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2007年04月03日(火)更新

藤田幸希さんに女子プロゴルフの人気の秘密を見る

先日の日曜日、福井で女子プロゴルファー藤田幸希(さいき)さん
の後援会発足の「記念コンペ」が開かれ、お招きをいただき出席し
ました。

ゴルフ愛好家の友人のTさんが、トーナメント会場で、フアンを大
事にするマナーの良い藤田プロに感心し、熱烈なフアン・支援者と
なり、お互いのファミリー同志の交流にまで及んで「福井後援会」
設立へと発展したようですが、渡米した宮里藍や横峯さくらに次ぐ、
今最も輝いている人気プロですから、超多忙の合間を縫って、栃木
からご両親とマネージャーの運転する車で駆けつけてくれたのです。

藤田プロ

 プロゴルフだけでなく、今日本では総じて「女性」の方が元気が
あります。格差とか、犯罪などの暗いチョット不安な社会の雰囲気
の中、やたらと周囲に気を使い、どちらかというと「目立たない」
ようにしている「男たち」を尻目に、「自分で決めた目標」に
向かって、明るく、屈託のない、それでいて陰では血の滲むような
練習(自分にも他のプロにも負けたくないという強い心)ですら、
かっての「スポ根」でなく、楽しさに変えてクリアしてしまうこの
若い女性たちのバイタリティーに、国民の多くが「晴れ晴れ」とし
たものを感じ取るのでしょう。


宮里藍、横峯さくら、藤田幸希の各選手は三人ともほぼ同年
ですが、もうひとつの共通点は「お父さんが先生・師匠」ということです。

幸希さんのお父さん(健氏、JGAハンディ+3だそうです)と一緒に
ラウンドさせていただき、いろいろなお話もお聞きしましたが、
「まだ幸希には教えていないこともあります」という「技」もさる
ことながら、強く感じたのは「子どもの資質・性格を見抜く力」と、
「どうしたらモチベーションを高く持ち続けられるか」という点で、
非常に父親が「辛抱する、我慢する」ことを大事にされている点です。

三人のお父さん、中でも宮里優氏、藤田健氏はかって全国の
競技会出場レベルのトップアマです。
「ゴルフ」の素晴らしさから多くのことを学ばれたに違いありません。
そして「育てる」ということの難しさも喜びも、共に「父娘」のもの
として他人では持ち得ない「感慨」も感じておられるでしょう。

パーティーの席では幸希プロが、「今年は目標を高く持って、年間
5勝、賞金1億を目指します。福井の皆さんも藤田幸希をヨロシク!」
と明るく宣言。賞品の手渡し、サインの書き込み、記念写真の撮影で
お茶目なポーズと、この「エンターティンメント」「サービス精神」
に溢れた期待の「若手女子プロゴルファー」は、師匠であるお父さん
から「フアンあってのプロ、フアンあっての名声と賞金」を何より
「叩き込まれている」のでしょう。

先々週の「週間ポスト」巻末のカラーグラビアにも「藤田幸希」の
特集がありますが、最後に「ずっとプロをやっていくつもりはあり
ません。30歳で結婚して、ジュニア育成の仕事をしたいんです」と
連盟や県の「ジュニア育成」にタッチしている私には涙の出るような
コメント。


今日から「春休みジュニアゴルフ教室」に、小三の孫をはじめて参加
させることにしました。
「エチケット・ルール・マナー」と「人とコースに思いやり」が私の
ゴルフの基本。
新しいジュニア用の「キャディバッグ」のカバーに「さいき2007・
4・1」とサインしてもらいました。

飛翔 色紙キャディバッグ

贈呈した“飛翔” 書 吉川壽一   サイン入り キャディバッグ


横山国男
http://www.yosakoiya.jp/
http://www.echi-zen-art.co.jp/