株式会社横山工藝 代表取締役 横山 国男 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
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2008年08月05日(火)更新
孫連れアメリカの旅(3) シカゴ、ボストンの美術館
の大戦に常に勝利し、世界の超経済大国の名をほしいままにしてきたアメリカです
から、言い方は悪いですが、分捕ってきた戦利品ともいうべきものも含め、公的,
私的に膨大な世界の芸術作品が数多く存在するのも不思議ではありません。
また音楽でもシカゴ、ボストンともに有名な交響楽団やオペラ劇場を有していますが、
いずれも友の会会員か特別なコネでもなければ旅行者が急に行きたいといっ
てもかなうものではありません。
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シカゴでは子供たちが「アドラー天文台」に行っている間に、娘に「シカゴ美術館」
(THE ART INSTITUTE OF CHICAGO)を案内してもらいました。
有名な青銅の大きなライオン像がデンと階段の両脇を守っているアカデミックな
建物は雰囲気があります。来年ウイングが増築されるようですが、レンツォ・ピアノ
設計とパンフレットにありますので、あの関空の設計者ですね。
しかしアメリカ三大美術館の一つで幅広い収集、特に印象派と20世紀アメリカ美術
に特徴があるといってもルーベンスやドラクロアなどの宗教的な雰囲気の泰西名画
にはあまり関心がないし、このあとボストン美術館へいけば印象派などの名品が
揃っていることが分かっていましたので、しまった「シカゴ現代美術館」へ行けば
よかったかな、と少し後悔しました。
今では古典といわれるものでも、創られた当時は「現代美術」であり「現代音楽」で
あったことは間違いありません。カンジンスキーやジャクソン・ポロック、ラウシェン
バーグなどもいいですが、それでもカラフルなルイ・ビトンのバッグをデザインした
ことでも知られる村上隆の作品が、億円の単位で収集されていくアメリカの現代
美術愛好家たち。古い私にはちょっとついていけません。
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ヨーロッパには6度ほど行く機会があり、時間があれば街の小さな美術館や画廊
でも覗きましたが、アメリカ北東部へいくことがあれば、ぜひ「ボストン美術館」
へは行ってみたいものと思っていましたので、念願がかなったことになりました。
「ボストン美術館(MUSEUM OF FINE ART,BOSTON 略称MFA)は、初代の
東洋美術部長を郷土出身の岡倉天心が勤めたことで、なお関心が深いのかも
知れませんが、しかしやはり中心はヨーロッパのルネッサンスから17~19世紀、
特に印象派の絶品が並んで息もつかせません。フラッシュをしなければ写真撮影
も自由、顔を30cほど近づけて筆跡を見ることすらできるのですから幸せです。
二人の孫も最初は退屈そうでしたが、何度も根気よくカナイが説明してやり、少し
興味をもったようにも見えました。いつか再びここに立ち、私達のことを思い出して
くれたら、カメラでなく眼に焼き付けて帰るんだよ、とそんなこともフッと思いました。
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
2008年08月02日(土)更新
孫連れアメリカの旅(2) RI本部を訪問。
に比べて低調なロータリークラブへの加入状況”という項目があり、入っている、が
13.9%、興味がある、が8.0%、将来とも入るつもりはない、が78.1%とあり
ました。正直80%近くの50代以下の経営者から「拒否」されているのか、と愕然と
しましたが、これではロータリークラブの会員増強がうまくいかないのも当然です。
これはライオンズクラブなども同様ではないかと推察しますが、成熟し豊かに
なったわが国では、NPO組織などの奉仕、ボランティア団体が増えたのも一因
ではないかと考えています。
どのような名称であれ、奉仕団体がその目的に忠実であればかまわないのですが、
もう一つは必要以上に人間関係、人との繋がりをわずらわしいと考える年代層に
入れ替わってきている、という見方もできるのではないでしょうか。
私もまだ入会して15年ほどですが、常々もう一つ活動方針や理念に疑問や錆付
きを感じている一人です。それでも人との繋がりー多くの異業種経営者と知り合い、
特にお医者さんなどとはゴルフなどを通じ懇意の間柄となったおかげでどれだけ
心強い思いをしているかわかりません。そういう点を今の若い経営者はどう考えて
おられるのかな、と思います。
来年7月より1年間会長を引き受けなければなりませんが、最近やっと逃げずに
何事も「させていただく」という気持ちを大事にしていけばいいんだと思うようになり、
少し不安がなくなりました。
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シカゴへは朝9時ごろ着きました。子供連れでモタモタしていたのですが、オヘア
空港で仕事をしている娘婿が何かと世話をしてくれ、スムースに入国しました。
14歳以下は顔写真も指紋も取られないことも初めて知りました。
昼食をとり、アポイントをとってくれていたシカゴ郊外エヴァンストンの「国際ロータ
リー(R.I.)本部」を訪問しました。以下は日本の田舎のロータリアンが見たR.I.
