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2007年03月03日(土)更新

池田晶子さんの死亡記事に驚く

今朝早く朝刊を広げて、やさしい文体と切れ味のよい口調
で「哲学」を魅力的なものにしてくれた池田晶子さんが、
2月23日にすでに亡くなられていたことが報じられていて
驚きました。

急いでヤフーの国内ニュースを見ましたが、まだ何も報じられて
いませんので「本当かな」とも思いましたが、そういえば
一昨日、毎週楽しみにしている「週刊新潮」コラム「人間自身」
が見当たらないので、目次をさがすと、

*池田晶子「人間自身」は休載します。

と小さい字でお断りがありました。もうこの時点でこの世に
おられなかったことになりますが、一週間以上の発表の遅れは
何か事情でもあったのでしょうか。


著作も何冊か読み、大のつくフアンの一人でしたが、語り口も
さることながら、特徴のある美形で不思議な魅力を感じていま
したので、新刊書にはさまれていた「サイン会」の入場券で
一度ご本人を見てみたいもの、と東京へ出向く社用がないか
考えたほどです。

独身かな、とも思ったのですが、記事には“喪主は夫 伊藤實氏”
とあります。
死因は腎臓がんとありますが、享年46歳、あまりにあっけない
最後で、(つい先日もコラムで“混浴”の話題を面白おかしく
書かれてもいましたので)もうあの名調子に出会うことが出来ない、
と思うと今朝はすごくさみしい思いで胸が一杯になっています。

合掌。


横山国男
http://www.yosakoiya.jp/
http://www.echi-zen-art.co.jp/

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