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2011年03月27日(日)更新

ブログ最終回・・「マザー・オワサ」

ブログ最終回、500号です。私には望外のカウント数10万近く、
一度でも読んで下さった方も含め、心から感謝、お礼を申し上げます。
また、この機会を与えてくださった久米繊維久米信行社長、お世話になり
ました日本実業出版社事務局の皆さまにもこの場を借りて厚く御礼申し上
げます。

1号目は父の話を書いたので、500号は母の話を書いてお終いにします。
どんな「ひいおばあさん」だったか、孫たちにエピソードの一つも残して
やるのも悪くないかも知れません。

+++

母は明治34年(1901年)生まれで、父より一つ年上の姉さん女房で
した。名を「をわさ」と言い、苦労して姉4人と私を育ててくれました。
私は1942年生まれですから、母が42歳の時の子というわけです。
頑張ったんですね(笑)。

姉たちは皆「お見合い」なのに父母は恋愛だったそうで、集まるとよく
羨望まじりのひやかしを受けてました。母がデート(!)がどんなだった
かを面白可笑しく話す横で父は・・あまり観察したことはありません。

働き者で義侠心が厚く、丈夫だったせいか病人や死人を怖がることがあり
ませんでした。いわく「死んだ人は何もしない。生きてる人の方がよほど
怖いワ」といってよく笑わせましたが、その生きてる人の面倒もよくみま
した。(特に病気の人を)

+++

物のない戦後すぐの時代、私が小学生のころ、時々母は朝早く唐草模様の
大風呂敷に自分の浴衣や肌着、タオルや食べ物を包んで地下足袋を履いて
出かけることがありました。親戚の病人の世話をしに行くのですが、父方
の方が多かったように思います。

当時もっとも多くまた恐れられた伝染病は「結核」で、「肺病」と言われ
ていましたが、農村では結核とわかると、敷地が広いですから母屋と離れ
た納屋みたいなところに移されます。食事といっても栄養あるものを特に
用意できる時代でもなく、家族が粗末な食事をおくと母屋に逃げるように
帰ってしまう、というようなこともあったようです。

+++

夏の暑い頃には、母は主屋から大きな羽釜(はがま)を借りてきて湯を
沸かし、病人に行水をさせてやり、髪を梳いてやります。
それから持ってきた古いものですが洗濯した肌着や浴衣に着替えさせます。
汚れものを洗ってやり、布団を干し、持参したものを食べさせたようです。

ある時母が「ほんならまた来るでの。気いつけねや」(福井弁)と、夕刻
帰り支度をして納屋の戸を閉めようとすると、布団の上に正座した病人が
こちらを向いて母に手を合わせていたといいます。

『をわささん、ありがと。ありがとのう。をわささんとこのみんなに悪い
ことがないよう願うているでの』。

この話は私が成人してから母から聴いたのですが、しっかりその時の口調
まで覚えています。
母の人助けのおかげでしょうか、私たちなんとか元気にやっております。

+++

母の口癖は「そんなことをしたらバチが当たる」、晩年は「コロコロッと
死にたい」でした。82歳の秋のある日、脳卒中で倒れ、意識が戻らない
まま3日後には他界しました。望み通りのPPK(ピンピンコロリ)でした
が、最後3年ほど痴呆症が出たのは、本人にはわからないことなので可哀
そうでした。

トイレ掃除もドブ掃除も病人の世話でもなんでも素手で平気でした。
「手は石鹸で洗えばきれいになる。病気なんてウツらん。」とでも思って
いたのでしょう。カナイもそんな母を尊敬し好いてくれていたようです。

あなたに尊称をおくります。いなくなって30年近くも経ってからですが、
マザー・テレサならぬ「マザー・オワサ」と。(笑)



          ************

       読んでくださってありがとうございました。
     今年に入ってブログを書き続けようか迷っていました。
     そんな心境でいるところへ東北関東大震災が起きました。
       「無常」を感じさせられる出来ごとでした。
      被災地ではありませんが、まだショックが抜けません。
      今はまず元気を出して仕事ガンバローと思います。
    いずれ、落ち着いたら「じいさんがばあさんに作るナントカ」
     というようなブログを書いてみたい、と思っています。
         その節はまたご訪問ください。

