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2010年12月09日(木)更新

少年のような人=ノーベル賞の根岸英一さん。

Golf Digest Choice No.192 2011年1月号
<Golf Digest Choice No.192 2011年1月号>

ゴルフ雑誌=月刊『ゴルフダイジェスト チョイス』新年1月号の表紙で
破顔一笑されているのは?

ノーベル賞を受賞された根岸英一さん(75歳)です。
本当にこの方はテレビでも他のメディアでも拝見するのは笑顔ばかり。
こんなに楽しそうな日本人を最近見かけません。

同じ出版社の「週刊ゴルフダイジェスト」に先日インタビュー記事が載り、
根岸さんは、ゴルフとスキーとカラオケが大好きなんだそうで、どれも
独学なんだけれども、そこは科学者なので、日夜上達のために研究するんだ
そうです。

ゴルフも理にかなった素晴らしいフォームで、とても75歳とは思えません。
シングルハンディの実力をお持ちでしょう。インタビューのタイトルは
「ノーベル賞のつぎは、エージシュート、かな」となっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

インタビュァーの編集主幹が「いちばん難解なことを考える人が、いちばん
無邪気に遊んでいる。そういうものかな、と思いますが、ちょっとジーンと
くる光景です」と、里帰りとなった日の翌々日、文化勲章授賞式の前日の
11月2日、嬉々とゴルフに興じられる根岸さんを評しています。

文中、根岸さんの言葉から心に響いたものを・・

『私なんかインディアナ州という何もないところに住んでいますが、自分が
何かをやってさえいれば、とてもいい所なんです・・』

『アメリカという国は、車の免許が取れる歳から、嫌になる歳まではいい国
だと思います。今も家内は乗らざるを得ないから乗っていますが、朝ガレー
ジから出してくれと。ぶつけられるよりはいいかなと思って出すんですが
(笑)、そろそろそういう時期なのかなとは思います』

そろそろそういう時期というのは、日本へ帰国されるおつもりは?という
インタビュアーの質問に対してのものです。

ーーということは、エージシュート(年齢と同じスコアで回る=ゴルファー
究極の夢)は、日本でということになるかも知れませんね、と水を向けると、
『そうですね。短いところで(笑い)。それは新しいゴールのひとつですね』

笑顔とともにお答えもサービス満点。気さくで素晴らしい人で、人間的魅力
に溢れておられます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『天真爛漫な人だった。少年のように、1打ごとに目を見張り、はしゃいだ
り、悔しがったり。こんな大人を久しく見なかったような気がする。だから
学問の神様に愛されるのだろう。そして、次はゴルフの神様の出番である』

と、インタビューした編集主幹の中村さんが最後に感嘆しています。


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2010年11月17日(水)更新

元総理が色紙に書かれたのは「春夏冬 二升五合」

もう一カ月以上も前の話ですが、好天の一日、当地で輸入車ディーラー、
ガソリンスタンド、自動車教習所、その他たくさんの事業を活発にされて
いるA商事さんの創立50周年記念の催しがありました。

初日は記念の式典をされ、二日目は盛大に150名もの参加者を集めてゴルフ
コンペが開催されました。
50周年ということで、豪華な賞品が用意されていましたが、私は屈辱的な
スコアをたたき、参加賞をいただいたのみでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

表彰式を兼ねたパーティーは、会場を市内のホテルに移して行われました。
ウエルカムドリンクが振る舞われて間もなく、お隣の方が名刺を出された
のでご挨拶をしました。最近よく聞く人気の「お蕎麦屋」さんのご主人と
わかりました。

「これ、どういう意味ですかね」とテーブルの下のショッピングバッグから
一枚の色紙を取り出して私に尋ねますので、「これは?」と聞きますと
「今朝、練習場でA.T.さんに書いてもらったんですよ。でも意味が・・」

A.T.さんとは、自民党の最後(現時点で)の総理大臣のお名前です。
色紙には「春夏冬 二升五合」と達筆で書かれています。

春夏冬・・・・あ、そうか「秋がない」、アキナイ、「商い」でしょう、と。
そこまでは割合早く分かったのですが、次の「二升五合」についてアレコレ
話していると、同じテーブルの人も集まってきて、中のお一人が「それは、
“ますます 繁盛”ですよ」と言う。(ナンダ! これって有名なの?)

