

それでもお引き受けした以上、昼夜2回各220席を何としても埋めて、成功させ
ねば、と決心しましたが、なじみのない旧漢字ばかりの難しそうな音楽会に反応は
イマイチでした。

加えてこのようなイベントに素人の私を責任者にまつりあげた肝心の中心人物は、
「成功させよう」の掛け声ばかりであまり動かず、チケットの販売は遅々として進み
ません。

思いあまって実行委員の他に、書家の吉川壽一君をはじめ数名の友人たちの力
を借りることにしました。
「持つべきものは友」です。後半は順調にチケットが捌け、公演は夢のような結果
となりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何より来場者から「素晴らしかった。感動した」「中国の楽器といっても二胡しか
知らなかった。こんなにすごいものとは思わなかった」など、たくさんの方から
このコンサートを感謝され、中には昼の部に続き、「夜の部のチケットはありませ
んか、もう一度ききたいので」と言われた方も数名。

さらにホッとしたのは、昼、夜ともに残席がわずか、見事に満席に近かったこと。
これはこういうイベント(自由席)で最も頭を悩ます問題ではないかと思います。
座席がガラガラでは演奏者に申し訳ないし、入場者がオーバーすると立ち見となり
お客様から苦情が出かねません。

実行委員10名の他に友人が販売を手伝ってくれたのは有難かったのですが、
最後まで正確に入場者数を予測することはできません。
はじめは売れるかどうかの心配、最後は苦情を言われないかの心配で気をもみ
ました。もちろん運営経費も頭にありますが、お金の問題より快適な環境で聴いて
欲しい、感動して帰ってほしいと祈るような気持ちでおりました。

昼の部は古い小さなホールなのでエアコンの具合が悪く、舞台のそでから会場を
をのぞくとプログラムをうちわ代わりにしている人ばかり。
管理事務所に何度も駆けつけるたびに、「今修理しています」と、もう焦りまくった
こともありましたが、終了後ホールを出てくるお客様は皆さん満足そうで、不覚にも
眼がしらが熱くなりそうでした。

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「ロータリークラブ」って何しているところ?とか、何の団体なの?という声もよく
聞きます。特に若い人には馴染みがありません。
どちらかというと「陰徳」を旨にしてきたようなところもあるせいでしょうか。
「社会奉仕、国際奉仕の団体です」でも説明不十分でしょう。

しかし、この「高雄市国楽団」は東京全日空ホテルでの1回公演の予定でした。
急きょ福井での追加公演を決めてくださったのは、台湾生まれ金沢在住の歌手
兼プロデユーサーの友人寒雲(カンウン)さんでした。

「心配しなくていいヨ。お客さん少なくても構わないヨ。」が口癖。
創立当時からの姉妹クラブ「高雄東南ロータリークラブ」との30年に及ぶ交流を
知って、日台友好へのお返しのつもりだったのかも。

感激して口ぐちに「良かったァ、日本の唱歌も涙が出た」とおっしゃっていただい
たお客さんを見送りながら、ロータリークラブ、ロータリアンの眼が行政の長や
エライ人にばかり向いているようではダメなのではないか、と思いました。

予想以上の結果となり、僅かですが余剰金も出ました。これは実行委員と相談し、
台湾の子供たちのためのチャリティに、と考えています。

「持つべきものは友(朋)」。みんなありがとう。そして私をイライラさせた中心人物
さん、「終わりよければ・・」なので悪口言ってごめんネ。

素晴らしい歌と演奏=提供・福井新聞社

 SPECIAL THANKS

<特別協賛> 福井西ロータリークラブ  <協賛> 福井ゾンタクラブ
<後援> 台北駐大阪経済文化弁事所 (台湾)文建会衛武営芸術文化中心
       台湾観光協会 (社)福井県観光連盟 (財)福井県文化振興事業団
       福井新聞社 FBC福井放送 福井テレビ


