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2009年05月07日(木)更新

国際電信電話いまむかし・・①電話

居間でカナイの声がするので誰と電話をしているのかと思ったらパソコン(PC)に
向かってしゃべっています。
先日、会社のウェブマスターのK君にスカイプ(SKYPE)を設定してもらい、カメラも
つけてもらったのでシカゴにいる次女と顔を見ながら「マスクはあるの?タミフル
送ってあげようか」なんてやっています。

一瞬、「何をのんびりと話しているのか」と焦った気持になったのにはワケがありま
す。「国際電話は金がかかる」というトラウマがあるからですが、それは遠い昔の話。
スカイプはほとんどお金がかからないシステムと聞いていたのに・・。

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東京オリンピック(1964年)のころ、私は商社の横浜支店でサラリーマンをやって
いました。国内にも多くの支店がありましたが、大阪本社、東京支社、神戸そして
横浜支店は輸出入業務で海外の支店との取引が多く、特にニューヨーク支店は
北米向け絹織物輸出先である大きなバイヤーの窓口でした。

1ドルはまだ360円の固定制度時代。国際電話は電話局に「通話申込」をして
順番を待つ、すなわち混んでいればいつ繋がるかわからないので申込者は電話
のそばを離れられない、といったそういう時代でした。

『ニューヨーク繋がりました』と社内交換手の呼び出し(そのころはちょっとした社員
数があるところでは、電話局を退職したようなオバサンが別室の「交換台」という機
械の前に座って、かかってきた電話をそれぞれの担当者へ繋いでいたのです)が
あると、部長や担当者などが電話のところに走ります。

なぜ走るかといえば、「通話料金」が目ん玉が飛び出るくらい高いからです。
「テレックス」はもう設置されていましたから、時差もあるので電話は緊急の用件か
こじれたクレームの話です。

皆「お金がかかる」という頭がありますから、要件をメモしていても早口になるし、
時には日頃落ち着いている部長が噛んだりしますので、今考えるとユーモラスな
風景ではありました。

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今、思い出しましたが、ガールフレンドからかかってくる電話は「交換手オバサン」
にしっかり聞かれていました。ある時、なにかの冗談を言ったら「フッ、フ、フ」という
オバサンの声が入りビックリ。そのことを隣の女子社員に話すと「アラ、知らな
 かったの?」と言われガックリ。
「個人情報」なんて言葉すらなかった「三丁目の夕日」のころのお話。

思えば「スゴイ時代」になったものです。
もう一つの「テレックス」(あの長ーい穴開きテープ「穿孔テープ」)にまつわる思い出
については後日書いてみたい、と思います。


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