二升は(一升)枡で2杯(ますます)、五合は一升の半分だから半升(繁盛)
ふ~ん、こりゃナゾナゾか判じ物みたいと思いましたが、「なかなかいい
じゃないですか。お店に飾れますね」とヨイショしてあげた次第。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それより、前日組み合せ表を見て、メインゲストのA.T.元総理の名前を
見つけたので、ちゃんと色紙と筆ペンを用意して、早朝から練習場で
待っておられたのはさすが。「商い」を伸ばす人は違いますね。

近頃は「ご主人、春夏冬 二升五合ってどういう意味?」とお客さんが尋ね、
「あ~、それはね 秋がないから・・・・・」と元総理の色紙で盛り上が
っているんでしょうか。「商い ますます繁盛」お祈りします。


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2010年08月31日(火)更新

日本最古のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」で。

先日、日本で最初に造られたゴルフ場、「神戸ゴルフ倶楽部」へ行く機会
がありました。10年ぶりの再訪です。

ゴルフエッセイストの鈴木康之さんを中心に、東京に「ピーターズクラブ」
というシンプルゴルフ(クラブの本数を少なく、自分の足で歩く。ショット
で傷つけた芝には目土を施す、スコアより友情、贅沢ゴルフをしないなど)
を目指す会があり、5年前に福井にも“分家”をつくらせてもらいました。

6月に3つ目の「関西ピーターズクラブ」が、三田市の千刈カンツリークラ
ブのI支配人と有力メンバーを中心に出来ましたので、発足記念大会を
「神戸ゴルフ倶楽部」で開催することになり、東京・福井・関西在住の36
名が参加しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

標高800mを超える六甲山上、英国人の貿易商グルームが、1896年
ここに別荘を建てたのが始まり。道らしい道のなかった頃です。

3年がかりで樹木を切り、岩や土を動かし、藪草を刈って最初の4ホールが
完成したのが1901年(明治34年)の秋のことでした。

それから100年余り、拡張や改造もたびたび行われ、現在では18ホール
4045ヤード(バックティー)パー61の「雲の上のリンクス」が完成
しています。(現在の会員数は600余名と聞きました)

1番H。夏の夕景。海の向こうは泉南方面。
写真 1番H。夏の夕景。海の向こうは泉南方面。

クラブハウスは木造で1932年(昭和7年)に建て替えられたものだそう
ですが、今も現役~「必要にして十分」です。
コースの真ん中にあるチェンバー(宿泊用ロッジ17ベッド)は、それより
古く大正年間の建築とか。ここで前夜、神戸牛のスキヤキパーティーで盛り
上がりました。

18番Hから見るクラブハウス(開放的で外のテラスもグッド) チェンバー(ロッジ)の談話室
写真 18番Hから見るクラブハウス(開放的で外のテラスもグッド)。
  右 チェンバー(ロッジ)の談話室。

職員の皆さんもとてもフレンドリーで、会員、ビジターの区別なく接して
くださいます。「六甲」・・日本のゴルフの原点がここにあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

炎天下、山を登り谷を渡って、ダブルスのマッチプレーを終えてクラブ
ハウスでの懇親パーティー。参加者の中には、高名なカリスマ美容師、
ラジオのパーソナリティー、かっては大企業の要職にあった人などもいま
すが、身過ぎ世過ぎは無関係。すべて「○○さん」で通すのがならい。

個人成績はありません。ヤングとエルダーチームに半分ずつ分かれての
対抗戦。62歳が線引きというのはここでも高齢化ですが、エルダーの
チーム全員が前に出て、ヤングに「参りました」と頭を下げて終わり。

何人かが挨拶とかショートスピーチをしましたが、旧知のYさん(東京)
がパーティーのみに参加されたのは、『私、今日プレーしなかったのは
先日脳腫瘍の手術をしました。麻酔から覚めて最初に「先生、いつから
ゴルフ出来ますか?」と聞いて呆れられました。皆さんとまたお会いでき
て・・』と後は言葉にならず、全員「生還おめでとう」です。

