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2009年06月29日(月)更新

「お気に召すまま」・・いよりんさんの出版記念パーティー

いやあ聞きしに勝るというか、いよりんさんのパワーに圧倒された一夜でした。
27日(土)の夕刻から大阪堂島ホテルでの“いよりん”こと井寄奈美さんの第1作
『小さな会社の「トクする」人の雇い方・給料の払い方』の出版記念パーティーに
出させてもらいました。

井寄さんの記念すべき第一作  大阪を元気にする笑顔

アウエーとも言える先月の東京での記念パーティーはどんな様子だったのか知り
ませんが、ホームである水都大阪で126名が出席したこの夜は文字通り「水を得た
魚のように」会場内を泳ぎ回り、あちこちで爆笑、記念写真のフラッシュが飛び交い、
おまけに生バンドで歌ってサービス精神あふれた主役を演じられました。

まだこの業界(社労士)8年とのことですが、ご本人のキャラクターに魅かれて同業
、異業の多士済済がお集まりでした。

その中「経営者会報ブログ仲間」ということで、司会の(株)創の村上さんが壇上に
呼びあげたのは、古芝(枚岡合金工具)、高島(三元ラセン管工業)、庄山(コクホー)
、寺田(京都工芸)、新保(サカエヤ)、浜野(レーザーテック)、治部(治部電機)、
それに東京からの守重(インパック)、(順不同・敬称略)さらに福井からの私を含
めてさながら「いよりん親衛隊」。
以前に事務局が「西高東低」かな、とおっしゃっていましたが、その台風の目は
いよりんさんだな、とあらためて思いました。

「なにわの社労士」いよりんさんとその仲間力で、日本の元気は大阪から取り戻し
たいですね。

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「名刺を一番多く交換した人、優勝はこの堂島ホテルペア宿泊券ですからね」との
いよりんさんの掛け声で、おいしい料理もワインもそっちのけ・・チャンとビジネス
チャンスも作ってくださるご配慮に感謝。
今、力を入れているインクジェットプリントのインテリアクロスにとても興味をもって
くださった方にもお会いできたという、私にとって嬉しい場面もありました。

私はいよりんさんは勿論、ブロガーの皆さんとも全て初対面ですが、ちっとも初め
てお会いする気がしないのは何故?「ブログの効用」を思い知らされた一夜でした。
親衛隊長庄山さんはじめ皆さんありがとうございました。これからもよろしく。

ご本人が「あと、300部売れれば“増刷”がかかると実業出版から言われてます。
皆さん必ず今夜本を買って帰ること」・・ ハイハイということでさらに2冊を購入
 して飛び回っているいよりんさんを捕まえてサインをお願いしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いよりんさんは関西学院大学文学部のご卒業とは知っていましたが、先日コメント
のやりとりで「シェイクスピア専攻」と初めて知りました。
道理であの格調高い(時々?)ブログの謎が解けました。今回の処女出版もカタイ
テーマをまずなにより面白く読ませるのに長けていらっしゃるのはその辺にもある
のではと。きっと次回作以降もベストセラーになること保障します。

シェイクスピアについてはローレンス・オリビエ卿の名画「ヘンリー5世」ぐらいしか
知りませんが、先日たまたま生誕の地ストラトフォード・アポン・エイヴォンを訪れた
際、スーヴェニール・ショップで買ったネクタイがこれ。

シェイクスピアの代表作の名前がプリントされたネクタイ  ウイリアム・シェイクスピアの肖像

『 As you like it 』(お気に召すまま)・・ A midsummer night's dream,
Macbeth,Hamlet,King Richard 2などなどタイトルがプリントされています。

いよりんさんに会うならこれでいかなくちゃ、と思って締めて行きました。
「あら、ホント!」・・いよりんさん興味深そうでしたが、こんなに売れっ子になると
念願だというストラトフォード・アポン・エイヴォン行きは当分お預けかも知れませんね。





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2009年06月26日(金)更新

世界で一番愛されている「うさぎ」の国へ(1)

この17日から24日まで英国バーミンガムとその近くの湖水地方、シェイクスピアの
故郷ストラトフォード・アポン・エイヴォンなどを旅行してきました。

バーミンガムで開催された「国際ロータリー年次大会」は今年で100回の記念大会。
この7月から一年クラブの会長を務めることもあり、一度どのようなものか見てみ
たいと思ったことと、出版から100年を超え、111カ国で一億部のベストセラー、
世界で一番愛されているうさぎと言われるビアトリクス・ポターの「ピーター・ラビッド」
の故郷=徹底した自然保護で有名な「ナショナル・トラスト」の湖水地方を以前から
訪ねてみたいとの思いが重なった旅でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第100回国際ロータリー年次大会のバナー

