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2009年09月04日(金)更新

ライフスタイル、ライフデザインと言うとき。

昨日は、県の「産業支援センター」が主催したデザインセミナーに出席してきました。
いつもの国道を曲がるところを一本過ぎてから曲がったら、見覚えのない景色が。
遠くに見えるセンターのビルがだんだん遠くなり、「アレ?」と思って強引に農道を
戻ると行き止まり。

「年をとったのか」と腹立たしい思いでようやく20分おくれで駆け込みました。
「寸法感覚、距離感覚、風景の記憶など」が衰えてきているんでしょうかね。(苦笑)

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セミナー講師は「アッシュコンセプト」代表の名児耶秀美氏。

アッシュコンセプト代表の名児耶秀美氏

不勉強でお名前を知りませんでしたが、リビング、雑貨関係では有名なデザイナー
で、そのお仕事は「Gマーク」にも多数選定されています。

特に氏を有名にしたのは、MoMA(ニューヨーク近代美術館)が最初に販売した
ことから日本でもヒットした「動物型の形状記憶(?)輪ゴム」シリーズ。

見る人、使う人に感情を動かさせる輪ゴム 見る人、使う人に感情を動かさせる(感動)輪ゴム

犬、猫などから始まって今では恐竜シリーズも人気。ヒットしても絶え間ない材質の
改良や工夫を重ねることもデザイナーの責任とおっしゃいます。

普通の輪ゴムはいいもので1個1円くらいのところ1個が20円~25円の輪ゴム。
アイデアやデザインが価格決定の決め手になる例として、セミナーのテーマである、
「日本のデザイン力とものづくり力“デザインを経営資源にしないと生き残れない”」
は、教えられることの多いセミナーでした。

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「知識デザイン企業」を目指す当社としては「デザインを経営資源にする」というの
は自明なのですが、それには学ばなければならないことが多くあります。

一般に「デザイン」というと、形や色にとらわれがちですが、もう少し理解のある人
でも機能、価格までを含めてという理解です。最近のリサイクル、リユースなどの
環境・資源まで包含した「社会・個人の生活哲学」というファクターまでを入れて
「グッドデザイン」を評価する人は経営者にも少ないのではないかと思います。

“スタイル”という言葉も「形、姿、形状」ととらえられがちですが、「ライフスタイル」
のように、本意は「考え方、道(どう)」と言ったほうがよいのでは、と思います。

同様に「ライフデザイン」という言葉なども使われるようになって来ていますから、
成熟した高い美意識を持つ多くの日本人に受け入れられるモノやサービスとして
「上質のデザイン、スタイル」を提示できなければ、経営資源とはなり得ない時代
が来ているということではないでしょうか。

もっと言えば「経営やビジネス自体もデザインされなければならない時代」だと
思います。

「内なる価格競争、中国や途上国との国際競争」から生き残りを計る戦略として、
「デザイン」はますます大きな要素となっていくに違いないと実感したセミナーでした。


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