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2009年05月21日(木)更新

地道に商売繁盛のためにブログを書く

今日のブログが300回目。
久米さんに勧められて登録はしたものの、4か月ほどグズグズしていてなかなか
スタートできず、ようやく1回目を書いたのが’06年の8月、その後毎月5~6回
といった調子でした。もうすぐ石の上にも3年というわけです。

「なんのためにブログを書くのか」「ブログに何を書いたらいいのか」というのは
割合多くの人が悩むような気がします。ひとに勧められて始める場合ならなおさら
でしょう。

それでも総訪問者数を回数で割れば今は一回で100名を超す方に読んで頂いて
いる勘定になるので、励みにもなるけれど「こんなんでいいのかしらん」という不安
も常にあります。第一お顔が浮かぶのは20名ほどの方ですから。

カテゴリーは事務局設定のままやっていますが、ご自身で新たに設定している方も
おられるんですね。
ときどき設定のカテゴリーにはちょっとあてはまらない話題もありますが、それほど
こだわらずにきました。これからは自分のカラーを出せるカテゴリーを作るのも
いいと思ってます。

「経営者会報・社長ブログ」という統一したタイトルがあり、事務局もおかれていて、
いい意味できちんと管理されていますので、何でも無責任に書き散らしていい
というわけにはいかんだろうと自分では考えています。

どちらかといえば政治には無関心な方ですが(というよりあきれているので)、
本当は経営者なら「政治」に無関心であってよいはずがありません。
カテゴリーに「政治・社会」はありませんが、関連記事を書きたければ別に制限を
うけているわけではないのでしょうから、私は了としています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最も収穫だったと思えるのは、高齢者の仲間入りの年齢で否応なくICT時代の
何たるか、を身をもって体験できたことでしょうか。
10数年前まで大企業にお勤めで、今はリタイアされている方の中にパソコンをどう
しても習得しなくてはならなかった立場の人は、パソコンをマスターしブログなども
書かれている人がいますが、大体都会の方が多いように思います。

私の周辺でブログを書いておられる同年齢の人は非常に少ないのです。
これからの人生を考えると、インターネットやメールを使い、ブログなどで伝えたい
ことを書くのは、とても生活を豊かに便利にするであろうことは疑いない、と思って
いるのでちょっと残念。

ブログはビジネスに役立つ、役立たせるという点も効果があると思います。
今は社内のスタッフも書くように指導していますが、毎月の分析ではっきりと効果
があらわれています。近いうちにグラフなどを掲載してこの件について書こうと
考えています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もし私の会社に何か仕事を依頼する、あるいは何かを買うといった場合に何が
一番心配か、といったお客様の視点から見ると、経営者の人柄や価値観などは
大事な要素の一つだと考えています。この3年間の私のブログの主目的でした。

ネット社会は進んでいますが、それだけ問題も複雑化しています。こういう時代
であるからこそ、地道に経営者の人となりを知ってもらうにはブログは有効な
ツールにちがいありません。

短いようでそれなりの3年。馬脚はとうに現れているはずで恥ずかしくもあります
が、これからも試行錯誤しながら、後継者の邪魔をしないブログを書きついで、
少しは「商売繁盛」につなげていけたら、というのが300回目の心境です。


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2009年05月18日(月)更新

“盛春まっしぐら”・・南部直登さんのコンサート

昨日は終日雨。頼まれていた「ジュニアゴルフ強化選手」の指導を解放されました
ので、友人が中心となって企画し、お誘いを受けていた「南部直登“盛春まっしぐら”
 スペシャルコンサートin FUKUI」にカナイとでかけました。

“盛春まっしぐら”・・南部直登さんのコンサート チラシ

南部さんは福井市出身。友人Iさんの同級生で間もなく還暦とのこと。
長い音楽生活三度目の正直で現在オリコンチャート30位にランクされているという
「九頭竜の流れ」がヒット中だそうで、同級生たちが地元でコンサートを企画した
ものです。やはり持つべきものは友達ですね。本当にそう思います。
今週末には私も未経験のコンサートの「実行委員長」をさせられて、馴れないチケ
ット販売、広告募集で多くの友人に助けてもらいましたので実感します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会場は400名ほどの入りでほぼ満員。この時期よくバックアップされたものと感心
しましたが、「九頭竜の流れ」は演歌でカラオケ愛好家が多いせいか、中高年の
フアンもかなりの数。