         ************

<忘れられない日の記録②・・山頭火の句に思う>

自由律俳句の俳人、種田山頭火は昭和11年7月、福井の永平寺に五日間
山籠しました。正門横の句碑に次の三句が刻まれています。

「水音のたえずして御仏とあり」
「生死の中の雪降りしきる」
「てふてふひらひらいらかをこえた」

 あの津波の水の中や降りしきる雪の中で息絶えた多くの人たち。
てふてふ・・ちょうちょは今まで私の中では一ぴきでしたが、今は無数の
ちょうちょが陽光に温められた大伽藍の瓦屋根をひらひらと越えていくの
が見えるような気がします。苦しみから解き放たれて。

もう少し暖かくなったら、永平寺へお参りに行こうとカナイと話しています。

 皆さま、今ある命と目の前の生活を大切にお暮らしください。

                          株式会社横山工藝
                             横山 国男

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2011年03月18日(金)更新

猫ドア

日本人の二人以上の世帯では、約半数の家でペットを飼っているという
調査があります。

大体ですが、内訳は犬が50%、猫が30%、魚が10%、鳥が7%だ
そうですから、ミドリ亀とか爬虫類などその他は3%くらいです。

ペットを飼う理由の第一は「癒し」。ペットを飼うことで安らぎを得て
いる人は多いですね。特にこのような時代ですし、人の役に立ってくれ
ています。

当社のお客様の中に、ペットの服を制作されておられるところがあり、
(主に犬ですが)プリントの加工を依頼されてこられます。
なかなか楽しい仕事です。

悲しいことは、今度の巨大地震・津波は数多くのペットの命も奪ったこと
でしょう。また原発の事故から一緒に避難が叶わなかった子もいるので
は、と想像すると胸がふさがれる思いがします。

信じられないようなこのたびの大災害、肉親や家や仕事、中にはその全て
を失くされた人も多くおられると思います。
これからその喪失の大きさを実感させられるつらい毎日がくることを想像
すると、一頭、一匹でも生き延びて飼い主のところへ戻ってくれることを
願わずにはいられません。そして癒し、励まし、力を与えてあげてほしい。

+++

我が家にも猫がいます。もう来てから13年ほどになりますから、人間で
いうと私と同じ初期高齢者かも知れません。

年明け、30年あまり住んだ社屋の2階からほど遠くない住まいに越し
ました。外が見たいだろうと道路沿いの窓に棚板をつけてやりましたが、
それほど高くないのに怖がって登ろうとしません。あれほど身軽だった
のに。

ドアの多い家で、いつも少し開けておくのは寒いし、閉めてしまうと
ガリガリやられるのも困るので(引き戸は上手に開けたのですが)、
親友の工務店社長に頼んで「猫ドア?」をつけてもらいました。

慣れてくれるか心配しましたが、すぐ上手に出入りするようになりました。

文字通り“猫の手”でチョイチョイとフラップを押し、頭を入れます。


スルリと入ってきます。


アメリカ製のすぐれもの。赤いボタンを切り替えると「どちらか一方通行」
「出・入り自由」「開閉ストップ」を選べます。
いくつか取り付けましたので、家の中を自由にあちこち移動してます。

猫はクール。犬のようにちぎれるほどシッポを振ったりしない。
それでも猫好きのカナイの後をいつもついてまわっています。

コジロウ君、これからもお互い元気でやっていこう。


株式会社 横山工藝
横山国男

2011年02月15日(火)更新

ヴァレンタイン・デーあれこれ

いつごろからヴァレンタイン・デーなるものが身近になったのか記憶が
ありませんが、そう古いことではありません。

日本でこの行事を定着させたのはメリーチョコレートカムパニーのかっての
社長さんで、15年ほど前に直接その成功の裏話をお聞きしたことがあり
ます。

1年の半分近い生産量がこの時期に集中するという難題をいかに解決
するか・・考案された独自の生産システムに大変感心した覚えがあります。
その後会社の投資に関することで引責辞任されたようなニュースに接しま
したが、オーナー経営者でも一寸先は闇なのかと思いました。

当社もそのころはラッピングリボンの全盛期でリボンのプリントのための
シルクスクリーン版作成に忙しかったのですが、包装の簡易化や海外への
生産移転でこの仕事も少なくなりました。
美しいパッケージや色々なリボンには夢がありました。

+++

先週末、デパートの特設チョコ売り場は多くの買い物客でにぎわっていま
したが、それでも一頃から比べると心なしか静かなようにも見えました。
カナイは一時人気があった「手作り」のコーナーもあまり人がいないと
言っていました。

今年はチョコフォンデューというのか溶かしたチョコレートが上から滝状
に流れ落ちる仕掛け(果物やクッキーなどにチョコをつけて食べる)の
家庭用の器具が目につきました。