世界には120万のロータリアンがおり(日本には9万5千人)、大会出席の登録を
した人は4月末で15,000名ほどとのこと。
例年に比し少ないのは世界同時不況の影響と思われますが、その後思わぬイン
フルエンザ騒動があって、さらに出席を取りやめた人も多いのではと思われます。

米国の3700名、英国の2200名に次ぐ日本からの登録者は1500名と聞きまし
たが、さすがに21日の2回に分けて行われた「日本人親善朝食会」は一度に
7~800人の食事会なので、本会議場近くの「自動車ミュージアム講堂」は壮観な
風景でした。

この経営者会報ブログでおなじみアルベロサクロ榊原節子さん(東京恵比寿RC)
のグループとは偶然にも隣り合わせの席でしたのでご挨拶をさせていただきました。

長い歴史のなかで日本のクラブとしては初めて大会中の22日に「分科会」を主催
されるということ、しかも榊原さんは「危機下の児童ー水と衛生ー」のテーマで90分
にわたり英語でスピーチをされると聞いており、ゆっくり朝食どころではなかったか
も知れませんが、今当社で進めているインテリアの企画についてどうしてもお会い
したかった同クラブのS社長様にも快くお引き合わせくださって感激しました。

日程の関係でこの分科会には出席できなかったのですが、会場内のブースも訪問
させていただき「水と衛生」のパネル展示なども見学しました。
きっと立派に分科会をお進めになられたことと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午後の部の本会議にはクラブからの「認証状」を提出していましたので、前の方へ
案内され家内と席に着きましたが、このような国際的な会議に出席したのは初め
てなのでよい経験をさせてもらいました。

今年度の国際ロータリー(RI)の会長は韓国の李東建さん。一年間の大役を終え
るにあたって聡明で美しい印象の夫人をはじめ家族10数名が紹介されました。

また韓国は国連の事務総長に潘基文さんも就任されているので大変な勢い。
出席者の中でも一際「チマチョゴリ」姿の女性が多く目につきました。
この日は事務総長もご出席になり基調講演をされたので、韓国の人たちにとって
は誇らしい一日だったのではないでしょうか。

「東西の出会い」を大会テーマにして120カ国を超える国旗の入場は、模範演技を
見せた「テコンドー」の選手たちが担当、そして最後に英国の軍楽隊の歓迎演奏
などもあって世界各国の人たちが一堂に会する「年次大会」は見ごたえのある、
感動的な演出で楽しませてもらいました。

榊原さんと朝食会にて 本会議場ステージ

うさぎとシェイクスピアについては次回に書いてみたいと思います。


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2009年06月15日(月)更新

「丁稚奉公物語」と高島屋の創業者飯田新七

 
丁稚奉公物語 ~郷土の苦労話~
 

この30ページほどの冊子は、元教員で現在も自然観察指導員や郷土史の研究
をされている福井県敦賀市の柴田亮俊氏(80歳)が自費出版されたものです。

地元新聞で紹介があり、無償で60部ほどの頒布のお知らせがありました。
しかしあっと言う間になくなり、入手が難しかったのですが、I支局長のご厚意で
幸い頂くことができました。

私が興味をひかれたのは、大正時代「丁稚奉公」をしたという96歳の南良蔵さん
(敦賀市出身)が、著者に苦労した丁稚奉公の体験を3時間に渡り口述された記
録。そしてほとんど知られていませんが、大手百貨店高島屋の初代飯田新七は
敦賀の出身で、10才の時(1814年)京都へ丁稚奉公に出て過酷な行商から
店を興した、とあったからです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

南さんは大正7年、尋常小学校を出るとすぐ大阪へ丁稚奉公に出たのですが、
いわゆる本当のご奉公で、無給、粗末な食事と衣服(お仕着せ)が支給される
だけで朝早くから夜遅くまで働くわけです。

先輩のいじめや嫌がらせにも耐え、育ち盛りの身に朝昼はタクワンと味噌汁、夜
たまに魚や野菜の煮物が少しつく程度の食事、ただただ30年近くも働けば住ん
でいる家が退職金がわりにもらえることを希望に働いたとあります。

「家に帰ってくるな」と親から厳命されて奉公に出ましたから、「やぶいり」が唯一
の楽しみ。近江や若狭で今でもある「丁稚羊羹」は、勤め先へ帰る息子に母親
が雇い主、同僚へのお土産として持たせた素朴なものが始まりだそう。

