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2010年04月09日(金)更新

王貞治さん・・桜のような人

先週3日、4日の週末は京都の北、宝が池の「国際会議場」での国際ロータリー
第2650地区(京都・奈良・滋賀・福井4県)の地区大会でした。

会員総数5000名近い日本でも最大の地区(ゾーン)。今年のホストクラブは
久しぶりに「京都ロータリークラブ」で地区の中心的存在。
会員には裏千家総帥の千玄室(前宗室)さんをはじめ、京都の有名旅館、名門
企業の経営者がキラ星のごとく並ぶ。

ロータリークラブだけではないですが、会員の高齢化→減少、制度疲労もあって
低迷する奉仕活動をなんとか再生へ、ということで本年度は会員夫人の参加も
企画、会議場のある宝が池の満開の桜を背景に、舞妓さん、芸妓さんを配した
「園遊会」、チケット入手がなかなか困難な祇園甲部「歌舞練場」の「都をどり」の
観覧など華やかなエクスカーションの数々で多くの参加者がありました。

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本会議のプログラムの一つ、今年の地区テーマ「育てよう、人」に沿った記念対談
には王貞治さんが登場しました。

王さんといえば早実のエースとして出場した、昭和36年の甲子園(選抜)でたま
たま親戚の新聞記者に連れられて記者席の隅から見たこと(社会人1年生だ
った私)、15年ほど前、ゴルフ場のイベントで長嶋さんとともに来場した際、運営
のお手伝いをしたので間近でまぶしい思いで見たことがあります。

今回、1時間ほどのアナウンサー(スポーツ担当)とのリラックスした対談を聞いて
“人間 王貞治”さんに深い感銘を受けました。

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大げさでなく、「王貞治とはこういう人だったのか!」と、その人間性に触れた感動
は今日まで続いています。

巨人の監督を藤田元司さんから引き継いだころは「全試合勝つことしか頭に
なかった。巨人の監督とはそういうものだ」と。
しかし、解任されてから数年後、再び中内ダイエー会長からのたっての要請で
「福岡ダイエーホークス」(現ソフトバンク)を引き受ける時には「50敗まではして
いいんだ」という考えに変わっていたと。(シーズン130試合、優勝ラインは80勝
が目途とされる)。

また王さんは1時間の対談中、選手や球団関係者だった人への「うらみ・つらみ」を
一言もおっしゃいませんでした。アナウンサーが水を向けると「楽天の前監督の話」
を引き合いに出されて会場を爆笑させましたが、それも旧知の間柄なのでジョーク
まじりに話される。

「世界野球」での優勝の話も出ましたが、「日の丸」を背負うことへの誇り、個人の
成績より「フォァー ザ チーム」に選手を一丸とさせていくことが、何より大事と
説かれる。

しかし、それを可能にしたのは王貞治の人間力だったことにあらためて気付かさ
れました。飾らない、自分の言葉で話す。そしてあたたかい“桜花”のような見事な
日本人を見ました。

前号でソフトバンクの孫さんについて書きましたが、また違った魅力溢れる人物を
続いて識ることが出来たのは幸せでした。

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そういえば会議の写真も見事な“京都の桜”も撮ってないですね。きれいどころ
ばかりで。

古都の夜のパーテイー

前夜の「国際ロータリー会長代理歓迎晩餐会」での華やかな舞台。


歌舞練場

「都をどり」歌舞練場での呈茶席。京都の文化の厚みを感じさせてくれます。


茶菓子

お菓子はとらやの上用まんじゅう。器はお土産に。裏に「都をどり」の銘が。


舞妓さん

宮川町の舞妓さん。中学卒業してこの世界に。18歳で「舞妓さん」から「芸妓さん」
へ。他府県出身者が多いとか。

日本と日本人のまだまだいろいろな素晴らしさを感じさせられた印象的な日でした。

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2010年04月05日(月)更新

孫正義講演LIVEを見て感動しました。

USTREAMでソフトバンクの孫正義社長が5000人の主に学生の前で講演した
「孫正義LIVE2011」(全編141分)を見ました。(3月29日於国際フォーラム)
5日(今日まで)のUPとか聞いていますのでまだの方は是非ご覧いただければと
思います。

