大きくする 標準 小さくする

2009年12月30日(水)更新

年末。 頭の中も整理したい。

大変な一年だったと思います。もちろん年が変われば何かが急に変わるはずも
ありませんので、新しい年は少なくとも「自分が変わる」必要性を感じています。

今年は「政権交代」がありましたが、この国の置かれている現状では、一気に全て
が改善といくはずはありません。

政治とはほとんど無縁で来ました。許認可事業でもなく、公共事業とも関係あり
ませんし、政治好きでも選挙で血が騒ぐといったタイプでもない私には政治は
どちらかというと遠い存在でした。

しかし、経営と政治とは密接な関係があることも事実ですし、成長が望めない
これからのことを考えると、一度自分のなかで「政治」について頭の中を整理して
おかねば、と最近思うようになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなことを考えているとき、以前読ませてもらっていたブロガーのMさんが
政府系の団体を退職して今夏の総選挙に出馬したことを先日知りました。
結果は風を押し返せず次点。(地元でないので分かりませんでした)

次のリベンジに向けて、ご本人は“選手交代”を掲げておられます。
毎日この寒風の中を「辻立ち」されており、地場産業振興などのアイデアを日記
にUPされています。 こういう人が国政におられたら、と思います。

日々、生の声が読めるわけですが、書籍などとは違った臨場感があり、他県の
小企業経営者である私にも「政治と経済(経営)のありよう」についてのレクは
頭の整理に役立ちます。(インターネットの恩恵を感じます)

Mさんの『グローバルに考え、ローカルに行動する』は、考えさせられました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年、特に感じたのは「よさこい衣装」などを当社に依頼されたチームや個人の
方から、毎週のように「お菓子箱」やお礼の手紙、メールなどをいただいたこと。

もちろん、昨年、一昨年もあったのですが、考えてみるとこんなに「幸せ」なことは
ありません。 シーズン中、スタッフは納期に追われ、トラブルに苦労しましたが、
終始明るく頑張れたのは、お客様からの「感謝の声」だったと思います、

「お客様に喜んでもらえる→これが原動力になる」と思いました。

長年「製版」を依頼していただくお客様は、ほとんどが「事業所」であり、毎日の
お付き合いですから、いちいちこのようなことはありませんし、当然のことです。
むしろ、私たちの方に「感謝」の気持が薄れているのでは、とさえ思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2009年もあとわずか。

来年はさらに厳しい年になるでしょうが、長年支えてくださっているお客様、新しい
まだ見ぬお客様に「喜んでもらえる」ことをいっそう目指していきたい。

最後に大好きな芭蕉の「奥の細道」の冒頭部分を。
「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」・・・。

 一年間ありがとうございました。 皆様、佳いお年をお迎えください。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月28日(月)更新

「首里城」と「おばぁの家」

年の瀬も押し詰まってから、知人のTさん夫婦のお誘いで沖縄へ行きました。

Tさんは私とほぼ同年齢ですが、次々と事業を広げられてきました。私のような
モノづくりではなく、販売、サービスの業種です。

その前向きでバイタリティあふれる事業意欲には感心させられ、大いに学ぶべし
と思って友人と同行させてもらいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なぜ沖縄かというと、Tさん夫妻のおそらく最後の「夢の事業」・・沖縄で農業(ある
種の果樹栽培)をやりたい、と。計画してきた事業が大分形になったので一度来ま
せんか、ということでした。

既存のビジネスはご子息二人に引き継ぎつつあり、気働きの素晴らしい元気印の
奥様と暖かい沖縄でこれからのセカンドライフを充実させたい。まだまだ「挑戦者」
でありたい。そんな風に私は感じました。「人は年齢で老いるのではない」・・ですね。

これからは今までのようなお仕事とは違い、天候や予測のつかない問題なども
発生する可能性のある仕事なので、リスキーな面もあるのでは、と思いますが、
そのあたりは織り込み済み、逆にそれも楽しむ、と思っているようにも見えました。