見聞記です。
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ミシガン湖畔のエヴァンストンは、大学などの教育機関が多い学園都市のようです。
ここに「国際ロータリー(Rotary International)」の本部One Rotary Center
があります。戦前日本のロータリアンで彫刻家の親子二代が(最初は父が作った
上半身像だった。後にご子息が下半身を)作ったロータリーの父ポール・ハリスと
握手。
ロータリーの創設者、ポール・ハリスの執務室を復元した部屋で。横は今回ご案内
してくださったASA THOMPSONさん。日本語通訳・翻訳部に9年前からお勤め
だそうで本当にご親切にご説明やご案内をしてくださいました。
また、ロータリーは創設時の4名がそれぞれの事務所で持ち回りで会合を開いて
いたのでロータリー(廻る)と名づけられたようですが、取り壊しになる事務所を
このビルに再現しており、訪問者の記帳ができるようになっています。
今年度のRI会長は韓国ソウルRCの李東建氏。毎年決められる会長メッセージ、
今年は「夢をかたちに Make Dreams Real」です。会長、副会長、エレクトの
3名は全く無報酬で世界中を飛び回ることになります。国連事務総長も韓国人と
なり、韓国の国民にとって誇り高い出来事だったに違いありません。
上は会長室で、不在の折には自由に入室してよいことになっており、ASAさんが
「どうぞ、どうぞ 会長の椅子にお座りになって」と言われましたが、ちょっと恐れ多
くて半分ほど腰掛けてみたところです。会長室からは眼下にミシガン湖、遠くに
シカゴの高層ビルがあるダウンタウンが望めて絶景です。
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他にも沢山の写真をとりましたが、これは通訳・翻訳などで働く日本人スタッフの
皆さんで、お土産に持参した福井西RCと福井フエニックスRCのバナー、および
フエニックスRCの会長も勤めた書家吉川壽一さんが団扇に書いてくれた
「夢」「Make Dreams Real」をとても喜んでくださいました。ASAさんが「会長に
もお届けしておきますね」と仰ってくださって、これでRI訪問の土産話を8日の
例会でできるな、とホッとしました。
横山国男
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2008年08月01日(金)更新
孫連れアメリカの旅(1)
帰ってきました。屈託なさそうに見えましたが、それでも緊張した旅だったに違いあ
りません。この間シカゴに住む次女夫婦がよく世話をしてくれたので助かりました
が、国土も経済も超大国のアメリカですから、ほんの一端を覗いたといったところ
でしょうか。
それでも中西部の、人口290万、都市圏人口約1000万、白人の郊外流出、有色
人種の旧市街流入、あらゆる面で典型的なアメリカの大都市といわれるシカゴは、
アメリカを知る格好のモデルの一つかも知れません。
1830年ごろのシカゴは、十数個の丸太小屋と雑貨屋が一軒、飲み屋が二軒しか
なかったそうですから、あれからまだ200年も経っていないわけですが、ミシガン湖
とミシシッピ川を結ぶ運河建設を機に一大発展を遂げ、1871年の大火災を機に
不燃住宅を法制化して近代都市へ変貌、有名なデトロイトの自動車産業など周辺
都市同様、主産業の農業以外に工業化にも成功しましたが、重厚長大産業の衰
退を経た今でも商業、金融、流通の一大拠点として不動の地位にあります。
シカゴのダウンタウン。かってこの都市を発展させた運河は今では観光ルートと
して色とりどりの水上バスが摩天楼の間を縫うように行き交い、川風がとても心地
よいのですが、すぐ脇の高層ビルでは世界経済を震撼させている穀物や石油の
取引など、今も変わらぬ人間の熱い営みが渦巻いているんだなあ、と“新感覚”の
旅情を味わったというのが感想です。
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娘夫婦は中心部からメトラ(メトロポリタンレールウエイの略)という鉄道で北西へ
一時間ほどの郊外PALATINEという街のアパートメントを借りて住んでいます。
中層のクラシックな外観を施した半地下室と3フロアで家賃は月2000ドル近い
そうですが、勿論住宅手当がなければこのようなところには住めないでしょう。
平日だからでしょうが日中あまり人影もなく、ダウンタウンで多く見かける黒人にも
殆ど出会いません。お金持ちはまた違う所に住宅地があるそうで、階層別にそれ
ぞれが住み分かれているようです。それでも宅配便がドアの外に荷物を置いて
