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2010年04月22日(木)更新

おもしろおかしく「上坂経営センター」創立40周年記念セミナー

先日、当社が会計・ITコンサルなどをお願いしている上坂会計の創業40周年の
記念セミナーがありました。5年前からお世話になっています。

上坂経営センターセミナー

セミナーのタイトルは「せっかくの不況だから 夢・戦略セミナー」というものですが、
その意は、この不況期こそ、経営者にとっては、最大のチャンスだと思い、この
ような不況下でも、実際に、業績を伸ばしている企業の経営者を招いて、出席者
に何らかのヒントになれば・・というご案内でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3つのキーワード・・・「ブランド」 「Web」 「アジア」に沿ってそれぞれ1時間の
ご講演をされたのは、

1) (株)アイジーエー の五十嵐義和社長
   「100店舗 100億を実現したブランディング戦略」
2) (株)小林大伸堂  の小林照明社長
   「3年で売上を2倍にした Web戦略」
3) (株)カズマ の数馬國治社長
   「高品質、短納期を実現した中国戦略」 のお三方で、

・この不況下に何をしたらいいのか?
・どのような考えで経営を実行するのか?
・将来に対しての今の戦略は何か? などについて休憩をはさんで4時間、本当に
聴きごたえ、見ごたえ(“開運印鑑”でネットで高名な小林社長は坂本竜馬の扮装
で登場し、上坂経営センターの若手と対談形式で講演し、盛り上がりました。
静かな話し口に似ず、ホントに面白い人)。

アイジーエーの五十嵐社長は、ユニフォーム製造・卸の業態を整理、思い切って
アパレル小売りに転換して躍進を続けている、日本生まれのファストファッション
ともいうべき「axes femme」を展開、その成功の秘密を語っていただきました。

カズマの数馬社長は、カーテンの製造ですが、大手の理不尽なそして虫けらの
ように扱う取引に堪忍袋の緒を切らし、それまで街づくりのボランティアなどの
仕事にも力を注いでいたのも一旦止め、命をかけたといっても大げさでないほど
仕事に没頭、中国でもその人間力、魅力から次々と工場、店舗を展開、ビジネス
を伸ばされています。(売り上げ規模グループ40億円とか。この講演がご縁で
明日、ホテルリネンの開発案件でご相談できることになりました。積極的に外へ
出て人に合わなくてはならないことを実感します)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

所用があり、上坂朋宏先生(公認会計士)の最後のご講演を聴くことができなかっ
たのですが、5年前最初にお会いした時の1時間近い面談は、ほとんど芸術や
文化についての話、そして私の「会計事務所変更」という決断をその場でさせたの
は、パンフレットにあった「Uesaka Consulting Firm (U.C.F.)~おもしろおか
しく今日から明日へ~」というコピーでした。

税務だけでなく、まず取引先企業を伸ばすためにいくつかの会社・事業部門や
プロジェクトを立ち上げられています。若いスタッフ中心に30名余、関与先は
430社にも上る(資料から)という「U.C.F.」がこれからも我々の「夢・戦略」を
強力に支援してくださるようお願いします。
40周年おめでとうございます。



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2010年03月23日(火)更新

経営(者)資源で最も大事なものは「感動・感謝のこころ」

経営者会報ブログ運営事務局から、「ブログピックアップ」に取り上げていただい
たのでヨイショするわけではありませんが、事務局の皆様の筆力に感嘆すること
が少なからずあります。

20日発行の『経営者会報ブログ COMM-unicative MAGA-zine vol.198
=メルマガ』(同記事のブログはhttp://gate.keikai.topblog.jp/ )は、
主力月刊誌『ニュートップリーダー』4月号から、新連載<事業承継の王道>が
始まりました・・・というご案内があり、【後継者は「禅譲」だけでは育たない】という
タイトルで編集部のリードがあります。今回もまた名文です。事業承継の問題点を
簡潔に、リーダーシップとは何か、を読む人に考えさせるサゼスチョンが横溢。
(またまた唸りましたが、珍しく文末に執筆者名がありません。先日来コクホーの
庄山社長のブログに10本以上のコメントを集めたマグニチュード級の話題の主、
「ボイル佳祐」さんでしょうか)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「人・物・金に情報」=経営資源と呼ばれますね。「人」は人材(人財)でしょう。
しかし、日ごろこの中に経営者自身は入れているのかな、と。
そんなことは言うまでもない、という声も聞こえそうですが「ウチには人材がいない」
と嘆くとき、それじゃ自分は「社長としての人材(人財)」ですか?」ということになる
と「・・・・」考えてしまう自分がいます。