もうお一人プレーしなかったWさん(関西)。「私、Wと申します。この
一年抜け殻のようでした。何も手につかず・・でもこれではダメだ、強く
生きていかなくては、それで今日皆さんに会いに・・ゴルフも再開しよう
と・・・」と途切れとぎれにおっしゃって激しく慟哭されました。
(想像するに最愛の奥様を亡くされたようでした)。私も涙。

素晴らしい司会者のOさんが話を引き取りながら、お互いいろいろな事が
あっても「素敵な仲間」であり続けたい、と言っていただき、また懇親の
パーティーが続きました。・・・「たかがゴルフ、されどゴルフ」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

下写真左は、日本最初のキャディ横田留吉少年。手甲脚絆にわらじ履き。
(1905年)。右は現代のキャデイ君。一人クラブ10本に制限された
特製のバッグ4人分を担いで山を走り回る。(伝統的に近くの神戸大生の
アルバイトになっているようです)。

日本最初のキャディ横田留吉少年 現代のキャデイ君。一人10本に制限され たバッグを4つ担いで山を走り回る。

* 写真の一部は倶楽部で買った「絵はがき」から。

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2010年08月06日(金)更新

豊田泰光さんサインのバット

7日から「夏の甲子園」です。今年は第92回大会。福井からは20回目
の福井商業で、今では古豪と称されるようになりました。

5日の日経スポーツ面のコラム『チェンジアップ』は、「甲子園 勝利が
すべてか」と題する豊田泰光さんの野球評論。

豊田泰光=1935(昭和10年)生まれ。水戸商高出身。三原監督指揮
する「西鉄ライオンズ」黄金時代の名遊撃手。豪快なバッティングと野武
士集団のような九州のチームでは、なかなか美男子だった記憶があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

豊田さんの野球評論は好きです。舌鋒鋭く辛口の評論が多いのですが、
頭脳明晰なんでしょう、文章に無駄がなく、野球をこよなく愛している故
の発言なので納得させられます。

大掃除をしていたら、豊田泰光サイン入りのバットが出てきました。

西鉄ライオンズ 豊田 泰光のサインバット 西鉄ライオンズ 豊田 泰光のサインバット

15年ほど前、プロ野球のかっての名選手が多数出場したゴルフコンペで
何かの賞に入り頂いたもの。

目の前でサインをしていただいた記憶がありますが、今見ると達筆ですね。
資料によると、高校時代商業デザインに興味を持っていたそうで、西鉄の
帽子のマークをそれまでのNからNY(ニューヨークヤンキース)にならって
NLのロゴデザインにしたのは豊田さんだとか。 多芸だったんですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当社のK君(30歳)にバットを見せたら、「誰ですか?」と言われてしま
いました。 “昭和”は遠くなりにけりです。

日経も読者とともに歳をとっていませんかね。


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2010年07月16日(金)更新

「全英オープン」始まる。

ゴルフの「第139回全英オープン」が始まりました。
今年は150周年だそうですが、途中2度の大戦などで開催されない年も
あり、139回目ということです。

文字通り“ENGLISH OPEN”だったわけですが、最古のゴルフ
競技であり、世界中から名選手が参加するようになって「THE OPEN」が
通称となりました。

ゴルフ好きの方は、日本から9人も出場しているし、中でも今や世界で
名実ともに人気選手となりつつある石川遼選手を見たくて深夜までご覧に
なっていた方も多いでしょう。私もその一人です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年は「ゴルフの聖地」といわれる「セントアンドリュース オールド
コース」での28回目の開催。スコットランドエジンバラから車で1時間
ほどの歴史ある大学など学園都市で、北海が目の前です。

2004年、奈良の女子プロで、日本人としては唯一「ヨーロッパ女子ツ
アー」を転戦した経歴を持つ、Sプロの案内で、このオールドコース他を
プレー、観光などもしました。

8月初旬、かなり緯度が北ですので、日によっては肌寒く、またよく言われ
るように一日のうちでも天候の変化が激しい所ですが、幸い滞在中はとても
好天に恵まれました。

「セントアンドリュースオールドコース」・・一度は行ってプレーしてみた
い、とよく聞きますし、私も憧れていた一人でしたが、その印象を一口で言
えば、海岸沿いの壮大な“原っぱ”です。スタートの1番ホールとホーム
ホールである18番のフェアウエイが一緒になっていて、整備もされている
のでTVで見てもきれいですが、あとは本当に起伏の少ない、樹木もない
コースを外すとあるのは草むらと藪(ブッシュ)。