いっても失くなったりはしない地域のようです。
やはり日本と一番違うのは土地がふんだんにあり、樹木が多いこと、花壇やアウト
ピアが整備されて美しいことでしょうか。
「機関車トーマス」に出てくるような駅には夏休みの子供たちを連れた親子で一杯
でしたが、その日は「カブス」の試合がある日で、“FUKUDOME”のユニフォーム
(レプリカ)を着た子供さんも。シカゴには「ホワイトソックス」もフランチャイズをおい
ているのですが、(滞在中は両チームとも首位)圧倒的にカブスフアンが多いのだ
そうです。泊まっていたホテルにもいかにも近隣の州からカブスフアンと思われる
お父さん・お兄さんが応援にやってきた、という楽しい風体の人にも出会いました。
機中から見たシカゴ付近に野球場が多いのにびっくりしましたが、やはりアメリカは
なんといっても「ベースボール」の国なんですね。
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夏に海外旅行へ行くと主だったところの「冷房の効きすぎ」に参ってしまいますが、
さすがにアメリカでもここのところの原油高でしょうか、想像よりは寒くなかったよう
に思えましたが、それでもダウンタウンに向かう車内は私たちにはジャケットを着て
いてちょうどくらい。しかし彼の地の大人も子供もTシャツに短パンがほとんどです。
娘は日本人より体温が高いせいでは、と言いますが、市内へ行った帰り、ダブル
デッカー(二階建て車両)の冷房の効いた二階席で、タンクトップに短いパンツ、
ビーチサンダルの若い女性が足元にリュックを置き、大きなタッパーウエアに似た
プラスティック容器の中のサラダ様のものをフォークでムシャムシャ食べながら、
恋人かご亭主かわかりませんが、ときどきハグし、おしゃべりを続けるカップルに
はちょっと驚きました。・・「裸に近いのに寒くないの」と。
PALATINEの少し前で降りていきましたが、二人の向こう側に座ってそれまでパソ
コンに向かっていた30代の男性が私の方を見て、ニヤニヤしながら「参ったね」と
いう仕草をしたところを見るとこれは少し変わったカップルのようですが、いずれに
しても昔から冬でもTシャツの外国人をみると「すごいな」と思うのは日本人だから
でしょうか。
ともかく殆どの人が判で捺したように短パンかジーンズにTシャツのスタイル、なる
ほどここは「ギャップ」「LLビーン」「エディバウアー」の国、きれいな長い足、焼けた
小麦色の肌がとてもよく似合っていますが、かなり太っている人も多く、男性は
おなか周りがスッキリしている人を探すのが難しいくらい、女性でも30代以降では
なるほどダイエット産業が繁盛するはずと妙に納得させられるものがあります。
中には「コニシキ」のような人もちらほらいますが、さすがに日本では見かけません。
世界一の長寿国「JAPAN」の食生活が浸透しはじめているのもうなずけます。
日本で長生きしている人をみても痩躯で「鶴」のような足の人が殆どですものね。
マネーの本で高名な本田健さんの本にあったように記憶していますが、アメリカでも
富豪といわれる人の離婚率は極めて低く、長身かどうかは別にして、体型も細身の
人が多いという文章をフッと思い出しました。
しかしそんなことを知ってか知らずか,どこのレストランも今夜もまた超満員、「今を
楽しむのが人生」とばかり、この巨大な消費大国の大都市シカゴの夏の夜は
緯度がかなり北にあることもあって8時を過ぎてもまだまだ明るいのでした。
横山国男
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2008年07月22日(火)更新
シカゴよいとこ一度はおいで。
留守中、ブログを少し書き溜めて、なんて思っていましたが、出発間際に176回目
を書いている始末で情けないもんです。従って次回ブログは8月に入ってからと
いうことになるわけで、どうもなにかと思いどうりに片付けられなくなってきました。
シカゴには次女夫婦がおり、どうやら日本への転勤も近そうなので、一度来ないか
というので「決心」したのです。決心とは我ながら大げさとも思いますが、歳をとると
何事もテキパキとはいかず、聞けば入出国も、テロ以降最近かなり時間がかかる
ようです。しかし最初に話があったとき、「夏休みだし、二人のワンパクを連れて
いくか」などと不用意に発言したため、すかさず長女から「お願いします」と言われ
て計画は後戻りできなくなりました。
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それでも有意義な旅行になるかも、と思う一つはシカゴ市内エバンストンに「国際