南さんは体をこわし、故郷の大和田商店に入り長く勤めますが、いわれのない
中傷により退店する経緯も話されています。しかし若旦那夫人が自分の無実を
信じてくれ、退職後も何度も店に戻るよう言われたことが嬉しかったと。

南さんの丁稚奉公から退職に至るまでの長年の辛苦を聞くと、丁稚から叩き上げ
られ、番頭への出世がいかに難しいものであったかが、窺えると著者は述べてお
られます。

この話はせいぜい我々の祖父の時代のことです。考えてみれば私たちは現在の
雇用制度や職場環境を手に入れてからまだそれほど経っていないんですね。
100年後、後世の人たちは正規だ、非正規だと騒いでいる平成の世をどのように
評価することになるのでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

高島屋の初代飯田新七は敦賀の出身で幼名を鐵次郎といい、10才の春、京都
へ丁稚奉公に出たとあります。名を新七と改めて行商に励んだそうですが、最初
の奉公は実に過酷なものだったようです。

彼のひたむきな勤勉さが認められ、烏丸松原千本上がる西側で米穀商を営んで
いた滋賀県高島郡の出身、高島屋儀兵衛の長女秀と縁あって結ばれ婿養子と
なります。

新七はのちに分家し、古着と木綿の商いを妻と二人ではじめ、屋号も同じ高島屋
とします。これが今日の「高島屋」の初代創業であり、今から170年前のこと。

『高島屋150年史』にある飯田家の記録を引用紹介しますと、
「資性闊達・果断に富み・博愛慈悲の心深く・神仏の信仰篤く・寛容よく人を容れ・
厳格にして貸借せず・万事機敏・敏活を尊ばる・性少急言語明晰・応待巧妙・
衷心誠実なり・業務を尊重すること厚く・勤勉にして衷心誠実なり・文字は鮮明に
見易さを要すとて、細かきを嫌い、常に筆太いにかつ濃墨をもって書かれたり」
とあります。

なお、『高島屋は、故郷の人材育成に力を寄せている。創業150年の記念事業
の一環として、高島郡の教育会に対し、1億円を奨学資金として寄贈している』と
最後に結ばれています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

要約しかご紹介できませんでしたが、私の父もよく似た境遇でしたので、心に残る
冊子でした。柴田亮俊氏の労作に感謝申し上げます。

(旅行のためしばらくブログ休みます)。


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2009年06月12日(金)更新

ジョン・ウェイン

2回続けてお悔やみの話を書くのはちょっと気がひけますが、昨日6月11日は
ちょうど30年前の1979年、ジョン・ウェインが72歳で亡くなった日です。

ジョン・ウェイン・・団塊ジュニアくらいの人には「ああ、名前は知ってる。昔西部劇
によく出てた俳優でしょ」ぐらいのものでしょうが、私たちの年齢、すなわち子ども
のころから青春時代にかけてウエスタンをよく観た者にとっては「スクリーンの
英雄」の一人。

ウエスタンばかりでなく、けっこういろいろな映画に出たり、作ったりしてますが、
黒澤と三船の黄金コンビと同様、やはりジョン・フオードの演出で作られたもの
に名作が多いのは肯かれる方が多いと思います。

強靭な体と強い意志、今なら「古い!」と言われるかも知れませんが、常に男と
して、チームリーダーとして「頼れる存在」を演じ続けました。
「Boss」「家父長」という言葉がピッタリ。

ジョン・フォードの詩情あふれるアメリカの西部の広大な風景、レディの前で見せる
なんとも言えない「はにかみ(羞恥)」や、「リオ・ブラボー」(ハワード・ホークス監督)
では、ウェインのライフルの使い方は独特だったなァなどと思いだします。
(他の役者と違い彼はやみくもに引き金を引いたりしません。疾走するインデアン
 の動きに合わせて的確に銃口を移動させていく演技などは迫真もの)。

大男で自他ともに認める「愛国主義者」だった、そうですGMのキャデラックのよう
な強いアメリカを文字通り体現していたジョン・ウェインも、胃癌に冒された最晩年
杖をついて現れたアカデミー賞の会場での痩せた姿は泣けるものでした。

アッチラ大王を演じた「征服者」の撮影場所が、ネバダ核実験場から100マイル
風下だった、それが死因となったという広瀬隆著『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』
(文藝春秋1988)も当時読みましたが、私の中ではそんなことより今でも強烈に
「男」「父」「厳しい優しさ」「責任」「仲間」・・・・などがグルグルします。