若い人たちからITの利用を学び、事業に活かし、成果を挙げさせ、そして自分た
ちの老後は今までと違った世界にチャレンジしてみる・・・柔軟な思考と体力、応分
の資金も必要ですが、Tさんにはどれも備わっているように思えます。

世の中、守りと委縮が目立つ昨今、他人ごとながら久しぶりにワクワク感を味あ
わせてもらいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで沖縄へは何度も行きましたが、いつも仕事と趣味が合体して「紅型」(びん
がた)や「芭蕉布」などの染織を夫婦で見て歩くのが楽しみです。 
今回初めて見聞したことを二つ。

一つ目は「首里城」を時間をかけて見学できたこと。
かっては独特の文化を持ち、中国、東南アジアとの交易も盛んだった「琉球王国」。
首里城の他にも、各地に“城(ぐすく)”がありますが、太平洋戦争で破壊し尽くされ
た首里の「城塞と王宮」は、近年ほぼ復元されつつあります。

ただ、有名な「守礼の門」も含め、復元された建造物は時の経過をあまり感じさせ
ないものです。でもそれだけ沖縄戦が凄まじいものだった、ということでしょう。

那覇港のおびただしい「交易船」が描かれた南蛮屏風がありましたが、65年前、
これらの船が「米軍艦艇」に姿を変えたのです。終戦の決断の遅れは「沖縄」にも
大きな犠牲を強いたことになった、と絵を見て思いました。

守礼の門 首里城の玉座

二つ目は、念願だった「沖縄の古民家」を訪ねることができたこと。
Tさんの奥さんが「あら、見たいんだったら案内してあげるわよ。お友達のお隣が
古い家だから。でもおばあちゃんいるかなあ」

「おばぁ」はいました。TVや映画でもよく撮影の舞台になるそうで「○○さんもきたよ」
と幾人ものタレントや俳優の名を教えてくれました。

「おばぁ」自らの案内で家の裏にある今はもう屋根が落ちた「豚小屋」や、雨水を
貯め生活用水とした大きな石造りの天水桶(これも落ち葉でいっぱいでしたが)等
かっての厳しい暮らしを話してくれました。

築80年余りとか。曲がりくねった柱、沖縄独特の屋根瓦が美しく優しい。
『夏は涼しくていいんだが、冬は寒くて最近はとなりの息子の住宅におる』(おばぁ)

沖縄の美しい古民家

おばあちゃん、一緒に写真にはいってくれてありがとう。
Tさん御世話になりました。元気をもらいました。感謝です。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月24日(木)更新

2009年のイヴ・・孫と記念の撮影をしてみました。

前回のブログでロータリークラブと障害者施設のクリスマスにサンタクロースの
扮装で登場して大ウケしたことを書きました。
それに気をよくして、孫と「2009年クリスマス記念撮影」を自宅でしてみました。

衣装は次年度以降の会長さんにも使ってもらいたいので、クラブに寄贈すること
にしました。
それでこれが最後の「オールドマン・ヤングマン=クリスマスコスプレ大会」という
わけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クリスマス クリスマス

娘に叱られるので孫の顔はちょっとボカシをかけて・・と。
アレ? K一郎、かぶりもののトナカイがよく見えんぞ。

クリスマス クリスマス

いくつかキャデイーバッグを持っていますが、かなり前に買ったこれぞドンピシャ。
『キャプテンサンタ』というブランドですが、今も健在かな。
ちなみに胸に輝く「ロータリーマーク」は当社で転写プリントしたという凝りよう。

『 近辺のゴルフコースはどこも銀世界だというのにサンタさんどちらへ?!』
『 プレゼントも配り終わったし、これから骨休めに沖縄へひとっ飛びじゃよ 』・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バーゲンのサンタクロース衣装のお陰で、ささやかながら「社会貢献」も出来たし、
孫とも遊ばせてもらった嬉しい「2009年クリスマス」でした。 今夜はイヴです。