ロータリー(R.I)」の本部があることです。200カ国、クラブ数3万2千余、会員
総数121万のいわばロータリアンにとって総本山みたいな所ですから、ちょっと
外から眺めるだけでも、と考えておりましたら、娘婿がレターを出したようで、見学
の手筈が整ってしまいました。そうなるとクラブのバナーなども用意し、案内して
下さる方への小さなお土産も、などと考えないわけにはいきません。
来年クラブの会長を予定されているので、帰国後は早速「R,I見聞記」のスピーチ
(卓話)もプログラムに組まれました。あまり熱心なロータリアンではないので機中
でにわか勉強です。
もう一つは、9歳と5歳の孫(長女の男の子)に、「アメリカ」を見せてやれることです。
子供のいない次女のご亭主からメールが来て、夏休みの宿題を心配してくれて
「社会科は“ボストン茶会事件”など解りますかね」と聞かれましたが、私にも解り
ません、と言いました。それより今「鉱石ラジオ」に夢中です、貴兄の趣味の電子
部品でいろいろ遊ぶあれはきっと喜びますよ、と返事しました。近くの大きな森も
最高ですね、と。
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「国に何かしてもらうより、自分はどうしたらいいかを真剣に考える時がきたのです」
と尊敬するQさんの言がありますが、この子たちが成人する時、日本はどうなって
いるでしょうか。高齢化の進行は老害をますますひどくしているかも知れませんし、
日本人としての誇りや自信も今より持ち得ない時代になっているかも知れません。
どちらにしても、肌の色が違う多くの人間(シカゴは人口290万人、ニューヨーク、
ロスに最近抜かれて全米第3位)と高層ビル、ボストンの学校、ダウンタウンなど
を歩いて「世界は広い。頼れるのは自分自身。」とこの旅行で理屈抜きに体感し
たものが僅かでも頭の片隅に残ってくれたら、ジジババからのいいプレゼント
だったと思いたいのです。
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昨夜、ディスカバリーチャンネルから出ているDVD「多忙を極める国際空港」という
シカゴ・オヘア空港の舞台裏を見ました。なんと一日の利用客20万人、年間7千万
人の旅行者、1億5千万個の手荷物、90万回の離発着という巨大空港のようです
が、旅行者の知らないバックヤードで、多くの人間がこの巨大な空港を支えている
ドキュメントは興味深いものでした。
娘婿もこの空港にいるので、「着いたら飛行機のドアのところまで行きますよ」と
メールがきました。英語に自信がないのでお二人さんあとはよろしくお願いします。
横山国男
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2008年03月11日(火)更新
“ちりとてちん”、“OBAMA”の「小浜」
なっています。視聴率も高かったようで、舞台になった一つ、福井県小浜市
も、お陰で知られることになったのは、素直に県民の一人として、またカナイ
(家内)の生まれたところでもあるので、少々感慨もあるこのごろです。
福井県は福井市のある北部(嶺北)の越前、南西の、もう京都と滋賀に
隣接している、南部(嶺南)の若狭の地方に分かれますが、嶺南の敦賀、
特に小浜は、ほぼ京都など関西の文化圏と言ってもよいところです。
言葉もそうですし、人柄もセカセカしたところがなく、いわゆる「まったりした」
とか「雅」をも感じさせる土地柄。
町名も住吉、貴船、飛鳥、大原、竜田など京や奈良を連想させ、歴史の
繋がりもあることから、「海のある奈良」ともいわれてきました。
古くは大陸や朝鮮半島との交流・交易、近世は「北前船」の重要な寄港地と
して栄え、国宝、それに並ぶ「神社仏閣仏像」の宝庫でもあります。
また、世阿弥が佐渡へ遠島に処せられる際、小浜に数年滞在し、「能」を
広めたことも。
10日ほど前に若狭神宮寺(文字通り神社と寺の合体形式)から、奈良へ
通じているとされる「若狭井」の水を送るーーお水送りは、今日にも「お水
取り」として、韃靼の秘儀と松明が二月堂の回廊を巡る、天平時代からの
行事で、古都奈良に春の訪れを告げます。
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さらに振って湧いたようなアメリカの大統領選でOBAMA氏が有力な民主党
候補として連日日本でも報道されるようになって、小浜市に「勝手に応援する
会」みたいなものができて、内外のメディアにまで登場するようになりました。
単なる語呂合わせで、いささか「悪乗り」みたいにも私には思えましたが、
近年は原発以外にこれといった産業もなく、疲弊していく地方の有様も少し
