株式会社横山工藝 代表取締役 横山 国男 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
「相撲甚句」と「木遣りくずし」それにヒット中「男の偲び酒」
友人のてんぷら屋さんを経営するT君が、お店を会場にして先夜ライブを開きまし
た。 3年前から本格的に「演歌」を猛勉強、今では作詞もやってシンガーソング
ライターというわけです。
当夜の聴衆はほとんどが中高年ばかり、知り合いのご夫婦の顔も多く見えます。
大半は天ぷらを食べに行って、T君から「席を用意しておきますから」と言われて
咄嗟に欠席の言い訳をおもいつかなかった(と思われる?)40名ほどの皆さん。
が、なかなかどうして高音部に独特のサビがあって、「うまいもんだなー」と思い
ました。途中、自作の歌詞を忘れて目の前にいた私が急いでプリントを渡した
のもご愛嬌。その「男の偲び酒」は当地有線でもリクエストが増えているそうです
から、そのうち「文化会館」でのステージを楽しみにしてますよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「前回は12曲も持ち歌を歌って客からヒンシュクを買ったので」(T君本人の弁)
今回は他のプログラムも、ということだそうで、友情出演が3つ。
①「相撲甚句」 ②「三味線と小唄、端唄、俗曲など」 ③今や関西エリアに一人
しかいない(東京でも4人)といわれる「太鼓持(幇間)の芸」。
① 「相撲甚句」を聞くのはなんと半世紀ぶり。小学生のころ大相撲の地方巡業が
近くの公園であると、父が連れていってくれましたが、若い力士6~7人が土俵の
周囲に立って「相撲甚句」(甚句形式とは本来7775の歌詞)を唄いましたが、
あの独特の節回しと手拍子、「ハァー ドスコイ ドスコイ」は今も耳に残っています。
デーモン小暮閣下は「相撲甚句」のCDまで出しているそうですが、「花づくし」
「山づくし」「出世かがみ」など有名な甚句がある中、「ご祝儀結婚」は歌詞が良く、
先日の当社専務子息の結婚披露宴などでこれを唄ったら、拙いスピーチ(汗)より
よほど拍手喝采だったかも。(歌詞を最後に掲載しておきます)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
② 相撲甚句も邦楽ですが、中高生の頃「民謡」にはまって、全国の正調民謡を
大御所「町田嘉章」さんの解説付「ソノシート(いわばビニール製レコード)」を擦り
切れるまで聞いた記憶があります。その中にはいくつかの甚句もありました。
邦楽といえば、ややお年を召されてはいましたが、美形の三味線のお師匠さんが、
長唄の名曲などをご披露のあと、「ではちょっとくだけてにぎやかに“木遣りくずし”
でも」と言われたので、「おおっ、出たぁ」と嬉しくなりました。
「木遣りくずし」は私が短いサラリーマン生活をおくった商社の横浜支店の「部歌」
だったのです。いつも宴会の始まりに部長の先導で全員で唄うとスイッチが入る
ような感じがしたものです。“部歌”みたいなものは今の時代だからこそいいかも
しれません
あのころは会社のエライサンになると、「3ゴ」といって「小唄・碁・ゴルフ」を嗜むの
が教養というか粋とされていました。 部長もベッピンのお師匠さんのところへ
せっせとお稽古に通われたのでしょう。「木遣りくずし」は俗曲といわれるジャンル
に入るようです。
土曜日は半ドン、袋にいれたゴルフのドライバー1本を片手に持ち(午後は日曜日
のゴルフに備えて練習だったのでしょうか)ニューヨーク帰りでパナマ帽を少し斜め
にかぶり、東横線の綱島あたりからおそいご出勤でしたが、カッコよかったし、なに
より昨今と違ってゆったりとした時代だったんですね。
昭和へタイムスリップしたような一夜でしたが、さらに森繁久弥、三木のり平の
抱腹絶倒コンビが東宝映画「社長シリーズ」などで見せた芸のルーツの一つは
これではないか、という「太鼓持(幇間)」については次回に。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
相撲甚句 「ご祝儀結婚」 作者不詳
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
♪ハァーエー
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
めでためでたの 若松さま ヨー
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
ハァー 真砂高砂 御席は
この度ご縁が ありまして
00(新郎の姓)00(新婦の姓) ご両家が
深い契りの ご婚礼
松竹梅に 彩られ
00君には 00さん(新郎新婦の名前)
お若い二人が 結ばれて
両家も千秋 万々歳
福寿の宴(うたげ)は ご親族
お友達やら 皆様の
心からなる ご祝辞に
鶴は千年 亀万年
永い人生 末広の
いついつまでもの 幸せを
挙げて お祝い ヨーホホホイ
ハァー 申します ヨー
