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「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
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2009年10月13日(火)更新
炎の芸術・・「人間国宝 荒川豊蔵展」
三連休でしたが、いろいろしなければならないことを先送りしていたため、3日目
の12日(祭日)にようやく外出しました。
車で20分ほどの「福井県陶芸館」が11月23日まで開催している『人間国宝荒川
豊蔵展』を夫婦で覗いてきました。
陶芸については深い知識がありませんが、大好きです。
ちょうど館内で、日展作家の司辻光男さんが“ろくろ”で越前焼のビアマグを整形
する実演中で興味深く拝見しました。
最後に親指で、クッとマグの腹を押すとえくぼができ、ここが飲むときにちょうど
親指がきて持ちやすい。そしてわずかに飲み口が手前に傾くことになるので
飲みやすくなるとのこと。
えくぼがもたらす効果で、親しみのある「越前焼のビアマグ」があっと言う間に
次々と並ぶ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
荒川豊蔵(1894~1985)は、「志野」をはじめとする桃山時代の美濃焼の再興
に取り組んだ昭和を代表する陶芸家です。
ピンクがかった肌色の「志野焼」の作品たちは、所どころに美しいオレンジの炎の
濃淡を映しながら鑑る人に感動を呼び起こします。
91歳までこの道ひとすじにというのは、ご苦労もあったでしょうが充実した生涯
だったろうと想像させられます。ほんとに芸術家は長生きされる方が多いですね。
全国の窯を訪ね、そこに滞在して作陶を行ったことでも知られていますが、ここ
“越前”(六大古窯の一つ。あとの5窯は瀬戸、丹波、備前、信楽、常滑)でも、
荒川豊蔵はいくつものおおらかで楽しい作品や絵を残しています。
越前焼には約1000年の歴史があり、肌あいは「備前」に似ていますが、縄文を
思わせるような素朴で原始的な強さがあり、備前はもっと垢ぬけした雰囲気を持
っているように私には思われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やはり「茶碗」の名品が多いのですが、そこで思いだすのは利休居士の次の言葉。
『恥を捨て人に物問い習うべし 是ぞ上手の基なるべし
茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて 呑むばかりなることと知るべし
茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具は有り合わせとせよ』
茶はわびさび、道具は有り合わせ、しかるに心はあつくもてなせ、という教え
でしょうか。 「茶の湯」の魅力は深いですね。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル広巾生地の「染の布」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
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:::オーダーよさこい屋:::
2008年制作事例 / イージーオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
の12日(祭日)にようやく外出しました。
車で20分ほどの「福井県陶芸館」が11月23日まで開催している『人間国宝荒川
豊蔵展』を夫婦で覗いてきました。
陶芸については深い知識がありませんが、大好きです。
ちょうど館内で、日展作家の司辻光男さんが“ろくろ”で越前焼のビアマグを整形
する実演中で興味深く拝見しました。
最後に親指で、クッとマグの腹を押すとえくぼができ、ここが飲むときにちょうど
親指がきて持ちやすい。そしてわずかに飲み口が手前に傾くことになるので
飲みやすくなるとのこと。
えくぼがもたらす効果で、親しみのある「越前焼のビアマグ」があっと言う間に
次々と並ぶ。
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荒川豊蔵(1894~1985)は、「志野」をはじめとする桃山時代の美濃焼の再興
に取り組んだ昭和を代表する陶芸家です。
ピンクがかった肌色の「志野焼」の作品たちは、所どころに美しいオレンジの炎の
濃淡を映しながら鑑る人に感動を呼び起こします。
91歳までこの道ひとすじにというのは、ご苦労もあったでしょうが充実した生涯
だったろうと想像させられます。ほんとに芸術家は長生きされる方が多いですね。
全国の窯を訪ね、そこに滞在して作陶を行ったことでも知られていますが、ここ
“越前”(六大古窯の一つ。あとの5窯は瀬戸、丹波、備前、信楽、常滑)でも、
荒川豊蔵はいくつものおおらかで楽しい作品や絵を残しています。
越前焼には約1000年の歴史があり、肌あいは「備前」に似ていますが、縄文を
思わせるような素朴で原始的な強さがあり、備前はもっと垢ぬけした雰囲気を持
っているように私には思われます。
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やはり「茶碗」の名品が多いのですが、そこで思いだすのは利休居士の次の言葉。
『恥を捨て人に物問い習うべし 是ぞ上手の基なるべし
茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて 呑むばかりなることと知るべし
茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具は有り合わせとせよ』
茶はわびさび、道具は有り合わせ、しかるに心はあつくもてなせ、という教え
でしょうか。 「茶の湯」の魅力は深いですね。
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