私は南部さんを見るのも聴くのも初めてでしたが、大変なエンタティナーです。
上記のヒット曲もさることながら「盛春歌(せいしゅんか)」と題する、これも南部さん
の作品(=作曲)が心にジンジンと沁みました。
若い時は文字通り「青春」、でも今だって心は「盛春」なんだと。

また、本当にレパートリーが広いのです。伸びのある声量と艶のある声質、抜群の
ギターの腕前、この年代までメガヒットに恵まれなかったけれど、あきらめずに夢を
追い続けた者だけが持っている人としての優しさ、豊かさ、ゆとりのようなものすら
感じさせてくれた素敵なコンサートでした。

ナレーションで紹介があったのですが、やはり原点はジャズ。友情出演の福井の
ジャズミュージシャン(アルトサックス)の大御所、白井淳夫さんも私の出発点は
「グレン・ミラー物語」と言っていましたが、南部さんもうなずいていました。

ゲストには他にも元劇団“四季”のソプラノ歌手村田恵理子さんも登場。
700回以上も歌ったという「オペラ座の怪人」を怪人の扮装で登場した南部さんと
共演。素晴らしいの一語でしたが、続く村田さんの「アヴェ・マリア」独唱にも心奪わ
れました。

“オペラ座の怪人”のお二人 “白井淳夫さんとの共演

さらにベンチャーズや白井さんとのジャズの即興をいれた“フォービート”のギター
演奏まで南部さんの多芸多才ぶりを心行くまで味合わせてもらった2時間でした。

南部直登さん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オールデイズ・・・演ずるひとも観る人も、私の周りは頭に白いものが混じった人
ばかり。
セピア色になりかけた記憶が久しぶりに鮮やかによみがえった気がしました。

私、ジャズには深い知識がありません。でも「モダン・ジャズ・カルテット」(MJQ)
や、「アートブレイキーとジャズメッセンジャーズ」などには魅了された一人です。
ジャンヌ・モロー、モーリス・ロネの「死刑台のエレベータ」の映像が浮かびます。

その後デキシーランドジャズ、そしてブルーグラスからカントリー&ウエスタン
(C&W)にぞっこん。
久しぶりにカントリーヨーデルの「キャトルコール」をスリム・ホイットマンで聞きたく
なりました。(45回転レコードで持ってます)。

エディー・アーノルド、ハンク・スノー、ハンク・ウイリアムス、・・・・S・ホイットマンも
生きていれば80歳をこえているはず。

・・・やっぱりセピア色かな。


<写真提供:ISHIBASHI EYES × BLOG (石橋正人のブログ)>

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2009年05月15日(金)更新

クエストリー櫻田社長と息せきって話しました。

先日、この経営者会報ブログでもおなじみの(株)クエストリーの櫻田社長が
福井へ仕事で来られました。
メールをいただき、夕刻お帰りの電車の時間まで1時間半ほどしかありませんでし
たが、あれこれお話しが出来て楽しいひとときでした。

ご案内した食事の場所は、福井駅近くの小さなホテルの日本料理店です。
櫻田社長は主に小売店の販売促進についてのコンサル、特にジュエリー、宝飾
分野の顧客が多いようにお聞きしておりました。

10年ほど前まで福井のH宝飾店さんへもよくこられたそうで、目の前にあるこの
ホテルをよくご利用されたとか。当時とはすっかりリニューアルされたのですが、
「懐かしいな」を連発されておられました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は櫻田さんのブログの第1回にコメントを送った人。
歳は一回り以上私よりお若いのですが、波長が合うというのか、美意識に共通の
ものがあるように感じられてフアンになりました。

最近もクエストリーさんが催されたセミナーにも、ノコノコ銀座まで出かけていき、
(講師が久米信行さんだったこと、ビジネスブログがテーマだったこともありますが)
櫻田さんやスタッフの皆さんにもお会いして、終了後は事務所で開かれた飲み会
にも参加してきました。

