株式会社横山工藝 代表取締役 横山 国男 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
日本最古のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」で。
先日、日本で最初に造られたゴルフ場、「神戸ゴルフ倶楽部」へ行く機会
がありました。10年ぶりの再訪です。
ゴルフエッセイストの鈴木康之さんを中心に、東京に「ピーターズクラブ」
というシンプルゴルフ(クラブの本数を少なく、自分の足で歩く。ショット
で傷つけた芝には目土を施す、スコアより友情、贅沢ゴルフをしないなど)
を目指す会があり、5年前に福井にも“分家”をつくらせてもらいました。
6月に3つ目の「関西ピーターズクラブ」が、三田市の千刈カンツリークラ
ブのI支配人と有力メンバーを中心に出来ましたので、発足記念大会を
「神戸ゴルフ倶楽部」で開催することになり、東京・福井・関西在住の36
名が参加しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
標高800mを超える六甲山上、英国人の貿易商グルームが、1896年
ここに別荘を建てたのが始まり。道らしい道のなかった頃です。
3年がかりで樹木を切り、岩や土を動かし、藪草を刈って最初の4ホールが
完成したのが1901年(明治34年)の秋のことでした。
それから100年余り、拡張や改造もたびたび行われ、現在では18ホール
4045ヤード(バックティー)パー61の「雲の上のリンクス」が完成
しています。(現在の会員数は600余名と聞きました)
写真 1番H。夏の夕景。海の向こうは泉南方面。
クラブハウスは木造で1932年(昭和7年)に建て替えられたものだそう
ですが、今も現役~「必要にして十分」です。
コースの真ん中にあるチェンバー(宿泊用ロッジ17ベッド)は、それより
古く大正年間の建築とか。ここで前夜、神戸牛のスキヤキパーティーで盛り
上がりました。
写真 18番Hから見るクラブハウス(開放的で外のテラスもグッド)。
右 チェンバー(ロッジ)の談話室。
職員の皆さんもとてもフレンドリーで、会員、ビジターの区別なく接して
くださいます。「六甲」・・日本のゴルフの原点がここにあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
炎天下、山を登り谷を渡って、ダブルスのマッチプレーを終えてクラブ
ハウスでの懇親パーティー。参加者の中には、高名なカリスマ美容師、
ラジオのパーソナリティー、かっては大企業の要職にあった人などもいま
すが、身過ぎ世過ぎは無関係。すべて「○○さん」で通すのがならい。
個人成績はありません。ヤングとエルダーチームに半分ずつ分かれての
対抗戦。62歳が線引きというのはここでも高齢化ですが、エルダーの
チーム全員が前に出て、ヤングに「参りました」と頭を下げて終わり。
何人かが挨拶とかショートスピーチをしましたが、旧知のYさん(東京)
がパーティーのみに参加されたのは、『私、今日プレーしなかったのは
先日脳腫瘍の手術をしました。麻酔から覚めて最初に「先生、いつから
ゴルフ出来ますか?」と聞いて呆れられました。皆さんとまたお会いでき
て・・』と後は言葉にならず、全員「生還おめでとう」です。
もうお一人プレーしなかったWさん(関西)。「私、Wと申します。この
一年抜け殻のようでした。何も手につかず・・でもこれではダメだ、強く
生きていかなくては、それで今日皆さんに会いに・・ゴルフも再開しよう
と・・・」と途切れとぎれにおっしゃって激しく慟哭されました。
(想像するに最愛の奥様を亡くされたようでした)。私も涙。
素晴らしい司会者のOさんが話を引き取りながら、お互いいろいろな事が
あっても「素敵な仲間」であり続けたい、と言っていただき、また懇親の
パーティーが続きました。・・・「たかがゴルフ、されどゴルフ」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下写真左は、日本最初のキャディ横田留吉少年。手甲脚絆にわらじ履き。
(1905年)。右は現代のキャデイ君。一人クラブ10本に制限された
特製のバッグ4人分を担いで山を走り回る。(伝統的に近くの神戸大生の
アルバイトになっているようです)。
