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2007年10月30日(火)更新

明石家さんまさんもたじたじ―野口健さん待ってます

昨夜の民放TV番組「さんまのまんま」―ゲストはアルピニストの
野口健さん。

先日BSにも出演されていて、その独特の「語り口」には時々大笑い
させてもらいましたが、それにしても天然とも思えるボケぶりの陰に、実は
「目の前で8000m超の頂上を極めて下山に入るパートナーが、意識
朦朧のなかで、自らゴーグルを投げ捨て、ザイルを解いてダイビングして
しまう、それをスローモーション映画のように見ている自分」という
極限の経験をした者だけが持つ、突き抜けた死生観、生還するものに
必要なタフさとは・・(私はそれを“真っ当な恐怖心”と“ユーモア”で
はないかと思いましたが)、いくつもの厳粛な事実の前にさんま氏も
いつもの自分の土俵とは勝手が違うな、と思いつつ深く引き込まれて
いくのが見ていて分かりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・

野口 健 =1973年アメリカボストン生まれ。外交官の父に伴い、
世界各地で幼年時代を過ごす。偶然に書店で見つけた故・植村直巳氏
の著書「青春を山に賭けて」に感銘を受け、登山を始める。‘99年、
二度の失敗を経て念願のエベレスト(ネパール側)の登頂に成功し、
「7大陸最高峰世界最年少登頂記録」を25歳で樹立した。その後、
エベレストや富士山に散乱するゴミ問題に心を痛め、清掃登山を開始。
・・・(略)

以上のプロフイールは、11月7日、私が所属するロータリークラブの
企画「新世代のための会議」で中・高校生600名を前にして野口健さんの
「富士山から日本を変える」の講演会のチラシから抜粋したものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔、山岳小説や「K2―悲劇の山」などのドキュメンタリーを夢中で読みま
した。名優スペンサー・トレーシー、それにインド系の美しい女優さんだった
アンナ・カシュフイが共演した映画「山」、 神とも崇められたアルプスの
名ガイド、ガストン・レビュファの華麗なロッククライミング技術とアル プス
の絶景(題名を忘れました)、そしてなにより私と同年代の人は学校 から
の「団体映画鑑賞」でゾロゾロと見に行った、サー・エドモンド・ヒラリーと
シェルパ=テンジンの「エベレスト征服」(エリザベス女王戴冠式に花を添え
ましたね。1953年)。それに日本山岳界の金字塔、槙有恒の「マナスル
登頂」に心躍らせた思い出があることと思います。

・・・・・・・・・・・・・・

引く手あまたの野口健さんの講演会は、当日夜、広く市民を集めて開催され
るのがメインですが、その前に次代を担う中・高校生に「生きがいや、今
力を 入れている地球温暖化に対する取り組み」についてお話をしていた
だく 幸運を得ました。 野口さん、楽しみに待っております。

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横山国男

【染型工房 横山工藝】
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【オーダー よさこい屋】
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2007年10月29日(月)更新

天網恢恢・・・は「電網恢恢・・・」かも。

今朝、郵便受けから朝刊をとってきて、食卓の上に置いたまま、コーヒーをドリップ
しようとして「見出し」をチラッと見ると、「守屋氏をきょう証人喚問」とあります。

ドリップを続けているうち、そう言えば「天網恢恢 疎にして漏らさず」ということわざ
を思い出しました。「てんもうかいかい そにして もらさず」ーー早速ネットで正確
な意味を調べると、「天網」は悪人を捕まえるために天が張った網のこと。
恢恢は広くて大きいこと云々、『老子』73章の「天網恢恢 疎にして失わず」による、とあります。
(守屋氏が悪人という意味ではありません。念のため)

そこで突然「天網」は今や“電網”(インターネット)では、と頭に浮かび、我ながら
朝から「座布団1枚だな、これは」と思いました。
最近の「企業の色々な不祥事の発覚」「政治と金の問題・・閣僚辞任」などなどは、
どうやらネット社会の進展と無関係とは思われませんし、そういう意見も耳にしま
す。

今や800万人を超えると言われるブログの書き手や読者、内部告発も理がある
なら、昔のように「タレこみ」とか「チクリ」といった暗い印象とは違ったものに受け
止められる時代となりました。