「経営の資源」とは経営者(の資質)も含めてなんだろうか。いろいろあるでしょうし、
無ければ会社が続いている(続く)はずもない・・・。

一つだけこれは大事なこと、と思ったのは「感動する心、感謝する心」を持ち合わ
せていること。
これがあれば「事業承継」は大丈夫なんじゃないか、と思ったブログが・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カナイが「お父さん、奈保子(娘)のブログ読んだ?」と先夜私に聞きました。
先日の「よさこい衣装デザインコンペで大賞を受賞した喜びと4年間の道のり」に
ついて書いています。

つたない、思い入れの強い文章ですが、念願の大賞受賞に「感動」したこと、
何よりお任せくださったお客様、制作に協力頂いた関係企業、そしてともに頑張っ
てきたスタッフへの「感謝」があふれているブログ。

「事業承継の王道」1回目に「創業者の中には、死ぬまで社長を続けたいと考えて
いる人が意外に多い」としていますが、その背景には会社に対する愛着の強さや、
永続への不安があるとのこと。

それは分かりますが、私は死ぬまでなんてカンベンしてほしい派。
大丈夫、「感動・感謝の心」を失わないでいればやっていける。

身内話でお聞き苦しいでしょうが、今日はそんなことをちょっと考えました。

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2010年03月19日(金)更新

「開き直り」から始めよ・・キョウデン橋本浩会長。

先日、福井市内で開かれたH銀行取引先の若手経営者の会「若手ふたば会」で
プリント配線基板などを製造する東証2部上場のキョウデン(長野県)の橋本浩
会長が講演されたそう。

地方経済について「もともと元気がなく人がいないという開き直りから始めなければ」
活性化について「地方は人がいない上に供給過多。こんなはずじゃなかったでは
なく、こんなはずなんだと開き直り、その中で何ができるか考えた方が近道」と指摘
されたそうです。(11日付福井新聞)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

橋本会長は、経営が行き詰った企業の再生も手がけ、北陸の名門温泉旅館や
加賀市のテーマパークを「日本元気劇場」として再生、「行政にビジネスモデルを
提示し共存共栄の道を探りながら入っていく」というのがその手法のようです。

いずれにしても、経営不振の原因の一つかもしれない「しがらみ」を断ち切り、開き
直って時代に合った経営改革を進める・・・なかなか高齢の経営者にとっては勇気
のいることですが、そのあたりを「若手経営者」に期待したいところです。

同じ頃、2代目若手経営者の勉強会「S塾」で講演された講師から「話をしていて、
どうも熱気・元気・やる気が感じられない。先が心配」というような話も聞いたので、
先代社長や先輩社員に臆することなく、「開き直って」事業発展のプランを推し進
めてほしいものと思います。


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2010年02月26日(金)更新

「ワークライフバランス」でネット界で有名な小話だそうです。

前回書いた「ワークライフバランス」社長編の続きのようなものです。

愛読しているブログの一つに「Chikirinの日記」があります。(面白くてためになる
ので、お礼をこの機会に申し上げます)

2009年4月22日の「ワークライフバランスってさ」という記事もとても面白かった
のですが、コメント欄でPulinさんという方が紹介している小話には、思わず笑って
しまいました。(ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、転載させて頂きます)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント一覧
Pulin 2009/04/22 20:49
仕事と生活のバランスで、↓のような小話を思い出しました。元ネタがなんなのか
は分かりませんがネット界では有名なコピペのようでご存知かもしれませんが。
長文済みません。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、

「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、
女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう
一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイス
しよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。 それであまった魚は
売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シリコンバレーで働いているコンサルタント(女性ーMBA)が、『リーマンショックの
元凶などと言われているMBA(経営学修士)も、今じゃ“簿記3級”ぐらいのもの
って冗談も飛び交っている』んだそうです。



