大きくする 標準 小さくする

2008年09月03日(水)更新

適職必ずしも天職ならず。

職業というものについて書かれたあるブログのコメント欄に「楽しい仕事はあっても
“楽”な仕事はない」と投稿された文言があり、一瞬なるほどと思いかけましたが、
そうとも言えないんじゃないか、としばらく考えました。

「楽」の反対は「ツライ・苦しい」ということとして考えると、大体楽しい仕事をしている
時は、長時間身体や頭を使っても嫌になったり疲れないものですし、疲れたと
しても快いものであったりします。
逆に言えば、楽でない仕事を楽しいものにできないかを考えることこそ人生の要諦、
成功の秘訣と言えるかも知れません。

そういう観点から、長年の「自分の職業(仕事)」が、自分にとってまず「楽しい仕事」
であるならこんなに幸せなことはありません。自身や家族の生活のために好きでも
ない仕事を定年まで勤め上げたという人も世の中には多くおられることでしょう。

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それと何か通じるような気がするのは、「適職は天職か」ということです。

敬愛している邱永漢さんの超人気ブログ「ハイハイQさんデス」にTOMOKOさんと
いう方の「10才若く見られたかったらーHow to 自分磨き」というコラムがあり、
(とても面白かったのですが、昨日2日が最終回となってしまいました)その139回
に「適職と天職」と題した一文があります。

ここでTOMOKOさんは、江原啓之さんがある著書の中で「適職と天職」について
書かれているのを読んで目からウロコが落ちたと延べられています。

『江原さんによると「適職」とは自分に適していて、しかも生活していけるだけの収入
があるもの、「天職」とは自分が本当にやりたいこと、なのだそうです。(中略)
「適職」と「天職」は一致していなくてよいのだ。考えてみれば、どんな仕事だって
自分を100%生かしていると断言できる人は何人くらいいるのでしょうか?
組織の中にいて自分のやりたい仕事をやるにはいろいろな制約がありますし、
フリーランスで仕事をしていても自分のやりたい仕事だけ選べるのは、よほどその
世界で成功している一握りの人で、普通の人は生活のために多少いやな仕事でも
引き受けざるを得ないことがあるのではないでしょうか?
幸せな人生には「適職」と「天職」の両方が必要なのです。』(引用終わり)

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さて、私の場合ですが、社会に出て40年あまり、職場も変わりましたが、ほぼ一貫
して繊維のデザインに関わる仕事をしてきて(学校もそうですが)、「適職」だった
ように思います。
それでもあとどのくらいやれるか分かりませんが、これからはもう一つの「天職」に
向かっていくことをほぼ決めています。

それは・・・「コッ恥ずかしい」ので公開できません。

横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
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