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2009年04月21日(火)更新

メルマガ発行の報告で梅田望夫さんの書を再読。

昨日、娘が「メルマガ」第1号を出すので見てくれと言ってきました。
とりあえずここ数年受注やお問い合わせのあった数百件のアドレスへ発信すると
いうことのようです。サイト、ブログに続く必死の第3弾ロケットです。

先日から踊りやダンスなどの衣装を企画・デザイン・縫製する「オーダーよさこい屋」
の若いスタッフが「ブログ」を書きはじめました。以前から書いている私と専務を
いれると7名となり、娘などは3つのチャネルで書いています。

中にはブログを書くことに「ちょっと気遅れ」する人もいるに違いありません。
それでも社長としてとても嬉しいのは、とにかくこの閉塞した現状を考えられる限り
の手段で「打ち破る」という若いリーダーの強い意志に従ってくれたこと、それも
「ワイガヤ」で明るくやっているように見えること。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、多くの小企業の経営者、しかも私のような比較的高齢の(かなり比率としては
多いはず)社長の中には、あまりの環境の激変に、上下左右そして前後にも動け
ないまま「立ちすくんでいる」という状況にあるのではないかと想像しています。
私もその一人です。

一つの「産業革命」が起きている、今回の正体は「情報・通信」で、もちろん起こる
べくして起きたのでしょう。20年程前この世に「インターネット」が初登場したとき、
すでにその予兆があり、グーグルやヤフーを生み、あっという間に「ビジネス環境」
が変わりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここで、あらためて梅田望夫さんの良書「ウェブ進化論」「ウェブ時代をゆく」を再読
して「あとがき」に書かれている示唆に富む著者の持論に共感を覚えました。


ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) 梅田 望夫 (著)

うまく整理できませんが、「ウェブ進化論」の印象的な部分を要約すると、

① 日本にないシリコンバレーの「大人の流儀」は、先輩たる経営者が、何か挑戦
したいと思う若い世代を明るく励ますオプティズムである。
②「ネット世界に住む」ように生きている若い世代は、この世界に無知な日本の
大人に絶望感を抱いている。しかしそういった層でも知識欲は旺盛で、きちんと
説明すれば新しい事象を理解し、その意味を考えることのできる程度には十分に
知的である。
ただ、ネット世界を丸ごと体で理解している若い世代とちがい、アプローチという
経過を踏み、理論武装をしたがる世代である、というご意見には全く同感で、これ
をしてアナロジーというのでしょう。
<私の感想>
若い世代と何か新しいことをやるために、世代間の不毛の対立を嘆いていても
はじまらない。若い世代もこういう人たちの共感を得て、プロジェクトを興したり、
組織を動かしたり、資金の調達をしなければやりたいことが実現できないのも現実
(本書)なのですから、「分かりやすく説明できる」「伝える」というスキルはとても
重要だと思うのです。


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) 梅田 望夫 (著)

「ウェブ時代をゆく」のあとがきからは、

ウェブは「志」を持って能動的に対峙したときに、まったく異なる相貌を私たちに
見せるものである。「志」さえ持てば、ウェブは「人生のインフラ」として「個」を大いに
助けてくれる。(中略)
新しいことが次々と起こる「時代の大きな変わり目」を私たちは生きている。
いくら努力しても未来を見通して安心することはできない。
未知を楽しむ心が生まれない限り「時代の大きな変わり目」を幸福に生きることは
できないのである。

「志」を立て、「はじめの一歩」を踏み出す力が出さえすれば、私たちの前には
さまざまな可能性が次々と訪れる。一生懸命何かをやりたいと思う人たちを、これ
までの日本社会は、レールの上を走らせよう走らせようとしてきたが、そうではない
道もあるのだ。(中略)

ウエブは「志」「志向性」の核さえあればどこまでもいけるし、どんな方向からの信号
もサーチできる新しい道具なのだから、それを利用し尽くしてもっと自由な生き方を
してよいのである。

