株式会社横山工藝 代表取締役 横山 国男 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
「大恐慌」来るなら来てみろ。
今、本屋さんへ行くと「恐慌本」がいっぱい。
その内の一冊「大恐慌入門」(朝倉 慶著 徳間書店)を買って読みましたが、
まえがきにある「ケタ違いのスーパーバブル崩壊を覚悟せよ」「悲劇の幕はまだ
切って落とされたばかり」「デリバティブという“金融ばくち”に熱狂したツケをこれ
から払わされる」などの刺激的な小題が並んでいます。
なんでも彼らがやった「ばくち」の総計は、想定元本で6京円(一億円の一万倍が
一兆円、一兆円の一万倍が一京円)だそうで、これが音を立てて崩れていってる
とのこと。私の勝手な解釈ですが、世界の富の40%くらいが一瞬で吹っ飛んだ
計算になるようです。(もっともそれが「富」だったのかどうか怪しいものですが)
昔「ジャワの東」という映画で、高さ40mくらいの「大津波」が押し寄せてくるシーン
があり、胆をつぶしましたが、まあそんなものではないかとも思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところが、あまりにも天文学的な数字のせいか、私自身になにが起こるのか具体的
にイメージできないせいか意外と平静に読了しました。
それより、この間から考えている「何でも60%」になる、する、という思いつきが私を
落ち着かせているのかも知れません。
要するに一度日本人は何でも現在の60%で生きる覚悟をしたらよいのでは、と。
しかもこれはそうトンデモナイコトでもないように思えるのです。
大体が現在の生活は「過剰」ばかりのような気がします。議員の数も行政サービス
も夜間の照明も車の排気量も新聞のページ数も食糧の輸入・廃棄分も休耕田の
面積(農業補助金)も私の摂取カロリーも・・・・・・数え挙げたらキリがありません。
3リッターの車に乗っているのなら1800ccに、1000ccなら600ccの軽に乗る、
十分です。衣食住全般にわたって楽しく4割減を目指したらどうかと思います。
おかげで成人病が減り、国の医療費も60%になるかもしれません。
家だって子供が巣立っていけば日当りのいい40%を文字どおり「ハウス農園」に
すれば野菜などはとても二人では食べきれません。バイオ技術も発達してますし。
とまあ、考えているわけですが、あながち荒唐無稽というわけでもないのです。
日本は南北に長い列島ですし、水もあります。一滴の水もないようにみえる
アラビアの砂漠でもベドウイン族はチャンと暮らしていますから、それに比べれば
恵まれすぎているほどでしょう。
会社の売り上げも現在の60%でやれる体制をつくります。人件費も60%、これは
一見難しいように思えますが、もともと日本人の労働生産性はすごく低いですから
これを1.5倍くらいに高めれば60%にしたことと同じではないでしょうか。
過剰生産するくらいなら、わが社などは駐車場のアスファルトをはがして元の畑に
もどして半農半工、半農半商、社員は家族の食糧を作る、ご近所の高齢者にも分
けてあげる、というのは健康的でグッドアイデアだと思いますが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんなことを考えるのは私の世代は食糧難を経験してますし、私などは中学生まで
母親の小さな畑を手伝った記憶がしっかり残っていて、いざとなったら何とかする、
できるという自信がある(と思っている)からかも知れません。
その点都会でお暮らしの皆さんは大変ですぞ。
世界、日本の経済がどうなるかは予想もつきませんが、かって経験したことが
ない場面は一度は避けられないと思っていたほうがよさそうです。
でも、ついこの前まで日本人はそういう暮らしをしていたのです。サラリーマンなど
という職種の就労者は戦前は30%しかいなかったらしいですから。(今は70%)
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
その内の一冊「大恐慌入門」(朝倉 慶著 徳間書店)を買って読みましたが、
まえがきにある「ケタ違いのスーパーバブル崩壊を覚悟せよ」「悲劇の幕はまだ
切って落とされたばかり」「デリバティブという“金融ばくち”に熱狂したツケをこれ
から払わされる」などの刺激的な小題が並んでいます。
なんでも彼らがやった「ばくち」の総計は、想定元本で6京円(一億円の一万倍が
一兆円、一兆円の一万倍が一京円)だそうで、これが音を立てて崩れていってる
とのこと。私の勝手な解釈ですが、世界の富の40%くらいが一瞬で吹っ飛んだ
計算になるようです。(もっともそれが「富」だったのかどうか怪しいものですが)
昔「ジャワの東」という映画で、高さ40mくらいの「大津波」が押し寄せてくるシーン
があり、胆をつぶしましたが、まあそんなものではないかとも思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところが、あまりにも天文学的な数字のせいか、私自身になにが起こるのか具体的
にイメージできないせいか意外と平静に読了しました。
それより、この間から考えている「何でも60%」になる、する、という思いつきが私を
落ち着かせているのかも知れません。
要するに一度日本人は何でも現在の60%で生きる覚悟をしたらよいのでは、と。
しかもこれはそうトンデモナイコトでもないように思えるのです。
大体が現在の生活は「過剰」ばかりのような気がします。議員の数も行政サービス
も夜間の照明も車の排気量も新聞のページ数も食糧の輸入・廃棄分も休耕田の
面積(農業補助金)も私の摂取カロリーも・・・・・・数え挙げたらキリがありません。
3リッターの車に乗っているのなら1800ccに、1000ccなら600ccの軽に乗る、
十分です。衣食住全般にわたって楽しく4割減を目指したらどうかと思います。
おかげで成人病が減り、国の医療費も60%になるかもしれません。
家だって子供が巣立っていけば日当りのいい40%を文字どおり「ハウス農園」に
すれば野菜などはとても二人では食べきれません。バイオ技術も発達してますし。
とまあ、考えているわけですが、あながち荒唐無稽というわけでもないのです。
日本は南北に長い列島ですし、水もあります。一滴の水もないようにみえる
アラビアの砂漠でもベドウイン族はチャンと暮らしていますから、それに比べれば
恵まれすぎているほどでしょう。
会社の売り上げも現在の60%でやれる体制をつくります。人件費も60%、これは
一見難しいように思えますが、もともと日本人の労働生産性はすごく低いですから
これを1.5倍くらいに高めれば60%にしたことと同じではないでしょうか。
過剰生産するくらいなら、わが社などは駐車場のアスファルトをはがして元の畑に
もどして半農半工、半農半商、社員は家族の食糧を作る、ご近所の高齢者にも分
けてあげる、というのは健康的でグッドアイデアだと思いますが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんなことを考えるのは私の世代は食糧難を経験してますし、私などは中学生まで
母親の小さな畑を手伝った記憶がしっかり残っていて、いざとなったら何とかする、
できるという自信がある(と思っている)からかも知れません。
その点都会でお暮らしの皆さんは大変ですぞ。
世界、日本の経済がどうなるかは予想もつきませんが、かって経験したことが
ない場面は一度は避けられないと思っていたほうがよさそうです。
でも、ついこの前まで日本人はそういう暮らしをしていたのです。サラリーマンなど
という職種の就労者は戦前は30%しかいなかったらしいですから。(今は70%)
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
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