中学生のとき、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで、高校へ入学するも即退学
してアメリカへ。寝る間も惜しんで勉強、3カ月で高校の全教科を履修、大学へ。

「自分の一生をかけるにふさわしい仕事を見つける!」「登りたい山を決める!」
自分は何をなすために生まれてきたのか、を自分に問い続けたまさに現代の
「竜馬」のお話です。感動しました。

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孫さんが何度も口にした言葉は「高い志を持て」です。

ソフトバンク・孫正義さんに対する評価には異論もあるようですが、いつの時代も
「事を成す人」にはつきものです。

NHKの大河ドラマ「竜馬伝」を見ている若い人が多いようですが、「引きちぎら
れるほどの情熱」を説く52歳の日本人がここにいます。

全ての日本の若者に見て欲しい。  勇気づけられました。

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2010年04月02日(金)更新

「情報共有」「顧客対応」に"社内専用ブログ”を使う。

4月1日から新年度。当社も33期目に入りました。先期の決算は厳しいものです。
売り上げの落ち込みはともかく、利益面は開業以来の悪い成績。

「チェンジ!」です。環境がすっかり変わってしまった。そのためにはまず社員一人
ひとりの意識を変えなくてはなりません。

インターネットを使って「染と型の工房・横山工藝」「オーダーよさこい屋」を展開し
てきましたが、新たに「オーダーぷりんと屋」を開業しました。
すべて価格競争に巻き込まれない、いわば「定価」のないビジネス(個客自身の
ものづくりサポート)を志向しようとしています。自社の持っている「強み」で役に立
つことができれば、ということです。

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そのコンセプトはいいのですが、問題は社員の「いつもコストを意識した行動か」、
「一人よがりの仕事の仕方」にあると思い、何とか「情報の共有」ができないか
と考えてきました。要するに「適正な利益を踏まえた上でのお客様への最適提案」
はどのようになされるべきか、経営者、リーダーがタイムリーな指導、助言をする
ためにはどうしたらいいか、です。

当社のような小企業ではシステムに多額の費用をかけることはできません。
そこで出てきたのが「情報共有・顧客対応」に“社内ブログ”を使う、というアイデア
です。完全に「クローズ」の環境も守られます。

「その加工だったらA社の他にB社があるので相談してみてください」「先日、この
ようなやり方で仕上がりもよくお客さんにすごく喜ばれた」「○○のコストが入って
いないよ」などなど失敗や成功を担当者一人のものだけにとどめておくのは大き
な損失ですし、また同じような失敗、ミスを繰り返さないことにも役立ちます。

この仕事に携わる経営者、リーダー、スタッフ10名は、毎日上がってくる「案件」
の全てに目を通し、必ず「コメント」をつけることを義務付けました。
そうすることで「今、会社で何が・・」を共有したいのと私や専務が持っている経験、
知識、ネットワークをスタッフ全員のものにしたいのです。事業承継の実務版とも
云えます。

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顧客管理、採算などを管理するシステムはありますが、ものによっては年間30万
円ほどの費用がかかります。「ブログ」なら月に300円ほどの維持費です。
まだ、日々フォームなどの変更、修正など試行錯誤の部分もありますが、アイデア
を出してくれたスタッフに感謝しています。

