株式会社横山工藝 代表取締役 横山 国男 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
イベントの責任者で苦労しましたが・・・。
この2~3か月間、2つのイベントでそれぞれ責任のある立場におかれ苦労しました
が、先週末どれもが無事終わりました。
しかしいろいろ考えさせられたこと、感動したことを綴ってみると・・。
一つは私の所属する「福井西ロータリークラブ創立30周年記念」の行事です。
22日に市内のホテルで式典・祝宴を催し、私は次年度会長なので、接待委員長を
命じられました。
県知事、関連エリアの市長、地区(京都、滋賀、奈良、福井)ガバナー、市内ロー
タリークラブ(RC)の会長・幹事などが主な来賓。
さらに姉妹クラブ締結をしている、台湾高雄、熊本、伊勢原(神奈川)からのゲスト
そして当クラブの会員、夫人など合わせて85名ほど。
これでもインフルエンザの関係で、直前になって台湾からの訪問が取りやめとなり、
20名ほど少なくなりました。
席次の変更などホテルとの再打合せ、エクスカーションのキャンセル、プログラム
変更による印刷のやり直し等かなり混乱しました。
結果は滞りなく終了し、それぞれの持ち場で委員が奮闘した甲斐がありましたが、
思わぬところでインフルエンザに振り回されました。
しかし、考えてみると日本人というのは本当に「完璧」でないと気が済まない気質
だと思います。ご不興をかうようなことがあっては、と命じられ緊張の連続でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう一つは、翌日23日(土)、30周年記念に合わせて台湾で有名な中国の民族
楽器のプロ演奏家集団「高雄市国楽団」の公演を企画したこと。
団員50名を擁し、時には数名のグループで世界中を巡演しています。
RCの公式記念行事ということになれば入場無料がよい、その予算を組むのは
今回は難しい、と理事会で企画が通りませんでした。
自主公演(クラブは協賛)ということになり、実行委員長にマツリあげられましたが、
これが苦難のはじまり。
昨年秋、初めての公演を聴いて、二胡や揚琴、琵琶、古箏、笛のあまりに見事な
演奏に感激したことを話したことがタタって責任者に。
それでもお引き受けした以上、昼夜2回各220席を何としても埋めて、成功させ
ねば、と決心しましたが、なじみのない旧漢字ばかりの難しそうな音楽会に反応は
イマイチでした。
加えてこのようなイベントに素人の私を責任者にまつりあげた肝心の中心人物は、
「成功させよう」の掛け声ばかりであまり動かず、チケットの販売は遅々として進み
ません。
思いあまって実行委員の他に、書家の吉川壽一君をはじめ数名の友人たちの力
を借りることにしました。
「持つべきものは友」です。後半は順調にチケットが捌け、公演は夢のような結果
となりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何より来場者から「素晴らしかった。感動した」「中国の楽器といっても二胡しか
知らなかった。こんなにすごいものとは思わなかった」など、たくさんの方から
このコンサートを感謝され、中には昼の部に続き、「夜の部のチケットはありませ
んか、もう一度ききたいので」と言われた方も数名。
さらにホッとしたのは、昼、夜ともに残席がわずか、見事に満席に近かったこと。
これはこういうイベント(自由席)で最も頭を悩ます問題ではないかと思います。
座席がガラガラでは演奏者に申し訳ないし、入場者がオーバーすると立ち見となり
お客様から苦情が出かねません。
実行委員10名の他に友人が販売を手伝ってくれたのは有難かったのですが、
最後まで正確に入場者数を予測することはできません。
はじめは売れるかどうかの心配、最後は苦情を言われないかの心配で気をもみ
ました。もちろん運営経費も頭にありますが、お金の問題より快適な環境で聴いて
欲しい、感動して帰ってほしいと祈るような気持ちでおりました。
昼の部は古い小さなホールなのでエアコンの具合が悪く、舞台のそでから会場を
をのぞくとプログラムをうちわ代わりにしている人ばかり。
管理事務所に何度も駆けつけるたびに、「今修理しています」と、もう焦りまくった
こともありましたが、終了後ホールを出てくるお客様は皆さん満足そうで、不覚にも
眼がしらが熱くなりそうでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ロータリークラブ」って何しているところ?とか、何の団体なの?という声もよく
聞きます。特に若い人には馴染みがありません。
どちらかというと「陰徳」を旨にしてきたようなところもあるせいでしょうか。
「社会奉仕、国際奉仕の団体です」でも説明不十分でしょう。
しかし、この「高雄市国楽団」は東京全日空ホテルでの1回公演の予定でした。
急きょ福井での追加公演を決めてくださったのは、台湾生まれ金沢在住の歌手
兼プロデユーサーの友人寒雲(カンウン)さんでした。
「心配しなくていいヨ。お客さん少なくても構わないヨ。」が口癖。
創立当時からの姉妹クラブ「高雄東南ロータリークラブ」との30年に及ぶ交流を
知って、日台友好へのお返しのつもりだったのかも。
感激して口ぐちに「良かったァ、日本の唱歌も涙が出た」とおっしゃっていただい
たお客さんを見送りながら、ロータリークラブ、ロータリアンの眼が行政の長や
エライ人にばかり向いているようではダメなのではないか、と思いました。
予想以上の結果となり、僅かですが余剰金も出ました。これは実行委員と相談し、
台湾の子供たちのためのチャリティに、と考えています。
「持つべきものは友(朋)」。みんなありがとう。そして私をイライラさせた中心人物
さん、「終わりよければ・・」なので悪口言ってごめんネ。
SPECIAL THANKS
<特別協賛> 福井西ロータリークラブ <協賛> 福井ゾンタクラブ
<後援> 台北駐大阪経済文化弁事所 (台湾)文建会衛武営芸術文化中心
台湾観光協会 (社)福井県観光連盟 (財)福井県文化振興事業団
福井新聞社 FBC福井放送 福井テレビ
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル広巾生地の「染の布」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
