株式会社横山工藝 代表取締役 横山 国男 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
波乱晩嬢
博報堂のシンクタンク「生活総研」の上席研究員、山本貴代さんは「女性視点の
心理・消費分析」とか「富裕層の意識と実態」などを研究テーマとされ、レポートの
題名に「富裕四族」、「女の豪快消費」、「OLついつい消費」、ご著書には「黒リッチ
ってなんですか?」「平成モザイク消費」など、主にこの年代層の女性をターゲット
と考えている企業、サプライヤーには読んでおいて損はない情報や分析が多いと
思います。
聞きなれない「晩嬢」もそのレポートにでてきます。30~40代の独身女性で、主に
自宅通勤なので可処分所得も高く、仕事バリバリ、私生活面でも健康・若さの維持
に敏感、教養を高める、チャリティなど身の丈にあった社会貢献にも意欲的と
いった元気な女性像が浮かびます。
アラサーとかアラフォーなども、単なる年代層を示すだけでなくて本来このような
意味も含めて造語されたのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「晩嬢」ってC&W(カントリー&ウエスタン)の楽器“バンジョー”を連想させる
せいか、晩の字がついてる割には暗くないですね。
それから「嬢」なんですが、「お嬢さん」「令嬢」とか、なかなか華やいだ文字に感じ
てこれもイイカンジ。
「嬢」といえば
1944年のアメリカ映画「毒薬と老嬢」。監督はハートウオームな作品が多い名匠
フランク・キャプラですが、原題は「Arsenic and Old Lace」となっています。
Arsenicはヒ素、Old Laceはどうやら古いレースのついた服(を着た老婦人)の
意味のようです。
私は長い間、「老嬢」はオールドミスというのかと思ってましたが、これは和製英語
かも知れませんし、最近あまり言わないところをみると差別用語なんでしょうか。
二人の老嬢姉妹(リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィス)の毎年夏の岬での別荘
生活の日常を描いた秀作「八月の鯨」(1987・米国映画)で、久し振りに男性を
夕食に招くシーンがあり心に残りました。
盲目のちょっと意地悪な妹ベティにさとられないよう、つつましやかなリリアンが
長い髪を結いなおし、アクセサリーを選び、お化粧する場面です。
老嬢のそれでも女の部分、可愛さと情念のようなものを感じさせられました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、「晩嬢」の行く手にはなにが待ち構えているのでしょうか。
50代、60代それから・・・・。
なかには「結婚はしたくないが、子供は欲しい」なんてアンケートの回答も見られま
した。たしかに経済社会の混乱も起きていますし、いつまでも親が生きているわけ
でもありません。
でも行く末が「波乱晩嬢」ではかわいそうな気もするのです。
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
心理・消費分析」とか「富裕層の意識と実態」などを研究テーマとされ、レポートの
題名に「富裕四族」、「女の豪快消費」、「OLついつい消費」、ご著書には「黒リッチ
ってなんですか?」「平成モザイク消費」など、主にこの年代層の女性をターゲット
と考えている企業、サプライヤーには読んでおいて損はない情報や分析が多いと
思います。
聞きなれない「晩嬢」もそのレポートにでてきます。30~40代の独身女性で、主に
自宅通勤なので可処分所得も高く、仕事バリバリ、私生活面でも健康・若さの維持
に敏感、教養を高める、チャリティなど身の丈にあった社会貢献にも意欲的と
いった元気な女性像が浮かびます。
アラサーとかアラフォーなども、単なる年代層を示すだけでなくて本来このような
意味も含めて造語されたのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「晩嬢」ってC&W(カントリー&ウエスタン)の楽器“バンジョー”を連想させる
せいか、晩の字がついてる割には暗くないですね。
それから「嬢」なんですが、「お嬢さん」「令嬢」とか、なかなか華やいだ文字に感じ
てこれもイイカンジ。
「嬢」といえば
1944年のアメリカ映画「毒薬と老嬢」。監督はハートウオームな作品が多い名匠
フランク・キャプラですが、原題は「Arsenic and Old Lace」となっています。
Arsenicはヒ素、Old Laceはどうやら古いレースのついた服(を着た老婦人)の
意味のようです。
私は長い間、「老嬢」はオールドミスというのかと思ってましたが、これは和製英語
かも知れませんし、最近あまり言わないところをみると差別用語なんでしょうか。
二人の老嬢姉妹(リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィス)の毎年夏の岬での別荘
生活の日常を描いた秀作「八月の鯨」(1987・米国映画)で、久し振りに男性を
夕食に招くシーンがあり心に残りました。
盲目のちょっと意地悪な妹ベティにさとられないよう、つつましやかなリリアンが
長い髪を結いなおし、アクセサリーを選び、お化粧する場面です。
老嬢のそれでも女の部分、可愛さと情念のようなものを感じさせられました。
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さて、「晩嬢」の行く手にはなにが待ち構えているのでしょうか。
50代、60代それから・・・・。
なかには「結婚はしたくないが、子供は欲しい」なんてアンケートの回答も見られま
した。たしかに経済社会の混乱も起きていますし、いつまでも親が生きているわけ
でもありません。
でも行く末が「波乱晩嬢」ではかわいそうな気もするのです。
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
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