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2010年03月30日(火)更新

「末代までの恥」発言は美術の先生だった。

選抜高校野球一回戦で向陽高(和歌山)に敗れた開星高(島根)の野々村監督
(58)が「21世紀枠に負けて末代までの恥」と発言して大騒ぎになったのは記憶
に新しい。

「ずいぶん正直な先生だなー。しかし“末代までの恥”とは大時代な言い回しで
ないかい」と当夜のネットニュースを見てチョット思いました。

翌日、騒ぎが大きくなって釈明に高野連へ。「発言は不適切だった」と謝罪を
終えて出てこられた監督の写真を見て思わずのけぞりました。

記者会見を終えて颯爽と出てきた野々村開星高監督
写真24日の新聞記事から
<記者会見を終えて出てきた野々村開星高監督>

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「えッ、このファッションで謝罪に!?」。

スポーツ刈りはともかく、グレーのスーツに黒のワイシャツ、ネクタイはド派手な
プリント柄。靴は白の紐なしスリッポン、手に提げているバッグはガーメントケース
(ユニフォームが入っている?)、眼鏡にも少し色がついているようにも見えます。
この格好は・・・。

建前と本音が違う不条理は世の常。高校野球も「純真」ばかりとはお人よしの私
でも思っていませんが、それでも「健児甲子園・さわやか青春」でなければならない
マスコミ記者を前にこの格好で出るのはチト不用心すぎない?と思ったのです。

TPO(時・場所・場合)というドレスコードも有って無き時代。基本的に他人の服装
に関心を持たないようにしていますが、最も「保守的」と言われる日本のマスコミ
の前に出る、それも「高校野球は教育の一環」を金科玉条にしている高野連への
謝罪とその後の記者会見。
真意が伝わる前に「色眼鏡」で見られてしまう恐れがある、と私など古い人間は
思ってしまうのですが。

そこらあたりが「22年間、子供たちと野球ひとすじ」にきた世間ずれしていない
監督の素朴で熱い人柄なんでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『人は見た目が9割』、『「見た目」で誤解される人~2秒の「あなた」が判断される』
などの本がベストセラーになる時代。ある意味他人の目に自分がどう映っている
のか気にばかりしている時代とも言えます。

25日「・・各方面に多大なご迷惑をおかけし、おわびしたい。私の言動で、島根が
悪く言われることに一番心を痛めた。辞任は昨夜、冷静になって考え、決意した」
と監督辞任の弁。22日の発言以来同校には抗議の電話が相次いでいたそう。

辞任会見、監督は“紺のスーツ”で涙ぐんでいましたが、専門は「美術の先生」と
聞いてまたまた小さくのけぞりました。そうかあのサイケデリックなネクタイもそれ
なら納得(?)がいくな、と。

いずれにしても郷土、選手を愛するあまりの発言で、オーバーランしてタッチアウト
ということかな。今時の球児より「純真」な人だったんだなと思ったのでありマス。

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2010年03月25日(木)更新

父子鷹・・藤田幸希さん(女子プロゴルファー)とすごいお父さん。

「今まで1000回ほどラウンドしたけど、お父さんに勝ったのは3回だけです」 

人気女子プロゴルファー藤田幸希(さいき)さん(24歳、優勝3回)を招いて22日
開かれた「第1回ゴルフパートナー杯」(ユーズドゴルフクラブ、用品の流通FC
「ゴルフパートナー福井」主催。出場100名) の表彰式・パーティーでの本人の
スピーチにはびっくりしました。

藤田プロと。同組メンバー。右端が私
<藤田プロと。同組メンバー。右端が私>

お父さんとは藤田 健さん(55歳)。幸希さんのコーチです。

プロを目指したこともある、とのことですが、おそらくハンディは+5くらいではない
でしょうか。(PAR72のコースを67でまわる実力ということですからプロと同じで
すね)。 そうでなければ、一流女子プロが1000に3つしか勝てないはずがない。

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会場では、お父さんが幸希さんをプロに育てるまでのいくつかのエピソードも披露
されましたが、聞けば驚くことばかり。

親子鷹トークで会場は感嘆、爆笑の連続
<親子鷹トークで会場は感嘆、爆笑の連続>

ゴルフが嫌いだったらしい幸希さん。小学校5年に初めてクラブを握るも、中学
2年まで年に1回くらいのラウンド、練習は0に近かったそう。(信じられない!)