地元の郵便局に勤めているという青年が、キャディとしてバッグを担いで
くれましたが、子供の頃からここで遊びながらゴルフをしているので、私の
ボールが大きく曲がっても、ちゃんとそこへ連れていってくれます。
聞けばハンディ3という腕前なので、世界中からやってくるヘボゴルファー
たちの珍プレーぶりは、仲間内の格好の話題になっているに違いありません。

夜10時頃、ようやく薄暗くなるスコットランドの夏。18番ホールの真横
にある、有名な200年以上も経つというホテル「ルサックス」のラウンジ
の椅子で、シングルモルトをやりながら世界各地からやってきた老若男女の
「ゴルフ狂」たちが上がってくるのを眺めるのはなかなかオツなものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

エジンバラでセントアンドリュースよりももっと古いゴルフクラブの跡を
訪ねたり、ゆるやかな草地がどこまでも続く田舎の古いレストランで
ビックリするような美味しいワインとともに楽しんだ英国らしからぬおい
しい食事は、同行した人たちにもとても満足だったようです。

個人的には、よく言われるようにスコットランドにはイングランドとは全く
違う文化があり、別の国のように思いました。

「静謐」という言葉があてはまる冷気と精霊が漂うような英国の北部地方。
もう一度機会があれば夫婦でいってみたいと思います。

11番ホール、ストラスバンカーからナイスショット 早朝の2番グリーン。このアンジュレーションこそがリンクスの特徴
選とアンドリュース湾から見る朝陽 18番グリーンとロイヤル&エンシェントゴルフクラブ
長年、撮影のため訪問すること50回以上。
オールドコースのメンバーでもある知友秋山真邦氏(写真家)の作品(ポストカード)


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2010年05月06日(木)更新

めざせ石川遼選手・・ジュニアゴルフ大会

連休の前半は、新しいホテルリネンのテスト品出荷に追われて近県を駆け
巡りかなり疲れました。よき外部の協力者もおり、おかげで休日返上で
縫製、プリント各工場が動いていただき、1日までにはほぼ終了できて
ホッと一息。

2日は午後からプロゴルフ「中日クラウンズ」のTV中継にカナイと夢中。
石川遼選手がナント52という驚異的なスコアを出して大逆転優勝。
18歳で早くも「スーパースター」ですね。
暗い世の中をパッと明るくしてくれる“100w電球”のような存在です。


3日は、これまで6年間、春秋年2回開催を続けてきたゴルフクラブ行事
「芦原ジュニアオープンゴルフ大会」を「福井県ジュニアオープンゴルフ
選手権大会・熊谷カップ」と名称も新たに地元テレビ局と共催の形で開催
が実現しました。2年越しの関係先への折衝が実を結んで感激ひとしおと
いったところです。

8年後の2巡目「福井国体」に向けて、各競技団体がジュニア育成に力を
入れていますが、ジュニアゴルフも、今まで大きな大会といえば夏休みの
「福井県ジュニアゴルフ選手権」しかなく、レベルアップのために大会の
新設が望まれてきました。

クラブは今年創立50周年、100年に向かっての記念すべき再スタート
の年になってほしい、それには未来を担う県内の子供たちが目標とする
大会がもう一つ出来ればと、ジュニア育成委員長の私は考えてきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・

3日は27度を超す真夏日。福井県のジュニアゴルファーの競技レベルが
もう一つなので、当面県外からのエントリーもOKとし、刺激を受けてくれ
ればと、この大会の特長を出したつもりです。「オープン」たるゆえんです。

小学4年から高校3年までの51名が出場して、強い日差しの中、熱戦を
繰り広げてくれましたが、同伴する競技委員は「ジュニア育成委員」だけ
ではもちろん足りません。今回も他の委員会から男女多くの委員さんの応援
を得て大感謝ですが「いやー、すごいね。ボクよりうまいわ!」との声も。

けがや事故もなく、大成功の第1回大会だったと思います。(年1回開催)
秋の従来どおりの大会は、初めてコースに出るというようなジュニアの
「体験ラウンド」も引き続き行い、底辺の拡大に努めていきたいと思います。