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
た。 3年前から本格的に「演歌」を猛勉強、今では作詞もやってシンガーソング
ライターというわけです。
当夜の聴衆はほとんどが中高年ばかり、知り合いのご夫婦の顔も多く見えます。
大半は天ぷらを食べに行って、T君から「席を用意しておきますから」と言われて
咄嗟に欠席の言い訳をおもいつかなかった(と思われる?)40名ほどの皆さん。
が、なかなかどうして高音部に独特のサビがあって、「うまいもんだなー」と思い
ました。途中、自作の歌詞を忘れて目の前にいた私が急いでプリントを渡した
のもご愛嬌。その「男の偲び酒」は当地有線でもリクエストが増えているそうです
から、そのうち「文化会館」でのステージを楽しみにしてますよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「前回は12曲も持ち歌を歌って客からヒンシュクを買ったので」(T君本人の弁)
今回は他のプログラムも、ということだそうで、友情出演が3つ。
①「相撲甚句」 ②「三味線と小唄、端唄、俗曲など」 ③今や関西エリアに一人
しかいない(東京でも4人)といわれる「太鼓持(幇間)の芸」。
① 「相撲甚句」を聞くのはなんと半世紀ぶり。小学生のころ大相撲の地方巡業が
近くの公園であると、父が連れていってくれましたが、若い力士6~7人が土俵の
周囲に立って「相撲甚句」(甚句形式とは本来7775の歌詞)を唄いましたが、
あの独特の節回しと手拍子、「ハァー ドスコイ ドスコイ」は今も耳に残っています。
デーモン小暮閣下は「相撲甚句」のCDまで出しているそうですが、「花づくし」
「山づくし」「出世かがみ」など有名な甚句がある中、「ご祝儀結婚」は歌詞が良く、
先日の当社専務子息の結婚披露宴などでこれを唄ったら、拙いスピーチ(汗)より
よほど拍手喝采だったかも。(歌詞を最後に掲載しておきます)
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② 相撲甚句も邦楽ですが、中高生の頃「民謡」にはまって、全国の正調民謡を
大御所「町田嘉章」さんの解説付「ソノシート(いわばビニール製レコード)」を擦り
切れるまで聞いた記憶があります。その中にはいくつかの甚句もありました。
邦楽といえば、ややお年を召されてはいましたが、美形の三味線のお師匠さんが、
長唄の名曲などをご披露のあと、「ではちょっとくだけてにぎやかに“木遣りくずし”
でも」と言われたので、「おおっ、出たぁ」と嬉しくなりました。
「木遣りくずし」は私が短いサラリーマン生活をおくった商社の横浜支店の「部歌」
だったのです。いつも宴会の始まりに部長の先導で全員で唄うとスイッチが入る
ような感じがしたものです。“部歌”みたいなものは今の時代だからこそいいかも
しれません
あのころは会社のエライサンになると、「3ゴ」といって「小唄・碁・ゴルフ」を嗜むの
が教養というか粋とされていました。 部長もベッピンのお師匠さんのところへ
せっせとお稽古に通われたのでしょう。「木遣りくずし」は俗曲といわれるジャンル
に入るようです。
土曜日は半ドン、袋にいれたゴルフのドライバー1本を片手に持ち(午後は日曜日
のゴルフに備えて練習だったのでしょうか)ニューヨーク帰りでパナマ帽を少し斜め
にかぶり、東横線の綱島あたりからおそいご出勤でしたが、カッコよかったし、なに
より昨今と違ってゆったりとした時代だったんですね。
昭和へタイムスリップしたような一夜でしたが、さらに森繁久弥、三木のり平の
抱腹絶倒コンビが東宝映画「社長シリーズ」などで見せた芸のルーツの一つは
これではないか、という「太鼓持(幇間)」については次回に。
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相撲甚句 「ご祝儀結婚」 作者不詳
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
♪ハァーエー
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
めでためでたの 若松さま ヨー
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
ハァー 真砂高砂 御席は
この度ご縁が ありまして
00(新郎の姓)00(新婦の姓) ご両家が
深い契りの ご婚礼
松竹梅に 彩られ
00君には 00さん(新郎新婦の名前)
お若い二人が 結ばれて
両家も千秋 万々歳
福寿の宴(うたげ)は ご親族
お友達やら 皆様の
心からなる ご祝辞に
鶴は千年 亀万年
永い人生 末広の
いついつまでもの 幸せを
挙げて お祝い ヨーホホホイ
ハァー 申します ヨー
(ハァー ドスコイ ドスコイ)
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
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