独りよがりの正義感も困ったもの、デッチあげなどは絶対に許されるものではあり
ませんが、「悪事を隠し通すことは出来ない」という警鐘として、公務員も企業人
も受け止めるなら、インターネットの効用の一つがここにもあるような気がします。

「電網恢恢 疎にして漏らさず」・・・・・・

紀元前5世紀、中国春秋時代の思想家と伝えられる「老子」、今頃天上で「ニヤリ」
としているかも知れません。

横山国男

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2007年10月26日(金)更新

緑被率? 久しぶりの松野老師のご講義に感謝。

一年半ぶりに、尊敬する松野宗純先生の「人間塾」が開かれ、出席させていただ
きました。先生は当地「武生地蔵院」のご住職を2年半前に退かれ、現在は横浜
のご自宅で奥様とおすごしですが、富山でのご講演の帰途、武生にお寄りになら
れ、かっての塾生に一夜「特別講義」を授けていただいた、というわけです。

以前にもブログに書きましたが、エッソ石油の副社長から禅門に入られ、PHP
全国友の会会長やシャンティ国際ボランティア顧問、松下政経塾講師などもされ
ておられますが、お元気とはいえ79歳、カンボジアでの小学校舎寄贈も今年10
校目を一区切りとして、この10月末から最後の贈呈式にご出発とのこと。
武生から参加の塾生もふくめ、多数の方が同行されます。(ご無事をお祈りします)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最初に「緑被率って皆さん知ってる?」と仰って、先日岡山でお会いした人との
話題を持ち出されました。(緑被率? 私は初めて聞きました)

「緑被率」とは地表面積に対する、「森林」の割合なんだそうですが、これが日本
はフインランドの69%についで世界2位の67%だそうです。
日本の国土は、世界の0.2%しかありませんが、人口は2%を占め、すなわち
人口密度は大変高く、GNP比率は14%の世界第2位の経済大国です。(このよう
な数字を松野先生は別に資料をみるわけでもなく、スラスラお話になります。私な
どは、先ほど聞いたことでも忘れてしまうのですが)。

 そして、このような世界有数の緑豊かな国に、世界有数の近代産業を築いた
「ニッポン」という国にもっと国民は誇りを持ちなさい、政府はもっともっとこの
ことを内外にPRするべきです、と。(因みに中国の緑被率は14%だそうです)

常々私は「豊かな降水、周囲を海に囲まれた日本は砂漠化しないだろう。神国
などとは考えませんが、ありがたいな」と思っていますので、お話はスッと胸に
落ちました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次いで本題の「品格」とはなんぞや、というお話に移り、聖徳太子、道元、新渡戸
稲造の武士道、「菊と刀」のルース・ベネディクトの日本人論”名誉と恥”について、
最後は話題の「国家の品格」の著者藤原正彦氏のいかにも数学者らしい観点、と
いうお話しなどもあって、最後に「個人の品格の総和が国家の品格」と締めくくられ
ました。

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品格を高めるお話の中で、自身が仏門に入られたことについて、サラリとお話に
なりましたが、大変印象に残った松野先生の言葉があり、メモしました。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「私は猛烈なビジネスマンでした。心ならずも会社命令でリストラもやりました。
サラリーマンをやっていれば必然的に課長になりたい、部長に、そしてもっと上に
なりたい、と思うことは間違いではありません。しかしそれには必ず“終わり”が訪
れます。そういう“なりたい”ではなく、「どういう人間になりたいのか」は一生の目標
にできることに気づいたのです」。

横山国男

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2007年10月24日(水)更新

【明大生との毎週一問百答】中小企業経営者に必要な資質

<ご質問>
私の父も自営業を営んでいますが、中小企業経営者に必要な資質とは、
ズバリ何でしょうか。
                          (明治大学商学部 山崎優さん)


<お答え>

 謙虚にして明朗、研究熱心ですかね。

横山国男

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2007年10月22日(月)更新

【今週のお題】最近、感銘を受けた本。

「お題」
     ここ3ヶ月くらいの間に読まれた本で、
     「これはおすすめ!」と思った本について
     ぜひ綴ってみてください!