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2010年02月25日(木)更新

社長の勤務時間→「ワーク・ライフ・バランス」

<ご質問>

   社長は「365日24時間年中無休」という考え方がありますが、
   率直に言って、どのようにお考えになりますか。
                        (事務局 大西啓之様)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このご質問には、たくさんの方が熱い回答を寄せられていますね。
「あたりまえ」「まだ時間が足りないくらい」などのご意見も多かったように思います
が、どなたもそれを「苦痛」に思っていらっしゃる様子がない・・社長たるゆえんで
しょうか。

三元ラセン管工業の高嶋社長さんも皆さんと同じような年齢のころは「365日
24時間年中無休」で走り続けたが、結果は3カ月の入院生活になり、その後は
中小企業の経営者が倒れると会社存続にも影響があるのでバランスをとるよう
にしている、とのお話でした。

思ったのですが、私も含め誰かに強制されて「365日24時間無休」ではないと
いうこと。もちろん社長としての責任感がさせる部分はありますが、「それは嫌」
というならそもそも社長なんかにならないのではないでしょうか。

すなわち、「自分が考案したモノやサービス、目標、夢など」を実現するために
社長業を選んだはず。私も社長業が長くなりましたが「働きぬく、考えぬく」こと
などをつらいと思ったことはありません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは数年前から言われている「ワーク・ライフ・バランス」の社長編ですね。

ワーク・ライフ・バランス=「仕事と生活の調和」・・調和は大事ですが、社長業に
は長いスパンで見た「調和」というのもありではないか、と。
すなわち、若い時は猛烈にやる(仕事)、そして老いてはしずかに暮らすという
(生活)の「調和」。

ジェイ・ポートの樋下社長のエントリ、「社長の時間」は思わず涙ぐみそうになり
ました。樋下社長のお父さんと私が余りに似ているので。
お父さんに反発する部分もあるけれど、尊敬も理解もしているし、借り入れも
自分の責任で返していくつもりです、と決意されています。さらに、

>父親についてきた社員には責任を持って最後まで今の条件で雇用は絶対した
い・・・

ジェイ・ポートさんは素晴らしい3代目をお持ちだと思いました。


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2010年02月12日(金)更新

大不況の中の経営チャンス・・とは。

友人の建材販売会社社長Iさんが、先日お取引先の新年講演会で聴かれた話を
ご自身のブログで紹介されていました。内容については言及がありませんが、
演題は
【大不況の中、三つの経営チャンス】(講師=経営コンサルタント吉田 卓氏)。

三つのチャンスとは、
「経営体質を見直すチャンス」
「会社を支える管理職を鍛えるチャンス」
「後継者にバトンタッチするチャンス」というもの。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もちろん私も聴いておりませんので憶測になりますが、「ピンチをチャンスと見れる
かどうか」は経営者として大事な思考だと思います。

ほとんどの勤労者、経営者にとってかってない「大不況」のさ中にあると思います
が、皆と一緒に「不況だ、大不況だ」と合唱しているわけにはいきません。
経営する者ならなおさらのこと。

この中で私には特に「後継者にバトンタッチするチャンス」というのはなかなかの
命題です。
こういう時期、環境でうまくやってくれるだろうか、何事も経験ーーそこを乗り切る
のが経営者というものだ、と口でいうのは簡単ですが、我々の時代は努力も勿論
しましたが、何より追い風が吹いていたことも事実。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後継者はバブルの盛衰を知らず、ずっと“失われた20年”の中を来ています
ので、私とはまた違った経営感覚を持っているはずです。

何度かブログにも書きましたが、事業継承は「単に親の仕事を引き継ぐ」のでは
なく、自身の「企業像」が先にあって、それに向かって日々研鑽する、それは「夢」
とは違い「目標」なのです。

目標達成のために、私が作ってきたネットワークや知識、知恵を利用するのは
大いに結構だけれども、まずいろいろな意味で自分自身が成長しなければ事を
なし得ないのは時代が代わっても不変でしょう。

産業の移転や販売形態の大変化に直面していますが、まだまだ自社の中心的
業務である長いお客様を大事にしていってほしいし、日々全身全霊で「お役に
立つ」という謙虚な姿勢が肝要であることも変わりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それにしても、この15年、もっといえば10年の「ICT」による事業環境の激変は
振り返ってみると想像を絶するものがあります。
コンピュータグラフィックスは作れませんが、古くなった頭で必死に理解しようと
努めてきました。

「iPad」の登場などは、本好きの私でも未来はどんな形で読書をすることになる
のか、言われているように新聞や出版などはどんな形になっていくのか、などなど
私達の世代よりはるかに違和感をもたないはずの次世代の後継者たちがどんな
経営をやっていくのだろうか、と興味律々でもあります。


