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「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
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2010年09月09日(木)更新
「細川護煕の世界」
民主党の代表選たけなわ、すなわち誰がこの国の首相になるかという話で
すが、いつの頃からか政治に失望するようになって、関心もいま一つです。
よくないことだとは思っていますが。
少し前の『週刊現代』(9月4日号)の巻頭グラビアで「細川護煕の世界」
と題する特集が載っており、興味深くページを繰りました。
日本の憲政史上、宰相としてどう評価されるのか私には解りませんが、
私の好きな政治家(だった)の一人です。「美」にこだわった人ではない
かと。 それは出処進退、その後の生活にも表れています。
以下、この企画に記されている文章からいくつか私の心に響いたキャッチ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『17年前、自民党から政権を奪取し、今よりはるかに困難な政権運営を
成し遂げた宰相がいた。--彼、細川護煕は、現在、晴耕雨読の日々を
過ごし、日本を静かに見つめている。』
『細川家代々の当主は、地位や栄達に恬淡としていた。その生き様は
私に影響しているかもしれないーー細川護煕 』
『轆轤(ろくろ)を回し、絵を描き、疲れれば茶室でひとり茶を点てる』
『 「何年やるか」でなく、「何をやるか」にしか関心がなかったーー
細川護煕 』
『人はなぜ生きるのか。自分に問わなくては答えも見い出せない』
『陶芸家になろうと思ったわけでもないし、陶芸家でもないーー細川護煕』
『何百という中から ある時、突き抜けた一つが生まれる』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
細川家の歴史は、足利義輝、義昭時代から始まり、徳川将軍家より古い。
信長、秀吉ら6人の主君に仕え乱世を乗り越え、江戸時代には肥後熊本藩
54万石の大大名、そして現代にまで続く。
『寡欲に徹する生き様こそ、文字なき家訓』・・我が家には家訓がありませ
ん。けれど、代々領土的な野心を持ったり栄達を喜ぶ人が少なく、質実さを
尊ぶ傾向があります。寡欲に徹してきたから、長く家が続いたのかもしれ
ません。・・・と細川護煕さんは述べている。
また『細川家を語る上で欠かせないもう一つの側面は、文化を尊ぶ気風で
ある』とも書かれています。その気風は今日なお18代となる細川護煕さん
に、陶芸や絵、書、執筆、かってはシングルの腕前だったと聞くゴルフに
いたるまで「美的生活」として受け継がれていると感じました。
忠興は千利休の高弟「利休七哲」の一人だったし、妻のガラシャにまつわ
る物語も深く心に残っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数万点に上る手つかずの文書資料をはじめ、多数の伝世品、特に収蔵数は
日本一とされる「能面」などのコレクション・・
細川家の文化財を保存する「永青文庫」はぜひ一度訪れてみたい所の一つ
です。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル生地「オーダーぷりんと屋」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
横山国男社長ブログ / はまじい専務ブログ / 制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
2009年制作事例 / セミオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
すが、いつの頃からか政治に失望するようになって、関心もいま一つです。
よくないことだとは思っていますが。
少し前の『週刊現代』(9月4日号)の巻頭グラビアで「細川護煕の世界」
と題する特集が載っており、興味深くページを繰りました。
日本の憲政史上、宰相としてどう評価されるのか私には解りませんが、
私の好きな政治家(だった)の一人です。「美」にこだわった人ではない
かと。 それは出処進退、その後の生活にも表れています。
以下、この企画に記されている文章からいくつか私の心に響いたキャッチ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『17年前、自民党から政権を奪取し、今よりはるかに困難な政権運営を
成し遂げた宰相がいた。--彼、細川護煕は、現在、晴耕雨読の日々を