最近”感銘”を受けた本ですか・・。いろいろあるなあ、と思いつつ乱雑に積み上げ
た書籍をひっくり返しているうち、ブログにチョット書きたくなったのは長姉の句集
「四季の想い出」とある本というより小冊子。

長姉は昭和元年生まれの82歳、私と17も年が離れていますが、いまや母の享年
と同じ歳になり、家内は「おかあさんの晩年にそっくりになられたね」と言います。
それでも驚いたことにパソコンで私のブログなども読んでいると聞いたので、100
回目のブログはきわめてプライベートですが、この「本」のことにしました。

私は姉ばかり4人、長姉は近くに住んでいるので、時々立ち寄りますが、これと
いった話がなくても、淹れてくれたお茶を飲んで静かな時間をすごします。
先日「恥ずかしいんやけど」と言いながら、帰り際に渡されたのが、娘に手伝って
もらって作ったという、昭和49年から55年までの俳句から102首を採った微笑
ましい自家製「句集」です。

句集「四季の想い出」1 句集「四季の想い出」

発行部数は10部だそうですので、事務局の編集子が仰る「これはおすすめの本」
というわけにはいきませんが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「俳句」にはとても興味があります。NHKの「BS句会」や、分厚い「現代俳句集」、
「俳句の花図鑑」「鳥・虫図鑑」など時々眺めていますが、社長業は「穏やかで
澄んだ気持ち」になかなかなれないせいか「やってみよう」と決心がつきません。

それでも以前にブログに書いた「芭蕉さんとゴルフ」のホームコースにある、日本海
の月を詠んだ芭蕉の句の解説碑に「この一首にて数景尽きたり もし一弁を加うる
ものは 無用の指を立つるが如し」を見るたびに、僅かの言葉で数景、いや銀河系
まで包み込んでしまう日本文化の粋「俳句」の魅力には抗し難いものがあります。
・・・なんとなくもうすぐ始めるような予感がします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

従軍看護婦(士)として中国へ出征、戦後は学校の養護教諭として長く働き、丈夫
だった姉も、近い内また検査を受けるそうで心配ですが、句作に懸命していた時
期があったというのは最近知りました。以下「四季の想い出」から二首。

 しかと二句 初入選や 夜の炬燵

 病得て 知る息災の 夜長かな


元気になって長生きしてね。

横山国男

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2007年10月22日(月)更新

義家弘介・山谷えり子さんを聴く。

 20日(土)は、県下19ロータリークラブ(RC)のロータリアンが年に一度、一堂に
会する「I.M.(インターシティミーティング)」で、県最北の「三国RC」の主催でした。
400名余のロータリアンを集めて話し合われたテーマは「新世代と語ろう」、地域の
7中学から生徒代表35名を招き、先生、保護者20名ほどのためにオブザーバ席
も用意されていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

基調講演「教育再生に向けて」は山谷えり子さん、中学生とともにいろいろな悩み
を話し合う「討論会」のコーディネーターに義家弘介氏。共に今は参議院議員です
が、「教育改革・再生」に並々ならぬ情熱をお持ちと知ってはいましたが、予想通り
2時間30分が短く感ぜられる内容でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 山谷さんは多感な中学生まで福井で生活した思い出、故山谷親平氏(父・新聞
記者)の衆議院選挙落選から生活が暗転、逃げるように東京へ出発した夜の
福井駅で見送りにきた先生から「福井を忘れたらあかんざ(忘れてはいけない)」
と言われたことなどを導入部に、『今、中学生でも北海道がどこにあるかを知らな
い子が50%以上、私(山谷)たちの中学生のとき必須英単語は600、今は100
なんです』。
話題になった小学算数の円周率の小数点以下切捨てなどの話なども盛り込みな
がら、「真のゆとり教育とは」をもう一度考えてほしい、地域、親子がもっと学校と
深く関わることができるように、土曜日の多面的な空き教室利用に一校500万円の
予算をつけたプログラムなど、百家争鳴の教育再生論者と議員への説得に奔走
しているというお話には、正直昨今の政治家への失望を反省させてもらいました。

