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池田晶子さんの死亡記事に驚く

投稿日時:2007/03/03(土) 12:58rss

今朝早く朝刊を広げて、やさしい文体と切れ味のよい口調
で「哲学」を魅力的なものにしてくれた池田晶子さんが、
2月23日にすでに亡くなられていたことが報じられていて
驚きました。

急いでヤフーの国内ニュースを見ましたが、まだ何も報じられて
いませんので「本当かな」とも思いましたが、そういえば
一昨日、毎週楽しみにしている「週刊新潮」コラム「人間自身」
が見当たらないので、目次をさがすと、

*池田晶子「人間自身」は休載します。

と小さい字でお断りがありました。もうこの時点でこの世に
おられなかったことになりますが、一週間以上の発表の遅れは
何か事情でもあったのでしょうか。


著作も何冊か読み、大のつくフアンの一人でしたが、語り口も
さることながら、特徴のある美形で不思議な魅力を感じていま
したので、新刊書にはさまれていた「サイン会」の入場券で
一度ご本人を見てみたいもの、と東京へ出向く社用がないか
考えたほどです。

独身かな、とも思ったのですが、記事には“喪主は夫 伊藤實氏”
とあります。
死因は腎臓がんとありますが、享年46歳、あまりにあっけない
最後で、(つい先日もコラムで“混浴”の話題を面白おかしく
書かれてもいましたので)もうあの名調子に出会うことが出来ない、
と思うと今朝はすごくさみしい思いで胸が一杯になっています。

合掌。


横山国男
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  • » 訃報:『14歳からの哲学』の池田晶子さん死去 from 栄枯盛衰・前途洋洋
    今朝の朝日新聞を見て驚いた。『14歳からの哲学』((株)トランスビュー発行)などの作品で著名な、池田晶子さんがさる2月23日に腎臓がんでなくなっていたという死亡記事が出ていたのだ。 14歳からの哲学―考えるための教科書 『14歳からの哲学』に「考えるための教科書」というサブタイトルがつけられているように、池田さんは、平易な言葉で、哲学を語り、考えることの大切
  • » 人の死は悲しいのか  池田晶子の死  『人生のほんとう』  from 試稿錯誤
                                              「。。親しい人が死ぬと、当然「悲しい」という感情が起こります。ただ、なぜ悲しいのかなと少し距離を置いて考えてみると、おそらく第一に「もう会えない」という思いがあります。その次がたぶん、「かわいそう、気の毒だ」、「死んだひとは悲しいんじゃないか」、そういう思いもありますね。 でも、これはよく考えてみると、わからないんですよ。ひょっとしたらそれも思い込みではないかと考えることもできます。死んだ人が悲しいと思っているかどうかはわからない。死ぬのが本人にとって悲しいことなのかどうか、われわれにはあくまでもわからないんですよ。だって、われわれは死んだことがないわけですから。 (略) けれど、たいていは、「もう会えない」という感情のほうが、悲しみの内容としては強いのでしょう。でも、その「もう会えない」とはどういうことか...

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