櫻田社長から教わったキーワードが妙に心に残るのです。
一つは「伝える」ということの意味とそれが本当にできていますか、ということ。
もうひとつは「地場産業ルネッサンス」です。

櫻田さんがコミニュケーションなどと言わず、「伝える」・・・ことの重要性をお話に
なると胸に落ちます。
地場産業に生きる私にとっては「地場産業ルネッサンス」はまさに「これだ!」と
思いました。

二人とも話したいことが次々とありますが、電車の時間があるので機関銃のように
おしゃべりした90分でした。
いつもの支配人がふすまを開けて「タクシーが参りました」と言われてもまだ階段
を降りる間も話は尽きませんでした。

いやー、久しぶりに気の合うお仲間と話せて幸せでした。櫻田さんありがとうござ
います。今度は近場の温泉で夜を徹して美術やデザインなどの話がお聞きできた
らと。お待ちしてますョ。



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2009年05月11日(月)更新

「お母さんが ほねに なってしまった」

昨日は「母の日」でした。
どなたにとっても、いくつになっても「母」という言葉は別格ですね。
6月には「父の日」というのもありますが、「父」は到底かないません。

両方とも今から百年ほど前にできたようです(アメリカでは)。日本では戦後特に
知られるようになり、イベント化しました。
私の母は生きていれば108歳ですから、子供のころに「母の日」ができたことに
なります。

母には白いカーネーションを、父には白いバラを、が正式だったようですが、今は
あまり花にこだわらなくなってきていて、各自がそれぞれの感謝の気持ちを託す
モノやコトになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4月25日の朝日新聞「天声人語」に、次のような「詩」が紹介されたそうですが、
購読していないので見ていません。
孫引きになりますが、とても心打たれたのでちょっとご紹介を。

       お母さんが 車に はねられた
       お母さんが 病院の れいあんしつに ねかされていた
       お母さんを かそうばへ つれていった
       お母さんが ほねに なってしまった
       お母さんを ほとけさまに おいた
       お母さんを まいにち おがんでいる

目の前から突然いなくなってしまった「お母さん」・・・・叫んでも、つぶやいても
白くて軽いほねになってしまってなにも答えてくれない「お母さん」。

この児はこれからいくたび「母の日」を迎えなくてはならないのか、と思うと胸が
痛みます。


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2009年05月08日(金)更新

創業の日・・事業承継について考える

今日5月8日は33年前、友人が世話してくれた古い織物工場の空き工場を借りて
若い男子一人、パートのおばちゃん一人で仕事を始めた日です。
また、39年前結婚した日でもあります。

多少の感慨はありますが、最近の経済環境の激変や、それに伴う会社のかじ取り、
奉仕団体の仕事なども加わって多忙なのでゆっくり考えている時間もありません。

また、それでよいと思います。過去を懐かしんでもしょうがないと思います。
今の日本は「あの豊かで、明日は今日よりもっと良くなる」と誰もが信じていた時代
が終わって「失われた10年」、いや20年とさえ言われる時代です。
少子高齢化もはっきり現実のものとなって、社会全体がうろたえているように見え
ます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私が考える「事業承継」というのは・・・という話をときどき娘夫婦にします。それは
「引き継ぐこと」ではなく、「自分の頭で考えた自社像」がまずなくてはならない、もう
10年以上も一緒にやっているんだから考えているはずだと。

それを実現する為に、必要であれば先代の信用、人的ネットワーク、技術や現場
知識など諸々の有形・無形の資産を生かして(利用して)いくべきなのであって、
漫然と同じ事業、同じやり方を引き継いでもこの変化の激しい時代にうまくいく
はずがないし、それでは第一自分の人生を生きたと言えるのかどうか、と話します。

「味方の多い奴が戦争に勝つ」・・そうです、家族、従業員はもとより、友人、知人
取引先、お客様・・・どんどん味方を増やしていくことが成功への道だと思います。
そのためには他人の成功のために味方にもなってあげなくては。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