感じられないわけでもありませんでしたから、注目されることならなんでも
「町おこし」に利用したい、という市長さんや住民の切迫感を笑うことはでき
ません。
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「小浜」はとても良いところ。
海と山、森と川に恵まれ、リアス式の海岸ながら風光は明媚で優しく、27号線
をさらに西へ走ればやがて「天橋立」(京都)。
最近は近江(滋賀)の「仏像めぐり」が人気ですが、もうちょっと足を延ばせば、
すぐ小浜です。沢山の柔和な「天平仏」に会うこともできます。
30数年前、カナイと結婚したころは、秋は「放生会(ほうぜえ)」の祭りを楽しみ、
春は桜、夏は濃い緑の中を自転車で寺社を廻ったことが懐かしく思い出されます。
横山国男
2008年02月29日(金)更新
芭蕉布と紅型(びんがた)に魅かれて。
2月に入っても寒い日が続き、週末は特に列島を襲った大寒波が襲来
しました。
沖縄もタクシーの運転手の話によると、4週間ほど例年に無く天気
が悪く、沖縄らしくない寒い日、雨が続き、ちょうど我々が着いた
前日くらいから暖かくなり、ゴルフをした日などは23度を超えて、
汗ばむ好天気でした。
こうなると、それぞれがいかに自分が「晴れ男」であるか、すなわち
日ごろの精進がナニナニとかの自慢のオンパレードとなるわけですが、
それはともかく、雪のチラつく窓外を見やって、悔しい思いをしている
であろう球友の顔を思い浮かべるのもなかなかイイものです。
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染型屋でもある私の沖縄の楽しみはもう一つ、「琉球の染織」を見ることです。
去年、那覇の国際通り、公設市場の一つ裏通りにある、「よへな商店」
という素敵な「琉球の染めと織り」の専門店を見つけましたが、帰りの
飛行機の時間がせまり、後ろ髪を引かれる思いでお店をあとにしました。
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お店には正面に畳2枚ほどの見事な「紅型」染めのタピスリーがあり、
目をひきますが、紅型のイメージとは少し違う豪快なモチーフ、しかし
地色の藍染といい、挿色した花の鮮やかな色といい、紛れも無い紅型の
逸品。104歳で先年亡くなられたお店の顔だったおばあちゃんの嫁入りに
持ってきたというお染物をタピスリーにしたもの、とか。
どんなにお金を積んでも売られることはないでしょう。
「これが百壽のお祝いにお配りした風呂敷です。これに名前を入れて
記念品にしました」と、娘さんと思える人から、これも見事な紅型染め
の風呂敷を見せていただきましたが、3万円とのことなのでちょっと考えて
我慢しました。額装するとさらにお金がかかりそうでしたので。
お店には、芭蕉布で仕立てた着物も数多く展示されています。昨年
お姉さんと思われる方から、イザリ機と呼ばれる素朴な織機で長い時間
(特に一本の糸長が短いので糸繋ぎに気の遠くなるような時間が必要)
をかけて作られる芭蕉布や、大島紬、宮古島の上布など、琉球の織物と
絣などの染めについてもいろいろ教えてもらいました。
本物が大変高価なのも頷けるというものです。
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日曜日、私たちの搭乗したトランスオーシャン機は、「小松」に向けて
離陸しましたが、途中、機長より「小松周辺の天候がかなり悪く、着陸
は難しいかも」というアナウンスがあり、満席の機内に軽いドヨメキが
起こりました。
小松に近づくにつれ、日本海の冬の風物「波の華」が海岸からおよそ
数キロも白く広がり、海上にも所々白い斑点が散らばっているのが見え
ます。今まで見たことのない光景です。
しかし、夕刻のほんの一瞬の好天を巧みに掴まえ、一発で無事着陸。
珍しく、機内から歓声と拍手が沸きました。
横山国男
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2008年01月21日(月)更新
恐怖のジャカルタを行く。
ガルーダ・インドネシア航空が主催するイベントに参加してきました。
出発直前、NHKスペシャル「新型インフルエンザの恐怖」-世界流行寸前ーという
ショッキングな番組が二夜連続で放映され、インドネシアが取り上げられたので
正直ビビリました。
番組を見て心配した友人から、「タミフル」と「99.5%の効果があるマスク」を頂い
たのですが、「帰国後一週間は会わないから」などと冗談めかして言われました。
ひょっとするとジャカルタの空港には、防護服に身を固めた特殊部隊が配置され
