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満開の桜・・「京都漱石の會」講演会に行く。

投稿日時:2009/04/13(月) 15:45rss

夏目漱石の二人のお孫さんとそのご縁戚の方の講演を11日(土)の午後、桜が
美しい京都今出川の同志社女子大講堂(純正館)で聴かせていただきました。

ご縁をいただいた「京都漱石の會」(丹治伊津子さん主宰)の第3回企画、『夏目
漱石ゆかりの「半藤一利・松岡陽子マックレイン講演会」 』です。

陽子マックレインさんは漱石の長女・筆子と漱石の弟子・松岡譲の三女。陽子さん
の妹が作家の半藤未利子さんで、そのご夫君が半藤一利氏というご関係です。

陽子マクレインさんは「比較文学から見た則天去私」というテーマで、“ジェーン・オ
ースティンとオリバー・ゴールドスミスの作品から影響を受けた漱石の作品と人生
について”という要旨がプログラムにありましたが、正直私にはこのあたりの素養
がほとんどありませんので拝聴するのみでした。
しかし、80代の半ばのご年齢ですが、90分間最後までよく通るお声でお話になら
れたのには感嘆しました。 失礼ですが、きっと脳がまずお若いんでしょうね。

半藤一利氏と主宰丹治伊津子さん お元気な陽子マックレインさん

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半藤一利氏は、「文藝春秋」編集長、同社専務を経て作家活動に入られ、昭和史、
幕末史についてもご著書多数であり、そのキレのよい語り口で私も大フアンです。

漱石のお孫さんが夫人ということもあって、漱石についてお詳しいのは当然とも
いえますが、面白かったのは漱石の作品は「門」まで、その後の作品は個人的に
はお好きでない、一言でいえば「暗いから」と、笑いながらお話しされました。

演題は「『坊っちゃん』を読む」“文明史家としての漱石”でしたが、歴史作品を
書かれる作家らしく、作品の時代背景、史実との照合から、「坊っちゃん」が書か
れた背景や、舞台を松山の中学にとっているが、実際は漱石が勤めた帝大
の同僚の先生たちをモデルにしていることなどを面白可笑しくお話になりました。

またかっての編集者らしく、「坊っちゃん」の原稿は400字詰め原稿用紙でいうと、
250枚くらい(中編)だそう。
これを大人気になった「吾輩ハ猫デアル」の連載終了のころの第10章と最終章で
ある11章の間の8日間で書きあげている、とお調べになったそうです。

なんで中断してまで「坊っちゃん」を書いたのか? 半藤さんは大変興味をもった
とのことですが、どうやら東大英文科講師の漱石には我慢のならない権威主義の
先生ばかりで頭にきた、それが急きょ「坊っちゃん」を書かせた、とのことです。

漱石は何度いわれても当時の文部省、東大からの「文学博士」の称号を蹴っ飛ば
し続けたことは有名ですが、最後は郵便物の宛先に「文学博士 夏目漱石殿」と
あると、今でいう「宛先に尋ね当たりません」とつっ返し、印刷のやり直しの費用まで
払ったという徹底ぶりなどは、漱石が維新(ご一新)後、早くも権威や地位でものを
言う人間が多くなったことに辟易していた、という半藤さんの解説がとても面白く、
あらためて漱石の人間的魅力を感じさせられました。

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講演が終わり、この講演会を企画された丹治伊津子さんにも初めてお会いできまし
たので、ご挨拶もできました。
何かの折の京都の女性のお着物姿というのは土地柄もあり、本当に素敵です。

半藤さんの近刊「幕末史」(新潮社)にサインもいただき、桜花爛漫の同志社大の
キャンパスをあとにしました。

半藤一利著「幕末史」 ご著書にサインをいただく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

京都駅に戻り、草津まで電車、翌日12日(日)の大津プリンスホテルで開催され
る年に一度の「ロータリー地区大会(京都・滋賀・奈良・福井)」へ出席するため、
草津駅前のビジネスホテルへ投宿。

記念講演=嘉田由紀子滋賀県知事の「琵琶湖は地球環境の小さな窓」を楽しみに
早めに就寝しました。



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