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2010年02月04日(木)更新

ジェイ・ポート樋下社長の「税務調査」で考えたこと。

昨日3日の「経営者会報ブログ」に、ジェイ・ポート樋下社長が「税務調査」という
タイトルで寄稿されています。経営している人なら思わず「反応」してしまう言葉の
一つですね。

当社も30年あまりの間に6~7回「ご訪問」を受けたと思いますが、最近7~8年
はお見えになりません。(こんなこと言うと明日にも通知が来たりして)。
お見えにならない理由ははっきりしています。=「儲かってないから!」。
それと過去の調査ではほとんど「無修正」に近かったからかも知れません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今朝の地元紙に当社がお願いしている上坂会計が、「県経営品質賞・優秀賞」を
もう一社とともに受賞したというニュースが載っています。
初申請での受賞まことに「おめでとうございます」。

「積極的なコミニュケーションで顧客企業のニーズの理解に努めている、新たな
会計事務所の形を目指している意欲を感じた」などが受賞理由とされていますが、
5年前、私が事業承継で最初に考えたことが“税務中心の制度会計ではなく、
数字をベースに一緒に経営を考えていただける若い会計士、税理士さんのいる
事務所”に新たにお願いしたい。後継者と同じ世代の・・・。

もちろん上記の希望に合致したのでお願いすることにしたのですが、決め手に
なったのは上坂会計事務所のパンフレットにあった宣伝文句。

          『おもしろおかしく今日から明日へ』!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

樋下社長が書かれています。
>なかなか細かい数字は苦手なので税理士さんや経理担当の妹に感謝です。
・・お人柄がにじみ出ていいですね。

BSやPLも紙に印刷してあるものを見ると、どれも数字が同じように並んでいます
が、この中で「社長がおさえておくべき大事な数字」がある、と私は考えています
ので、税理士さんにはその項目だけ太字にしてもらい、推移をグラフにしてもら
っています。

もうひとつは、数字には出てこない「オフバランスシート」。
社長の夢とか、技術力、企画力、信用、のれん、スタッフのパワーなどなど
これからの企業ではこのバランスシートのほうが大事だと思います。

そういう意味で樋下社長の
>私は出来るだけアナログ感覚で感性を磨きたい
勘や間、アイディア、人の気や場の雰囲気を大切に先を読むなど右脳的に生き
たいと思ってます。

にとても共感を覚えました。


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2009年12月30日(水)更新

年末。 頭の中も整理したい。

大変な一年だったと思います。もちろん年が変われば何かが急に変わるはずも
ありませんので、新しい年は少なくとも「自分が変わる」必要性を感じています。

今年は「政権交代」がありましたが、この国の置かれている現状では、一気に全て
が改善といくはずはありません。

政治とはほとんど無縁で来ました。許認可事業でもなく、公共事業とも関係あり
ませんし、政治好きでも選挙で血が騒ぐといったタイプでもない私には政治は
どちらかというと遠い存在でした。

しかし、経営と政治とは密接な関係があることも事実ですし、成長が望めない
これからのことを考えると、一度自分のなかで「政治」について頭の中を整理して
おかねば、と最近思うようになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなことを考えているとき、以前読ませてもらっていたブロガーのMさんが
政府系の団体を退職して今夏の総選挙に出馬したことを先日知りました。
結果は風を押し返せず次点。(地元でないので分かりませんでした)

次のリベンジに向けて、ご本人は“選手交代”を掲げておられます。
毎日この寒風の中を「辻立ち」されており、地場産業振興などのアイデアを日記
にUPされています。 こういう人が国政におられたら、と思います。

日々、生の声が読めるわけですが、書籍などとは違った臨場感があり、他県の
小企業経営者である私にも「政治と経済(経営)のありよう」についてのレクは
頭の整理に役立ちます。(インターネットの恩恵を感じます)

Mさんの『グローバルに考え、ローカルに行動する』は、考えさせられました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年、特に感じたのは「よさこい衣装」などを当社に依頼されたチームや個人の
方から、毎週のように「お菓子箱」やお礼の手紙、メールなどをいただいたこと。

