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2008年01月28日(月)更新

白鵬とASASHOURYU。

久しぶりに、大相撲の中継を見ました。
千秋楽結びの優勝を懸けた「白鵬と朝青龍」の力相撲は、私にとっても永く記憶に
残る名勝負、大一番でした。

それにしても、この同郷の二力士のキャラクターは、朝青龍の事件で一層際立っ
た感じがします。

朝青龍がヒール(悪役)のイメージを相変わらずキープしているように見えるのは、
それが地で、本人は優等生などくそ食らえと思っているようで、私は嫌いではあり
ません。
以前のブログにも書きましたが、土俵外でのオチャメな言動など、頭の回転も
早く、ナイスガイだと思います。何より相撲を「アスリート」感覚で見せてくれる
のは、彼をおいて他にいません。

一方の白鵬については、このところあまり大相撲を見なかったので、よく知りませ
んでしたが、なによりびっくりしたのは「外国人力士」という違和感が全く無い、
それどころかかっての出羽錦とか、北の富士など日本人力士と全く体型も同じ
で、(やはり同じモンゴリアンだからでしょうか、琴欧州などとは上下のバランスが
違います)し、日本語も流暢、識者が強調してやまない横綱としての風格、様式美
までも兼ね備えてきたように見えます。

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それでも朝青龍がプロレスラーに見えるわけではなく、キャラの違う二横綱が、
一敗同士で賜杯を懸けて、ものすごい死闘を繰り広げた初場所千秋楽結びの
一番は、色々な意味で、「大相撲」が新時代に入ったことを予感させます。

日本人新弟子が皆無となった昨年、逆に言えば「大相撲」がグローバルなプロス
ポーツとして生きて行かざるを得ない、エポックメーキングな年として「2008年初
場所千秋楽の大一番」が記憶されるのではないかと、思いました。

フランクフルト在住の日本人ブロガーが書いていますが、衛生中継での大相撲の
人気はドイツなどでも高く、海外各国で放送されているようです。
大相撲は昔から「興行」と称しているのですから、相撲協会は「ロンドン場所」や
「ロサンゼルス場所」も、年一回ぐらいは開くことを考えた方がよいかも知れません。
大リーグでも開幕試合を日本でもやるようになってきている時代ですから。

横山国男

【染型工房 横山工藝】
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