株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月20日(日)更新

サンタクロース役・・コスプレにはまる。

今年7月から1年、ロータリークラブの会長を仰せつかったのですが、ようやくと
いうか半分がすぎました。

厳しい経済環境、高齢化、モチベーションの低下などで他の奉仕団体同様会員の
減少に悩んでいます。
若い人たちに「社会貢献」という動きが活発になっているのですから、このような
100年の歴史を持つ団体も「変化」していかなくてはならないと思うのですが。

私が掲げているテーマは「家族・絆」。
一昨日、恒例の「クリスマス家族会」には80名ほどの会員・家族が集まってくれて
いろいろ予算に頭を痛めながらも、友情出演や演出を工夫して「近年にない楽しい
パーティーだった」と大好評。

毎回、会長がサンタに扮してちびっ子に「クリスマスプレゼント」を渡すのも長年の
恒例行事ですが、いつもレンタルで借りてくる衣装はなんだかみすぼらしいし、
第一私のような180センチ近く、体重80キロを超すような体型に合う衣装はない
ので昨年のクリスマスが終わった直後ネットで激安でLLサイズを一式自腹で購入。

先日合わせてみたらジャイアント馬場でも余裕があるのでは、と思うほどデカい。
ズボンなどは“殿中松の廊下”状態で居合わせた社員が大笑い。
急いで当社衣装制作担当のTさんにアチコチカットしてつめてもらいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

眉毛とひげもつけるとこれが大好評。今までの会長さんは素面だったので、会場
に登場すると子どもたちが大歓声。  「わぁ、サンタさん、サンタさんだ!!」。

シャイな私もこんなに喜んでくれると、ついその気になってしまいます

 サンタクロース サンタクロースと子どもたち
 
 
サンタクロースからのプレゼント サンタクロースからのプレゼント サンタクロースからのプレゼント

気をよくして子どもたちと「集合写真」まで撮ってしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イベントの第二弾は友人で金沢文芸館のディレクター、元TVアナで朗読家の
安嶋ひろ子さんにお願いして「絵本の朗読」を。・・ほんとに素晴らしい。

そのあとは、今年の春われわれのクラブで支援した「寒雲&高雄国楽団」公演の
お礼にということで台湾出身の歌手寒雲さんが友情出演で熱唱してれました。

 朗読 安嶋ひろ子さん クリスマスに歌う寒雲さん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして昨日はテリトリー内にある障害者施設「元気の家」のクリスマス会にもこの
扮装で社会奉仕委員会のメンバーと一緒にプレゼントを持って訪問。

ここでも大歓迎だった。だんだん調子が出てきたのですが、このあとの出番の
予定はありません・・・社業は儲からんし、これでアルバイトでもするかナ。

こっちの方の「コスプレ」はささやかでも社会のお役に立てているのが嬉しい。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記


 

2009年12月18日(金)更新

今冬初の降雪=高速道路は事故続出。

昨日は金沢に所用があって北陸高速を利用しましたが、途中一区間ほどが5c程
の降雪でした。まだタイヤの轍(わだち)のところは路面が見えていますが、こう
いう時の方が危ない。

スピードを落とさずに走って、少し轍から外れるとハンドルをとられ、あわてて
ブレーキなどを踏むと場合によってはそのあとコントロール不能になります。
県外ナンバーの車が多いのですが、路上でスケートをしているようにスピンして
そのあとガードレールにぶつかる、という光景は今までに何度も目にしてきました。

昨日もこの一区間で4箇所、トラック、ワゴン車、セダンなどが路肩に寄せられて
パトカーや処理の車が数台前後に赤色灯を点滅していました。
救急車が見えないのは不幸中の幸い。