中学三年で、お父さんのすすめで「関東のジュニア大会」に出ることになり、急きょ
ルールを勉強。実技の練習もそこそこで出場したら、なんと4位に。

「プロ向きの根性をしている。運動神経もいい。ものになる」とお父さんは確信して
いたらしいのですが、かなりレベルの高いこの大会でいきなり4位とは、とちょっと
驚いたそう。本人が本気でゴルフをやりたい、というまで待っていたんですね。

それから、親子のきびしいプロへの道のりがはじまるのです。同期(プロ合格)は
宮里藍、横峯さくら選手などだそうですから、いいライバルにも恵まれました。

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しかし、何より父親の「男性ゴルフ並み」のスパルタ教育に耐え、現在900名近く
いる女子プロの中で50名のシード枠はもちろん賞金ランクの上位を常にキープし
ている藤田プロもすごい。

「父子鷹」・・今は“親子鷹”の方が一般的なんだそうですが、イチロー、原辰徳、
中嶋常幸、若貴兄弟などなどスポーツ界には厳しい父親からコーチを受けた名
選手がたくさんおられます。藍ちゃんや石川遼君もそうです。
みなさん明るくて、裏表がなく、「フアンあってのプロ」という高い意識も同時に叩き
こまれたように見えます。

前日まで鹿児島でトーナメントを戦って、夜遅く福井入りした疲れも一切見せず、
フアンの質問にもユーモアたっぷりに答え、「もっと何でもドンドン聞いて」と、外が
暗くなるのも全く気にかける様子はありません。

「私の主義は、済んだことにはとらわれないこと。アラOBしちゃった、なんです。
ボールは曲がるものと思ってます。今、ここを大事にしたい」。

「家族、事務所、契約先・・成績が落ちれば迷惑がかかる。でも私は一生懸命やる
だけ」  「10年経ったら父に勝てるかも。敵も歳とりますから!」

さわやかで素晴らしい24歳の「プロフェッショナル」を見て、気分が晴れ晴れした
一日でした。

================

福井県の「ジュニアゴルフ育成の一助に」として、 「藤田プロのドライバーショット
に挑戦!」で集められたチャリティ寄金を育成委員会に寄付して頂きました。
主催の「ゴルフパートナー福井・高木社長」、藤田幸希プロありがとうございました。

藤田プロから頂いた色紙

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2010年03月23日(火)更新

経営(者)資源で最も大事なものは「感動・感謝のこころ」

経営者会報ブログ運営事務局から、「ブログピックアップ」に取り上げていただい
たのでヨイショするわけではありませんが、事務局の皆様の筆力に感嘆すること
が少なからずあります。

20日発行の『経営者会報ブログ COMM-unicative MAGA-zine vol.198
=メルマガ』(同記事のブログはhttp://gate.keikai.topblog.jp/ )は、
主力月刊誌『ニュートップリーダー』4月号から、新連載<事業承継の王道>が
始まりました・・・というご案内があり、【後継者は「禅譲」だけでは育たない】という
タイトルで編集部のリードがあります。今回もまた名文です。事業承継の問題点を
簡潔に、リーダーシップとは何か、を読む人に考えさせるサゼスチョンが横溢。
(またまた唸りましたが、珍しく文末に執筆者名がありません。先日来コクホーの
庄山社長のブログに10本以上のコメントを集めたマグニチュード級の話題の主、
「ボイル佳祐」さんでしょうか)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「人・物・金に情報」=経営資源と呼ばれますね。「人」は人材(人財)でしょう。
しかし、日ごろこの中に経営者自身は入れているのかな、と。
そんなことは言うまでもない、という声も聞こえそうですが「ウチには人材がいない」
と嘆くとき、それじゃ自分は「社長としての人材(人財)」ですか?」ということになる
と「・・・・」考えてしまう自分がいます。