過ごし、日本を静かに見つめている。』
『細川家代々の当主は、地位や栄達に恬淡としていた。その生き様は
私に影響しているかもしれないーー細川護煕 』
『轆轤(ろくろ)を回し、絵を描き、疲れれば茶室でひとり茶を点てる』
『 「何年やるか」でなく、「何をやるか」にしか関心がなかったーー
細川護煕 』
『人はなぜ生きるのか。自分に問わなくては答えも見い出せない』
『陶芸家になろうと思ったわけでもないし、陶芸家でもないーー細川護煕』
『何百という中から ある時、突き抜けた一つが生まれる』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
細川家の歴史は、足利義輝、義昭時代から始まり、徳川将軍家より古い。
信長、秀吉ら6人の主君に仕え乱世を乗り越え、江戸時代には肥後熊本藩
54万石の大大名、そして現代にまで続く。
『寡欲に徹する生き様こそ、文字なき家訓』・・我が家には家訓がありませ
ん。けれど、代々領土的な野心を持ったり栄達を喜ぶ人が少なく、質実さを
尊ぶ傾向があります。寡欲に徹してきたから、長く家が続いたのかもしれ
ません。・・・と細川護煕さんは述べている。
また『細川家を語る上で欠かせないもう一つの側面は、文化を尊ぶ気風で
ある』とも書かれています。その気風は今日なお18代となる細川護煕さん
に、陶芸や絵、書、執筆、かってはシングルの腕前だったと聞くゴルフに
いたるまで「美的生活」として受け継がれていると感じました。
忠興は千利休の高弟「利休七哲」の一人だったし、妻のガラシャにまつわ
る物語も深く心に残っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数万点に上る手つかずの文書資料をはじめ、多数の伝世品、特に収蔵数は
日本一とされる「能面」などのコレクション・・
細川家の文化財を保存する「永青文庫」はぜひ一度訪れてみたい所の一つ
です。
株式会社横山工藝 横山国男
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2010年09月03日(金)更新
「美真善の順です」・・・教えられました。
昨日の朝、6時ごろゴミを出すため玄関を開けて外にでると、「あ、少し
涼しくなったかな」と思いました。それで寒暖計を植木鉢の陰において
しばらくして目盛を見るとナント28度。
9月に入った朝6時の気温が28度でも、少し涼しく感じられるというの
は・・記録ずくめの「夏」として記憶に残るでしょう。今朝も同じでした。
それでも「今日という日に感謝します」ということでスタート。
「起きていることに過剰に反応しない」というのも心穏やかに生きる知恵
と聞いたことがあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで
「真善美」は私の座右の銘の一つですが、なんとなく漠然としているよう
な気もしていました。「真」や「善」は、その人が考えている真や善で、
別の人からみるとそうは見えない、思えない事柄も多いのではないかと。
その代表例が民主党の代表選。それぞれが持論の「政治の真・善」を
述べられているようですが、私は今の政治家には「美(美学)」がないよ
うに思えます。それともマスコミが真実を伝えていないのでしょうか。
「美」が中でも大事なんでは、とかねがね思っていたところ、
『Yahoo!知恵袋』で偶然面白い解説を読みました。
<真善美って?>
「真とは、真理のこと。真理も善も美も価値です。その価値を追求するの
が、知・意・情と言われる心の機能です。
この中で、最も大切なものは美を追求する情(すなわち愛)です。次が
真理を追究する知、そして善を追求する意です。よって大切なものから
順にいうと、美真善です。
真の愛があり、真理を知って、真の善がなせるというわけです。
参考になれば幸いです。』とあります。ナルホド・・ありがとうございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これまで漠然と「真善美」を考えていましたが、得心しました。
一介の市民の私より、代表選に出られている将来の日本を左右する政治家
の方にこそ「真の愛=美」を考えてもらいたいとエラソウに思ってしまい
ました。
株式会社横山工藝 横山国男
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涼しくなったかな」と思いました。それで寒暖計を植木鉢の陰において
しばらくして目盛を見るとナント28度。
9月に入った朝6時の気温が28度でも、少し涼しく感じられるというの
は・・記録ずくめの「夏」として記憶に残るでしょう。今朝も同じでした。
それでも「今日という日に感謝します」ということでスタート。