ちなみに私の好きなジョン・ウェインの映画は、
「駅馬車」「赤い河」「三人の名付け親」「黄色いリボン」「捜索者」「リオ・ブラボー」
といったところです。

ジョン・ウェイン 引用:Wikipedia (John Wayne Screenshot from Challenge of Ideas, The (Part 1), a PD movie. ) ジョン・ウェイン 引用:Wikipedia ('''''The Searchers''''' is a 1956 epic Western film directed by John Ford which tells the story of a man who spends years looking for his niece who was taken by Indians. Cast : * John Wayne : Ethan Edwards * Jeffrey Hunter : Marti)
写真引用:Wikipedia


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2009年06月10日(水)更新

「生きてる だからゴルフしてる」・・名翻訳家・永井淳さんの死。

生涯130作品にも及ぶ英語の娯楽作品の名翻訳で知られる永井淳さんが、4日
間質性肺炎により亡くなられました。(享年74歳)。

永井さんとは二回ほどお会いしただけですが、その出会いはとても印象的でした。

もう5年ほど前、私のゴルフの師のお一人、鈴木康之さん(ゴルフマナー研究家)
が主宰するクラシックゴルフの愛好家グループ「ピーターズクラブ」(P.C.)の月例
会に参加させていただいた時のこと。
(私は分家として公認された?「福井ピーターズクラブ」の代表をしています)

コースは本家P.C.がホームとしている広大な茨城県渡良瀬川遊水地にある古河
(こが)市営パブリックゴルフ場「古河ゴルフリンクス」です。
ちなみに故金田武明さんの設計によるこのコースはパブリックでは日本でN0.1だ
と思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「人生でゴルフに出会えてよかった」と思う人や「ゴルフの深淵を覗いたために
はまってしまった」人が有名無名関係なく老若男女50名ばかり、おもいおもいの
スタイルで集まってきます。

ハーフセットを担いで目土袋を提げている人、古い手引きのカートを引っ張って
歩く人、乗用カートの助けを借りる人。
その中に鼻からチューブがのびていて手引きのカートに小さな「酸素ボンベ」を
くくりつけてプレーしている初老のゴルファーがおられます。
一瞬ビックリしましたが、その方が永井淳さんでした。

今思えばその時はもう呼吸器に障害をもたれていたのですね。それでも愛して
やまないゴルフ、仲間との濃密な時間は何物にも代えがたいものだったのでしょう。

「自分は生きている。そしてゴルフをしている」。・・・私の勝手な想像ですが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お仕事では1961年にコーネル・ウールリッチの「運命の宝石」を翻訳したのが
スタートのようです。(早川書房)
私も一時期ハヤカワミステリを結構読みましたが、記憶にはありません。

あらためて永井さんの膨大な翻訳作品リストを眺めてみると、アーサー・ヘイリー、
ジェフリー・アーチャー、スティーブン・キング、キンセラなどの大御所、
イングリッド・バーグマン、グレタ・ガルボ、ローレン・バコール、ヘップバーンなど
の女優をテーマにしたものなどは趣向に共感を覚えて、いま永井さんをさらに
近くに感じます。

永井さんは後年特に愛してやまなかったアイルランドのリンクスの彼方に消えて
しまいました。ゴルフの名エッセイスト夏坂健さんを追うように。   

今日6月10日、さいたま市で永井さんの葬儀が執り行われます。 合掌。

==================

写真は、再びお目にかかった東京での「ピーターズクラブ サマーパーティー」で。
チャリティオークションで、ゴルフ絵画で有名な“オールドマン パー”こと同年の
心友嶋口信義画伯の油絵を「落札した」際の記念写真。 
左端が永井淳さん、中央は嶋口さん。

どうしても欲しくて思い切って新品のドライバーくらいの値をつけたらダントツでした。
それ以来、本家のお仲間からは「北陸の富豪」と呼ばれています。イヤハヤ。

永井淳さん、ご冥福をお祈りします


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2009年06月08日(月)更新

「全国植樹祭」に両陛下ご来県で思うこと

今朝の地元紙を開くと、「全国植樹祭」が47年ぶりに福井市とその近郊で開かれ
たニュースで一杯です。

メーン会場は数年前、豪雨禍で大きな被害にみまわれた市の東部、朝倉義景の
居城跡で有名な「一乗谷朝倉遺跡唐門(からもん)前広場」一帯です。
幸い雨も降らず、6300名もの出席者で「豊かな緑を次代へ」をテーマに祭典が
滞りなく行われたようです。

天皇、皇后両陛下は記念式典でウスズミザクラ、アカマツ、ケヤキ、トチノキ、スダ
ジイを植樹され、ヤブツバキ、キタコブシ、ユキバタツバキ、ヤマボウシの種を蒔
かれた、とあります。
私は森や里山にかなり関心がありますので名前は知っている木ばかりですが、
中にはそれがどんな木か姿が思い浮かばないものもあります。