て、緊張した状況にあるのでは、などと妄想しましたが、全くそのような雰囲気で
はありませんでした。冷静に考えてみれば当たり前のことですが。
20日には秋篠宮ご夫妻がジャカルタを訪問され、「友好年オープニング式典」
にご出席されたとのニュースも昨日の新聞に出ています。
ジャカルタは平穏でしたが、他の東南アジア各国に比べ、また過去2回旅行した時
とでは日本人(観光客も)はかなり少ない印象を受けました。
そうは言っても「鶏インフルエンザ」の患者が12月にも確認され、ジャカルタ市内
の病院に隔離されたという報道も影響しているのかも知れません。
出発日には福井は15センチほどの積雪があり、寒い日でしたが、ジャカルタは
日中は30度近い気温、TシャツでOKというのは身も心も開放されます。
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中国は勿論、東南アジアの各国がすさまじい経済発展を遂げつつあるのは、承前
のことですが、年金や格差問題、少子高齢化など内向きになっているといわれる
日本はこれらの国にあまり関心が無いように見えます。やはり若い人が多い国は
活気があって、投資先としても有望な筈ですが。
バンコクもそうですが、ジャカルタも巨大な空港、中心部の高層ビル群は10年前
にはあまり見られなかったものですし、世界の資金が集まってきていることを実感
させられますが、一部郊外にきれいなニュータウンが造成されつつあっても、
通りに面した店や民家でも10年前同様、貧しいたたずまいのままで、このあたり
は韓国などの都市化とは大分違うように思えます。
特にインドネシアの都市のゴミの多さには辟易させられますが、ジャカルタも世界
の大都市と呼ばれるためには、公衆衛生をなんとかしなくてはならないのでは、
やはり「鶏インフルエンザ」などとも関連付けて考えてしまいます。
もう一つは、交通渋滞の恒常化です。人もバイクも車も一緒くたに動いていて
(自転車はほとんど見かけません)信号は幹線でもほとんど無く、不思議なルール
でなんとかなっているようですが、明らかに限界を超えているように見えます。
子供や老女が道路に飛び出し、直進車を止めて、曲がる車を誘導する(運転手
からなにがしかの小銭をもらう)命がけとも思える光景があちこちで見られます
が、思わず「危ないッ」と声が出てしまいます。
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10数年前、インドネシアのバンドンにある繊維工場に製版技術を指導した縁で、
このオランダ統治時代の面影の濃い高原の美しい都市を訪れたことがありますが、
当時は華僑が経済の実権を握っていて、インドネシア人は工場労働者がほとんど
でした。ただし政府や地方の行政府でも中国人はタッチできない、と聞きました。
面積は日本の約4倍、1万5千とも言われる大小の島々で構成されるインドネシア。
首都ジャカルタの人口は1300万人ほど、東京と並ぶ大都市ですが、日本人に似
てシャイといわれ、小柄でスリムな人たちが多いこの国が、世界有数の資源国で
あることを活かして、まず国民の生活環境が良くなることを願わずにはいられません。
超高層のビルを見上げるでもなく、日中でも多くの働き盛りと思われる男たちが
ただその辺に腰掛けて通りを眺めている風景は、シンガポールや上海では今は
あまり見られなくなったように思います。
10年後に果たしてインドネシア・ジャカルタは変わっているでしょうか。
横山国男
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2007年12月04日(火)更新
ニュー台湾・オールド台湾
ここ数年、年に1,2回台湾を訪れるようになりました。きっかけは今から7年ほど前、
高雄の姉妹ロータリークラブのSさんに福井の料亭での歓迎の宴でお会いしたこと
です。
Sさんは李登輝元総統の友人で、李政権時は政府顧問もされていたようですが、
お会いした時は80歳を超えてなおかくしゃくとして、痩身長躯ながらなんともバラン
スのよい正座をされ、ご挨拶をされました。
はっきりした声でウイットを交えたスピーチにも感心しましたが、なによりその
「美しい日本語」に感動しました。戦前日本で教育を受けられたこともあるよう
ですが、当時の日本人(といっても東京で、それなりの立場の人でしょうが)が
話していたであろう「日本語」をそのまま受け継いでいらっしゃるのです。
もちろん今でも一日遅れで日本の新聞も数紙読まれ、戦後の日本人との交友も
多いでしょう から少しずつ変わってきているはずですが、それでも快いテンポ、
今の日本ではあまり聞かれない古風な言い回しなども違和感なく、失礼ながら
