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にんにん介護

投稿日時:2008/12/01(月) 10:35rss

ベッドからリフトを使って車いすなどへ

先日、ロータリークラブの「職場訪問・見学」で、当社の近くにある、県の社会福祉
センターを訪れました。

「福祉研修所」や「福祉人材センター」なども併設する大規模な施設で、その中の
一つ「福井県介護実習・普及センター」を見学しました。

子供のころ、町の外れに「老人ホーム」があったな、くらいの時代から比べると、
国が豊かになったと思うと同時に、急速な高齢化と高負担を併せて考えないわけ
にはいきません。

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「皆さん、“にんにん介護”ってご存知ですか?」
ご案内・御説明役のセンターの主事(女性)が、挨拶のあと問い掛けられましたが、
私は知りませんでした。

会員の一人が「知症の人が知症の人を介護すること」と答えて、「正解です」。

比較的軽い認知度の妻が、重症の夫を介護する、といったケースが多いようです
が、もちろん逆もあります。
先日TVで、著名な俳優夫婦の夫人のほうが自分の名前さえ覚えていない、という
衝撃的な映像があったそうですが、そのような立場になった時、自分はどれだけ
我慢強くやれるだろうか、と不安になってしまいます。

「認認介護」は「忍忍介護」でもあるんですね。

アンケートによると、「夫は妻に介護してほしい」に比し「妻は公的なところで介護
を受けたい」が圧倒的に多いのだそうです。
もちろん夫にも公的なところで、ということでしょう。さんざん世話してきてその上
認知症の・・・・・までかなわない、ということでしょうか。

「妻に介護してほしい」なら、若いうちからよーく言動を考えておかねばなりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

食事もさることながら、やはり排泄・入浴が一番大変なようです。

この「介護実習・普及センター」には、形態・機能・価格の異なる6種類の「介護用
 ベッド」をはじめ、車いす、歩行補助機器、リフトなど最新の介護機器がそろって
いて、指導、貸出し、「出前講座」まで行っているとのことでした。

冒頭のリフトの写真のモデルは同年のMさん。 それらしく見えてしまうところが、
私に否応なく「介護」という言葉の現実を突き付けた一日でした。

分解も組み立ても素早くできる最新のドイツ製車いす

横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
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