39年目の結婚記念日か。そういえばアナタが「一番強い味方」でいてくれたなあ、
とあらためて感謝しますよ。


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2009年05月07日(木)更新

国際電信電話いまむかし・・①電話

居間でカナイの声がするので誰と電話をしているのかと思ったらパソコン(PC)に
向かってしゃべっています。
先日、会社のウェブマスターのK君にスカイプ(SKYPE)を設定してもらい、カメラも
つけてもらったのでシカゴにいる次女と顔を見ながら「マスクはあるの?タミフル
送ってあげようか」なんてやっています。

一瞬、「何をのんびりと話しているのか」と焦った気持になったのにはワケがありま
す。「国際電話は金がかかる」というトラウマがあるからですが、それは遠い昔の話。
スカイプはほとんどお金がかからないシステムと聞いていたのに・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東京オリンピック(1964年)のころ、私は商社の横浜支店でサラリーマンをやって
いました。国内にも多くの支店がありましたが、大阪本社、東京支社、神戸そして
横浜支店は輸出入業務で海外の支店との取引が多く、特にニューヨーク支店は
北米向け絹織物輸出先である大きなバイヤーの窓口でした。

1ドルはまだ360円の固定制度時代。国際電話は電話局に「通話申込」をして
順番を待つ、すなわち混んでいればいつ繋がるかわからないので申込者は電話
のそばを離れられない、といったそういう時代でした。

『ニューヨーク繋がりました』と社内交換手の呼び出し(そのころはちょっとした社員
数があるところでは、電話局を退職したようなオバサンが別室の「交換台」という機
械の前に座って、かかってきた電話をそれぞれの担当者へ繋いでいたのです)が
あると、部長や担当者などが電話のところに走ります。

なぜ走るかといえば、「通話料金」が目ん玉が飛び出るくらい高いからです。
「テレックス」はもう設置されていましたから、時差もあるので電話は緊急の用件か
こじれたクレームの話です。

皆「お金がかかる」という頭がありますから、要件をメモしていても早口になるし、
時には日頃落ち着いている部長が噛んだりしますので、今考えるとユーモラスな
風景ではありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、思い出しましたが、ガールフレンドからかかってくる電話は「交換手オバサン」
にしっかり聞かれていました。ある時、なにかの冗談を言ったら「フッ、フ、フ」という
オバサンの声が入りビックリ。そのことを隣の女子社員に話すと「アラ、知らな
 かったの?」と言われガックリ。
「個人情報」なんて言葉すらなかった「三丁目の夕日」のころのお話。

思えば「スゴイ時代」になったものです。
もう一つの「テレックス」(あの長ーい穴開きテープ「穿孔テープ」)にまつわる思い出
については後日書いてみたい、と思います。


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2009年05月04日(月)更新

ミニクラス会

昨日3日は、中学の同級生10人によるミニクラス会のようなものがあり、近くの
ホテルの中華レストランで昼食。

女性7名男性3名が急な連絡で集まったのは、札幌から法事のために久しぶりに
帰省したOさん(女性)のために開かれたものです。

もうみんないい歳です。卒業して半世紀以上になるわけですから当たり前ですが、
男性3名はそれぞれ事業を後継者に譲ろうという話題、女性は孫の話と、毎日の
過ごし方、他の級友の消息とこういう会の定番の話題になります。

私たちが過ごした中学時代は「戦後」という感覚の残滓がまだありました。
物のない時代、大半の家庭は裕福ではありませんでしたから、いかに貧乏だった
か、という自慢話(?)も出てきて大笑いしますが、それだけ結束が固いようにも
思えるし、またその後の豊かな生活を手に出来たことへの感謝も持ち合わせてい
ると思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Nさん(女性)は、お父さんがフィリピンで戦死、当然顔も覚えていない、写真で
知っているだけだったそうですが、この3月に姉妹3人で生まれて初めてパスポー
トをとり、訪問のツアーに参加してフィリピンに行ってきたの、という話をしました。