私などは最後にチョコが無駄になるのでは、などと考えてしまいますが、
それよりモノが売れないというのも元気がでませんね。

+++

今年頂いたチョコレート。中には日頃見かけないお高そうなものもあって
恐縮してしまいます。娘からは「ショコラビール」(!?)。
ホワイトデーガンバリマス。

 

といっても白髪頭の私には過ぎた贈り物。そのタネあかしは、パン、ケーキ
づくり20年のカナイが毎年つくる手作りチョコやクッキー、そのお返しと
していただくものなので、文字通りダンナさんへの“義理チョコ”というこ
とになるのかも知れません。

2011年 ヴァレンタインデーに向けてカナイが作ったものがテーブル
に並んでいたのでパチリと一枚。お疲れさんでした。チョコはありがたく
いただかせてもらいます。



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2011年01月26日(水)更新

サッカー日韓戦~てっちゃんを想う。

昨夜のアジア杯サッカー準決勝は見ごたえがありました。
通算71度目の対戦(過去日本の11勝21分け38敗)だそうで、日本に
分が悪いのですが、この試合はものにしました。

すっかり伝統の一戦になりましたが、昨夜の対戦を前に韓国の監督が「日本
と韓国はお互いアジアのリーダー的存在としてともに切磋琢磨していかねば
ならない」というような意味のコメントをしていてとても好感を持ちました。

日韓両国の間には過去にいろいろ不幸な歴史がありましたが、若い世代の
の対日・対韓の感情には古い世代の人たちと違ったものが醸成されつつ
あるように思います。

その大きな変化の基になったのはスポーツや文化の交流、インターネットの
発達などで、条約とか外交等の政治の先を行っているように見えます。
「韓流」フアンのパワーもすごい。

***

子供の頃近所に住むてっちゃん(仮名)は一つ年上で在日朝鮮人でした。
ラムネん玉(ビー玉)、パッシン(めんこ)、模型飛行機づくりなどなど、
どれをとってもめちゃくちゃ強く(うまく)憧れてました。

てっちゃんの薄暗い部屋にはミカン箱に入った戦利品のビー玉やめんこが
一杯あり、勝ち方も教わったような記憶があります。
階下からドブロク(密造酒だった頃です)の臭いがしました。

友達の親の中には在日の子供たちと遊ぶのを嫌がる人もいたようですが、
私の母は全く意に介しませんでした。
釘を輪ゴムで束ねた危険な「手裏剣」をてっちゃんが作って二人で投げて
遊んでいたら、手元が狂って近所の警察官の家のガラスを割って飛び込ん
でしまったときも、一人で一目散に逃げ帰った私だけが母からこっぴどく
怒られました。「卑怯者!」「情けなか」ってわけでしょう。

てっちゃんは中学を出ると、印刷屋で修業し独立開業しましたが、肝炎を
患い50代で亡くなりました。もう15年ほど経つでしょうか。
私が会社を始めててっちゃんが亡くなるまでの15年余り、指図書や伝票
などの印刷を全部お願いしていました。

現在の北朝鮮では名門だったそうなので、その出自からか正義感が強く、
堂々としていたてっちゃん・・少年時代の師匠に少しは恩返しが出来たの
かな、と時々想い出します。



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2010年12月27日(月)更新

年賀状をやめる時

「本年 私も満88歳になります。来年からの年賀のご挨拶は欠礼させて
いただきます」
表書きを終えてからお名前の横の小さな文字が目に入りました。
20年近く年賀状の行き来があったY先生(医師)の2010年の年賀状。

そうか、頂いた時は気付かなかったけれど今年米寿を迎えられたのか。
そういえばゴルフのコンペで同組でプレーさせてもらったのは3年ほど前、
その日はとてもいいゴルフをされて、確かグロス90というスコアだったの
で「先生、エージシュートできますよ」と言ったら「それは無理。一緒に
プレーしてくれる友人がいなくなって、ゴルフ場にくる回数もすっかり減
ってしまったからね。チャンスがない」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の場合、新しい仕事先、ゴルフ連盟や県やクラブのジュニアゴルフ関係な
ど、この歳になっても交友が増えるのは嬉しいことですが、ここ数年新規の
年賀状交換は仕事関連以外は基本的に控えさせてもらうことにしました。
私自身の感覚もそうですし、これから先のことを考えると先様の負担になる
ような気もしているからです。

