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2006年10月10日(火)更新

ロータリーの綱領―タピスリー寄贈

20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、
商業道徳の欠如が目につくようになっていました。

ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士
ポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、友人3人と語らって、
お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いが
そのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、
という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。

ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開く
ことから名付けられたものです。

こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生
しました。(”ロータリーの友”2006年8月号より)



あれから100年、日本最初の「東京ロータリークラブ」創立
からでも80年余、世界的にも大きな貢献をしてきた日本の
ロータリーは、今いろいろな問題に直面しているように思われ
ます。
(世界のロータリアンは約122万人、内日本人は約10万人=2005年)

中でも深刻なのは、会員の減少です(この10年で約20%
の減少)。少子高齢化の影響や経済の不振などいろいろ取り
沙汰されていますが、本来の奉仕団体としての「精神」が
希薄になってきているのかも知れません。(自戒です)

奉仕、ボランティアなどを主眼とするNPOなども増え、これ
はこれで結構なことですが、「ロータリー」だからこそ
できる社会貢献はまだまだあるはず、と落ちこぼれロータ
リアンである私が、今年「クラブ管理運営委員長」を命じ
られて少し真剣になっております。


年度初めとなる7月、自クラブ(福井西R.C.)の理事会で、
「月初め例会の冒頭で、ロータリーの柱ともいえる四大奉仕を
記述した「ロータリーの綱領」を唱和しよう、ということが
決定し、当社にインクジェットプリントでタピスリー(垂れ幕)
を作って欲しい、との依頼がありました。

できたのがこれです。

ロータリー憲章旗1  


ところが、この3ヶ月これを唱和しているのですが、原文(英語)
の直訳調で、毎回読むことに一生懸命、時々カミますし、
リーダーがいるのですが、バラバラの発声です。これでは
中身の理解どころではありません。


なにかよい方法はないか、と事務局で資料をさがしました。
そして3年ほど前、当地区(2650地区)で作成した、新入会員
のオリエンテーションのために書かれた「四大奉仕」をわかりやすく
説明した文章を見つけたのです。


今日はじめてこれを使いましたが、なかなかスムースな唱和
でストレスがなかったように思いました。
・・・再作成したものは寄贈させてもらいました。

      
ロータリー憲章旗2



横山国男

http://www.yosakoiya.jp
http://www.echi-zen-art.co.jp

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