<私の感想>
そう、著者の梅田さんも言っているように、その自由を享受するためには、自発的
で能動的な「新しい強さ」を、今をそしてこれからを生きる若い世代が身にまとわな
ければならないのだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おそらく今後も当社の若い世代の試行錯誤は続くでしょう。失敗に気落ちする日も
あるでしょう。しかしそういう行動からしか「明るい未来」は見えてこないはずです。


 


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2009年04月03日(金)更新

「要領」とは。

経営者会報ブログで(株)フライ・ハイの松田社長さんがここ数回、「効率重視と
効果重視の使い分け」について書いておられます。
空飛ぶとありますがご本業は企業再生。いつも教えられることが多く感謝です。

3日のこのシリーズの結論は、
>自分の活動を重要度と緊急度のマトリックスで分けて効率重視と効果重視を
使い分けてみてください。 です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、効率とか効果で連想するのは「要領」ということ。
あの人は要領がいいと言う場合、その意味は「チャッカリしている」「いいとこ取り」
など、どちらかというと「抜け目がない」ようなニュアンスで使われる場合も。

もうかなり昔ですが、「要領」についての説明ですごく“納得”したのは次の記述で、
しっかり覚えています。

         『要領とは、努力を効果あらしめるコツを言う』


新入社員も早く仕事に慣れ、そして本来の「要領のいい人」になってほしいものです。


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2009年03月27日(金)更新

櫻田、久米両講師のブログ実践塾に出席して

25日午後から東京で開催された櫻田社長のクエストリー「第1回ショップブランディ
 ング実践塾」を受講しました。

プログラムははじめに櫻田社長の「なぜ、ブログがファン客づくりに役立つのか?」
のテーマで30分、ご自身が最近「ブログの力」を強く意識されるようになったので、
この実践塾の第1回で取り上げられた経緯を話されました。

その後「ブログのことならこの人をおいてない」ということで、講師の久米信行久米
繊維工業社長がみっちり4時間、内容の濃い話をされ、最後に出席者の「ブログ
品評会」ということで、出席者のうちいくつかのブログを取り上げ、「もっとこうしたら
 ファンが増える」というポイントを突いたアドバイスがあり、参加者がうなずくこと
しきりでした。久米社長は社名が示すとおりどちらかといえばモノづくり企業なので
すが、ショップ経営、小売業にも通暁されていて、さらに尊敬の念が深まりました。

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クエストリーさんの社業から、受講者の皆さんはジュエリーショップなど「小売店」が
対象の実践塾なのですが、私が参加させてもらった理由は、櫻田社長が先日
経営者会報ブログで「作り上手の伝え下手」という、すなわち「モノづくりは得意だ
が売るのは下手」というご意見に触発されたからです。

当社は「モノづくり企業」に属すると考えていますが、どんなにいいモノでも売れな
ければ意味がないわけです。
地場産業を抱えている各地域でも長年これをテーマにしていますし、福井の繊維
なども「日本一、いや世界一だ」という専門家の話はいやというほど聞いてきました。

しかし、ほとんど自力で販売するというより、商社やアパレルの賃加工から脱する
ことが出来ず、今や最盛期に3600軒あったといわれる機屋(はたや)さんも
600軒とか、しかもその大半が赤字経営といわれています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなわけでこれも櫻田社長のブログにあったのですが「地場産業ルネッサンス」
というキャッチに何か明るいものを感じて「よし、この生まれた所にある、そして
長年携わってきた繊維の復興に微力でも尽くそう」「それが当社の生きる道だ」と
高揚する気分になって即座に受講を申し込みました。

グローバル化とか、産業移転とかの流れは今後も止まりそうにないのですが、
生きていく道をみつけなければなりません。幸い後継者も最近「繊維はおもしろい」
と思ってくれているようなので希望を持っています。

櫻田社長、久米社長ありがとうございました。そして終了後、近くのクエストリー様
のオフイスで近くの築地市場から食材を調達しておいしい「おでん」や「お造り」など
アットホームな懇親会をお世話くださったスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。

あ、それから事務局の大西さんにはじめてお目にかかれたのもうれしいことでした。
(末筆でごめんなさい)

横山国男

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2009年03月23日(月)更新

儲かるブログをめざして!?