福井⇔敦賀間などは長いトンネルが連続するところがあり、入口と出口では
全く路面状況が違うというケースもあります。トンネル内は雪がありませんから、
ついスピードを出し、突然真っ白の路面にびっくりしてブレーキを踏む、なんて
いうのは・・考えただけでも恐ろしいことです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以前にもブログに書きましたが、10年ほど前まで、福井⇔小松間を20年間毎週
2~3回営業と納品に通いました。
おそらく1500回は超えているでしょう。高速道路でのパンク、タイヤ交換なども
何度か経験しましたが、その恐怖感はハンパではありません。

冬場は特に悲惨で、4~5メートル後ろを10トンを超えるトラックが轟音をたてて
100キロ以上のスピードで通過する・・その度、シャーベット状の泥雪を合羽の上
からとはいえ、頭から浴びせられます。 生きた心地がしないものです。

その後、小型トラックにも4輪駆動が普及し、タイヤも良くなったせいか、トラブル
はずいぶん減った気がしますが、この区間を走る時はいつもその時の苦労・恐怖
を思い出します。

今思えば1分違えば大事故に遭遇、運悪く雪道走行に慣れていないドライバーに
出くわせば巻き込まれた可能性もあったはず。幸運に感謝せずにはいられません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大原則は「車間をあける」「スピードを出さない」「冬用タイヤ」の3つだけ。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月14日(月)更新

不況を吹っ飛ばせ! 2009年の“舞姫”一挙公開。 

当社の事業部である「よさこい屋」(よさこいや太鼓の衣装制作で頑張っています。
企画・デザイン・素材・生地染め・あらゆるプリントや刺繍・縫製まで全て当社で
完結する“ワンストップ”が売りです)が、2010年の「カタログ」を製作するにあたり
表紙や各ページに登場していただく「よさこ姫」を10月から募集していました。

2009年 オーダーよさこい屋カタログ
2009年版 オーダーよさこい屋 カタログ

2009年当社で制作した衣装でキメた「ベストショット」が続々送られてきましたが、
どれもが「すごい!」「きれい!」・・本当に感動しました。
選考に苦労しましたが、本年度の「大賞」1点と「準大賞」5点が決まりました。
(準大賞以下の写真は拡大してご覧いただければ姫も衣装も“きれい度”がさらに
UPしますよ)

「人はなぜ踊るか」が一発で理解できます。  健康で美しい!!!。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よさこ姫 大賞

明新森組(福井県)有紀姫
明新森組(福井県)有紀姫


よさこ姫 準大賞

朝霞なるこ人魚姫(埼玉県)静香姫 踊ら舞華(静岡県)尚見姫
【左】朝霞なるこ人魚姫(埼玉県)静香姫
【右】踊ら舞華(静岡県)尚見姫  

めっちゃええやんず(三重県)実紀姫 一丸天舞(茨城県)一丸天舞ジュニア姫
【左】めっちゃええやんず(三重県)実紀姫
【右】一丸天舞(茨城県)一丸天舞ジュニア姫

奈良市役所チーム八重櫻(奈良県)川嶋姫・岡本姫
奈良市役所チーム八重櫻(奈良県)川嶋姫・岡本姫

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

全国各地の「よさこい」で大賞や各種の賞を獲得されたチームも多いのですが、
今の「不況で暗い日本」に必要なのはこの美しき“パワー”ではないでしょうか。

奈良市役所チームには男性も写っています。
来年は姫だけでなく「よさこい王子」も募集するといいかも。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月13日(日)更新

「伊勢型紙」・・・社業のルーツを思い起こす。

「形屋」とか「型屋」さんという仕事は、どの業界にもあります。いわく「金型屋」
「木型屋」さん等などで、その業界では通常「かたやサン」と呼ばれています。

当社は染色のプリント(捺染と言います)に使用する「型」を制作して来ましたので
「染型屋(そめがたや)」です。捺染産業の途上国への移転で、往時と比べると
見る影もないのですが、周辺のサービスに移行しながらなんとか社業を続けて
きました。

