株式会社横山工藝 代表取締役 横山 国男 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
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2007年04月03日(火)更新
藤田幸希さんに女子プロゴルフの人気の秘密を見る
先日の日曜日、福井で女子プロゴルファー藤田幸希(さいき)さん
の後援会発足の「記念コンペ」が開かれ、お招きをいただき出席し
ました。
ゴルフ愛好家の友人のTさんが、トーナメント会場で、フアンを大
事にするマナーの良い藤田プロに感心し、熱烈なフアン・支援者と
なり、お互いのファミリー同志の交流にまで及んで「福井後援会」
設立へと発展したようですが、渡米した宮里藍や横峯さくらに次ぐ、
今最も輝いている人気プロですから、超多忙の合間を縫って、栃木
からご両親とマネージャーの運転する車で駆けつけてくれたのです。
プロゴルフだけでなく、今日本では総じて「女性」の方が元気が
あります。格差とか、犯罪などの暗いチョット不安な社会の雰囲気
の中、やたらと周囲に気を使い、どちらかというと「目立たない」
ようにしている「男たち」を尻目に、「自分で決めた目標」に
向かって、明るく、屈託のない、それでいて陰では血の滲むような
練習(自分にも他のプロにも負けたくないという強い心)ですら、
かっての「スポ根」でなく、楽しさに変えてクリアしてしまうこの
若い女性たちのバイタリティーに、国民の多くが「晴れ晴れ」とし
たものを感じ取るのでしょう。
宮里藍、横峯さくら、藤田幸希の各選手は三人ともほぼ同年
ですが、もうひとつの共通点は「お父さんが先生・師匠」ということです。
幸希さんのお父さん(健氏、JGAハンディ+3だそうです)と一緒に
ラウンドさせていただき、いろいろなお話もお聞きしましたが、
「まだ幸希には教えていないこともあります」という「技」もさる
ことながら、強く感じたのは「子どもの資質・性格を見抜く力」と、
「どうしたらモチベーションを高く持ち続けられるか」という点で、
非常に父親が「辛抱する、我慢する」ことを大事にされている点です。
三人のお父さん、中でも宮里優氏、藤田健氏はかって全国の
競技会出場レベルのトップアマです。
「ゴルフ」の素晴らしさから多くのことを学ばれたに違いありません。
そして「育てる」ということの難しさも喜びも、共に「父娘」のもの
として他人では持ち得ない「感慨」も感じておられるでしょう。
パーティーの席では幸希プロが、「今年は目標を高く持って、年間
5勝、賞金1億を目指します。福井の皆さんも藤田幸希をヨロシク!」
と明るく宣言。賞品の手渡し、サインの書き込み、記念写真の撮影で
お茶目なポーズと、この「エンターティンメント」「サービス精神」
に溢れた期待の「若手女子プロゴルファー」は、師匠であるお父さん
から「フアンあってのプロ、フアンあっての名声と賞金」を何より
「叩き込まれている」のでしょう。
先々週の「週間ポスト」巻末のカラーグラビアにも「藤田幸希」の
特集がありますが、最後に「ずっとプロをやっていくつもりはあり
ません。30歳で結婚して、ジュニア育成の仕事をしたいんです」と
連盟や県の「ジュニア育成」にタッチしている私には涙の出るような
コメント。
今日から「春休みジュニアゴルフ教室」に、小三の孫をはじめて参加
させることにしました。
「エチケット・ルール・マナー」と「人とコースに思いやり」が私の
ゴルフの基本。
新しいジュニア用の「キャディバッグ」のカバーに「さいき2007・
4・1」とサインしてもらいました。
贈呈した“飛翔” 書 吉川壽一 サイン入り キャディバッグ
横山国男
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2006年09月19日(火)更新
ゴルファーのスピリット
今朝、郵便受けから新聞を取ろうとしたら、バサッと
小型で厚めの封筒が落ちました。
「?」と思い、差出人を見ると「ゴルフダイジェスト社」
とあります。中は「新書」のようですが、注文の覚えは
ありません。
タイトルは「ゴルファーのスピリット」。帯に”上質ゴルフ人
の紳士道と武士道”とあり、「あー、鈴木さんの新刊だ」と
納得。「謹呈 二〇〇六年秋 著者」のシオリがはさんであり
ます。
「ゴルフダイジェスト新書 定価857円+税」
鈴木さんというのは、鈴木康之さんのことです。おそらくゴルフ
愛好家で、多少なりともゴルフのエチケットやマナーについて
関心を持たれたことがある人は、一度は著作を手にされていること
でしょう。
「職業」はこれもおそらく日本でただ一人、「ゴルフマナー研究家」と
自称されておられますが、往年はコピーライターの第一人者として
広告界で活躍されるかたわら、この30年以上にわたって、
「皆が気持ちよく楽しめるプレー」の普及に取り組んで来られました。
名著「ピーターたちのゴルフマナー」は、十数回の刷りを重ね、
何かとゴルフにまつわるお行儀の悪さが先達から苦言を呈される昨今、
日本人ゴルファー必読の「バイブル」といってもよいでしょう。
