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2008年11月28日(金)更新

「会議は踊る」

1931年のドイツ映画「会議は踊る」。
よく知られた題名ですが、このオペレッタ映画をご覧になった方は少ないのでは
ないでしょうか。なにしろ初期のトーキー映画だそうですし、私もかなり古い映画を
観ている方ですが、題名だけしか知りません。

原題は「会議は踊る、されど進まず」で、ヨーロッパ各国の首脳が領土問題で
集結した「ウイーン会議」に題材をとったものらしいです。

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明日の土曜日、当社設立時からお世話になっている、A社と「商品開発会議」を
初めてスタートさせることになり、さきほどまで「準備」をしていました。

今までの自社の会議に本当に不満をもっています。(私の責任なのですが)。
それで今回他社と協働で難局打開のために開くこの「会議」を契機に、「会議」
とはなんのために開くのか、「会議」とはどうあるべきなのか、を関連書籍なども
少し読んで頭の中を整理しました。

・「会議」の成功は一に「準備」にかかっていること。
・「議題」と「ゴール」を必ず設定すること。
・事前に情報を整理し、「共有化」をはかること。
・参加者全員の力が活用されるべき。
・「可視化ツール」を使いこなし、議論の効率化をはかる。などなど。

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またある本によれば、会議の目的は、
① 創りだすため
② 決めるため
③ 行動しやすくするため
④ 学ぶため
と書いてあり、「目的」を明確にすれば、参加者の意欲が高まり、効率的な会議が
できます! とあります。今回は①の創りだすための会議です。

とりあえず、これら知り得たことの要点をレジュメにし、相手先の出席者にもお渡し
して、「実のある会議にしましょう」と呼びかけました。先方の社長にも読んでいただ
き「全く同感です」との言辞をいただきました。

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出席者全員のファイルを準備しながら、思いついたことがあります。
それは「会議」というのは、「跳び箱」に似ているのでは、と思ったのです。

「会議」のための「準備」は、跳び箱の助走に似ています。すなわち十分な助走が
必要で、会議自体は「踏切板」のような気がします。

十分な助走、満を持した踏切り(会議)が、高く遠い目標地点へのきれいな着地を
生むのではないかと。
「準備」にあたる助走がない、あるいはあっても短い(弱い)のでは、高い障害を
超えることは出来ません。

開始・終了の時間厳守は勿論です。両社の社長はオブザーバー的役割、第1回
でも挨拶は5分まで、と両社の運営担当者(ファシリテーター)が決めたようです。

横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
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2008年11月26日(水)更新

メディアのフォーマットはやりすぎるくらいでOK。

昨夜2回目の「デジタル一眼レフ講座」(基礎編)を受講しました。
あらためて「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の関係を学び、勉強になり
ました。
ただ、一般にあまり行われていないが、非常に大事なコトをお聞きしました。
それは「メディアのフォーマット(初期化)」のことです。

1.パソコンでプレビューした後、そのままカメラに戻して、続けて撮影することは
  さける。(これが一番重要。必ずフォーマットを癖にする)
2.新たに撮影する場合は、カメラでフォーマットしてから。
3.写した画像が一杯になったときでも、「消去」は必要最小限に。容量の大きい
  メディアで少なく撮り、パソコンへ移す。そして必ずフォーマットを行う。

フォーマットしないで使用していると、写したはずの画像が・・・とかカメラで見れる
がパソコン上で見れない、メディアの寿命が場合によっては極端に短くなったり
するそうです。

原因はメディアとパソコンの間でデータのやりとりが頻繁におこなわれ、データの
カスが悪さをするからだそう。
これはコンパクトデジカメでも同じだそうですから、気をつけたいものです。

メディアのソフトはすべてウインドウズで書かれているので、半年に一度はウイン
ドウズPCでまずフォーマット、そのあとカメラでもフォーマットを行えば、メディアは
いつもクリーンな状態を保ち、完璧だそうですので、面倒がらずにやりましょう。

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前回のブログに、シクラメンのアップの画像を上げました。撮影して液晶ディス
プレーを見ると、きれいに撮れていたので期待したのですが、パソコンでみると
なにかピントが微妙に合っていないように見えました。

講座終了後、講師と二人になりましたので、この件をお尋ねすると「接写ですか?
それは手ぶれですね」「え、手ぶれですか?手ぶれ防止もONにして、しっかり構え
て撮ったのですが」。

「モードは何で撮りました?」「AUTOです」「アハハ、それじゃだめですね。
きれいに撮ろうと思ったら、ダイヤルの花の絵モードを選べば多少よくなります」

が、究極は絞り優先(Aモード)か、シャッター優先(Sモード)、それにISO感度の
「設定」をしっかりやることによってよい写真が撮れる、ということらしいです。

「それに三脚はスマートなものはダメですよ。微妙に揺れますから。少し重めの
ガッシリしたものがいいです」とも。

続けて講師のTさんは、
「“AUTOモード”というのは、すべてカメラ任せということです。この講座では
“AUTO”は封印です。それじゃ受講の意味がないですからね」。

確かにおっしゃるとおりです。

横山国男

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2008年11月25日(火)更新

シクラメンの季節

香りを感じていただけますか?