そのルーツは、遥か千年の昔より伝えられてきた「伊勢型紙」にあります。
「友禅」や「江戸小紋」に今でも一部使い続けている染屋さんもありますが、伊勢
型紙は、ほぼ「絶滅危惧種」の産業となってしまいました。

先日カナイがアメリカに住む次女を訪ねた際、次女の友人宅にお世話になり、
その写真を見るとインテリアがなかなか手作りで楽しいもので、いただいたお土産
のお返しに「伊勢型紙(伊勢型)」をクリスマスプレゼントしようと思い付きました。

西欧でも紙などを切り抜いて上からスプレーしたり、色を刷り込んで楽しむ
「ステンシル」がありますが、原理は全く同じです。この「伊勢型紙」は額に入れ
ても、電気スタンドのランプシェードなどに使ってもGoodです。

 日本の「伊勢型紙」の精緻さはハンパでなく、和紙を柿渋で固めた原紙を
「彫刻刀」で切り抜く技術は世界で冠たるものです。無数の点々で表現した
「鮫小紋」の型紙なども昔は全て彫刻道具で職人が彫りこんだのです。

しかし、4人いた「人間国宝」の彫り師もすべて亡くなられてしまいました。
明治時代のものと思われる「伊勢型紙」が「友禅職人」である友人の好意で頂け
たので、送る前にご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

伊勢型紙 伊勢型紙

これは着物ではなく、何かお土産物用に染めるための型紙でしょう。
(広重の東海道五十三次ですね)。

伊勢型紙=多色摺り用 伊勢型紙=友禅用

いずれも着尺用です。見事な彫刻です。切ったあと模様がバラバラになりますから
「糸がけ」といって絹糸(シルク)を縦横にめぐらし、ウルシで型紙をつなぎます。
「シルクスクリーン」という言葉の語源になったと言われています。

伊勢型紙=江戸小紋 伊勢型紙=江戸小紋・部分

伊勢型紙の本のカバー裏から 糸掛けした伊勢型紙

上段は精緻な江戸小紋用「伊勢型」の見本。右はその部分ですが、気の遠くなる
ような仕事のあとが見えます。
下段左は彫刻中の写真。 右の拡大写真でも糸掛けの絹糸が細いので見えない
かも知れません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、現代ではポリエステルのメッシュ織物に感光乳剤を塗布し、絵柄を光で
焼き付けます。どんな細かいものでも出来るようになりましたが、「型紙」を保存
することはありません。(トレースと言われる“原版フイルム”を保存します)。

30年前の創業の頃はまだトレースは手で描いていましたが、今はパソコンで
100%近く制作します。手の味とか手仕事といった面はなくなり、ちょっと淋しい
ものを感じます。

シルクスクリーン シルクスクリーン

「シルクスクリーン印刷・捺染」は印刷速度が遅いので、生産性は悪いですが、
高付加価値小ロット品に向いています。刷版を通してインキや染料を下しますの
で嵩、濃度が高いので、液晶画面の電極などの印刷や、携帯などのメンブレン
スイッチの印刷にも多く使われています。下地の色を問わず、白や金、銀を印刷
できるのも特長です。

小企業の当社等はコストダウンの厳しい「ハイテク分野」にはとても参入できませ
ん。あくまで布プリントを中心とした生活文化関連分野で生き残りを考えています
が、製作方法は変わっても、1000年も使われて今もハイテクで利用されているの
ですから、「デジタル」と共存させていけば、まだまだ面白いことができると考えて
います。

