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2009年10月23日(金)更新

ファッションリーダー ミシエル・オバマ

娘が「文化服装学院福井校」(最近卒業生を採用させていただいています)のファ
ッションセミナーに出席、その内容を一晩かけてカラーの「マップ」にまとめてくれま
した。

講演・セミナーなどのサマリー(要約)は、文章より「マップ」が明らかに分かりやす
いですね。作るのは最初は大変でしょうが、何より自身の脳内を整理することに
なり、イラストやカラーでの「枠囲み」で要点が伝わりやすい。

社内で使うなら、「携帯の絵文字」なども強調記号として効果的ではないかと思い
ました。 天気予報などもそうですが、文字より絵や図形が頭に入りやすく、記憶
に残ります。 やはり何事も訓練で、数多く実践していくとうまくなるそうです。

セミナー内容をマップに。ビジュアルでわかりやすい

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講師は同校が定期的に招いているニューヨーク在住のファッションコーディネー
ター宇自可伶(うじか れい)さん。
「2010年春夏NYコレクション&NYビジネストレンド」と題し、縦横無人の歯切れ
良い講演だったとかで、私もちょっと聞きたかった気がしました。

話題のファストファッションの行方、ユニクロについて(ファッションというより工業
製品・・前途に疑問符をつけたそう)など、N.Y.在住ならではの視点を披露された
とのこと。

ところで、興味深かったのは、ファーストレディ「ミシェル・オバマ大統領夫人」が
今や米国では“ファッションリーダー”の一人だという話。

『今までのファーストレディが着ていたようなブランドは着ない。日本円で5万円前後
のワンピースなど、新しいブランドのものを着る。
そしてジェイソン・ウーやThakoonなどアジア系(中国、タイなど)のデザイナーの
ものも多い』そう。

そういえば他にもビビアン・タムとかアナ・スイは中国系アメリカ人ですごい人気
ですし、もう中国は「世界の工場」だけではないんですね。
新しい才能が続々出てくる。母数がでかいし、華僑として早くから世界に進出した
バックグラウンドもあります。

 しかし日本の「強み」はもうこの辺にしか残っていないと思っていただけにちょっと
ショックです。

日本では、豊かになったおかげか毎年数万の「ファッションやアート」を勉強して
卒業してくる若い人たちがいるようですが、卒業してもそれを活かせる「場」がない
のが問題と言われ続けています。日本のアパレルはとうの昔にこういう若い人達
を採用して育てていくことは放棄してしまいましたから。

「中国で作れば近いし安い。企画も商社に任せて我々は売るのが仕事」という
流れでやってきた結果、一番大事な「デザインやパターン」に人財を欠くことに
なってしまったのではないでしょうか。

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その他、お勉強になりましたことがいくつか。

・日本では「不況」と言いますが、アチラは「エコノミーが悪い」と言うそう。
・「ファストファッション」とは、“流行サイクルの非常に短いアパレル商品”を言う。
・「プライス・コンシャス」(price consious)とは、消費者が商品選択の際に厳しい
 選択をするようになり、これまでの価格体系を見直そうとする動きで、不況を
 契機に出てきた言葉。 だそうです。

わが日本、悔しいですが前途はますます多難という気がしてきました。


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