「起きていることに過剰に反応しない」というのも心穏やかに生きる知恵
と聞いたことがあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで
「真善美」は私の座右の銘の一つですが、なんとなく漠然としているよう
な気もしていました。「真」や「善」は、その人が考えている真や善で、
別の人からみるとそうは見えない、思えない事柄も多いのではないかと。
その代表例が民主党の代表選。それぞれが持論の「政治の真・善」を
述べられているようですが、私は今の政治家には「美(美学)」がないよ
うに思えます。それともマスコミが真実を伝えていないのでしょうか。
「美」が中でも大事なんでは、とかねがね思っていたところ、
『Yahoo!知恵袋』で偶然面白い解説を読みました。
<真善美って?>
「真とは、真理のこと。真理も善も美も価値です。その価値を追求するの
が、知・意・情と言われる心の機能です。
この中で、最も大切なものは美を追求する情(すなわち愛)です。次が
真理を追究する知、そして善を追求する意です。よって大切なものから
順にいうと、美真善です。
真の愛があり、真理を知って、真の善がなせるというわけです。
参考になれば幸いです。』とあります。ナルホド・・ありがとうございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これまで漠然と「真善美」を考えていましたが、得心しました。
一介の市民の私より、代表選に出られている将来の日本を左右する政治家
の方にこそ「真の愛=美」を考えてもらいたいとエラソウに思ってしまい
ました。
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2010年07月07日(水)更新
七夕伝説
七夕の<説話>
こと座の1等星ベガは、中国・日本の七夕伝説では織姫星として機織りが
上手で天帝の娘。夏彦星(牽牛星)は、わし座のアルタイルで働き者。
天帝は二人の結婚を認め、めでたく夫婦となったが、夫婦生活が楽しく、
織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は
怒って、二人を天の川を隔てて引き離したが、年に一度7月7日だけ会う
ことを許し・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日7月7日は七夕(たなばた)。この拙ブログも総訪問者数7万を超え
て、なんとなく7に縁のある心持がしています。読んで頂いて恐縮してい
ますし感謝申し上げます。できれば700回くらいまで頑張って続けられ
たら・・と思っていますが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
七夕の<風習>
全国的には、短冊に願い事を書き、葉竹に飾ることが一般的に行われてい
る。短冊などを笹に飾る風習は、夏越の大祓に設置される茅の輪の両脇の
笹竹に因んで江戸時代から始まったもので・・・
<説話>も<風習>もWikipediaから引用しました。なんという便利で
すごい世の中になったものかと思います。
「知る喜び」「調べる楽しみ」が尽きません。ブログを書くのにも助けて
もらっています。
そして人類の知恵は、iPadに3DTV、コンピュータの環境はクラウドへと
留まることを知りません。
後世、私達の生きた時代も「織姫と彦星」のようなロマンティックな伝説
を残すことができるといいのですが。
株式会社横山工藝 横山国男
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こと座の1等星ベガは、中国・日本の七夕伝説では織姫星として機織りが
上手で天帝の娘。夏彦星(牽牛星)は、わし座のアルタイルで働き者。
天帝は二人の結婚を認め、めでたく夫婦となったが、夫婦生活が楽しく、
織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は
怒って、二人を天の川を隔てて引き離したが、年に一度7月7日だけ会う
ことを許し・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日7月7日は七夕(たなばた)。この拙ブログも総訪問者数7万を超え
て、なんとなく7に縁のある心持がしています。読んで頂いて恐縮してい
ますし感謝申し上げます。できれば700回くらいまで頑張って続けられ
たら・・と思っていますが。
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七夕の<風習>
全国的には、短冊に願い事を書き、葉竹に飾ることが一般的に行われてい
る。短冊などを笹に飾る風習は、夏越の大祓に設置される茅の輪の両脇の
