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2006年11月14日(火)更新

中国でビックリ・・その一

日本ではお酒で知られる紹興市(人口450万)の高校と
福井の母校とで2000年から交流をしているので、先生、
代表の生徒さんなどと一緒に初めて訪問してきました。

一行は13名でしたが、校門でバスを降りると、いきなり
ブラスバンドの演奏がはじまり、4階建ての校舎の窓から
生徒さんが手を振り、大きな声で何か言っていますが、
勿論さっぱりわかりません。

おそらく横断幕によくある「熱烈歓迎」ということでしょうが、
そのような経験がないので、横にいた家内も私もちょっと
照れてしまいました。

「中国交流委員長」というお役目の公式な行事が終わったあと、
私たち夫婦は一行から外れて上海へ一足先に戻りました。
上海へは鉄道に乗ってみたかったので切符の手配を御願い
しておきました。

新装の立派な「上海南」駅、改札にいた中年の女性駅員さん
は切符を回収するでもなく、こちらが「タクシー乗り場は
どこ?」「タクシーどこ? タクシー、テキシー・・」と
連呼しても困った顔でそのうち向こうをむいてしまいました。

これが回収されなかった切符。


中国列車の切符



驚くのはその料金の安さです。50元といえば750円くらい、
私の住む福井と大阪くらいの距離、時間ですからJRの特急・
グリーン8030円に比べると十分の一。
「新空調軟座快速」とあり、グリーン車座席に近いシート
でしたし、他の車両との間に鍵をかけていました。


中国列車洗面台

<花は生花でした。>


車掌さんは若い女性で、もちろん改革解放前のようないか
めしいスタイルではありません。
白いブラウスに紺のズボン、頻繁に乗客に水かお茶の
サービスをしていましたが、友人から「水」はペットボトル
を空港で買うように、と教えられていたので持っていました。


高速道路もドンドン延長され、自動車もかなり増えている
ようですが、広大な中国では移動はまだまだ鉄道とバスが中心、
利用者も多いのでこの料金で採算がとれるのでしょうし、
一般的な国民の収入からみると妥当な料金かもしれません。


お土産としてすごく人気がある、ということでこちらの学校
から「グリコ アーモンドチョコレート」も沢山スーツケース
に入れていきましたが、これが中国では50元するそう。
(日本のスーパーで200円ぐらいでしょうか)

アーモンドチョコ1箱で、楽しい二時間半の中国鉄道を楽し
めたことになります。

横山国男
http://www.yosakoiya.jp/
http://www.echi-zen-art.co.jp/