9月始めの週末、鈴木さんがこよなく愛し、これぞ日本の”リンクス”
と称える「古河ゴルフリンクス」(茨城県・古河市営)に、招かれて
「ピーターズクラブ・月例会」に参加してきました。
渡良瀬川の広大な河川敷に展開するコースは、ゴルフをするに
必要なものはすべて揃っており、不必要なもの、例えば豪華な
クラブハウスや、庭園、仰々しいスタッフや高級メニューなどと
いうものは一切なく、「本質・スタンダード」がここにはあります。
金田武明さんのコース設計にも感激です。
ボロい(失礼)手引きカートを引っ張り、プレーはゴルフゲームの
原型とも言うべきマッチプレー形式、お仲間には翻訳家の永井淳
さん、敬愛する”オールドマンパー”嶋口信義画伯のほんわか笑顔
も見えます。
前の組の鈴木会長は間もなく70歳というのに、きびきびとフットワーク
も軽く、小柄な人ですが大きいスイングとカッコいいフイニッシュは
さすがです。
楽しい19番ホールの席上、鈴木会長はお隣に私の席を設けてくださり、
「横山さん、冬もう一度いらっしゃい。体がよろけるほどの寒風の
中でやるんですよ。もっとリンクスらしくなって、これがまた最高よ」
とアリガタイ(!)お招きの言葉。どなたかが「鈴木さんはマゾ
ですからネ、やめといた方がいいですよ」と混ぜっ返してにぎやかな
ことでした。
新刊「ゴルファーのスピリット」を贈呈されたのにはワケがあります。
この本は「週刊ゴルフダイジェスト」で150回を超える連載「あざみの
教え」から54編を編んだものですが、そのなかの一遍「聖人君子に
あらず されどゴルファー」は、私のエピソードを書かれたからです。
文中、私のことは「Yさん」としてもらいましたが、鈴木さんは「絶対
実名で。作り話と思われるから」と何度もプレッシャーをかけられました。
シャイな私は「実名はご勘弁」で押し通しました。
ここ一番でO.B.なんぞを出してもニコニコしているほど人間ができて
いませんから。聖人君子、エチケット・マナーの達人にはほど遠い
のです。
そういえば鈴木さんも「あとがき」で書いていらっしゃるじゃないですか。
「私はゴルフマナーの本は著しましたが、ゴルフマナーの師範ではあり
ません。”ゴルフマナー研究家”です。(中略)ミスショットに悪態
ついた後でも、おかげさまで『研究中でーす』とエクスキューズすれば
オッケー」と。
ゴルフ愛好家の経営者のみなさま、どうぞ本棚に一冊。あらためて
「ゴルフって素晴らしい」と思えますよ。
横山国男
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2006年08月28日(月)更新
夏休みジュニアゴルフ
夏休みももう終わりですが、8月9日、近くのゴルフ場で
「ジュニアゴルフスクール」が今年も開かれました。
連盟のジュニア育成委員を委嘱されている関係で
開校式で挨拶をしましたが、高校生2名をふくむ
35名ほどの受講生(大半が小学生)は、その前日2日ほど
プロからレッスンも受けたので、真っ黒に日焼けして
嬉しそうに並んでいました。
宮里藍や横峯さくらといったアイドルの登場や、バブル崩壊後の
混乱がようやく一段落して、ゴルフ場も小康状態となり、
低料金となったこともあるのでしょうが、ゴルフが子供たちにとって
身近なものになり、「ジュニアゴルフ」が盛んです。
中には将来はプロにしたい、という親御さんがおられるのかも
知れませんが、そんなことより、広い芝生でボールを打ちながら
最後に小さい穴(ホール)に入れるという一見単純に見えるスポーツが、
やってみるとなかなかうまくいかないという面白さに、
子供たちが熱中しているのがとてもよくわかります。
途中には池や砂場(バンカー)など数々の障害もあり、
それをどう自分の力で乗り越えていくか、レベルの差はあっても
大人も子供も考えていることは全く同じなんだな、と
早くもこのスポーツ、人生ゲームに魅惑されている
子供たちの目をみて思いました。
昔のように道路で遊んだり、里山を駆け回ったりする「外遊び」が
種々の危険で禁じられたも同然の今の子供たちにとって、
「ゴルフ場」はまたとない自然に囲まれた、安全な「遊び場」です。
もっと多くの子供たちをゴルフに親しめるようにするのがこれからの
課題です。私の孫(小2)も来年あたりから、と考えています。
指導するプロが何度も「ゴルフは礼儀を一番大切にするスポーツです」
「芝や施設を大事にしましょう」「危険を避けるためにエチケット、マナー、
ルールを守りましょう」と繰り返し注意するのも、「遊びから学ぶ」大切さを
思い起こさせてくれます。
米国ではUSGA(全米ゴルフ協会)が主導して、2000を超える
「ファースト ティ」というジュニアのためのプログラムがある、と聞いています。
誰もがタイガーウッズになれるとは思っていないでしょうが、少なくとも
彼の「礼儀正しさ」や「敗者への思いやり」など、インタビューのたびに、
うちの子もこんな人間になって欲しい、と思っているに違いありません。
横山 国男
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