笹竹に因んで江戸時代から始まったもので・・・
<説話>も<風習>もWikipediaから引用しました。なんという便利で
すごい世の中になったものかと思います。
「知る喜び」「調べる楽しみ」が尽きません。ブログを書くのにも助けて
もらっています。
そして人類の知恵は、iPadに3DTV、コンピュータの環境はクラウドへと
留まることを知りません。
後世、私達の生きた時代も「織姫と彦星」のようなロマンティックな伝説
を残すことができるといいのですが。
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2010年04月09日(金)更新
王貞治さん・・桜のような人
先週3日、4日の週末は京都の北、宝が池の「国際会議場」での国際ロータリー
第2650地区(京都・奈良・滋賀・福井4県)の地区大会でした。
会員総数5000名近い日本でも最大の地区(ゾーン)。今年のホストクラブは
久しぶりに「京都ロータリークラブ」で地区の中心的存在。
会員には裏千家総帥の千玄室(前宗室)さんをはじめ、京都の有名旅館、名門
企業の経営者がキラ星のごとく並ぶ。
ロータリークラブだけではないですが、会員の高齢化→減少、制度疲労もあって
低迷する奉仕活動をなんとか再生へ、ということで本年度は会員夫人の参加も
企画、会議場のある宝が池の満開の桜を背景に、舞妓さん、芸妓さんを配した
「園遊会」、チケット入手がなかなか困難な祇園甲部「歌舞練場」の「都をどり」の
観覧など華やかなエクスカーションの数々で多くの参加者がありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本会議のプログラムの一つ、今年の地区テーマ「育てよう、人」に沿った記念対談
には王貞治さんが登場しました。
王さんといえば早実のエースとして出場した、昭和36年の甲子園(選抜)でたま
たま親戚の新聞記者に連れられて記者席の隅から見たこと(社会人1年生だ
った私)、15年ほど前、ゴルフ場のイベントで長嶋さんとともに来場した際、運営
のお手伝いをしたので間近でまぶしい思いで見たことがあります。
今回、1時間ほどのアナウンサー(スポーツ担当)とのリラックスした対談を聞いて
“人間 王貞治”さんに深い感銘を受けました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大げさでなく、「王貞治とはこういう人だったのか!」と、その人間性に触れた感動
は今日まで続いています。
巨人の監督を藤田元司さんから引き継いだころは「全試合勝つことしか頭に
なかった。巨人の監督とはそういうものだ」と。
しかし、解任されてから数年後、再び中内ダイエー会長からのたっての要請で
「福岡ダイエーホークス」(現ソフトバンク)を引き受ける時には「50敗まではして
いいんだ」という考えに変わっていたと。(シーズン130試合、優勝ラインは80勝
が目途とされる)。
また王さんは1時間の対談中、選手や球団関係者だった人への「うらみ・つらみ」を
一言もおっしゃいませんでした。アナウンサーが水を向けると「楽天の前監督の話」
を引き合いに出されて会場を爆笑させましたが、それも旧知の間柄なのでジョーク
まじりに話される。
「世界野球」での優勝の話も出ましたが、「日の丸」を背負うことへの誇り、個人の
成績より「フォァー ザ チーム」に選手を一丸とさせていくことが、何より大事と
説かれる。
しかし、それを可能にしたのは王貞治の人間力だったことにあらためて気付かさ
れました。飾らない、自分の言葉で話す。そしてあたたかい“桜花”のような見事な
日本人を見ました。
前号でソフトバンクの孫さんについて書きましたが、また違った魅力溢れる人物を
続いて識ることが出来たのは幸せでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういえば会議の写真も見事な“京都の桜”も撮ってないですね。きれいどころ
ばかりで。
前夜の「国際ロータリー会長代理歓迎晩餐会」での華やかな舞台。
「都をどり」歌舞練場での呈茶席。京都の文化の厚みを感じさせてくれます。
お菓子はとらやの上用まんじゅう。器はお土産に。裏に「都をどり」の銘が。
宮川町の舞妓さん。中学卒業してこの世界に。18歳で「舞妓さん」から「芸妓さん」
へ。他府県出身者が多いとか。
日本と日本人のまだまだいろいろな素晴らしさを感じさせられた印象的な日でした。
株式会社横山工藝 横山国男
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第2650地区(京都・奈良・滋賀・福井4県)の地区大会でした。
会員総数5000名近い日本でも最大の地区(ゾーン)。今年のホストクラブは
