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2006年10月31日(火)更新

デジタルおばさん

それにしても何というテクノロジーの進化でしょうか。
カセットテープを入れていたのも、そう昔ではなかった
ように思いますが。


誕生日に家内からプレゼントされた「iPod」を聴き
ながら、これからのさらなる進化はどうなっていくのか、
戦前生まれの私には想像もつきません。

仕事柄社内には沢山のグラフイックスPCや周辺の
設備があり、その機能には驚かなくなりましたが、
このように小さいものの中になぜこれだけのものが入るのか、
しかも素晴らしい音質、多機能にはほとほと感心します。


自身はインターネットを見る、メールを打つぐらいしか
やらない私、対して家内は携帯やデジカメをフルに使いこなし、
ネットでホテルを捜す、ケーキの材料を買うなど、最近では
娘からもらった「iPod」に夢中で、「おとうさんすごいわよ、
これをプレゼントするね」というわけです。


しかし世の中のサービスがICTを介したものにドンドン
変わっていき、使いこなせれば早くて安くて便利で、なおかつ
情報の量と質が桁違いに大きい、となればこれからの老後を
考えると「ITオンチ」では惨めなことになりかねません。


1日から「杭州・上海」へ行きますが、モーツアルトや藤沢周平の
「蝉しぐれ」(朗読)を機内で聴けるのもハイテクとカミサンの
おかげでしょうか。


「アナログおじさんとデジタルおばさん」
何か寓話の題名にふさわしいような気もしてきました。

横山国男
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2006年10月30日(月)更新

おそくなってごめん

小学生の孫が、書道塾へ通いだしてから、ほぼ一年くらい
でしょうか。元気がよいのはいいのですが、落ち着きがない、
ということで「お習字をやらせたら」と、まあどこの親でも
ジジ・ババでも考えるストーリーです。


その書道塾へは時々、家内か私が終わる頃迎えに行く
役目が回ってきます。


・・・・・。

道路際に車を寄せてから、もう30分も経ちます。交通巡視員も
気になるし、他のお迎えの車は次々と子供たちが乗り込んで
走り去るし、だんだんイライラしてきました。

携帯を取り出して塾に電話をしようとすると、孫が走り出て
来ました。

「おそくなって ゴメン!」 ドアを開けるなりの一言。

おー、許す、許す、ちっともかまわんよ。ジージも今来たとこ
だよ。 それまでの不機嫌が吹っ飛びました。

いつ覚えたの?そんな大人をメロメロにするような「世渡り
上手な言葉」と、思わずそのタイミングの良さと、本当にそう
思っている感じがストレートに伝わってきて、ジーンときたの
です。

「あのさ、お正月の書初めの練習で、先生がもう一枚、もう一枚
って・・・」おそくなった理由を横で盛んに説明するのですが、
そんなことより、私は「言葉」というのはスゴイものだ、と家に
着くまで考えておりました。

「声をかけ合う」「お互いに励ます」、山登りでも、災害時でも
人の言葉でどれほど元気がでたり勇気づけられるか、私たちにも
いくらでも経験があります。

思っていてもやはり口にしなければ役に立たないのが言葉です。
「言葉」の大きな力です。ビジネスでもランチをともにしたり
するのはやはり「文字」だけでは疎通を欠くからでしょう。


親が教えたようでもないので、どこで覚えたのか、こうして子供
は時々大人をビックリさせながら成長していくんですね。

でも大きくなって、口先だけの「ジジイ殺し」で、金儲けばかり
考える人間になってはイカンよ。


横山国男
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2006年10月26日(木)更新

【お題】会社を大きくすることについて

<明大生 高津明徳さん からのご質問>

会社を大きくする、ということにどれくらい魅力を感じていますか。
自社について、「これくらいまでにはしたい」という将来像がありましたら、
あわせて教えてください。


にお答えして。


首題のようなご質問があると、いつも頭に浮かぶのは
社長の器量」という言葉です。

会社の大きさをいう場合、売上とか、人員とか、設備
あるいはそれらの総称とかいろいろあるでしょうが、
昔から「社長の器以上には大きくはならない」と言われて
いることを結構気にしています。

言い換えれば、社長の「器量」以上に大きくした場合は
大概悲劇的結末を迎える、ということをいっているのだ
と解釈しているのですが。要するにコントロールできなく
なるということでしょうか。

もうひとつ、放っておくと会社というものは不必要に
大きくなるものだ、ということも聞いたことがあります。
そりやそうですね。収益も投資効率も無視してなんでも
扱えば売上をつくることは難しいことではないかも知れ
ませんから。


このご質問に関して、事務局の大西さんが仰られていた
ように、業種、業容で「大きい」という概念はそれぞれ
違うようです。

私の全く個人的な意見というか、希望ですが、大きいより
真珠のような光をもつ小さな会社」が夢です。
それだけの器量しか持ち合わせていない、ということでも
あります。

さて後継者はどう考えているでしょうか。

横山 国男

**************************************

はじめまして。
後継者です。

社長(父)よりお題をバトンされたようなので
こたえてみることにしました。


私は会社を大きくする目的が何かによる、と考えています。

重点をおくのは、

より多くの人の役にたつには?
お客様にもっとたくさん喜んでもらえるには?

