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2008年03月28日(金)更新

佐藤卓さん(グラフイックデザイナー)から学ぶ。

前回ブログの続きとして、

「そもそもデザインするってどういうことなんだ?」・・グラフイックデザイナー佐藤卓
氏のプロフィール、持論を情熱大陸のウェブサイトから覗いて見ました。

佐藤さんは51歳、東京藝術大学大学院終了後、電通に入られましたが、僅か3年
で独立。私たちの身の回りにあるあらゆるもののデザインを手がける傍ら、その
仕事は店舗デザイン、新商品の開発、はてはテレビ番組の制作など多岐にわたっ
ていて、今や日本を代表するグラフイックデザイナーの一人、と紹介されています。

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「デザイン」というと、ともすれば表面的な形や色に気をとられがちな私たちに、
明快な例を挙げて、持論の一端を述べられているのが、同サイト「情熱語録」に
収録されていますので、引用させていただきます。

『郵便局のマークはデザインの名作ですからね。本当に最低限の要素しかそこに
ないんですよ。それ以下でも多分わかんないかもしれないし、それ以上だと、今度
は街の雑踏の中に埋もれてしまう。』

『感性ってだれにでもあるんですよ。感性のない人なんていないんですよ。それを
「クリエーティブは感性の仕事だ」なんて言われたときに、「えっ!?」と思ったんで
すね。だって、どんな人だって生活の中でいろんな工夫をしたり、道を歩いてたって、
どこの道を歩こうか、あっちへ寄って、こっちへ寄ってと考えているわけですよね。
だから、クリエーターは感性の仕事ですという言い方は昔からよくされるんだけども、
すごく嫌いで、そんなことを売り物にするなって思っていたんですね。僕は、ですよ。』

(理髪店のサインポールについて)
『理髪業ということを知らせるためだけに何でこんなものが生まれたのか。誰も
疑問に思わないほど生活に根付いているのが、特別にデザインという意識を持っ
てないものばかりですよね。そういうデザインにかかわれたら本望ですけどね。』
(引用終わり)

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【デザインがデザインであるうちはデザインでない】 (佐藤 卓)

あらためて「グッドデザイン」とは何かを教えていただいた気がします。

横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/