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義家弘介氏についてはちょっとタレントさん的な印象を持っていましたが、会場の
中学生からの相談や質問に「即答」する、そしてそのブレない熱い語り口に感心し
ました。失礼ながら「ただものではない」という風に思ったのと同時に、フォーラム
が終了と同時に壇上からパッと飛び降り、次々と参加の中学生と握手し、励まして
いく、中学生も嬉々として「キャー」と言いながら嬉しそうなシーンを見た時、パフォ
ーマンスなどという安っぽさや、今までの政治家の「集票行為」などというのとは
全く違うものを感じさせられたことを白状します。
この国に使命感を持った若い政治家が多くなることを本当に期待します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会員の減少に悩む「社会奉仕団体=ロータリークラブ」、私自身もモチベーション
が最近低くなるときがあります。
「政治には一切関与しない」を標榜するRCですが、(義家氏へのアプローチは昨
年のことで氏が参議院へ出馬するという話が全く無かった時点での依頼とのこと)
それでも今回のような「フォーラム」が行われるたびに、新しい力を注入されるよう
な気がしますし、教えられることが多いなあ、と思います。

ただ、主催者より何度も「報道関係者」の退去がアナウンスされるので、当初は
「?」違和感を持ちましたが、「教育改革・再生」に挑むお二人の周辺には、必ずし
も順風だけが吹いているわけではないことにも気付かせられました。


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2007年10月17日(水)更新

「次世代の日本の基幹産業はPUC」だそうです。

11月号の「文藝春秋」に、「日本興国論ー米国型経営を超えて」と題して、デフタ・
パートナーズ・グループ会長 原 丈人(じょうじ)氏の論文が掲載されています。
経済学に疎い私は原氏も社名も知りませんでしたが、米共和党のビジネス・アド
バイザリー・カウンセルの名誉共同議長として、米国の多くの産業人とも意見を
交換する立場にあるそうですから、傾聴に値するものと思い興味深く読ませても
らいました。すでに多くの方も読まれたのでは、と思いますが、「羅針盤なき日本
丸はこれからどうすべきか、というモヤモヤ」が結語でスッキリした感じを得ました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『アメリカはあと10年くらいは金融中心の国家にとどまります。しかしマネーゲーム
は何も生み出さず、収奪していくばかりなのでいずれ破綻します。金融と言うのは
新たな産業をつくるための脇役です。これを主役だと煽るアメリカの風潮、この
分野の自由化こそが構造改革だと勘違いする一部のメディア、知識人は、世界を
破綻に導きます。いつまでもアメリカの猿真似をしているようでは、日本に未来は
ありません。日本発の新しい基幹産業を創出して、世界経済を牽引する国になる
べく、まず一歩を踏み出すことが必要です。』(同誌299ページから引用)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勿論上記の結論の論旨は格別目新しいものとは思いませんが、原氏は論文の
中で、明快な分析と「日本だからこそ可能な産業立国図」を描いて見せます。
その主旨が、計算機能中心主義(コンピュテーション)から相互通信機能中心
主義(コミュニケーション)へパソコンの核となる設計思想が移行し、2015年頃
には社会へほぼ普及することになり(この次世代のアーキテクチャをPUCと
呼ぶそうです)ここに日本の大きなチャンスがある、と述べておられます。

PUCはソフトとハードが分離できないビジネスモデルなので、最も精密なものを
小さく作る能力を持つ日本が最有力で、次世代の基幹産業となりうるが、それに
は思い切った基盤作りが必要で、政府も含め産業界の発想の転換、強い意志
と政策が必要と説かれているように読み取れました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タイトルの添え書きに「ヘッジファンドに騙されるな。米国を知り尽くした起業家の
提言」とあり、「企業は株主のもの」ではない、ストックオプションを廃止せよ、ヘッジ
ファンドを規制すべし、など大変面白く勉強になりました。

横山国男

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2007年10月13日(土)更新

雨中のジュニアゴルファーたちに感動

年二回春と秋に開催しているクラブ主催の「ジュニアゴルフ大会」も8回目になり
ましたが、8日(体育の日)は初めての雨で、責任者の私は前夜から本当にやき
もきしました。

まだ薄暗い中、家を出てクラブに向かいましたが、途中雨は止まず、中止すべき
かどうか思案しながらクラブハウスに入りました。驚いたことにもう数名の保護者
の方とレインウエアを着た子供たちがいます。