25日~26日は、東京へ出ていくつかの用件をこなすつもりです。25日午後は
この経営者会報社長ブログに最近登場された(株)クエストリー櫻田社長から先日
ご案内のあった「ショップブランディング実践塾=“ブログで店のフアンを作 る”」
(第1回)を聴講する予定です。

講師は久米信行さん。ご案内に「あなたはブログをやっていますか?」「あなたの
ブログは注目されていますか?」「あなたのブログはお店の情報発信になっていま
すか?」「あなたのブログはお店のフアンづくりに役立っていますか?」 と言われ
ると、もともとリアルのお店を持っているわけではありませんが、ネット上のお店で
も同じことだと思い、勉強してみたいというのが理由の1番目。

続けて、「昨年7月の総務省・情報通信政策研究所の調査によりますと、国内の
ブログの総数は1690万ありますが、1カ月に1回以上更新されているのはわず
か300万。8割以上はほとんど更新されていないという結果だそうです。始めたは
いいけれども、実際に御商売に活かそうと思うとどうしたらいいのかわからない
ブログ・・・今回のブランディング実践塾は、お店の熱烈なフアンづくりの技として
ビジネスブログを取り上げます」とあって、まあ“身辺雑話”の他に少しは商売に
役立つブログも書けるようになるといいかな、というのが二つ目の理由です。

三つ目は、「なぜブログを書くべきなのでしょうか」他、久しぶりに勝手に師と仰ぐ
久米信行さんに面前して「ブログ道」家元のお話を聞くためです。「ブログで何を
書いたらいいのでしょうか」というビギナーの質問がよくあるそうですが、私も未だ
になにか信念をもって書いているわけではありませんので。

そんなわけで、全8回のうちの1回だけでも受講可ということですので申込みをさせ
ていただきました。 楽しみです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日は、事業プランがあって「中小企業基盤整備機構」を訪ね資料をいただくこと
と時間があれば上野の「東京都美術館」の「生活と芸術=アーツ&クラフツ展 
ウィリアム・モリスから民芸まで」を覗けたら、と。

ウィリアム・モリスは内装用のファブリックデザインほかテキスタイルプリントの
先駆的デザイナーとして憧れる存在でした。日本の民芸とともに「用の美」に視点
をあてた展覧会というコンセプトで、装飾芸術の殿堂、ロンドンのヴィクトリア&アル
バート美術館との共同企画とHPにあります。

横山国男

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2009年01月28日(水)更新

麻生さんは「三人目の派遣社員」by玉さん。

玉さんとは玉村豊男さんのことです。

玉村さんはエッセイストで画家で、軽井沢近くの3500坪もある畑で野菜、ハーブ、
葡萄の栽培、そしてワインづくり、レストランのオーナーという、東大&パリ大卒の
本当にマルチな才能を持つ63歳の「素敵なオジサン」でもあります。

その玉村さんが、時々コメンテーターとして出演されていたテレビ番組もなくなり、
「もの言わぬは腹ふくるるわざ」と思われたのか、「玉さんキャスター」という不定期
のブログを最近お書きになっておられ、夫婦ともフアンなので楽しく読ませてもらっ
ています。

1月16日号「三人目の派遣社員」には、カナイともども笑わせてもらいました。
こういうウイットに富んだ「蝶のように舞い、蜂のように刺す」軽快な語り口には
憧れてしまいます。深い知性と教養のなせるわざでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
短いので全文ご紹介します。

『消費税のアップがいずれ必要になるであろうことは、聡明な国民ならわかって
いる。が、その前に「税金の無駄使い」を徹底して減らす方策を示してそれを実行
すること(あるいは「せめて」そう宣言すること)が必要だという国民の総意も、そも
そも消費税を導入する最初の段階から示されていたはずだ。
「税金の無駄使い」がゼロになることは永遠にあり得ないとしても、消費税の増税
は、少なくとも公務員改革を骨抜きにするような総理の手では決めてほしくない、
と多くの国民が思っている。
麻生さんは、自民党から総理大臣室に送り込まれた3人目の派遣社員である。
明日にもクビになろうとしている派遣社員が、3年後の会社の大方針を決めるのは
おかしいだろう』 (全文引用終わり)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一昨年の6月だったと思いますが、北陸、上信越の高速を5時間もかけて、大人気
の玉村さんの「一日水彩画教室」へやっと入門したことがあります。
(ヴィラデスト・ガーデンファームアンドワイナリーの教室アトリエでの実技指導)
憧れの玉さんの手元をジックリ見せていただいて、自分の絵なんかどうでもよくな
り、本当に夢のような時間をすごしました。