そんなわけで年々減ってきているのですが、それでも表書きを筆ペンで書い
ていると結構時間がかかります。昔に比べるとスピードが落ち、根気が続か
ないので、昨日の日曜日も机に向かいましたが、終了とはいきませんでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それにしても、88歳まで私のような者にまで年賀状をくださったY先生、
住所、宛名などは毛筆ですし、生涯どれだけの枚数を書かれたのかを思うと
気が遠くなります。20歳も年下の私が「そろそろ年賀状をやめようか」と
考えることがある、と聞けば笑われるかも知れません。

投函しなかった2011年の先生あての年賀状を見ながら「先生、いつまでも
現役で、日野原先生を超えて長生きしてください」と思いました。


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2010年11月03日(水)更新

「味覚人飛行物体」と「未知飛行」

東京農大の名誉教授で、発酵学の権威小泉武夫さんは、「味覚人飛行物体」
と自らを称しているそうです。うまいものがあれば全国どこへでも飛んで
行くから=「未確認飛行物体(UFO)」のもじりでしょうが、講演などで
こんな自己紹介をされると、思わず和みのスタートになるでしょう。

女性ゲストとの対談集「畏敬の食」(講談社)でも個性的な言い回しを披露
されていて、ある料理を前にして、小泉さんいわく「よだれの失禁状態で
ございまして・・」などと、なんとも軽妙で独特の擬音語を交えたお話は
多くのフアンをつかんでいる、と先日の地方紙(福井新聞)のコラムに紹介
されていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この話を読んで、面白い名刺を頂いて印象に残った経験を思い出しました。
東京在住のM原路彦さんですが、名刺の表に滑走路のように手前から向こう
へ文字がデザインされています。 「未知飛行」という社名ですが、お名前
の“みちひこ”とかけているんですね。
友人のデザイン会社の社長が、社名とともに考えてくれたとか聞きました。

印象的な名刺だったのですが、「未知飛行」には、もっと素敵な意味が
ありました。

M原さんは、大手企業(メーカー)の技術者だったようですが、定年後は
趣味が高じて自宅に工房をつくり、ゴルフクラブの研究・制作に打ち込む
毎日を送ることにしました。
(奥様もゴルファーですからよき理解者だったのでしょう)

何と言っても、ゴルフでボールが飛ぶというのは最大の関心事。
プロ・アマを問わず、日夜1ヤードでも遠くへ、と涙ぐましい練習を重ねる
人も多いのです。

M原さんの制作したドライバー(1番ウッド)は、ご本人がセールストーク
をすれば「未知への飛行(距離)をお約束します」ということではないかと
思うのですが、謙虚でいつもご夫婦とも笑顔を絶やさない人たちですから、
そのような自慢げなPRは聞いたことがありません。

「味覚人飛行物体」と称する人、「未知飛行」という工房名、どちらも思わ
ず笑みがこぼれてしまいます。
ダジャレに堕さず、オシャレな感じがします。


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2010年10月26日(火)更新

ほんこさん(報恩講の季節)

浄土真宗では、この季節「報恩講」と言って、開祖親鸞の祥月命日前後に
法要を行いますが、門徒にとっても本来最も重要な行事とされています。

東西の本願寺ほか、真宗各宗派で新暦、旧暦の採用で日程が違うようです
が、私の家にも毎年この時季になると「お寺さん」がお出でになり、お経
をあげていただくことになります。

今年は24日(日)の夕刻でしたが、子供の頃は「ほんこさん」と呼んで
家族総出で家を掃除し、仏壇、仏具を磨いた記憶があります。30年ほど
前、母の葬儀の際、仏壇を新しくしましたが、小型でしかも金ピカではない
ので「磨く」という仕事はあまりなく、助かります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

敬虔な仏教徒でもない私には、両親がやっていたことをただ引き継いでい
るだけなのですが、最近、世代が若返った家では「ウチでは必要ないです
から」と断るケースも増えているとか。

確かに、お布施や寺の維持費用などそれなりの出費に加え、特に来年は
親鸞上人の750回大遠忌を控え特別なご芳志を、などという項目もあり
ますから、「費用対効果」などを考える人が多くなった現代では昔のように
はいかないでしょう。

我が家へ来られたご住職も、あと10年でまず檀家の少ない寺院から経営
は危機的な状況になると。跡継ぎの問題も含めて日本の仏教が危機を迎える
ということにもなりかねないらしいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「無縁社会」がにわかにクローズアップされていますが、日本は戸籍制度
とどこかの寺に同行衆として帰属してきましたから、身元がわからないと
いうようなことは少なかったのではないかと思いますし、寺には過去帳が
あって何代も前から自身のルーツを知ることもできます。