もちろん、昨年、一昨年もあったのですが、考えてみるとこんなに「幸せ」なことは
ありません。 シーズン中、スタッフは納期に追われ、トラブルに苦労しましたが、
終始明るく頑張れたのは、お客様からの「感謝の声」だったと思います、

「お客様に喜んでもらえる→これが原動力になる」と思いました。

長年「製版」を依頼していただくお客様は、ほとんどが「事業所」であり、毎日の
お付き合いですから、いちいちこのようなことはありませんし、当然のことです。
むしろ、私たちの方に「感謝」の気持が薄れているのでは、とさえ思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2009年もあとわずか。

来年はさらに厳しい年になるでしょうが、長年支えてくださっているお客様、新しい
まだ見ぬお客様に「喜んでもらえる」ことをいっそう目指していきたい。

最後に大好きな芭蕉の「奥の細道」の冒頭部分を。
「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」・・・。

 一年間ありがとうございました。 皆様、佳いお年をお迎えください。


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2009年09月09日(水)更新

事業承継→遅々たる歩みですが。

先日、来社したお客さんと話していて「高速道路の無料化」について、「低速道路」
になるんでは、という話の他に、「ETC車載器」を最近買った人から不満が出て
いるようだとも聞きました。

それよりあの全インターチェンジに設備した「ETCの料金収受システム」が無用に
なるとすると、どのくらいのお金が無駄になるんだろうという話になりました。
数百億円という単位ですかね。それとももっと?

仮に4年後、また「政権」が変わり、やはり「高速道路」は受益者負担が原則です、
有料にします、となっても、何年も使わなかったシステムがうまく稼働するだろうか
と心配になるのは取り越し苦労というもんでしょうか。

政権交代も事業承継の一面があると思いますが、一般の事業所での「事業承継」
はこんなドラスティックな転換は無理です。会社が潰れるでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私はもう10年以上会社で一緒に仕事をしてきたのだから、自分たちが考える
「企業像」というものがなければならない、と後継の娘夫婦に話しております。

その「企業像」に向かって、先代の使える資産や知恵を利用する、という考えで
よいのではと。変化の激しい時代に親の仕事をそのままただ引き継ぐというのは
現代の「事業承継」ではないと思うよ、と教えています。

とは言うものの、ビジネスには銀行取引、財務などの知識も欠かせませんし、
お客様に対するエチケット、マナーも昔からあまり変わっていないものも多いと
思い、週2回、忙しくても「事業承継ミーティング」をやっています。

今のところクレームの対処の仕方、いろいろな加工方法のアドバイスなどが
中心ですが、断片的になりますので、ビジネス全体の常識を学ぶ「教科書」を
選びました。

日本実業出版の『できる社員の「仕事力」養成講座』という本で、3冊購入しました。
3人で少しずつ教科書として読みすすめるつもりです。また常にデスクに置いて
おくよう指示しています。

内容は
① ビジネスマンなら知っておきたい「会社のしくみ」
② 「賃金や職場のルール」について押さえておこう
③ これだけは知っておきたい「仕事のマナー」
など、10の大項目です。

できる社員の「仕事力」養成講座 日本実業出版社

きちんとした大手の企業に勤めたことのない二人には、学ぶべきこともまだまだ
多いと感じています。


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2009年04月17日(金)更新

リーダーシップ

『「強引なまでに自説を強要できること」を、私はリーダーシップの大切な要件の
一つだと考えています。ただし、自説を構成するものはその人の持っている哲学
なのですから、その哲学に普遍性と正当性がなければ、とんでもないリーダーシ
ップとなってしまいます』 (稲盛和夫)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ワンマン」と言われても仕方ない。特に現在のような乱気流の中を降下している
状況で操縦席に座っているのだから。
自分の持っているものの全てを動員し、クルーに的確な指示を与えなければなら
ない。

が、自分の哲学に「普遍性と正当性」があるか、と自分に問うてみると、これが
なかなか難しい。第一「哲学」と呼べるものかどうかも自信がありません。

たしかに、長くやってきて知識や知恵もそれなりに増えているし、小企業の経営者
として、大げさに言えば24時間会社のことを考えているといっても過言ではあり
ません。しかしそれだけではリーダーシップの要件を満たしているとは言えない、
ということでしょう。

今後の「事業プラン」をいくつか考えていますが、哲学はともかく「普遍性と正当性」
という観点から、時々自説を再考する度量も重要だなと思いました。


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「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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