「経営の資源」とは経営者(の資質)も含めてなんだろうか。いろいろあるでしょうし、
無ければ会社が続いている(続く)はずもない・・・。

一つだけこれは大事なこと、と思ったのは「感動する心、感謝する心」を持ち合わ
せていること。
これがあれば「事業承継」は大丈夫なんじゃないか、と思ったブログが・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カナイが「お父さん、奈保子(娘)のブログ読んだ?」と先夜私に聞きました。
先日の「よさこい衣装デザインコンペで大賞を受賞した喜びと4年間の道のり」に
ついて書いています。

つたない、思い入れの強い文章ですが、念願の大賞受賞に「感動」したこと、
何よりお任せくださったお客様、制作に協力頂いた関係企業、そしてともに頑張っ
てきたスタッフへの「感謝」があふれているブログ。

「事業承継の王道」1回目に「創業者の中には、死ぬまで社長を続けたいと考えて
いる人が意外に多い」としていますが、その背景には会社に対する愛着の強さや、
永続への不安があるとのこと。

それは分かりますが、私は死ぬまでなんてカンベンしてほしい派。
大丈夫、「感動・感謝の心」を失わないでいればやっていける。

身内話でお聞き苦しいでしょうが、今日はそんなことをちょっと考えました。

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2010年03月19日(金)更新

「開き直り」から始めよ・・キョウデン橋本浩会長。

先日、福井市内で開かれたH銀行取引先の若手経営者の会「若手ふたば会」で
プリント配線基板などを製造する東証2部上場のキョウデン(長野県)の橋本浩
会長が講演されたそう。

地方経済について「もともと元気がなく人がいないという開き直りから始めなければ」
活性化について「地方は人がいない上に供給過多。こんなはずじゃなかったでは
なく、こんなはずなんだと開き直り、その中で何ができるか考えた方が近道」と指摘
されたそうです。(11日付福井新聞)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

橋本会長は、経営が行き詰った企業の再生も手がけ、北陸の名門温泉旅館や
加賀市のテーマパークを「日本元気劇場」として再生、「行政にビジネスモデルを
提示し共存共栄の道を探りながら入っていく」というのがその手法のようです。

いずれにしても、経営不振の原因の一つかもしれない「しがらみ」を断ち切り、開き
直って時代に合った経営改革を進める・・・なかなか高齢の経営者にとっては勇気
のいることですが、そのあたりを「若手経営者」に期待したいところです。

同じ頃、2代目若手経営者の勉強会「S塾」で講演された講師から「話をしていて、
どうも熱気・元気・やる気が感じられない。先が心配」というような話も聞いたので、
先代社長や先輩社員に臆することなく、「開き直って」事業発展のプランを推し進
めてほしいものと思います。


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2010年03月17日(水)更新

「迎えの拍手は昨日までの人気、降りる時の拍手は・・」

3月10日、(株)創の村上社長がこの「社長ブログ」でe製造業の会4月セミナーの
ご案内をされていた。

【持続可能なネットビジネスの研究~もう本物しかいらない~】という垂涎の演題。
村上さんいわく、何だか硬いタイトルでしたが実は・・株式会社サカエヤ「近江牛
ドットコム」、新保さんの爆笑講演会なのです(^^)。 とあります。

これは面白そう(テーマも講師も)と思いましたが、4月9日は予定があってダメ。
残念!。
コメントも見ましたが、最前列に、井寄さん、高嶋さん、古芝さん、治部さんの最強
メンバーを配して(村上)、講師の新保さんにプレッシャーをかける、とか書いてあり
ました。ま、新保さんの勝ちだと思いますが・・。

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人の前で話をするというのは、“一般ピープル”にとってはなかなかの難題です。
私も昨年の7月からロータリークラブの会長を務めていますが、毎週1回1時間
の例会の冒頭、3~5分「会長の時間」というのが与えられ、ショートスピーチを
せねばなりません。未だに少し緊張します。