間もなくお正月、そういえば神社の「絵馬」などもシルク印刷です。
受験、新しい仕事・・「大願成就」といきたいものですね。

絵馬


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月08日(火)更新

「悪事千里を走る」

インターネットはすごい発明だと思います。なにしろ「悪事千里を走る」どころか
現代では、あっと言う間に「万里」を走ってしまいます。

グーグルを規制している大国もありますが、まだ全く「情報」が出てこない国もあり
ます。パソコンだけあってもダメということなんでしょう。

ブータンのようにテレビの普及にすら熱心でない国もありますが、「とても幸せ」
と大部分の国民は思っているそうですから、それはそれでいいなと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、いつかは世界中のほとんどの国で「情報発信」が可能になるでしょうし、
たとえば為政者の「悪政」や「弾圧」も世界中の人が知ることになる、これはすごい
ことだと思います。衛星放送が「ベルリンの東西の壁」を突き崩したように、インタ
ーネットはもっと大きな力を発揮するでしょう。

インターネットの功罪はいろいろあるでしょうが、「悪事千里を走る」ことを知れば
無茶苦茶なことは出来ないことになる・・「核の抑止力」より「インターネット抑止力」
の方がはるかに優れていると思うのですが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「悪事千里を走る」ということわざには、前段があることを初めて知りました。
正しくは「好事不出門、悪事行千里」(こうじもんをいでず、あくじせんりをゆく)で
「良い行いはなかなか広まらないが、悪い行いは尾ひれをつけてあっと言う間に
世間に広まる」という意味だそうです。

唐末から北宋の時代に編まれた書物「北夢瑣言(ほくぼうさげん)」に書いてある
そうですが、テクノロジーは進化しても「人間の営み」というのは千年たっても変わ
らないものだなぁと思います。



株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月06日(日)更新

スペシャルドラマ「坂の上の雲」スタート。

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」がスタートしました。先日第一回を観ました
が、なかなか面白そうです。3年ぐらいのロングランだそうです。

時代劇の場合、「ほんとにこんなイケメンだったの?」「こういう女性がいて、この
ような立ち居振る舞いはあり得ない」などと、ついドラマでありフィクションであると
知りながら余計な考えが先立ち、「大河ドラマ」はほとんど観たことがありません。

時代は明治、近代の話だし、出演者に好感を持てたので今回はちょっと楽しみ。
それにしても伊東四朗さんはうまいなあと。先日亡くなられた森繁久彌さんを初め
藤田まこと、犬塚弘、植木等さんなどいずれもコメディアンから名優の域に達した
人が多いのは売れるまでの下積みの苦労が長かったからでしょうか。それとも
「笑い」というのが人間の何か根源的なところと関係があるからでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

年末になり、今年の「流行語大賞」は「政権交代」だったようですが、「歴女」もノミ
ネートされました。「三国志」や戦国時代の歴史、武将について詳しい女性が増殖
中とのことですが、「何といっても諸葛孔明よ!」とか「石田三成が好き!だって
ハンサムだもの」とか、写真もない時代の男どもの評価にかまびすしい。もっとも
どんな切り口からでも「歴史」に興味を持つのは悪いことではないと思いますが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「坂の上の雲」の原作者=司馬遼太郎は、この作品について「戦争礼賛」といった
読み方をしないでほしい、と述べたと言われています。

学校で習う「日本史」「世界史」は、“大化の改新”とか、“ギリシャ文明”とかずっと
昔の話しか覚えていない・・近世の日本の歴史にさしかかる頃の話はほとんど
時間切れで、明治維新以降の日本の近代については、系統だった知識は私には
ありません。ただ「坂の上の雲」がすべて“史実”であるとは勿論思いませんが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『 賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』 (ビスマルク)

「歴史に学ぶ」というのは、ただ歴史の本を読めということではなく、そこから
成功者の知恵を学びなさい、自分ひとりで考えていても大した成長は望めません
よ、と『賢者は・・・』の解説に書いてありましたが、納得です。

 「歴史」について、実のある「読書」をしたいものとあらためて思います。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

2009年12月02日(水)更新

「インディアン サマー」

「小春日和」もいいですが、同じく「インディアン サマー」というのもなかなか素敵な
響きで大好きです。

12月1日、昨日から師走。全国的に好天だったようですが、昨日は愛知県の
春日井カントリークラブで開かれた「中部ゴルフ連盟=役・委員慰労コンペ」に出席
するため早朝に家を出ました。