久しぶりに「京都ロータリークラブ」で地区の中心的存在。
会員には裏千家総帥の千玄室(前宗室)さんをはじめ、京都の有名旅館、名門
企業の経営者がキラ星のごとく並ぶ。
ロータリークラブだけではないですが、会員の高齢化→減少、制度疲労もあって
低迷する奉仕活動をなんとか再生へ、ということで本年度は会員夫人の参加も
企画、会議場のある宝が池の満開の桜を背景に、舞妓さん、芸妓さんを配した
「園遊会」、チケット入手がなかなか困難な祇園甲部「歌舞練場」の「都をどり」の
観覧など華やかなエクスカーションの数々で多くの参加者がありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本会議のプログラムの一つ、今年の地区テーマ「育てよう、人」に沿った記念対談
には王貞治さんが登場しました。
王さんといえば早実のエースとして出場した、昭和36年の甲子園(選抜)でたま
たま親戚の新聞記者に連れられて記者席の隅から見たこと(社会人1年生だ
った私)、15年ほど前、ゴルフ場のイベントで長嶋さんとともに来場した際、運営
のお手伝いをしたので間近でまぶしい思いで見たことがあります。
今回、1時間ほどのアナウンサー(スポーツ担当)とのリラックスした対談を聞いて
“人間 王貞治”さんに深い感銘を受けました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大げさでなく、「王貞治とはこういう人だったのか!」と、その人間性に触れた感動
は今日まで続いています。
巨人の監督を藤田元司さんから引き継いだころは「全試合勝つことしか頭に
なかった。巨人の監督とはそういうものだ」と。
しかし、解任されてから数年後、再び中内ダイエー会長からのたっての要請で
「福岡ダイエーホークス」(現ソフトバンク)を引き受ける時には「50敗まではして
いいんだ」という考えに変わっていたと。(シーズン130試合、優勝ラインは80勝
が目途とされる)。
また王さんは1時間の対談中、選手や球団関係者だった人への「うらみ・つらみ」を
一言もおっしゃいませんでした。アナウンサーが水を向けると「楽天の前監督の話」
を引き合いに出されて会場を爆笑させましたが、それも旧知の間柄なのでジョーク
まじりに話される。
「世界野球」での優勝の話も出ましたが、「日の丸」を背負うことへの誇り、個人の
成績より「フォァー ザ チーム」に選手を一丸とさせていくことが、何より大事と
説かれる。
しかし、それを可能にしたのは王貞治の人間力だったことにあらためて気付かさ
れました。飾らない、自分の言葉で話す。そしてあたたかい“桜花”のような見事な
日本人を見ました。
前号でソフトバンクの孫さんについて書きましたが、また違った魅力溢れる人物を
続いて識ることが出来たのは幸せでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういえば会議の写真も見事な“京都の桜”も撮ってないですね。きれいどころ
ばかりで。
前夜の「国際ロータリー会長代理歓迎晩餐会」での華やかな舞台。
「都をどり」歌舞練場での呈茶席。京都の文化の厚みを感じさせてくれます。
お菓子はとらやの上用まんじゅう。器はお土産に。裏に「都をどり」の銘が。
宮川町の舞妓さん。中学卒業してこの世界に。18歳で「舞妓さん」から「芸妓さん」
へ。他府県出身者が多いとか。
日本と日本人のまだまだいろいろな素晴らしさを感じさせられた印象的な日でした。
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2010年03月30日(火)更新
「末代までの恥」発言は美術の先生だった。
選抜高校野球一回戦で向陽高(和歌山)に敗れた開星高(島根)の野々村監督
(58)が「21世紀枠に負けて末代までの恥」と発言して大騒ぎになったのは記憶
に新しい。
「ずいぶん正直な先生だなー。しかし“末代までの恥”とは大時代な言い回しで
ないかい」と当夜のネットニュースを見てチョット思いました。
翌日、騒ぎが大きくなって釈明に高野連へ。「発言は不適切だった」と謝罪を
終えて出てこられた監督の写真を見て思わずのけぞりました。
写真24日の新聞記事から
<記者会見を終えて出てきた野々村開星高監督>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「えッ、このファッションで謝罪に!?」。
スポーツ刈りはともかく、グレーのスーツに黒のワイシャツ、ネクタイはド派手な
プリント柄。靴は白の紐なしスリッポン、手に提げているバッグはガーメントケース
(ユニフォームが入っている?)、眼鏡にも少し色がついているようにも見えます。
この格好は・・・。
建前と本音が違う不条理は世の常。高校野球も「純真」ばかりとはお人よしの私