ナイスショットだったかな? 入賞した未来の藍ちゃん、遼クンたち

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この「ジュニアゴルフ大会」と「創立50周年の芦原ゴルフクラブ」の取材
を兼ね、ゴルフマナー研究家・ゴルフエッセイストの鈴木康之さんがご夫妻
で訪ねてくれました。その見聞は5月下旬頃「週刊ゴルフダイジェスト」で
連載中の“AZAMIの教え”で紹介されるのではないかと思っています。

久しぶりの再会ですが、「このたび私“自宅書斎”へ転勤となりました」
という、広告会社会長退任のユーモアあふれる鈴木さんからの挨拶メール
を先日いただきました。
これからは、今まで以上に、奥様とあちこちの“ゴルフ秘話探訪の旅”へ
向かわれることでしょう。

3日の夜は、福井市内の小生推奨の店で、私共夫婦からということで地酒と
福井のうまいもので「ご栄転お祝」をさせていただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4日は鈴木さんご夫妻を伴ってご紹介した次の取材先「蒲生ゴルフクラブ」
(滋賀県)へ。珍しい女性の支配人H崎さんをまじえてプレーも。

そして5日はようやく完全休養日。おそい昼食は山の上の“はれひより”と
いうそば茶屋で(お銚子一本付き)。その後、カナイと小さなガーデンの
世話などをして、「私の2010黄金週間」が終わりました。

福井名物おろしそば ミニガーデン

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2010年03月25日(木)更新

父子鷹・・藤田幸希さん(女子プロゴルファー)とすごいお父さん。

「今まで1000回ほどラウンドしたけど、お父さんに勝ったのは3回だけです」 

人気女子プロゴルファー藤田幸希(さいき)さん(24歳、優勝3回)を招いて22日
開かれた「第1回ゴルフパートナー杯」(ユーズドゴルフクラブ、用品の流通FC
「ゴルフパートナー福井」主催。出場100名) の表彰式・パーティーでの本人の
スピーチにはびっくりしました。

藤田プロと。同組メンバー。右端が私
<藤田プロと。同組メンバー。右端が私>

お父さんとは藤田 健さん(55歳)。幸希さんのコーチです。

プロを目指したこともある、とのことですが、おそらくハンディは+5くらいではない
でしょうか。(PAR72のコースを67でまわる実力ということですからプロと同じで
すね)。 そうでなければ、一流女子プロが1000に3つしか勝てないはずがない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会場では、お父さんが幸希さんをプロに育てるまでのいくつかのエピソードも披露
されましたが、聞けば驚くことばかり。

親子鷹トークで会場は感嘆、爆笑の連続
<親子鷹トークで会場は感嘆、爆笑の連続>

ゴルフが嫌いだったらしい幸希さん。小学校5年に初めてクラブを握るも、中学
2年まで年に1回くらいのラウンド、練習は0に近かったそう。(信じられない!)

中学三年で、お父さんのすすめで「関東のジュニア大会」に出ることになり、急きょ
ルールを勉強。実技の練習もそこそこで出場したら、なんと4位に。

「プロ向きの根性をしている。運動神経もいい。ものになる」とお父さんは確信して
いたらしいのですが、かなりレベルの高いこの大会でいきなり4位とは、とちょっと
驚いたそう。本人が本気でゴルフをやりたい、というまで待っていたんですね。

それから、親子のきびしいプロへの道のりがはじまるのです。同期(プロ合格)は
宮里藍、横峯さくら選手などだそうですから、いいライバルにも恵まれました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、何より父親の「男性ゴルフ並み」のスパルタ教育に耐え、現在900名近く
いる女子プロの中で50名のシード枠はもちろん賞金ランクの上位を常にキープし
ている藤田プロもすごい。

「父子鷹」・・今は“親子鷹”の方が一般的なんだそうですが、イチロー、原辰徳、
中嶋常幸、若貴兄弟などなどスポーツ界には厳しい父親からコーチを受けた名
選手がたくさんおられます。藍ちゃんや石川遼君もそうです。
みなさん明るくて、裏表がなく、「フアンあってのプロ」という高い意識も同時に叩き
こまれたように見えます。