* 写真の一部は倶楽部で買った「絵はがき」から。
株式会社横山工藝 横山国男
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がありました。10年ぶりの再訪です。
ゴルフエッセイストの鈴木康之さんを中心に、東京に「ピーターズクラブ」
というシンプルゴルフ(クラブの本数を少なく、自分の足で歩く。ショット
で傷つけた芝には目土を施す、スコアより友情、贅沢ゴルフをしないなど)
を目指す会があり、5年前に福井にも“分家”をつくらせてもらいました。
6月に3つ目の「関西ピーターズクラブ」が、三田市の千刈カンツリークラ
ブのI支配人と有力メンバーを中心に出来ましたので、発足記念大会を
「神戸ゴルフ倶楽部」で開催することになり、東京・福井・関西在住の36
名が参加しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
標高800mを超える六甲山上、英国人の貿易商グルームが、1896年
ここに別荘を建てたのが始まり。道らしい道のなかった頃です。
3年がかりで樹木を切り、岩や土を動かし、藪草を刈って最初の4ホールが
完成したのが1901年(明治34年)の秋のことでした。
それから100年余り、拡張や改造もたびたび行われ、現在では18ホール
4045ヤード(バックティー)パー61の「雲の上のリンクス」が完成
しています。(現在の会員数は600余名と聞きました)
写真 1番H。夏の夕景。海の向こうは泉南方面。
クラブハウスは木造で1932年(昭和7年)に建て替えられたものだそう
ですが、今も現役~「必要にして十分」です。
コースの真ん中にあるチェンバー(宿泊用ロッジ17ベッド)は、それより
古く大正年間の建築とか。ここで前夜、神戸牛のスキヤキパーティーで盛り
上がりました。
写真 18番Hから見るクラブハウス(開放的で外のテラスもグッド)。
右 チェンバー(ロッジ)の談話室。
職員の皆さんもとてもフレンドリーで、会員、ビジターの区別なく接して
くださいます。「六甲」・・日本のゴルフの原点がここにあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
炎天下、山を登り谷を渡って、ダブルスのマッチプレーを終えてクラブ
ハウスでの懇親パーティー。参加者の中には、高名なカリスマ美容師、
ラジオのパーソナリティー、かっては大企業の要職にあった人などもいま
すが、身過ぎ世過ぎは無関係。すべて「○○さん」で通すのがならい。
個人成績はありません。ヤングとエルダーチームに半分ずつ分かれての
対抗戦。62歳が線引きというのはここでも高齢化ですが、エルダーの
チーム全員が前に出て、ヤングに「参りました」と頭を下げて終わり。
何人かが挨拶とかショートスピーチをしましたが、旧知のYさん(東京)
がパーティーのみに参加されたのは、『私、今日プレーしなかったのは
先日脳腫瘍の手術をしました。麻酔から覚めて最初に「先生、いつから
ゴルフ出来ますか?」と聞いて呆れられました。皆さんとまたお会いでき
て・・』と後は言葉にならず、全員「生還おめでとう」です。
もうお一人プレーしなかったWさん(関西)。「私、Wと申します。この
一年抜け殻のようでした。何も手につかず・・でもこれではダメだ、強く
生きていかなくては、それで今日皆さんに会いに・・ゴルフも再開しよう
と・・・」と途切れとぎれにおっしゃって激しく慟哭されました。
(想像するに最愛の奥様を亡くされたようでした)。私も涙。
素晴らしい司会者のOさんが話を引き取りながら、お互いいろいろな事が
あっても「素敵な仲間」であり続けたい、と言っていただき、また懇親の
パーティーが続きました。・・・「たかがゴルフ、されどゴルフ」です。
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下写真左は、日本最初のキャディ横田留吉少年。手甲脚絆にわらじ履き。
(1905年)。右は現代のキャデイ君。一人クラブ10本に制限された
特製のバッグ4人分を担いで山を走り回る。(伝統的に近くの神戸大生の
アルバイトになっているようです)。
* 写真の一部は倶楽部で買った「絵はがき」から。
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