でも思っていませんが、それでも「健児甲子園・さわやか青春」でなければならない
マスコミ記者を前にこの格好で出るのはチト不用心すぎない?と思ったのです。
TPO(時・場所・場合)というドレスコードも有って無き時代。基本的に他人の服装
に関心を持たないようにしていますが、最も「保守的」と言われる日本のマスコミ
の前に出る、それも「高校野球は教育の一環」を金科玉条にしている高野連への
謝罪とその後の記者会見。
真意が伝わる前に「色眼鏡」で見られてしまう恐れがある、と私など古い人間は
思ってしまうのですが。
そこらあたりが「22年間、子供たちと野球ひとすじ」にきた世間ずれしていない
監督の素朴で熱い人柄なんでしょうね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『人は見た目が9割』、『「見た目」で誤解される人~2秒の「あなた」が判断される』
などの本がベストセラーになる時代。ある意味他人の目に自分がどう映っている
のか気にばかりしている時代とも言えます。
25日「・・各方面に多大なご迷惑をおかけし、おわびしたい。私の言動で、島根が
悪く言われることに一番心を痛めた。辞任は昨夜、冷静になって考え、決意した」
と監督辞任の弁。22日の発言以来同校には抗議の電話が相次いでいたそう。
辞任会見、監督は“紺のスーツ”で涙ぐんでいましたが、専門は「美術の先生」と
聞いてまたまた小さくのけぞりました。そうかあのサイケデリックなネクタイもそれ
なら納得(?)がいくな、と。
いずれにしても郷土、選手を愛するあまりの発言で、オーバーランしてタッチアウト
ということかな。今時の球児より「純真」な人だったんだなと思ったのでありマス。
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(58)が「21世紀枠に負けて末代までの恥」と発言して大騒ぎになったのは記憶
に新しい。
「ずいぶん正直な先生だなー。しかし“末代までの恥”とは大時代な言い回しで
ないかい」と当夜のネットニュースを見てチョット思いました。
翌日、騒ぎが大きくなって釈明に高野連へ。「発言は不適切だった」と謝罪を
終えて出てこられた監督の写真を見て思わずのけぞりました。
写真24日の新聞記事から
<記者会見を終えて出てきた野々村開星高監督>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「えッ、このファッションで謝罪に!?」。
スポーツ刈りはともかく、グレーのスーツに黒のワイシャツ、ネクタイはド派手な
プリント柄。靴は白の紐なしスリッポン、手に提げているバッグはガーメントケース
(ユニフォームが入っている?)、眼鏡にも少し色がついているようにも見えます。
この格好は・・・。
建前と本音が違う不条理は世の常。高校野球も「純真」ばかりとはお人よしの私
でも思っていませんが、それでも「健児甲子園・さわやか青春」でなければならない
マスコミ記者を前にこの格好で出るのはチト不用心すぎない?と思ったのです。
TPO(時・場所・場合)というドレスコードも有って無き時代。基本的に他人の服装
に関心を持たないようにしていますが、最も「保守的」と言われる日本のマスコミ
の前に出る、それも「高校野球は教育の一環」を金科玉条にしている高野連への
謝罪とその後の記者会見。
真意が伝わる前に「色眼鏡」で見られてしまう恐れがある、と私など古い人間は
思ってしまうのですが。
そこらあたりが「22年間、子供たちと野球ひとすじ」にきた世間ずれしていない
監督の素朴で熱い人柄なんでしょうね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『人は見た目が9割』、『「見た目」で誤解される人~2秒の「あなた」が判断される』
などの本がベストセラーになる時代。ある意味他人の目に自分がどう映っている
のか気にばかりしている時代とも言えます。
25日「・・各方面に多大なご迷惑をおかけし、おわびしたい。私の言動で、島根が
悪く言われることに一番心を痛めた。辞任は昨夜、冷静になって考え、決意した」
と監督辞任の弁。22日の発言以来同校には抗議の電話が相次いでいたそう。
辞任会見、監督は“紺のスーツ”で涙ぐんでいましたが、専門は「美術の先生」と
聞いてまたまた小さくのけぞりました。そうかあのサイケデリックなネクタイもそれ
なら納得(?)がいくな、と。
いずれにしても郷土、選手を愛するあまりの発言で、オーバーランしてタッチアウト
ということかな。今時の球児より「純真」な人だったんだなと思ったのでありマス。
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