そのうち、指導をお願いしていた委員の方も次々と見えられ、「すごい雨ですね、
今日は午前中は止まないらしいですよ」と言いながら、それでも何方も「中止した
らどうですか」とも仰らないし、着替えにロッカーへ向かわれます。

ゴルフは天候に関係なく、というよりいろいろな障害の中で工夫してプレーする
とは言え、小学校の低学年の子もいて、事故や怪我が主催するものには一番
気になるところ、ずぶ濡れになって「風邪」をひいたら、などとも考えてしまいます。

・・・・・・・・・・・・・・・・

担当理事やクラブの先生と協議し、様子を見ながら途中まででもやることに。
小学1年生から高校3年生まで2名の欠席を除いて、42名の子供たちがスタート
していきました。今回から保護者のコースへの立ち入りを禁止したので、お父さん
やお母さんが心配しているのでは、とロビーを覗くと意外にそうでもなく、テレビ
などをみて談笑しています。同伴している委員に任せている、ということでしょう。

最後の組がスタートして1時間ほど過ぎてから、雨はさらに強くなり、雷注意報ま
で出そうな感じ。携帯で各組の委員、クラブの巡視員に聞きますと、寒さも加わり、
震えている子もいるとのこと。
「小中学生は中止させて戻ってください」と指令して、保護者の方に「上がったら
すぐ入浴させてください」とお願いしました。

ところが、「あと少しだから子どもたちがやらせてくれと言っています」と委員から
の報告があり、それでは各組の委員さんの判断に任せます、という指令に変え、
最終的に全ての小中学生の子どもたちがハーフの競技を終えて上がってきまし
た。(高校生は18ホール完走)

皆濡れねずみのようになりながら、それでも元気にスコア提出のテーブルに来て、
「空振りしちゃった」「パットしても全然ボールが転がらないんだよ」とかにぎやか
におしゃべり。「さー早くお風呂、お風呂」と促しましたが、本当に子どもたちは
雨中のサバイバルゲームさながらを楽しんだようです。

・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・

<NPO法人日本ジュニアゴルファー育成協議会(JGC)の活動理念>の一部を
ご紹介します。

「生きる力と高い価値観を持ったジュニアを育てよう」
(略)子どもたちが身に着けなければならないことは、勉強の能力、運動能力だけ
ではありません。将来、健全で豊かな充実した社会生活をおくるための「あたりま
えだけどとても大切なよい習慣」を身に着ける「ライフスキル=ソーシャルスキル」
が必要なのです。これまでの道徳とか社会規範といったものを盲目的に子ども
たちに押し付け、型にはめ、無理やり適応させることが正しいとは限りません。
子どもたち自身で、自分たちの新時代にふさわしい道徳・社会規範を築き上げて
いくための「生きる力=社会力の育成」と「高い価値観の創造」を学ぶために、
今われわれ大人がサポートすべきだと考えています。
ルールやマナーを第一とするゴルフは、まさにそのライフスキルを学ぶために
最適なスポーツなのです。(HPより引用)

バッグを担ぐのもまだまだ 育成委員用パーカー・キャップ
キャディバッグもまだ重いね。          育成委員用にパーカーと
                            キャップも作りました。

横山国男

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2007年10月07日(日)更新

留学生から聞いた「ベトナム南北高速鉄道計画」

先週のロータリークラブのゲストスピーカーは、当地の国立大学へ「米山奨学生」
としてベトナムから留学しているF君でした。

スピーチの前に昼食を共にしたのですが、同じテーブルにいた当クラブの会員の
一人が「ベトナム戦争」の話題を持ち出しましたが、「生まれる前の話ですから」と
盛り上がりません。

そういえば早いもので、ベトナム戦争は1960年に始まり、1975年に終結している
のですから、20歳過ぎのFくんは「戦後生まれ」なんですね。
へぇー、もう30年あまりも経つのか、と私自身も意外な感懐をおぼえました。

ベトナムの現在人口は8,000万人、経済成長も著しいものがありますが、F君
の話の中で興味をひいたのは「ベトナム南北高速鉄道プロジェクト」です。
戦後、国内・国際的な人・モノの移動は数十倍に増加しているのにも拘わらず、
鉄道分野への投資のスピードは遅く、根本的な解決が求められているとのこと、
総工費は330億ドルと見積もられており、日本はこのプロジェクトの支援を約束
しているそうです。