「正しい日本人の化石」のように思えたのです。
高雄または近辺にまで行く時は、必ずお会いしておりますが、今回は「アジア野球
選手権」で賑わっている台中と台北の旅、お会いできるのは来年になりそうです。
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「ニュー台湾」の代表は「新幹線」。ようやく開業にこぎつけた、という感じです。
台中から台北まで約1時間ほど乗車しましたが、車両は日本製ですからほとんど
日本の新幹線と同じ。荷物は別送したので手ぶらでしたが、大きな「荷物スペース」
が各車両にあるとのこと。
自動改札ですが、大陸と同じ、出口では「切符」は収受されません。のでこれが「切符」。
665元ですから2250円くらい、ただし団体料金です。駅の設備なども含めすごく快適でした。
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「オールド台湾」の方は、今回も世界四大ミュージアムの一つ、「故宮博物院」へ
行きましたが、足が疲れて毎回少しずつしか見れません。収蔵数65万点、3か月
に一度くらい一部入れ替えもあるようですが全部観るのに23年かかる、とガイドが
笑ってました。近く「嘉儀」に分院が出来るようです。
今回の旅には新たな友人夫婦が加わりましたので、台湾の北東端「九分」(分は
正しくは人偏がつきます)へ初めて行きました。それも暗くなってから。
「九分」は1890年の金鉱脈の発見でゴールドラッシュに沸きましたが、鉱脈が
尽きると街は次第に衰退、その後映画「非情城市」の舞台となって賑わいを
取り戻したとガイドブックにあります。
しかしなんといっても大ブレークしたのは、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の
モデルとなった場所として多くの日本人が訪れるようになったことでしょう。(興収
304億円は現在もトップとか)
山の斜面にへばりついたようなこのミステリアスな古い街は、時にアセチレンガスの
灯りに浮かぶ夜店の風情にも見え、急な石段の両脇に連なる茶藝店や土産物の
店も昭和の初めの日本と統治下の台湾の建物が混在しているようで、タイムスリップ
してしまいます。
食事をしたのは名の知れたレストランでしたが、古い家具や壁のエロチックな
稚拙な絵を見てふっとここは「娼館」だったのでは、と思いました。ゴールドラッシュ
といえば西部劇でも酒場と女は定番ですから。
2時間ほどの散策を終えてチャーターしたミニバンに乗り、山を下りましたが、
遠ざかる街の灯りはすぐ見えなくなり、夢の中の出来事のようでした。
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「台湾」は従来の「中華民国」ではなく「台湾」で国連の加盟申請をしましたが、当然
「中国」の拒否権にあいます。来年の選挙で「親中派」が勝つか、「反中」が勝利する
のか、今のところ「中国」はソフトムードですが、歴史の大きな転換点がいつやって
くるのでしょうか。 「中国」への遠慮から、別会社で就航していた日本のエアライン
も、JAL,ANA本体で来春から運航するようです。少しずつ「台湾」を取り巻く環境
は変化しています。
それでも私は他の外国で多少とも感じる「油断できないな」という緊張感を全く感じ
させることのない、最も親日的で、優しい美味しい「台湾」が大好きです。
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
2007年07月19日(木)更新
大きな夢もて希望もて・・・佐藤勝彦さんの"日ほん海"
TVをつけると、柏崎の静かな海岸を映していたので、その時は市内にこんなに
大きな被害がでているようには思えませんでした。
連休最後の日、二日間どこにも出かけなかったので、久しぶりに加賀山代温泉の
「九谷美陶園」を覗いて、お昼は近くの苔庭と白木造りの部屋・建物が美しい
和食店「なか尾」へでも、と夫婦で1時間ほどのドライブへ。
車中のラジオで、震源は柏崎のすぐそばの日本海、かなり大きな被害がでている
ようだと報じていました。
昨年の能登といい、大変だなあ、それにしても今回も夏の休日の午前十時すぎで
火がでなかったこと、学校や仕事が休みだったことは、不幸中の幸いとしか思え
ませんが、そういつまでもラッキーが続くとは考えられません。
「福井地震」(1948・6・28夕刻)では、死者3769名、倒壊家屋36184戸、
焼失家屋3851戸と阪神淡路に次ぐ被災、この中には建物の下敷きになり生きたまま
焼死した人も多いのです。