前日まで鹿児島でトーナメントを戦って、夜遅く福井入りした疲れも一切見せず、
フアンの質問にもユーモアたっぷりに答え、「もっと何でもドンドン聞いて」と、外が
暗くなるのも全く気にかける様子はありません。

「私の主義は、済んだことにはとらわれないこと。アラOBしちゃった、なんです。
ボールは曲がるものと思ってます。今、ここを大事にしたい」。

「家族、事務所、契約先・・成績が落ちれば迷惑がかかる。でも私は一生懸命やる
だけ」  「10年経ったら父に勝てるかも。敵も歳とりますから!」

さわやかで素晴らしい24歳の「プロフェッショナル」を見て、気分が晴れ晴れした
一日でした。

================

福井県の「ジュニアゴルフ育成の一助に」として、 「藤田プロのドライバーショット
に挑戦!」で集められたチャリティ寄金を育成委員会に寄付して頂きました。
主催の「ゴルフパートナー福井・高木社長」、藤田幸希プロありがとうございました。

藤田プロから頂いた色紙

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2010年02月07日(日)更新

今週のお題=【朝青龍引退、どう思います?】

今週(2月5日~11日)のお題
【朝青龍引退、どう思います?】


朝青龍を好きでした。特にあのやんちゃな笑顔と相撲以外でも発揮できたであり
ましょう運動能力、それにたまにTV番組でのトークなども観ましたが、この人は
タレントとしても頭がいいな、という印象がありました。

思うにこれは「文化の衝突」ではないかと考えますが、一方の雄「白鵬」が双葉山
を理想とするという、日本人以上の日本人感覚を持つ横綱ですので、ますます
対比が目立ってしまい、朝青龍のヒール(悪役)ぶりが際立ったとも思います。

朝青龍引退を聞いて白鵬は泣いたそうですが、同国人である以上に、素のままの
朝青龍を好きだったのではないか、異国の「国技」、理解するには難しい「伝統」と
いういろいろな大相撲の縛りを考えると、これからの余りに重い「一人横綱」の
責務など、万感胸に迫る涙もあったのでは、と想像しました。

昔は「力士」になるのは、子沢山で貧しい家の力持ちで体格の良い子が入門する
ケースが多かったようですが、この国が豊かになるにつれ、稽古もしきたりも厳し
いこの世界を目指す日本人の若者は少なくなりました。

それでは「大相撲」が続かないので、外国人力士が増えたわけですが、この辺は
どう考えたらいいんでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1月1日・15日号の『pen』に、特集「日本の国技を再発見!、相撲は、美しい」が
あります。冒頭の次のような一文を引用させていただきます。

『神事を発祥とする相撲を象徴するのは、その様式美と礼を重んじる心にある。
舞台となるのは、日本酒や米、塩などを封じ、神の降り立つ場として清められし
土俵。力強さの象徴たる四股は、本来は土地の神を鎮める儀礼的意味合いを
もち、煌びやかな化粧廻しは、実力と品格に秀でた、ひと握りの力士のみが纏う
ことを許される。力水や柏手はもちろん、立会をさばく行司、進行を司る呼出の
所作や装束にも神事の名残が。
時代が移り力士の大型化や国際化が進んでも、美しき相撲の流儀が変わること
はない。勝敗のみが重視されるスポーツや単なる格闘技とは一線を画す、国技
の神髄がそこにある』。

なるほど。こういうのが日本の「角力」・「大相撲」の背景なんですね。

“美しき相撲の流儀”・・・何国人であれ、まして頂点に立つ「横綱」であればなおの
こと、これが朝青龍に求められたものの正体だったようです。



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2010年02月05日(金)更新

ゴルフとモータースポーツの両雄からお話を聞く。

今日2月5日、福井商工会議所(会頭川田達男セーレン社長)主催で、中嶋常幸
さん(プロゴルファー)、中嶋悟さん(元F1レーサー)と川田会頭のお三方で鼎談
『スランプを宝に変える』が開催されました。新聞で告知があってすぐ定員500名
は満席となったようです。(受講料無料)

