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「永遠の旅人」・・芭蕉さんとゴルフ

投稿日時:2007/08/01(水) 10:58rss

「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。・・・」
何かの拍子に名文や名曲のフレーズ、一節などが何度も頭の中を
しばらく駆け巡ることがあります。

この「奥の細道」の冒頭も、最初口にした時、なんともいえない
リズム感と芭蕉の「旅への思い」、曾良を伴う「二人の旅人」が
パーッとイメージされて大好きな「出だし」のひとつです。

旅人二人
以前から好きなイラストのホームページです。(本文とは関係ありません)

「百代の過客」は「はくたいのかかく」と読むそうで、「永遠の旅人」
を意味すると解ってからは、一層心にしみる文章となりました。
いつかは「松尾芭蕉」にのめりこんでみたい、そんな気がします。

          ・・・・・・・・・・・

先週末はホームコースの「芦原ゴルフ場」でプレーしました。
この日本海を望む「白砂青松」(大分松枯れ病にやられましたが)の
ロケーション、やがて半世紀にもなる歴史あるクラブ、私のゴルフ
ライフの原点でもあります。

9番ホールの途中、左手の松林からすぐ下の砂浜に、芭蕉が元禄二年
(1689)八月七日、ここで詠んだ「汐越の松」の句碑があり、時々
この石碑と松を訪ねてきた俳句愛好家グループの人影を目にします。
芭蕉が見た松はすでに枯れ、朽ちた大木として横たわっています。

「終宵(よもすがら) 嵐に波をはこばせて 月をたれたる汐越の松」 

五・七・五じゃないんですね。さっと駆け下りて写真を撮ってきました。

芭蕉句碑と地蔵さん 9番Hの案内板

「句碑」と隣の「お地蔵さん」に手を合わせてから、駆け戻って打った
ピッチングでの第三打はピンそばへのナイスショット、バーディーで
久しぶりのパープレー(ハーフ36)。芭蕉さんのご利益かも。
そう言えばゴルフも「永遠の旅人」に似ているようなところがあります。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「永遠の旅人」といえばS・キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」(1968)。

 オープニングのR・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」は物語りの
予感を、ディスカバリー号が月へ向かう場面でのJ・シュトラウスの
「美しく青きドナウ」は宇宙の限りない静謐を感じさせて、40年も前に
見事なSFX世界の“旅情”を演出していました。

音楽や映像は私のいささか古くなった脳にも時々鮮やかに蘇り、一度
去来すると半日ぐらいは頭の中をぐるぐるしてちょっと閉口します。

横山国男

【染型工房 横山工藝】
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【オーダー よさこい屋】
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