世の中には、「素敵なすごいオジサン」がいるものです。



 「田園の快楽」ヴィラデストの12ヵ月 玉村豊男著 1月 新しい年は暖炉の前で

 田園の生活では、食べて、働いて、眠る。ただそれだけの、単純な、しかし充実
 して幸福な暮らしのかたちが続いていくのだ。(「田園の快楽」表紙カバーより)

 


横山国男

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2009年01月16日(金)更新

思いがけずブログ写真の使用許諾を求められました。

先日、メールを受け取りました。

横山様
過日はジュニアゴルファーの写真使用をご快諾いただきまして本当にありがとう
ございました。
年末、お陰様をもちまして、本サーバーにアップし一般公開となりました。
http://bird-sky.jp/
とても可愛らしい写真だと工業会会員社の皆様にも好評です。(略)
取り急ぎ写真使用ご快諾の御礼まで。
                                   HK事務所

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 サイトキャプチャー画像社)日本望遠鏡工業会のサイト掲載写真
昨年10月頃でしたか、(社)日本望遠鏡工業会
のサイトリニューアルをお引き受けしている
というHさんからメールをいただきました。

用向きは私が撮影してこのブログの’07.10.13
「雨中のジュニアゴルファーたちに感動」
という記事の写真(孫のスナップです)を
使用させてもらえないか、とのこと。

母親である娘に聞くと
「いいんじゃない。顔もみえてないし」
ということで「どうぞ」ということに
なりました。

ジュニアゴルフ大会 体験ラウンドにて

サイトの中で
“ゴルフトーナメントに双眼鏡を持って行く”
という項目があり、横のコラム「ジュニア
トーナメントのお父さんたちと双眼鏡」欄に、
孫のキャディバッグを担いだ写真がピッタリ
なので使わせてほしい、とのご趣旨のよう
でした。

きっと、「ジュニアゴルフ」で適当な写真
がないか検索されたのでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

保護者のお父さんたちが、わが子のプレーぶりを遠くから見るのに双眼鏡を
持参する人が増えている、ということらしいのですが、最近はジュニアゴルフの
盛んな地域では、「レーザー距離測定器」まで持ち込む親御さんまでいるとか。

私も中部および福井県の「ジュニアゴルフ育成委員」として、指導や育成の場に
行きますが、まだそれほど双眼鏡などが多いとは感じません。しかし石川遼クン
に憧れる親子が増えてきているのは実感しますから、そのうち当たり前の光景に
なるかも知れません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この時は、始めてまだ半年ほどで、なんとも様になっていないのですが、面白くて
必死で打っては(うまく当たりませんが)、すぐ重くて大きなバッグを肩にボール
のところへ駆け足。10mくらいしか転がらないときもありますから忙しいのです。

足が見えるのはインストラクターです。絶対にボールを打つ人より前に出ては
いけない、と言われているので、友達のショットが終わるのが待ち遠しいようにも
見えます。

おそらく1年ほどの掲載でしょうが、家族中でサイトを覗きこんだことでした。

横山国男

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2008年11月20日(木)更新

【明大生との毎週一問百答】 自分を劇的に変えてくれた出来事・・

<ご質問>
「自分を劇的に変えてくれた出来事」がありましたら、教えてください。
                  (明治大学商学部 高橋正和さん)



これはもう久米信行久米繊維工業社長との出会いです。

1997年のある日の「日経産業新聞」一面に、「97日経インターネットアワード」を
受賞された企業の記事が出ていました。

最高賞ともいうべき「日本経済新聞社賞」には3社。優秀なホームページに与えら
れる賞ですが、「日本銀行」「松下電工」「ティーシャツ・ギャラクシー」とあります。
前の2社は当然わかりますが、3番目の企業名は聞いたことがありません。

