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2007年02月09日(金)更新

TV番組:倉敷のジーンズVS福井のメガネ

昨夜の「ニッポン旅X旅ショー」(NTV系)という“旅・グルメ”
番組は、低価格・大量生産に抗して頑張る「日本の職人さん」が
見られて楽しいものでした。

おそらく今朝から「私も欲しい!」「食べたい!」というわけで、
工場やお店の電話が鳴りっぱなしになるのではないでしょうか。

ただ意外というかやっぱりというか、岡山のジーンズはともかく、
福井が全国の「日本製眼鏡」の90%以上を製造していたとは知ら
なかった、とスタジオにいたタレントさんも言っていましたね。

それは無理の無いことかも知れません。メガネにはブランド名
(ほとんどがライセンス)しか入っていませんし、箱やケースの
表示は「MADE IN JAPAN」とあるだけですから。

番組では「素材、デザインから個人オーダー」という福井の会社
が紹介され、後日送られてきた「メガネ」に感激しているタレント
さん、スタジオの他の人も「私も作りたい!」という嬌声が飛び
交っていましたが、まだこのような会社、工房が多いわけでは
ありません。

地場産業としての「眼鏡産業」は最盛期の三分の一ぐらいに縮小
したのではないでしょうか。ほとんどが中国へ移ってしまいました。
その結果、生き残りの一つの形態として上記のようなアトリエ的な
企業や工房が出現しはじめているわけです、


ジーンズもよく似た環境にあるのではと思います。勿論ストーン
ウオッシュやサンドペーパーでのユーズド加工などはすぐ中国へ
もっていかれてしまいます。次々と考えなければならないのですから
シンドイ話しです。

壁崩壊以前の共産圏や市場解放前の中国では、ほとんどジーンズ姿
は見られませんでしたが、今やモスクワ、上海では、老いも若きも
ごく当たり前のようですから、開拓時代のアメリカの金鉱堀りの
作業服・・「ジーンズ」は「アメリカ文化」の中で「COKE」とともに
最も成功したものの一つでしょう。
その生地の量はハンパではありません。

        ・・・・・・・・・・・・・・・

当社専務でデザイナーのハマちゃんがお遊びでジーンズにプリント
して提案したら、「インディーズ系」のアパレルの目にとまり、
けっこうご注文を頂いています。現在リニューアル中のサイトを
オープンする時はちょっと力をいれてみたい、と思っています。


ジーンズ写真2


ジーンズ写真3



横山国男

http://www.yosakoiya.jp/
http://www.echi-zen-art.co.jp/

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