コースは常緑の松は別として、メタセコイアの巨木やそのほかの木々も赤や黄色に
色づき、風もなく穏やかな雑木林もすっかり冬支度。
紅葉がハラリ、ハラリと初冬の陽の光の中を舞い落ちます。

「桐一葉落ちて天下の秋を知る」でしたか、そんな心境ではありませんが、それで
も自分の人生も「秋」を迎えているな、とちょっとセンチメンタルになるような美しい
風景。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

同組の三人のプレーヤーは、聞いてびっくり、いずれも昭和ヒトケタ生まれ。
地元放送局の役員Tさんは50年前の「中日クラウンズ」を実況中継されたとか。
日本のゴルフブームに火がついた「カナダカップ個人優勝」の中村寅吉が第1回
のクラウンズに勝った話や、小針春芳、戸田藤一郎ら伝説の名手のエピソードを
歩きながら話してくださる。

76歳のKさんにはほとんどのホールでティーショットをオーバードライブされた。
このお歳でハンデイキャップ6、同じハンディでも私とは「球さばき」が全然違う。
ゴルフは54年やられているとか。

「Kさん、もう、エイジシュートは?」と言わずもがなの質問をしてしまう。
(エイジシュートとは自分の年齢と同じか以下のスコアでラウンドすること。年齢と
の競争である。ゴルファーにとって究極の“夢”。・・・・・一度はやってみたい。
「心と身体と財布」の3つの健康が必須条件と言われます)

「30回までは数えたけどね・・・。ウチ(ホームコース)の理事長なんか80回ぐらい
やってますよ」 「!!!!!・・・・・・・・・」。

もうお一方、Cクラブの理事さんは、まったくスコアなど気にされておられない。
「いい天気ですねえ、横山さん。 こんな日にゴルフができるなんて幸せですなぁ」
とかおっしゃりながら、枯淡のゴルフの風情。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

半世紀近いライバルでもある、よき3人の老ゴルファーは、「少年」のように「インデ
ィアン サマー」を楽しみながら、私の前をしっかりした足取りで歩いていくのでした。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル広巾生地の「染の布」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2008年制作事例イージーオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記

会社概要

http://www.ykougei.jp http://www.yosakoiya.jp

詳細へ

個人プロフィール

「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

詳細へ

<<  2009年12月  >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

コメント一覧

最新トラックバック

  • これもクリエイティブな仕事と思えば… from After5のメインストリート
    会社のイベントでポスティングを行うことになり輪転機を使ってオリジナリティーなチラシを作るべくにわか印刷屋になった話印刷といえば、昔は学校の先生がガリガリした原稿にイン ...
  • 昨日はバレンタインデー。悪党:民主党へ「青空」の歌詞を贈ろう from 脳挫傷による見えない障害と闘いながら・・・
    バレンタインデーでしたが、義理チョコで割引きシールを貼られたまま貰ったり。北方領
  • 犬山城 from 青春18切符で行く,日本の「城」巡り29
    oojijisunです,青春18切符で行きます お城巡りを準備中です、参考になります。
  • 【ブログピックアップ】横山工藝 横山国男さん from 経営者会報ブログ編集部
    「ブログピックアップ」では、 経営者のみなさんの書かれたブログの中から、 お薦めのブログをご紹介しています。 今回のお薦めブログは 横山工藝の横山国男さんです。  * ...
  • 「節約の王道」林望・著 | 我が道を行く、気品にあふれた節約本 from 23:30の雑記帳
    節約の王道(日経プレミアシリーズ) 節約本にありがちな、 ある種のみすぼらしさが感じられない、 上品なというか、気品にあふれた本。 筆者のものの考え方が独特なので、 同意できない方も多数いらっしゃると思われる。 例えば、ゴルフ好き、煙草好き、鉄道模型....