シクラメン=サクラソウ科シクラメン属、原産地ー地中海沿岸、別名ーかがりび
花・豚のまんじゅう、花言葉ー「きずな」「愛情」「あこがれ」「内気」など。

明治のころ日本に来たという、12月の花シクラメン・・・有名な石川県白山市の
「宮子花園」(みやしかえん)へ行ってみました。
こんなにたくさんのシクラメンを見るのは初めて。この道33年、社長の宮子豊吉
さんにもお会いすることができました。

こんな温室が数棟も この道ひとすじ宮子社長さん

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クリスマス、お正月も近いので他にもこんなに美しい花々が出荷を待っていました。

ポインセチア 葉ボタン

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ショパンとかベートーベンなどの音楽家の名前のついた数鉢のシクラメンを買いま
した。帰りにこれも栽培されているおいしいハーブティーをごちそうになり、園芸好
きのカナイには幸せな一日だったようです。

純白のシクラメン 花言葉は“思いやり”だそう。


横山国男

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※このブログは毎週月・水・金に更新予定です

2008年11月21日(金)更新

就業の場があってこその社会の安定。

この17年間、日本の中小企業の収益は一貫して低下し続けているそうです。
また私の実感としても周辺の事業所やお店などもずいぶん少なくなりました。

かねてから経済学者の一部や、尊敬しているブロガーの中にも、もう「モノづくり」
はどうせ中国などにかなわないのだから、止めて他の産業を育成すべき、と
説く人もおられます。

私は「モノづくり」の仕事が好きで、他のビジネスをあまり考えたことがないせいで
しょうか、「それじゃどこに雇用の場があるのですか?」と聞きたくなります。

「社会の安定」のためには、個々人に収入があることが前提と思います。

「金の卵」と言われたのはずいぶん昔のように思いますが、そうでもありません。
「集団就職」なども、現在定年を迎える人たちも鮮明に覚えておられるはずです。

日本は高度成長を果たし、豊かになりました。あのころは中学卒業の子供たち
にも働く場が十分あり、そして結婚し、子供を産み、家も建てました。
全て収入があってできたことです。

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アメリカは製造業が10%くらいになってしまったようですが、ただでさえマイノリティ
の人たちがまともに働く場がないように見えるのに、今回の金融問題が引き起こし
た経済の悪化は、更なる失業を生み、いっそうの社会不安を増幅するのではない
でしょうか。

製造でなくても、特別な技能をもたない若い人を吸収していたスタバやマックなど
にしても店舗閉鎖が続くに違いありません。不況とはそういうものですから。

誰もが高等教育を受け、MBAをとれるわけではありません。またそういう人が
健全な社会造りに貢献したか、といえばこの惨状を見れば「NO」というしかあり
ません。

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勉強ができなくても、澄んだ目をした心優しい子供たちはいっぱいいます。
またほとんどの子どもたちは「モノをつくることが大好き」です。

彼らに働く場を用意し、収入を保証し、善良な社会の構成員になってもらうことは
政治の大事なテーマの一つです。

まだまだ日本が製造業、「モノづくり」を捨ててはいけないと思います。
せっかく日本人に備わっている資質でもあるのですから。

なにか、今日のブログは力が入ってしまいました。

横山国男

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2008年11月20日(木)更新

【明大生との毎週一問百答】 自分を劇的に変えてくれた出来事・・

<ご質問>
「自分を劇的に変えてくれた出来事」がありましたら、教えてください。
                  (明治大学商学部 高橋正和さん)



これはもう久米信行久米繊維工業社長との出会いです。

1997年のある日の「日経産業新聞」一面に、「97日経インターネットアワード」を
受賞された企業の記事が出ていました。

最高賞ともいうべき「日本経済新聞社賞」には3社。優秀なホームページに与えら
れる賞ですが、「日本銀行」「松下電工」「ティーシャツ・ギャラクシー」とあります。
前の2社は当然わかりますが、3番目の企業名は聞いたことがありません。

早速インターネットで検索。大企業に伍して元気いっぱいのホームページ。社名は
久米繊維工業(株)、専務さんの久米信行氏がキーマンとわかりました。

新しい世界(情報化時代)が開けようとしている兆しを感じ、会社をなんとかその
方向に向けたかった私は、久米さんに会える伝手をさがしました。
すぐ、私がかって勤めていた商社と中国でTシャツの合弁事業を展開されている
こと、その責任者のひとりが私の同僚だったこともわかりました。ご縁に感謝。

私とは20以上も年がはなれているのに、今と変わらぬあの笑顔で、昔からの
知り合いのように迎えていただきました。ギャラリーの隅々まで案内していただき、
私も夢を語りました。

その後、後継者ともどもご兄弟の皆さんにもご指導をいただくようになりました。

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この出来事は、
人生における出会いの大切さという点でも、私に「常にアンテナを」「思い立ったら
 すぐ行動する」ことの重要性を学ばせる大きな事例となりました。

      高橋さんにはこのことを一番にお伝えしたいと思います。


横山国男

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