高度成長期、たくさんの人が都会へ出てそのまま居つき、中には住まいや
家族を失ったり、またわざわざ関係を断つとその人が誰なのかわからない
ということが起きても不思議ではありません。

「結(ゆい)」というような地域社会の共同体組織も崩れ、先祖代々信仰し
ていた宗教・寺との縁もなくなる・・それに代わるものを私達は手にできて
いるのかを考えると「無縁社会」の実感が迫ってきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年は7人の家族全員でお坊さんの後ろでお経を聞くことが出きましたが、
小6と小2の孫などには「これは何?」と思っている事でしょう。
私もその年頃は、毎朝仏壇の前でお経をあげる両親の後ろでわけもわからず
座っていた時期がありましたが、何かが残っているような気もします。

子供にとっては一年に一度の行事ですが、まずはそれでいいんではないかと
思っています。


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2010年09月06日(月)更新

「夏休みの工作」で孫に教えたこと

子供のころ、工作や木工が大好きだったのですが、ロクな道具も材料も
無かった時代。
今「ホームセンター(HC)」に行くと、私にとってはパラダイスとも言え
るワンダホーな世界です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夏休みも終わるころ、上の孫(男子・小6)が、私の道具箱を借りたいと
言うので、何を作るのか聞いたところ、観察のため近所の用水で魚を獲る
四手網を作りたいと言う。

網自体は学校へ出さないというので、それならいい機会だから、材料の
買い方、道具の使い方を教えてやろうと思いました。

最初にスケッチをさせ、細い木や網(ネット)、釘や木ネジなど必要な
物を書き出させる。工作用の細木などは60C、90c、180cが単位
になっているので無駄のない寸法にすること、隅金具などでコーナーを
補強すべきこと等など、スケールと電卓を持たせてHCへ連れていきました。
レシート(明細)はきちんとスケッチに貼っておくようにとも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

細木は数本揃えてクランプで締め、曲尺で直角に鉛筆で線を引かせる。
ノコギリの使い方、釘に応じた金槌を使う、材料の割れを防ぐため
あらかじめドリルで細穴をあけるなど教えたが、なかなかうまい。
夢中で半日ほどガレージの下で汗をたらしながら出来たのが下の写真です。


四手網 思い出になってくれるとよいが・・
<四手網 思い出になってくれるとよいが・・>

私がこの子の年頃は、拾ってきた廃材や古釘、肥後の守(ナイフ)に歯の
こぼれた鋸くらいしかなかったのですが、それでも模型や小さい隠れ家等
を作って朝から晩まで友達同志で遊んだ夏休みが懐かしい。

Kクン。おじいちゃんは本当は大工さんか家具を作る人になりたかったんだ。
汗をたらしてモノを作るというのは素晴らしいことだよ。


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2010年08月26日(木)更新

それから9・11(ナイン・イレブン)の話に・・

先日、米国から一時帰国中の次女が、知人宅で知り合ったという米国人女性
を当社に連れてきたのでしばらく話をしました。
Rさんという30代と思われる日本語の堪能な人。

二回目の来日で、最初は数年前、福井県の教育委員会が募集したAET~
(Assistant English Teacher)として、福井市に近い小・中学校で
英語の指導をしたとのこと。初めての日本での生活の笑い話や日本の英語
教育についての問題点などをおもしろおかしくしかも的確に話してくれま
した。

今回は京都の大学へ留学生としてきているそうで、専攻は「国際関係論」、
テーマは「澤田美喜さんについていろいろ調べています」と言う。
「あー、あのエリザベス・サンダース・ホームの・・・」と私が言うと
「ご存知ですか?知っている人少ないです」と彼女がホッとしたような
顔をしました。

戦後間もないころの話ですから、知らない人が多いのも無理ありません。
私も詳しいわけではなく、ジョセフイン・ベーカーさんというダンサーも
たしか関係ありましたね、などとウロ覚えの話をしました。
以下彼女のレクチュアーです。

澤田美喜さんは三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の孫で夫は外交官。
ロンドンで孤児救済に目覚め、帰国後米兵や軍属と日本女性の間に生まれ、
捨てられた混血の孤児をホームに引き取り、述べ2000人も育てたとの
こと。
国に物納した大磯の岩崎家別荘を、並はずれた強い意志と情熱で多額の
資金を集めて買い戻しホームにするなど、その生涯はいわれのない人種
差別との戦いでもあった・・成長した孤児を後にはブラジルでの新天地へ、
という活動もしたが、今はまだそこまで調べていないとRさんは言いました。