「会長の挨拶」と言わないのは、お天気の話などはヤメロということ、と先輩パスト
会長から教えられました。任期の6月30日を一日千秋の思いで待っていますが、
それでも人前で話すことの訓練には少しなっているのかも知れません。

しかし、熱い拍手をいただけるようなスピーカーは、話題よりも“話術”、一種の
持って生まれたタレント性だなあ、とあきらめに似た心境になります。

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先日の福井新聞の編集子コラム「越山若水」に面白い記事があって、例会での
ネタにしようか、と思いスクラップしてあります。

一部をご紹介。
『さまざまな機会に聴衆の前に立つことがある。これが案外冷静に一人一人の顔
が見えるものだ。反応はどうかな。成否は最後の拍手ですべてが「精算」される。
▼お婆さんネタの名手だった新作落語の古今亭今輔が名言を残している。
「迎えの拍手は昨日までの人気、降りる時の拍手は今の人気」と。長年高座を守
ってきた師匠らしい▼確か海外に「だれが拍手をしているか分かるまで自慢しては
ならない」という格言もある・・・』(後略)

新保社長、降りる時は、最前列(経営者会報ブログ四天王!?)の誰がどれくらい
拍手したか、しっかり見届けてくださいネ。


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2010年03月15日(月)更新

衣装デザインコンペでグランプリ受賞。

第5回「全国よさこい衣装コンペ」で当社が制作した衣装がグランプリ他を受賞しま
した。この3カ月予選(デザイン画)を通った10チームの内3チームの「衣装制作」
を任され、スタッフが頑張った結果で喜んでいます。

3月15日 福井新聞の記事
<3月15日 福井新聞の記事>

このコンペは、福井県が地場産業の繊維振興のため「全国YOSAKO衣デザイン
コンペ」として開催しているもので、今年が5回目となります。
当社は「よさこい衣装」の制作に本格的に参入した2回目から、予選通過したチー
ムの「デザイン・アイデア」を実際の衣装という形にする仕事を引き受けてきたわけ
ですが、種々の制約もあり、その苦労は並大抵ではありませんでした。

各回とも入賞してきましたが、昨年ジュニア部門で準大賞を獲得、ついに本年は
総合で“グランプリ”をいただきました。当社を信じてお任せくださった「明新森組」
さんは、昨年の準大賞に続いて、念願のグランプリを得たこととなり、我がスタッフ
以上にチーム全員が大喜びされたことと思います。

大賞の明新森組さんの演舞

昨年の準大賞、明新森組Cheza watotoイッチョライさんの演舞

審査は【コンペ部門】10チーム、1チーム10名の踊り子さんがステージで衣装と
踊りを披露(この分の制作費や交通費なども県が支給)されるのですが、コンペで
優勝(グランプリ)すると、100万円(一人2万円X50名分)が、福井県産の織物や
ニット生地、それに縫製そのほかの費用分としてチームに与えられます。

その他に【デザイン部門】(本選出場3チーム)があり、これは昨年全国各地の
「よさこい」で踊った自信作の衣装を応募するもの。
昨年は当社が制作した神戸の「颯爽JAPAN」さんが大賞を射止めました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1000人の入場者に混じって、責任者の長女をはじめ数名のスタッフも結果発表
を待ったようで、ツイッターで実況報告もありました。

“グランプリ”と聞いて、みんな大泣きしたようですが、この3カ月、毎日夜遅くまで
チームの責任者の方や、パターン(型紙作成)、プリント、縫製の関係者とのやり
とりなどの苦労が一挙に胸にこみあげてきたに違いありません。

明新森組さんの大賞の受賞の様子

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

県も「事業仕訳」を行ったのか、このコンペも今回で一旦終了するようです。
若いよさこい人たちの熱い「目標」だったことを知っているだけに、なんとか別の形
でも続けて欲しいと願っているのですが・・。
「地場産業ルネッサンス」を標榜する当社にとっても残念でなりません。

