大きくする 標準 小さくする

2007年06月07日(木)更新

”よさこい”は今やスポーツ

今日7日の新聞でも話題として報道されていますが、「第16回YOSAKOI
ソーラン祭り」が 昨日6日から、札幌大通り公園で始まりました。
海外のチームを含め、今年は341チーム、4万3千人が5日間の熱演を
繰り広げるとあり、 財政再建団体の夕張市が初めて市外会場に選ばれ、
期間中2百10万人の観客が見込まれる、とあります。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

冬の北海道(札幌)には有名な「雪祭り」がありますが、なんとか夏季にも
目玉になる ようなビッグイベントを、ということで、当時の北大生を中心とした
グループが、高知の「よさこい」と北海道の「ソーラン」を組み合わせた新しい
参加型、コンクール型の「お祭り」を考えだしたことは有名な話です。
今や北海道経済に与える効果は180億とも200億円とも言われていますから、
大した ものです。

必ず手に「鳴子」を持つ、「ソーラン」を演舞曲に取り入れるなど簡単な約束事が
あるようですが、折しも「盆踊り」や「民謡踊り」が消えていく時代とぶつかり、
「踊りたい!」 「自分を表現したい!」という老若男女を魅了したのです。

この期間の飛行機や札幌および周辺の旅館、ホテルは満員でしょう。
これを「よさこい」の本家、土佐の高知が黙ってみているわけがありません。
高知市では旧盆に「本家」らしい伝統を守った「よさこい祭り」がありますが、
8月末にはお江戸「東京表参道」を中心に、全国から招来したチームで
華やかに「スーパーよさこい」を開催しています。
この実現には橋本大二郎知事、都の大きなバックアップがあったと言われて
います。

現在、「ソーラン系」、「本家よさこい系」、「勝手連」と大きな3つの流れが
あるように見えますが、”リオのカーニバル”やハワイにも進出し、国際的にも
知られるようになりつつあります。

「よさこいは今やスポーツですよ」・・当社に毎年衣装を注文される金沢のチームの
T代表が言われましたが、なるほどと納得しました。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当社のよさこい衣装制作部「オーダーよさこい屋」もピークを迎えています。
半纏などは全国的に「綿」が今でも主流ですが、「ポリエステル」の発色の
きれいさ、イージーケア(洗ってもアイロン不要など)ははるかに「綿」を凌駕します。

加えて当社が30年間蓄積してきた「スクリーン製版」「プリント」「転写加工」「刺繍」
「図案制作」「企画・デザイン・プレゼン機能」「資料・サンプル」などと地場産業の
「合繊織物」「縫製産業」を結びつけたことが、お客様に喜ばれているようです。

「よさこい」で振られる大旗(フラフ)も薄くて軽く撥水加工を施してありますので、
お陰さまでご注文が増えてきました。
フルカラーで中には巨大なものまでありますが、当社の得意とするところです。

踊ら舞華1 踊ら舞華2

踊ら舞華3

疾風乱舞1 疾風乱舞2

横山国男
【オーダーよさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/

<<  2007年6月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30