「国際関係」「共生社会」にふさわしいテーマのように思います、と私は
言いました。
そして、ふっと思いだして「9・11の時、貴女はどこに?」と質問しま
した。人種、国際関係、共生などの言葉から連想したのかも知れません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ああ、9・11、ナイン・イレブンね。私は両親とニュージャージーに
いました。ニューヨークとは近い所です」。

メディアなどでは「September Ereven」とか言うようですが、一般には
「ナイン・イレブン」なのか、と思いました。

「もちろん、すごいショックでした。ニュージャージーにはJ・Fケネディ
など大きいエアポートだけでも3つあり、24時間飛行機の音がします。
でも、あの時3日間すべての空港が閉鎖されました。すごい経験でした。
全く音というものが消えてしまったのです。私、毎朝近所の森へ散歩に
行ってましたが、たまに空軍のジェット機が低空飛行で飛んできて怖か
ったです。そして町中の人が急に優しくなったんです。スーパーマーケット
のレジでも「お先にどうぞ」なんて。そんなことそれまでになかったこと。
これからどうなるんだろう、アメリカは大丈夫なの?人種や肌の色に関係
なくみんなが何か絆を、もっとコミニュケートしたいと強く思っていたのか
も知れません。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2001年9月11日。あれから9年、間もなく総数3000名に近い
犠牲者を出した「ナイン・イレブン」がやってきます。
遠い日本でも連日リアルな映像を見つめ、背筋が凍る思いをしたのは私だけ
ではないと思います。

真の「共生社会」のためには、澤田美喜さんのような人がもっと世界に必要
なんでしょうね。

Rさん、また来てその後の研究の成果を話してください。

株式会社横山工藝 横山国男
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2010年08月23日(月)更新

Wさん、「保護司」だったんですか!。

今月の初め、ロータリークラブの仲間であり、ゴルフもよくご一緒させて
いただくWさんが、春の叙勲で「瑞宝双光章」を受章されたので、祝賀会
へのご出席を、というご案内を発起人会からいただきました。

Wさんは72歳、地元高校の商業科を卒業し、8年間の勉強の後、税理士
試験に合格、即登録開業された努力の人。出席者の顔ぶれを見ても地元
有力企業の社長さんがズラリと居並んでいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご職業とご年齢から、てっきり長年の税理士業務に対するご受章と思いこ
んでおりましたが、26年間にわたる「保護司」としてのお働きに対して
叙勲されたもの、とご案内を見て分かり非常に驚きました。

20年近いお付き合いがありますが、一度もそのようなお話をされたこと
がなかったからです。これは私だけでなく、周囲のご出席者にも同様の
「知らなかった」という会話をされている方も多くおられました。

「保護司」について詳しくありませんが、犯罪を犯した人の社会復帰、日常
の生活の相談相手になる、ということだと思いますが、たびたび自宅での
食事にも招くそうですから、これには奥様を初め家族全員の理解と協力も
必要ということが、来賓の保護観察所長他の関係者の祝辞を聞いていてよく
分かりました。
(奥様は作秋一足早く表彰を受けられたようです。会場でも笑顔の絶えない
明るいお元気な方とお見受けしましたので、この難しいお役目には奥様の力
大なるものがあったんだな、と思いました)

日本税理士(協)、県監査委員、税理士政治連盟など多数の要職にもあり、
県知事、市長、地元選出の国会議員、法務省、税務関係他各方面200名
を超す祝賀会でしたが、Wさんの最後の「お礼のことば」を聞いていて、
思わず涙ぐみました。

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Wさんの家は福井市郊外、私の父の生家のすぐそばですが、ご本人いわく
「田んぼと炭焼き」が生業、なんと兄弟姉妹が14人だったそうで、食事
時は戦争だったそうです。当時では高校進学すら容易ではなかったでしょう。

『私を支えたもの、それは一にも二にもハングリー精神だった気がします』
と朴訥におっしゃられましたが、私利私欲を離れ、人知れず社会への奉仕も
黙々と続けて来られたWさん。

素晴らしい人が身近に居られたことにあらためて驚き、尊敬の念が深まり
ました。そんな人とは知らず、Wさんが大好きなゴルフではその“個性的
なフオーム”を茶化したりしたことがありますが、これからは言葉に気を
つけなくちゃ。

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