学校も企業も法令で「避難訓練」を義務付け、増やすべきだと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・
「九谷美陶園」の店内には、九谷焼の伝統とモダンな感覚がミックスされた
新和風の九谷焼などが素敵にセッティングされて、婦人雑誌、リビング誌など
でもよく紹介されたので、一時は旅行者で大変混雑しました。
ここも建物、庭が魅力的で、ろくろや手おこしの作業場も見ることが出来、私は
毎年干支の酒盃を買い求め、ずっと年賀状のモチーフに使わせてもらっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここでもうひとつ目を惹くのは、書家というか画家、陶芸家としてもフアンの
多い佐藤勝彦さんの作品が手に入ることです。
不揃いですが、二個の大ぶりの「ぐい飲み」が目に入りました。
力強い手の跡、濃い目の呉須の色がなんとも魅力的な、箸休めの器に使っても
おもしろいかな、と思ってつい買ってしまいました。
疲れると、いつも喫茶コーナーでコーヒーをいただきながら、佐藤さんの
画集や図録などを見るのが楽しみです。
美陶園の奥さんから帰りがけにポスターをいただきました。
地元の金沢信金(きんしん)のために描かれた、佐藤さんらしいおおらかで
稚気あふれる元気一杯の絵です。(カレンダーも制作されています)
佐藤さん、この大きな魚でなんとか日本海の“なまず”を遠くへ追いやって
くれませんかね。
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
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2007年04月16日(月)更新
息を呑む美しさ・・台湾故宮の青磁
何度か台湾を訪れていますが、今回初めて世界四大博物館の一つ
「故宮博物院」を短時間ですが、見ることができました。
この春、リニューアルを終えた記念の企画展だったのでしょうか
北宋時代(960~1127年、日本では平安中期)の僅か20年ほどの
間にだけ作られ、世界でも数十点ほどしか現存していないという
汝窯の青磁が展示され、話題となりました。
週間誌で福田和也さんがレポートし、激賞していて「生きてる間に
観られたことは幸せ」という風なことが書いてありましたが、残念
ながら終了してしまい、あきらめていました。
仲良くしている台北の旅行社のKさんと飯を食っているとき、この
話をすると「故宮の館蔵品の数点は今も展示していますよ」と言う
ので、翌朝タクシーで開館と同時に2階の展示スペースに一目散に
急ぎました。団体が入ってくるとすごく混雑する、と聞いていた
からです。
・・・・・・・・・・・・・・
その色や形、なんともいえぬ気品ある美しさには「息を呑む」という
表現が当たっていると思いますが、青磁でも汝の青磁にはメノウの
粉末が加えられていたそうで、そのせいかやわらかい緑の色味も感じ
られ独特の温かみがあります。
作り手の美意識の高さ、高潔な生活の姿まで透けて見えるような思い
がして、一気に脳は中世の中国へワープします。
まさに「眼福」とはこのこと。
いくつかの陶磁器や工藝品を見て、あらためて「人間は素晴らしい、
“万物の霊長”とはこのこと」と思いました。
「今あるものに一つとして新しいものはない。すべて昔からある」と
いうような文章を読んだ記憶がありますが、それどころかいにしえの
人間が作り出したものの方が、はるかに力強く、デザインも秀逸で
「美」の根源を感じさせてくれます。
「これいいな」と思って買った「器」など、殆どの原形はこれらの
博物館や美術館にあって「なーんだ」と思わされることも一度や二度
ではありません。
日本の染織「能衣装」だけ例にとっても、その大胆でモダンな意匠と
ともに、織り、染め、刺繍などの気の遠くなる「手仕事」の世界は今
では望むべくもありません。
我々は進歩したのだろうか、と思わされるときです。
もっと陶磁器などの知識を持っていれば、さらに楽しみも深くなった
はずなのでそれが残念。
また「美術・工藝」でのかっての中国の素晴らしさを、あらためて
思い知らされましたが、きっとこのDNAは引き継がれているはず。
超大国を自認するアメリカも、多くの人がこれらの遺産を見たら益々
「中国・中国人」に対する認識が変わるでしょう。それとも近い我々
よりもっと早くから「中国」を識っているのかも知れません。
横山国男
http://www.yosakoiya.jp/
target="_blank">http://echi-zen-art.co.jp/
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