統一されたベトナムは南北に細長い国ですから、首都ハノイと次のホーチミン
(かっての南ベトナムの首都サイゴン)がほぼ両端にあることを考えると、これが
「新幹線」で結ばれて、現在29時間かかる鉄道が10時間以下になることはとて
つもない経済社会への効果をおよぼすことは疑いありません。

プロジェクトのスタートまでにはまだ紆余曲折がありそうですが、この春訪れた
タイの国際空港のスケールの大きさ、上海の発展など急速に近代化するアジア
各国に比べ、わが国は少子高齢化以上に若い人のエネルギーが感じられない
ように思います。

学んでいる「生物化学」をベトナムで活かしていきたい、と締めくくったF君の目
には力があるような気がしました。

横山国男

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2007年10月06日(土)更新

こしの都1500年・・「大祭の衣装作り」

継体天皇は応神天皇五世皇孫で、お生まれは近江の国(滋賀県)高嶋ですが、
御母が越前国(福井)の坂中井の娘で振姫(ふりひめ)と称されました。
3歳の時、御父が亡くなられたので、御母に従い越前に戻り、福井の北に隣接
する現坂井市丸岡町でお育ちになり、その容姿は威風堂々として大変徳の高い
お方に成長された、との言い伝えがあります。

成人の後は、勧業、治山・治水に意を尽くされ、当地越前開闢の祖とあがめられ
ましたが、58歳の時、数度の要請により第26代天皇として、河内の国樟葉宮
(くすはのみや)に移られ、ご即位されました。
当社の近くの「足羽(阿須波)神社」(あすわ)の御神体として現在も祀られており
ます。

継体天皇
継体天皇石像(足羽神社HPより)
足羽山より三国を望み、現代でも
福井の平和と発展を見守っています。

在位25年、名帝の名をほしいままにしましたが、御年82歳で山城国にて崩御、
本年は即位1500年にあたるということで、福井をはじめこの春から各種記念行事、
イベントが関わりのある各地で目白押しとなりました。

なかでもこの5日から、越前市(旧武生市、今立町)を中心に7日まで、「こしの都
1500年大祭」と銘打たれたイベントは、「国連関係の国際映画祭」、大陸からの
技術の伝来と交流をテーマにした「こしの都浪漫回廊パレード」と称する、日本海
の河野から持ちこんだ古代船に匠の技で再現した献上品を積み込み、1500人が
練り歩くパレードなど、盛りだくさんの行事が地域住民や国連からの来賓も参加し
て開催されています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この夏、7月も中旬だったと思いますが、実行委員会のM委員長さんから、突然
「パレード、式典用の衣装を作ってほしいので、今から伺います」とお電話があり、
お見えになりました。

広げられた「デザイン画」は当地の服装専門学校の生徒さんが描かれたコンク
ール入賞作品ですが同席した娘が頭を抱えてしまいました。
決められた予算のなかでやるには曲線が多く縫製もハンパではありません。
それに前後にイベントのロゴやマーキングがフルカラーで入っており、とても
可能とは思えなかったのでしょう。

「いつまでに必要ですか」とお尋ねすると「9月20日までにお願いします」とのこと、
納期までに十分な日にちもありません。

それからの2ヶ月は大奮戦、あらゆる加工方法を駆使して、なんとか期日までに
お納めしましたが、翻ってみるとずいぶん勉強もさせてもらいました。
また一つ事例が増えて、娘は成長したことでしょう。
思いがけず、Tシャツも数デザイン作らせていただくことになりました。

子供の頃、この足羽山の頂上近くにある、継体天皇像のところでよく遊びました。
巨像ですが5頭身くらいで、なんとなくちょっと怖い顔に見えましたが、今は
この古代史にも関わる記念すべき「大祭」での衣装やTシャツを作らせていただ
いて、優しい面持ちに見えるのは現金なものです。

以下は作品です。この休み中にパレードも見に行こうと思っています。

衣装 Tシャツ


横山国男

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会社概要

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個人プロフィール

「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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