大きくする 標準 小さくする

2008年12月01日(月)更新

にんにん介護

ベッドからリフトを使って車いすなどへ

先日、ロータリークラブの「職場訪問・見学」で、当社の近くにある、県の社会福祉
センターを訪れました。

「福祉研修所」や「福祉人材センター」なども併設する大規模な施設で、その中の
一つ「福井県介護実習・普及センター」を見学しました。

子供のころ、町の外れに「老人ホーム」があったな、くらいの時代から比べると、
国が豊かになったと思うと同時に、急速な高齢化と高負担を併せて考えないわけ
にはいきません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「皆さん、“にんにん介護”ってご存知ですか?」
ご案内・御説明役のセンターの主事(女性)が、挨拶のあと問い掛けられましたが、
私は知りませんでした。

会員の一人が「知症の人が知症の人を介護すること」と答えて、「正解です」。

比較的軽い認知度の妻が、重症の夫を介護する、といったケースが多いようです
が、もちろん逆もあります。
先日TVで、著名な俳優夫婦の夫人のほうが自分の名前さえ覚えていない、という
衝撃的な映像があったそうですが、そのような立場になった時、自分はどれだけ
我慢強くやれるだろうか、と不安になってしまいます。

「認認介護」は「忍忍介護」でもあるんですね。

アンケートによると、「夫は妻に介護してほしい」に比し「妻は公的なところで介護
を受けたい」が圧倒的に多いのだそうです。
もちろん夫にも公的なところで、ということでしょう。さんざん世話してきてその上
認知症の・・・・・までかなわない、ということでしょうか。

「妻に介護してほしい」なら、若いうちからよーく言動を考えておかねばなりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

食事もさることながら、やはり排泄・入浴が一番大変なようです。

この「介護実習・普及センター」には、形態・機能・価格の異なる6種類の「介護用
 ベッド」をはじめ、車いす、歩行補助機器、リフトなど最新の介護機器がそろって
いて、指導、貸出し、「出前講座」まで行っているとのことでした。

冒頭のリフトの写真のモデルは同年のMさん。 それらしく見えてしまうところが、
私に否応なく「介護」という言葉の現実を突き付けた一日でした。

分解も組み立ても素早くできる最新のドイツ製車いす

横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
<<  2008年12月  >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31