私は所用があり、聴講出来ないので残念に思っておりましたが、関係者の方から
「前日4日の夜、両プロと夕食を一緒にどうですか」という嬉しいお招きをいただき
ました。中嶋悟さんもゴルフはシングルの腕前ですし、中嶋常幸さんはもちろん
アマチュアゴルファーにとっては神様のような存在。

先日大けがをされた報道があり、松葉杖でわれわれ(5名)の前に現れましたが、
経過は順調でシーズンにはほぼ間に合うでしょう、とのことでした。

ゴルフ界の紳士中島常幸プロ ゴルフ界の紳士中島常幸プロ
日本人F1の雄だった中嶋悟さん 日本人F1の雄だった中嶋悟さん


・・・・・・・・・・・・・・・(以下文中敬称略)・・・・・・・・・・・・・・・

石川遼選手の大活躍は、暗い日本に元気を与えてくれますが、一時代前は
ゴルフの中嶋(ご本名は中島)、モータースポーツの中嶋、両中嶋の活躍が話題
でした。中でも中嶋常幸プロは現状に満足せず、スイングの改造、探究の結果、
何度かスランプに陥りましたが、そのたび復活を果たし、55歳の今なお心も体も
若く、シニア、レギュラーの両ツアーで活躍されています。

素晴らしい戦績をすべて書くことは出来ませんが、「日本」と名のつく七つの全て
のタイトルを獲り、また世界の4大メジャー(USオープンなど)全てで10位以内に
入賞している日本人プロは中嶋常幸さんだけです。通算48勝を挙げています。

                  *  *  *

モータースポーツ、F1に詳しくありませんが、目の前の中嶋悟さんはジョークを
交えながら、思い出のレースや、競った名選手の話もされましたが、引退後の
今はゴルフを楽しんでおられるようでした。(愛知県岡崎市にお住まいのようです)

驚いたのは、マシンとドライバーを支える「チーム」というのは、総勢600名から
800名の組織で動いているとのこと。また、今はそうでもないが当時はレース毎
にエンジンは使い捨てというか乗せ替えたそうで、F1参戦には巨額の費用がか
かる理由もわかりました。

2時間あまり、時代を築いたお二人からうかがったお話は、とても印象的でいつ
までも忘れないと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お二人には、書家の吉川壽一さんにお願いして「おみやげ」を持参しました。
常幸プロには「幸福」の色紙を、悟プロには壽一さんが「激走」と書し、プリントされ
た、作秋のF1「アブダビ戦」記念公式Tシャツを。 とても喜んでいただきました。

(現在、吉川壽一さんは「マレーシア グランプリ」に向けて書作品をいろいろと
当社スタッフと試作中です。公開できるときがきましたらご紹介したいと思います)

色紙“幸福”に向かって アブダビ グランプリ “激走”Tシャツ アブダビ グランプリ “激走”Tシャツ


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2010年01月28日(木)更新

小林繁さんの名言「人生のバッターボックスに立ったら・・」

名投手小林繁さんが自宅のある福井市で急逝された。57歳という若さでした。
小林さんとはゴルフクラブ(支配人をされていた時期があります)で何度かお話し
たこともあり、弊社にも2度ほどお見えになったこともあります。
プレーもそのスタイルどおりスマートでオシャレでした。

先日、ご指導を得ている会計事務所のメルマガに、『人生のバッターボックスに
立ったら、見送りの三振だけはするな』と小林さんが言ったという言葉が名言と
して紹介されていました。

小林繁さんが、投手という「見送りの三振」を最も価値ある立場におく人間として
述べたからこそ“名言”になったとも思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

週刊誌などでは、小林さんをはじめ、過去の名選手たちが光り輝いた証である
「記念品」を換金しているという記事なども掲載されていますが、メジャーと違い
ここでも現役引退後の長い生活を保障できる「日本の野球選手の年金制度」に
問題があるとの指摘もあります。

その受け皿になっているといわれる「コレクター」が福井におられ、当社から近い
ところに壮大な「スポーツ・ミュージアム山田コレクション」がありますが、私はまだ
なんとなく気が進まず行ったことはありません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今季から日本ハムの一軍投手コーチという、彼の野球理論や後進指導の才能が
発揮できる華やかなポジションを前に亡くなられてしまった小林繁さん。
“運命の三球目”を見逃してしまったように思えてなりません。


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「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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