早速インターネットで検索。大企業に伍して元気いっぱいのホームページ。社名は
久米繊維工業(株)、専務さんの久米信行氏がキーマンとわかりました。

新しい世界(情報化時代)が開けようとしている兆しを感じ、会社をなんとかその
方向に向けたかった私は、久米さんに会える伝手をさがしました。
すぐ、私がかって勤めていた商社と中国でTシャツの合弁事業を展開されている
こと、その責任者のひとりが私の同僚だったこともわかりました。ご縁に感謝。

私とは20以上も年がはなれているのに、今と変わらぬあの笑顔で、昔からの
知り合いのように迎えていただきました。ギャラリーの隅々まで案内していただき、
私も夢を語りました。

その後、後継者ともどもご兄弟の皆さんにもご指導をいただくようになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この出来事は、
人生における出会いの大切さという点でも、私に「常にアンテナを」「思い立ったら
 すぐ行動する」ことの重要性を学ばせる大きな事例となりました。

      高橋さんにはこのことを一番にお伝えしたいと思います。


横山国男

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2008年10月01日(水)更新

センスの問題でしょう。

中山国交省大臣が就任5日目で辞任しました。
問題発言、取り消し、謝罪と進む中、途中から開き直りというか、「確信犯」だと
するマスコミ論調が増え、結局は「自爆」を選んだようにも見えます。

私が感じたのは「政治家としてのセンスがない」のではと。公人、私人としての
区別とかいろいろ言われていますが、地方議員の場合、一代議士、まして新発足
の内閣の構成員であり、おかれている立場で、言うべきこと、言ってはいけないこと
があるのは社会一般の常識ではないでしょうか。
選良なら、ここでは個人の主義主張を述べる場ではないというセンスが必要では。

新総理は背後から弾が飛んできた、と驚いたに違いありません。

ちなみに福井県は日教組の組織率80%だそうです。学力テストの結果も各科目
とも全国トップクラスなので、前大臣の意見にはちょっとというか、かなり説得力が
ないですね。

昨年は創立100周年記念行事の運営委員として母校(県立の工業系高校)へ
頻繁に出入りしましたが、生徒はきちんと挨拶しますし、長時間の講堂での集会
でも姿勢よく静かで、嬉しいことでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、KY=空気が読めない、というのも要はセンスの問題でしょう。
そんな風に考えていくと、TPOから外れた服装も、スーツとシャツとネクタイの
マッチングも、会食のときの話題も、声の大きさも全部センスの問題。

類語としてバランス、黄金比、今どきの人は使わないけれど“按配”(あんばい)と
いうのもありますね。

社会の中でも個人生活でも、日本人の美意識の根底には按配(塩梅、案配)が
あり、センスと共通しているように感じます。

私にとっては、エチケット、マナーとともに、教養を身につけたいものとあらためて
思わされる出来事でした。

横山国男

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2008年09月17日(水)更新

「ポチッと押してね」

この「社長ブログ」を書き始めて2年、195回を終えてアクセス数が20,000回を
超えました。読んでくださる方で私が顔を思い浮かべることができるのは15人足ら
ずですので、正直なところ、どなたがどんな思いで読んでくださるのだろう、という
不安と恥ずかしさに似たものを感じるときもあります。

もちろん、アクセス数ですので実読数ではありませんが、それでも1万回を越えて
2万回になるのはすごく早かったように思います。
超人気ブログ「きっこのブログ」は、今日で訪問者数7269万あまり、それもブログ
ランキング参加の「ポチッと押してね」、すなわち実読数であり、賛同しての数字
とも言えるのですから、すごいの一語です。このくらいになると、立派なオピニオン
であり、他にも数多ある人気ブログ(芸能人などのブログを除いたとしても)が、
世論を動かすツールになりつつあると言っても過言ではない時代になったと思い
ます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブログを日記としている書き手の方も多いようですが、私のカナイの父(義父、10
年ほど前75歳で亡くなりましたが)は、非常に几帳面な人で、中学生の頃から
晩年まで、大学ノートに毎日簡潔に日記をつけていました。

