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2008年02月18日(月)更新

彫刻入門顛末記

昨年4月から6月までの毎週土曜日の午後、近くの県立美術館で彫刻の基礎講座
を受講したのですが、その成果作品の展覧会が、先週一週間同美術館で展示さ
れました。(他の洋画、日本画部門は高齢者を中心に受講者が多く、同様、基礎・
専門講座に分かれて指導を受けます。展覧会の入場者は1300名を超えたとの
ことでした)

若い女性像

簡単なスタイル画を描いたりする場合でも、人体の構造をしっかり理解していないと
違和感があるような気がして、一度彫刻の基礎を習いたいものと以前から考えてい
ました。

頭部は球体、首は円筒、胸部は台形などの矩体の変化形など、対象物をいくつか
の立方体として掴みながら再構成し、最初は粘土で造形していくのはなかなか
楽しい作業でしたが、最後の石膏像に近づくにつれ、心配していたとおり、
だんだんと「面白みのない」作品になったような気がします。

特に終盤、「石膏取り」「粘土出し」と進み、冷えた石膏をドライバーや鑿(のみ)で
「割り出す」作業は、初めての経験なので、鑿をつい強く押し、額に穴をあけてしま
う(修正は可能なのですが)失敗なども結構あり、落胆してしまいます。

クロッキーなどのように、素早く人物や動物をスケッチする場合でも、構造や機能を
理解していると、ポイントを押さえた「絵」になると思うからですが、まだまだ勉強が
必要のようです。専門講座までやってみるかな。

ご指導いただいたF先生ありがとうございました。

私の彫刻初体験の胸像は、恥ずかしいので誰にも案内しませんでした。家族だけ
が覗いたようです。

横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/