ということです。

そのために必要なら、会社が大きくなろうと小さくなろうと、
どちらでもよいと思っています。


横山 奈保子

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2006年10月25日(水)更新

どっちが勝ってもいいんじゃない

”Yahoo!スポーツニュース”10月21日(土)日刊スポーツの
記事に、新庄選手が掲げたサプライズテーマとあります。


「襟付きアンダーシャツ」騒動や、シリーズ開幕前、またまた
真っ赤な練習着で審判団を慌てさせたようですが、これが
この人のキャラクター、その心は「フアン、視聴者に楽しんで
もらうこと」ひとすじのようです。
スタンドが真っ赤になるのも「新庄効果」だそうです。


私たちの年代の日本シリーズとは、水原巨人と三原西鉄の因縁
の対決とか、フォークの中日杉下茂の連投とか、今でもこの季節に
なるとTVで白黒の画面で見せられたりします。それはそれで
体がチョット熱くなりますが。


NHKBSの放送ではそういうことはありませんが、民放の「日本
シリーズ」中継では、たびたび新庄選手にカメラが向けられ、
長年愛用のグローブを頭に被ったり、劣勢でもニコニコと観客
と交歓したりしているのを見ると、本当にこの人は「どっちが
勝ってもいいんじゃない、みんなで楽しめば」と思っている
ようで「凄い人やなー」と思います。


「スポ根」も今は流行らないようですね。
サッカーの中田英や、イチローなどの「自分のやらなければ
ならないことは誰に言われるまでもなくしっかりやる、でも他人
は他人」というスタイル。それでいてワールドカップやWBCでの
二人が見せた「フォアー・ザ・チーム」での仲間への「優しさ・
思いやり」に新しいプロスポーツマンの姿を見て感心します。

新庄選手も今期限りだそうですが、中田、イチロー選手も含め
厳しい毎日を楽しみながら、この人たちは、第二の人生でも
きっといい仕事をしていくタイプだと確信させるものがあって、
大したエンタティナーだと思わずにはいられません。



でも感心している場合ではありません。当社はリーグ優勝に続いて
「オレ流Tシャツ“日本一”バージョン」を球団から指示されて
待機中なのです。
決まった瞬間、ドラゴンズのHPにUPすることになっています。

「どっちが勝っても・・・」は困るのです。
新庄さん、あまりいいところでは打たないで。


日本一オレ流Tシャツ



横山国男
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2006年10月23日(月)更新

そもそも決算書は何のため

「簿記会計の本質的な目的からすると、決算書は外部の
誰に報告するものでもなく、決算書は倒産を防止するために、
経営者自らに報告するために作成するものであると考えられて
います」。・・・(ウーン!ナルホドと私)


3年ほど前、福井商工会議所報の中の“経営一口アドバイス”に
地元のT会計士さんが書かれた記事を読んで、だんだん収益が
悪くなって不安が嵩じていた私は「そうか、良くも悪くも
自社の実態をハダカにして、そこから始めよう」と考えました。

また「決算書の改善とは経営改善そのものです。改善策の
ヒントは正しい決算書の中にあります」ともあり、当社の場合
長年御願いしてきた全国組織の立派な分厚い「月次報告」よりも、
もっと身の丈に合った、簡明な「月次」の方がわかりやすいので
はないか、と思ったのです。

さらに、遠慮なく、経理・財務面から見た当社の問題点をしつこく、
やかましく指摘していただく、改善の道筋を指導していただくこと
こそ重要ではないかとも思いました。
要するにここでも会計士さんとの「コミュニケーション」が大事
だと。


先週末、新たに御願いしている「上坂会計」の若い税理士さん
と後継者も交え、今月の「月次勉強会」を行いました。


「大分月次の出るのが早くなりましたね、この調子で頑張って
ください」と渡された「MML」(Manthly Management Letter
の略、いわば通信簿です)をもとにいろいろ話しをしました。
表紙が「」でほっとします。月次が赤字だと「ピンク」の表紙
になるのです。

表紙にあるテーマは時々変わりますが、「どこに手をうてば利益
がでるのか
」「どのようにしてお金を残すのか」など、直裁な
フレーズで凄みがあります。

しかし“おもしろおかしく今日から明日へ”が、この会計事務所
(経営センター)さんのパンフレットに載っているコピーで、
所長の理念だそうです。

経営はいろいろと苦労の多いものですが、「あまり深刻にならず、
出来れば楽しむ心で」やれればコレに越したことはありません。
そのためにも「自社の今」を知る必要がある、と考えています。


T会計士さんありがとうございます。

 ご縁があってこのように別の会計士さんになりましたが、
アドバイスのおかげで、税務申告や金融機関のためにではなく、
まして外部への見栄などにとらわれることなく、自分のために
「正しい決算書」をベースに経営を改善していかねば、と考える
機会をいただきました。


横山国男
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