農林技師として満州にわたり、戦後は警察に奉職しましたが、面白いのは毎日の
昼食を記録してあるのですが、「うどん」「そば」たまに「カレーライス」が繰り返され
ていて、私の娘(孫)が大笑いしたこともあります。退職してからは、娘たちとの
花作りや小さな畑の作物のこと、「夏休みの宿題」のために毎日の天気が克明に
記されていたりもしました。

それは数十冊にもおよび、詳しくは知りませんが、家庭的には恵まれなかったの
でしょうか、幼い弟に、皇国臣民としての生き方、心構えなどを中学生時代に話す
記述や、毎日のつましい生活や遊びなどにも触れている文章は涙なくして読めま
せん。
私の長女は、義父が亡くなったとき唯一の形見としてこれを所望し、今この古い
風呂敷包みは長女の手元にあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「社長ブログ」に何を書くか、いつも頭のどこかに「臆面もなく」とか、「できる人は
沈思黙考」とか「巧言令色鮮シ仁」とか、即ち「浅はかなやつ」「底の浅い人物」と
いった言葉が思い浮かぶのです。要するにくだらないことを書き散らして笑われて
いるのではないか、「いい加減にせんかい」と心ある人から思われているのでは、と。

それでも、「経営者会報ー社長ブログ」は、きちんと管理され、ブロガーの皆さんの
まじめな経営観や日常のいろいろな思いが綴られていますので、私の場合は、
通り過ぎてきた零細企業の先輩経営者としての考え方や、これからの日本人と
してどうあるべきかを、そして何より義父の日記には及ばないと思いますが、子や
孫に「私」という人間が何を考えていたのかを知ってほしい、という気持ちでこれ
からも書き綴っていきたい、と思うこの頃ナノダ。(と最後は“きっこ”風)。

横山国男

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2008年08月29日(金)更新

どっちが「おばか」?・・1日20数万アクセスのブログ。

商売柄「繊研新聞」という業界紙を長く購読しています。繊維産業、内外のファッシ
ョン情報、優れた出版物もある昭和25年から続く老舗の新聞社ですが、先日の
コラム「め・て・みみ」欄には「ブログの持つ力」という点でも大変驚き、またヒットを
生むには基本的には「人間の優しさ」が大事、いつの時代だって「人は優しさを求
めている」んだな、とあらためて考えさせられたのでした。

私もたまに「おばかさん」が出ている番組を見ることがあり、「ほんとにこれ地なの?
大丈夫か?」なんて思ったことがありますが、生半可な知識を振り回し、臆面もなく
ブログなどを書き散らしているこっちの方が「大丈夫か?」と思わされました。

読まれた方もおられるかも知れませんが、全文を引用ご紹介させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 [め・て・みみ]   <繊研新聞 コラムより>

『水曜日の夜、早く帰ろうものなら午後8時までテレビのチャンネルを変えることが
できない。家族が「クイズヘキサゴンⅡ」にはまっているからだ▼お目当ては歌手
グループ「羞恥心」の「心」こと上地雄輔。彼らが先日ラゾーナ川崎に1万2000人
を集めたときは、同SCが600億円近く売り上げたのと同じくらい驚いた▼最近で
も別ユニットの「陽は、また昇る」は5位、著書「上地雄輔物語」は10位と、出す
ものみなヒット状態が続いている。MD的に言うと、こうしたヒットはブログ活用が
生んだ成果だ▼彼のブログには1日20数万人、年間累計10億人がアクセスす
る。毎日、読んでコメントを返信するうちに生まれた親近感が、商品の購買をも
日常行為に変えてしまう。この商法は不況にも絶対負けない。もっとも、面白い
ブログだからこそ出来た技であることは言うまでもない▼彼のブログの魅力は、
純朴な優しさであふれているのと、ひたむきに生きることの大切さを常に訴えて
いることだろうか。先輩の死を悼んだ時には「死にたいなんて思うのはやめた」と
いうコメントが数万通届いたという▼こうなるとおばかタレントなどと軽くみるのは
失礼だ。消費者を「やかましい」と言う政治家の方がよほど“おばか”かも。
                                   (引用終わり)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

考えさせられますね。

横山国男

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会社概要

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個人プロフィール

「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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