それまで現実味のなかった「父」が、彼の地で一気に現実性を帯びて、涙が止ま
らなかった、姉妹3人で大泣きしたあと、ものすごくすっきりしたんだそうです。
意識してなかったけど、どこかで「父」に会いたい、「お父さん」って呼んでみたかっ
たとズーッと心のどこかに60年以上も潜在していたんだなあ、と思いました。

Nさんは2年ほど前まで、20歳のころからの「保母」さんの仕事を続け、今は嫁い
だ農家の仕事に汗を流す毎日とのこと。
これがものすごく新鮮で、野菜や花のことを嬉しそうにしゃべり、それまでできなか
った地域のお世話も楽しくやっているとのこと。

こういう年齢になると、やはりよく言われるように女性の方が「生き甲斐」を見つけ
るのが上手だし、いきいきしているような気があらためてしたミニクラス会でした。



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2009年05月01日(金)更新

エンパイア・ステート・ビル・・78歳の誕生日

今日5月1日は、エンパイア・ステート・ビルデイング(ニューヨーク市マンハッタン)
が1931年に竣工した日だそうです。【地上102階 軒高(ビル本体)381m】

子供のころ、世界一高いビルディングとして何度も「年鑑」などで目にして、アメリカ
ってすごいなァー、と目を輝かせたような記憶があります。
今の若い人にはピンとこないでしょうけれど。

もちろん映画「キングコング」(初作)で怒り狂ったコングがこのビルによじ登り、
軽飛行機をはたき落とすシーンなども忘れられません。

エンパイア・ステート・ビルディング 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 エンパイア・ステート・ビルの夕景 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1972年にワールドトレードセンターのノースタワーが竣工するまで世界一だった
わけですが、2001年9月11日の「同時多発テロ」でトレードセンターが崩壊した
ため、ニューヨークでの悲しい王座返り咲きとなりました。

Wikipedeiaによると、太平洋戦争が間もなく終わろうとしている1945年7月28
日の午前9時49分、深い霧の中、アメリカ陸軍の中型爆撃機B-25が、79階の
北側に衝突、79階と80階で火災が発生したが、約40分後に消火されたとのこと。

着陸時で燃料搭載量が少なかったこと、ジャンボのような大型機でなかったことが
大惨事にならなかったとありますが、事故後2日で営業を再開しているところを見
ると、ビル自体が非常に堅固なのではないか、また新建材などがまだあまり使用
されておらず、有毒ガスなどの発生も少なかったのではと考えたりもします。

現代のカーテンウオール工法などとは違い、ビル自体の重量を支えるため、低層
階は巨大な柱でかなりのスペースが占められているようなことを建築家の友人から
聞いた記憶があります。

そういえばトレードセンターはじめ最近の高層ビルは外壁はほとんどガラスですし、
1階でも特別に巨大柱ばかりという印象はありません。建物全体で重量を分散して
いるシステムなのでしょうか。建築には素人なので推量ですが。

今の時代とよく似ているのは、竣工当時は「世界恐慌」の真っただ中、1940年代
まで多くが空室のままだったそうです。
80年近く経った今でもオフィスやホテルとして現役で頑張っているようですが、
驚くのは水まわり配管や電機設備などは当然老朽化していくわけで、更新やリニ
ューアルを繰り返しつつ、なお機能を維持し続けているということ。
最近の高層ビルははたしてこのように丈夫で80年も長持ちするのでしょうか。

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誕生時には世界恐慌に見舞われ、続いて大戦、その後未曽有の繁栄を経験、そし
て今また世界同時不況に加えて世界的な流行になるかも知れない新型インフルエ
ンザなどの発生。

奇しくも1931年クライスラービルを抜いて世界一になったこのビルが、今日その
クライスラー倒産のニュースを聞く。2年後(2011年)80歳になるとき、建築中の
フリーダム・タワーが完成すれば、再び「ニューヨークで最も高いビル」の座を明け
渡すことになるようです。

78歳を迎えたエンパイア・ステート・ビルディングに何か特別な感懐をいだくのは
私だけではないかも知れないと今朝は思いました。



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「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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