ともあれ、この4年間、このコンペは当社の若いスタッフたちに、目標に向かって
努力することの大切さ、結果を出せた時の喜び、チームワークの何たるかを教え
てくれたものと思います。

「ものづくり」で大切なことを学ばせてもらったこと、結果として当社のPRに多大な
恩恵を与えていただいたこの5年にわたる企画に今は感謝しています。


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2010年03月11日(木)更新

「女性プチ起業」=新しい産業育成の一つとして。

今日(11日)の地元紙(福井新聞)「福井トレンド」というコラムに“女性プチ起業
注目”との見出しで、~これまでの成長主義、組織型での利益追求ではない
「プチ起業」「プチプチ起業」が地域経済活性化の支えとして期待が膨らんでいる~
とあります。

当社が3月15日にオープンを予定している、3番目のサイト「オーダーぷりんと屋」
も、コンセプトの一つに「女性のプチ起業」をサポートする、があります。

もちろん趣味のままでもよいのですが、どちらにしても雑貨やインテリア、服飾など
の「個人スケールのものづくり」を徹底的に“プロの技術と設備”を提供して支援
する、というのが「オーダーぷりんと屋」のコンセプトです。

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<社長(私)の“仮説”>

毎年、日本ではおそらく数万というデザイン、服飾などの専門的知識を学んだ人が
社会に出てきますが、残念ながらそういう人材を受け入れる企業は激減しています。
ファッションなどでは有力なアパレル企業でもかなり前からデザインやパターンなど
を含めて「ものづくり」を商社を通じて中国などへまる投げしているのが現状です。

これらの若い人は、何を目指して、何をやりたくて美大や専門学校を選んだので
しょうか。「描きたい」「作りたい」など、“自分を表現したい”という思いの強い人た
ちではないでしょうか。もちろん年齢を問わずです。

このような人たちが「もう自分で始めるよりほかない」→何より新聞にあるように
「利益より満足感」を得たい、それには「初期投資少なく低リスク」を考えるのは
当然だと思います。

【顧客満足】とは?・・私達は徹底的に「顧客(個客)」に当社やスタッフ個人が所有
している長年の技術・知識、資料や設備を活かしてもらうことを考えています。

その心は“寄り添う”です。あくまで主役は「個客」であるべき。
従業員には、目線や立ち位置を骨の髄まで「個客」に置くよう、これから今以上に
頭を切り替えてもらわねばなりません。

プロダクト(生産)とコンシューマ(消費者、生活者)が一体となった「プロシューマ」
が生まれ、新しいC2Cの市場が生まれようとしています。

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パンやケーキなどのお店も女性が進出していますが、折からの不況で女性の起業
数も’06年からみると減っているそうです。

しかし、地方でも「女性企業家交流会」などの組織も立ち上がり、異業種交流の
動きには行政も支援を始めています。

『売り上げは小さいかもしれないが、仮に500万円の売り上げを計上する100人
の女性企業家がいれば、5億円になる。売り上げ5億円の企業を立ち上げるのは
至難の業。女性起業家は地域経済活性化の原動力になりえる』 

自治体も男女共同参画という視点ではなく、あくまで産業育成という姿勢で支援し
てほしい、と記事は結んでいます。(以上文脈は同紙の記事から)

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今回新しいサイトを作るにあたっては、ITのアドバイザーにミーテイングに参加して
もらい、「メーリングリスト」での打ち合わせ、資料のやりとりに加え、サイトの骨格を
制作していただいている制作会社さん(500社の制作実績とか)との間で、BBS
(掲示板)の機能を併せ持つ「フォーラム」も設置して連日意思疎通をはかってきま
した。

私は、「仮説」を立てただけなのですが、本当にICT(情報・通信)の現場はすごい
スピードでいろいろな意味で変化が早くなっていると痛感せずにはいられません。
もちろん「ネット販売」に参入してくる企業・個人もますます増えてくることは間違い
ありません。

もう次のステージに移っているんだと思います。


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「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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