介添え役のボーイスカウト、ガールスカウトと両陛下の植樹のお写真は微笑ましく、
緑の大切さの思いとともに心に温かいものが満ちてきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は1942年生まれですから、戦後民主主義教育と言われるものを受けた最初
の世代でしょう。
「象徴としての天皇」を教えられたというわけですが、そのせいか世界でも稀有の
日本の天皇・皇室の長い歴史、国との関わりについては詳しくありません。

だからダメなんだとどこかからお叱りがあるようにも思いますが、私が天皇・皇室
のことでいつも思いますのは、「元首」とされる割にはあらゆることに大変「質素」
であられるということです。

台湾の「故宮博物院」での展示物を見ても、その気の遠くなるような時間と経費を
かけた工芸品などが王朝の庇護のもとに作られたことや、ウイーンの市街はハプ
スブルグ家の庭だった、ベルサイユ宮殿やロシア王朝、古くはエジプトの王家など
連想するのは「金銀財宝の輝き」。

日本にも天皇の別荘だった「離宮」が今もいくつか残っていますが、私の大好きな
「桂離宮」にしても、実に自然と一体となったある意味「簡素の美」「シンプル」を
具現したものです。建築材料も大体が木と紙と土ですから。
シルクロードを経た海外の文物を収蔵した「正倉院」にしても、金銀財宝というより
は、まあ「博物館」「古物収蔵館」のような趣ではないでしょうか。

日本の天皇は日常そのご公務、定例の祭儀の執り行いはなかなかの激務で
夜明け前にお勤めになられる行事も少なくないようです。
「世界平和」と「瑞穂の国日本」の未来永劫をお祈りされておられるに違いありませ
んが、お田植えの際のお写真などを拝見すると、おそれながら古いジャンパーに、
長年お使いになったのでは、と思われるズボンやゴム長などをおはきになり、本当
に尊敬申し上げてしまいます。

日本の皇室にどのような「お宝」があるのか存じませんが、少なくとも私には民衆
の苦役から得た「金銀財宝」が溢れている等とは想像できません。
もしそうならこのように永く日本の皇室が存在しているとは思えないからです。


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2009年06月03日(水)更新

普通の感覚

『経営者の条件は唯一つ。自分より優れた人を使うことができること。これだけで
充分ですわ。』(松下幸之助)

先日、奉仕団体の必要な会合があって10名ほどでマイクロバスを用意して京都
まで出かけました。
帰りのバスの中で、電気製品も扱われているある会員が「松下幸之助」さんの
生前のビデオを流しました。有名な「熱海会議」(メーカー主導の販売方針に
販売店が強い苦情を直訴した話で、幸之助さんが一晩考え、販売店さんの主張
の方が正しいと受け入れる話だったと思います)を中心にしたビデオでした。

最近、松下幸之助さんの語録などをチョコチョコ読んで遅ればせながら「経営の
神様」と言われたことに納得することが多くあります。冒頭のフレーズもその一つ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

松下幸之助さんについては「水道哲学」とか、ごますり器まで電気でやるのはどう
かな、と思った時期があり、業種も違うので強い関心を持たずにきました。

語録の中に次のような話があり、ああ、大事にしなければならない感覚だな、と
思いました。

要約ですが、あるとき幸之助さんが取引先の社長さんに昼食をご馳走になる
話が出てきます。(きっとお高いうなぎやさんか何かではなかったかと)。

取引先の社長さんが「あれ?松下さん、食べないんですか。お嫌いですか?」と
箸をつけない幸之助さんに尋ねると
「いやいや、嫌いではありません。頂きます。ただ、今ちょっと時計をみるとまだ
昼前ですわ。この時間うちの従業員は汗だらけ、油まみれで工場で機械を動かし
ているんやろな、と思ったのです」。

略そんな話で、松下幸之助さんの信奉者の方はよくご存じではないかと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

GMが破綻しました。リーマンブラザーズの蹉跌以来、彼の国の企業経営者の
巨額の報酬が取り沙汰され、日本人の感覚では理解できない部分もあります。

「パワーランチ」とかいう言葉もあるようですが、経営者、トップが昼飯を食う時、
松下幸之助さんのような思いを持った人もいたのでしょうか。

経営者になってもこのような「普通の感覚」を失わないようにしたい、と今朝は
思いました。


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会社概要

http://www.ykougei.jp http://www.yosakoiya.jp

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個人プロフィール

「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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