大きくする 標準 小さくする

2011年01月26日(水)更新

サッカー日韓戦~てっちゃんを想う。

昨夜のアジア杯サッカー準決勝は見ごたえがありました。
通算71度目の対戦(過去日本の11勝21分け38敗)だそうで、日本に
分が悪いのですが、この試合はものにしました。

すっかり伝統の一戦になりましたが、昨夜の対戦を前に韓国の監督が「日本
と韓国はお互いアジアのリーダー的存在としてともに切磋琢磨していかねば
ならない」というような意味のコメントをしていてとても好感を持ちました。

日韓両国の間には過去にいろいろ不幸な歴史がありましたが、若い世代の
の対日・対韓の感情には古い世代の人たちと違ったものが醸成されつつ
あるように思います。

その大きな変化の基になったのはスポーツや文化の交流、インターネットの
発達などで、条約とか外交等の政治の先を行っているように見えます。
「韓流」フアンのパワーもすごい。

***

子供の頃近所に住むてっちゃん(仮名)は一つ年上で在日朝鮮人でした。
ラムネん玉(ビー玉)、パッシン(めんこ)、模型飛行機づくりなどなど、
どれをとってもめちゃくちゃ強く(うまく)憧れてました。

てっちゃんの薄暗い部屋にはミカン箱に入った戦利品のビー玉やめんこが
一杯あり、勝ち方も教わったような記憶があります。
階下からドブロク(密造酒だった頃です)の臭いがしました。

友達の親の中には在日の子供たちと遊ぶのを嫌がる人もいたようですが、
私の母は全く意に介しませんでした。
釘を輪ゴムで束ねた危険な「手裏剣」をてっちゃんが作って二人で投げて
遊んでいたら、手元が狂って近所の警察官の家のガラスを割って飛び込ん
でしまったときも、一人で一目散に逃げ帰った私だけが母からこっぴどく
怒られました。「卑怯者!」「情けなか」ってわけでしょう。

てっちゃんは中学を出ると、印刷屋で修業し独立開業しましたが、肝炎を
患い50代で亡くなりました。もう15年ほど経つでしょうか。
私が会社を始めててっちゃんが亡くなるまでの15年余り、指図書や伝票
などの印刷を全部お願いしていました。

現在の北朝鮮では名門だったそうなので、その出自からか正義感が強く、
堂々としていたてっちゃん・・少年時代の師匠に少しは恩返しが出来たの
かな、と時々想い出します。



株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】
オーダープリント屋オリジナル柄をお好きな生地に1mから
【オーダーぷりんと屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル生地「オーダーぷりんと屋」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2009年制作事例セミオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記