横山国男社長ブログ / はまじい専務ブログ / 制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
2008年制作事例 / イージーオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
よさこい屋スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ
が、先週末どれもが無事終わりました。
しかしいろいろ考えさせられたこと、感動したことを綴ってみると・・。
一つは私の所属する「福井西ロータリークラブ創立30周年記念」の行事です。
22日に市内のホテルで式典・祝宴を催し、私は次年度会長なので、接待委員長を
命じられました。
県知事、関連エリアの市長、地区(京都、滋賀、奈良、福井)ガバナー、市内ロー
タリークラブ(RC)の会長・幹事などが主な来賓。
さらに姉妹クラブ締結をしている、台湾高雄、熊本、伊勢原(神奈川)からのゲスト
そして当クラブの会員、夫人など合わせて85名ほど。
これでもインフルエンザの関係で、直前になって台湾からの訪問が取りやめとなり、
20名ほど少なくなりました。
席次の変更などホテルとの再打合せ、エクスカーションのキャンセル、プログラム
変更による印刷のやり直し等かなり混乱しました。
結果は滞りなく終了し、それぞれの持ち場で委員が奮闘した甲斐がありましたが、
思わぬところでインフルエンザに振り回されました。
しかし、考えてみると日本人というのは本当に「完璧」でないと気が済まない気質
だと思います。ご不興をかうようなことがあっては、と命じられ緊張の連続でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう一つは、翌日23日(土)、30周年記念に合わせて台湾で有名な中国の民族
楽器のプロ演奏家集団「高雄市国楽団」の公演を企画したこと。
団員50名を擁し、時には数名のグループで世界中を巡演しています。
RCの公式記念行事ということになれば入場無料がよい、その予算を組むのは
今回は難しい、と理事会で企画が通りませんでした。
自主公演(クラブは協賛)ということになり、実行委員長にマツリあげられましたが、
これが苦難のはじまり。
昨年秋、初めての公演を聴いて、二胡や揚琴、琵琶、古箏、笛のあまりに見事な
演奏に感激したことを話したことがタタって責任者に。
それでもお引き受けした以上、昼夜2回各220席を何としても埋めて、成功させ
ねば、と決心しましたが、なじみのない旧漢字ばかりの難しそうな音楽会に反応は
イマイチでした。
加えてこのようなイベントに素人の私を責任者にまつりあげた肝心の中心人物は、
「成功させよう」の掛け声ばかりであまり動かず、チケットの販売は遅々として進み
ません。
思いあまって実行委員の他に、書家の吉川壽一君をはじめ数名の友人たちの力
を借りることにしました。
「持つべきものは友」です。後半は順調にチケットが捌け、公演は夢のような結果
となりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何より来場者から「素晴らしかった。感動した」「中国の楽器といっても二胡しか
知らなかった。こんなにすごいものとは思わなかった」など、たくさんの方から
このコンサートを感謝され、中には昼の部に続き、「夜の部のチケットはありませ
んか、もう一度ききたいので」と言われた方も数名。
さらにホッとしたのは、昼、夜ともに残席がわずか、見事に満席に近かったこと。
これはこういうイベント(自由席)で最も頭を悩ます問題ではないかと思います。
座席がガラガラでは演奏者に申し訳ないし、入場者がオーバーすると立ち見となり
お客様から苦情が出かねません。
実行委員10名の他に友人が販売を手伝ってくれたのは有難かったのですが、
最後まで正確に入場者数を予測することはできません。
はじめは売れるかどうかの心配、最後は苦情を言われないかの心配で気をもみ
ました。もちろん運営経費も頭にありますが、お金の問題より快適な環境で聴いて
欲しい、感動して帰ってほしいと祈るような気持ちでおりました。
昼の部は古い小さなホールなのでエアコンの具合が悪く、舞台のそでから会場を
をのぞくとプログラムをうちわ代わりにしている人ばかり。
管理事務所に何度も駆けつけるたびに、「今修理しています」と、もう焦りまくった
こともありましたが、終了後ホールを出てくるお客様は皆さん満足そうで、不覚にも
眼がしらが熱くなりそうでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ロータリークラブ」って何しているところ?とか、何の団体なの?という声もよく
聞きます。特に若い人には馴染みがありません。
どちらかというと「陰徳」を旨にしてきたようなところもあるせいでしょうか。
「社会奉仕、国際奉仕の団体です」でも説明不十分でしょう。
しかし、この「高雄市国楽団」は東京全日空ホテルでの1回公演の予定でした。
急きょ福井での追加公演を決めてくださったのは、台湾生まれ金沢在住の歌手
兼プロデユーサーの友人寒雲(カンウン)さんでした。
「心配しなくていいヨ。お客さん少なくても構わないヨ。」が口癖。
創立当時からの姉妹クラブ「高雄東南ロータリークラブ」との30年に及ぶ交流を
知って、日台友好へのお返しのつもりだったのかも。
感激して口ぐちに「良かったァ、日本の唱歌も涙が出た」とおっしゃっていただい
たお客さんを見送りながら、ロータリークラブ、ロータリアンの眼が行政の長や
エライ人にばかり向いているようではダメなのではないか、と思いました。
予想以上の結果となり、僅かですが余剰金も出ました。これは実行委員と相談し、
台湾の子供たちのためのチャリティに、と考えています。
「持つべきものは友(朋)」。みんなありがとう。そして私をイライラさせた中心人物
さん、「終わりよければ・・」なので悪口言ってごめんネ。
SPECIAL THANKS
<特別協賛> 福井西ロータリークラブ <協賛> 福井ゾンタクラブ
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