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2009年10月26日(月)更新

中折れ。

「中折れ」といってもソッチの方(どっちの方?)の話ではありません。
「ソフト」の話です。「だからソフトだから中折れなんだろう?」・・?・・ ではなくて
「帽子」です、『帽子』。
「ああ、そういう時は帽子はやめた方がいいよ」ってか。(終わらんな!まったく)

フアッション全般が不況の中、帽子アイテムは好調とのこと。そういえば数年前か
ら、若い女性に「中折れ帽」(ソフト)が人気となり、帽子マーケットが拡大。
今秋から来春夏にかけて女性には「ベレー」が、男性には久しぶりに「カンカン帽」
が人気になると言われています。(繊研新聞 10月26日記事から)

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帽子は大好きでたくさん持っていますが、さすがに「中折れ」をかぶって街中へ
いく勇気はありません。田舎じゃ誰もかぶってませんから。せいぜい夏ゴルフで
ツバのあるハット型を愛用しているぐらいです。
「よれよれの麻の上下にパナマ帽」 パパス=ヘミングウエイなんて最高ですね。

でも、私が1964年ごろ(東京オリンピックのころ。古いなあ)、商社の横浜支店に
勤務していた時代は、部長や先輩社員はけっこうソフトをかぶって出社していました。
カッコよかったですねえ。憧れました。合いの季節はスプリングコートにソフト。
夏はストローハット(カンカン帽。みなリボンに凝っていた)で、半そでの白いシャツ
に「蝶ネクタイ」をしていた人もいましたから、今より自由でオシャレだった。

典型的 当時のアメリカのビジネスマン 1954年(広告) 帽子スタイル(表紙)
 

大正や昭和の初めの写真でも、外出時には筒袖姿(着物)にカンカン帽やソフトを
かぶっている商家の番頭さんやかけ取りのスタイルがあり、面白いですね。

それがある時期から、男性は帽子をパタッとかぶらなくなりました。何で?。
それはアメリカで流行らなくなったから・・と発見しました(!?)。
そういえば、支店長や部長たちもニューヨーク支店とか、海外の支店などから
帰任した人が多かった。

当社にたくさんある、古いアメリカのグラフ誌(もう実に楽しいので時々ひっくりか
えして見てますが) 1955年の「POST(Saturday Evening Post)」誌の石油
会社「SHELL」の広告イラストと、同じSHELLの、1968年「POST」の広告写真
を見比べてみれば一目瞭然。(写真はいずれも拡大してご覧ください)

1955年の「POST(Saturday Evening Post)」誌の石油会社「SHELL」の広告イラスト 1968年の「POST(Saturday Evening Post)」誌の石油会社「SHELL」の広告イラスト

10年あまりで、男性が全く帽子をかぶらないファッションになっています。
季節の違いもあるかもしれませんが、前述のように季節に関係なく「帽子」をかぶ
っていたわけですから、ファッションに変化があったんでしょうね。

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帽子の似合う俳優といえば、ちょっとあみだにかぶって、新聞記者役とかチンピラ
役がピッタリのフランク・シナトラ、悪役でも渋い魅力だったハンフリー・ボガード、
前プリム(つば)をきちんと下げる真面目がウリのジェームス・スチュアート、日本
では佐分利信、上原謙、笠智衆等などを思い出します。

最近では「インディ・ジョーンズ」シリーズのハリソン・フォード、ブラッド・ピッド
などですが、ソフトに限らず「帽子の最も似合う俳優」はショーン・コネリー。
あのマシンのような強靭な肉体ばかりが目立った007は、歳を重ねるごとに「シブ
くて素敵」になりました。 

ショーン・コネリー ショーン・コネリー

「帽子」と「ヒゲ」が似合うジジイになりたい!・・・ “ノスタル爺”だな。


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