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2010年03月15日(月)更新

衣装デザインコンペでグランプリ受賞。

第5回「全国よさこい衣装コンペ」で当社が制作した衣装がグランプリ他を受賞しま
した。この3カ月予選(デザイン画)を通った10チームの内3チームの「衣装制作」
を任され、スタッフが頑張った結果で喜んでいます。

3月15日 福井新聞の記事
<3月15日 福井新聞の記事>

このコンペは、福井県が地場産業の繊維振興のため「全国YOSAKO衣デザイン
コンペ」として開催しているもので、今年が5回目となります。
当社は「よさこい衣装」の制作に本格的に参入した2回目から、予選通過したチー
ムの「デザイン・アイデア」を実際の衣装という形にする仕事を引き受けてきたわけ
ですが、種々の制約もあり、その苦労は並大抵ではありませんでした。

各回とも入賞してきましたが、昨年ジュニア部門で準大賞を獲得、ついに本年は
総合で“グランプリ”をいただきました。当社を信じてお任せくださった「明新森組」
さんは、昨年の準大賞に続いて、念願のグランプリを得たこととなり、我がスタッフ
以上にチーム全員が大喜びされたことと思います。

大賞の明新森組さんの演舞

昨年の準大賞、明新森組Cheza watotoイッチョライさんの演舞

審査は【コンペ部門】10チーム、1チーム10名の踊り子さんがステージで衣装と
踊りを披露(この分の制作費や交通費なども県が支給)されるのですが、コンペで
優勝(グランプリ)すると、100万円(一人2万円X50名分)が、福井県産の織物や
ニット生地、それに縫製そのほかの費用分としてチームに与えられます。

その他に【デザイン部門】(本選出場3チーム)があり、これは昨年全国各地の
「よさこい」で踊った自信作の衣装を応募するもの。
昨年は当社が制作した神戸の「颯爽JAPAN」さんが大賞を射止めました。


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1000人の入場者に混じって、責任者の長女をはじめ数名のスタッフも結果発表
を待ったようで、ツイッターで実況報告もありました。

“グランプリ”と聞いて、みんな大泣きしたようですが、この3カ月、毎日夜遅くまで
チームの責任者の方や、パターン(型紙作成)、プリント、縫製の関係者とのやり
とりなどの苦労が一挙に胸にこみあげてきたに違いありません。

明新森組さんの大賞の受賞の様子

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県も「事業仕訳」を行ったのか、このコンペも今回で一旦終了するようです。
若いよさこい人たちの熱い「目標」だったことを知っているだけに、なんとか別の形
でも続けて欲しいと願っているのですが・・。
「地場産業ルネッサンス」を標榜する当社にとっても残念でなりません。

ともあれ、この4年間、このコンペは当社の若いスタッフたちに、目標に向かって
努力することの大切さ、結果を出せた時の喜び、チームワークの何たるかを教え
てくれたものと思います。

「ものづくり」で大切なことを学ばせてもらったこと、結果として当社のPRに多大な
恩恵を与えていただいたこの5年にわたる企画に今は感謝しています。


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2010年03月11日(木)更新

「女性プチ起業」=新しい産業育成の一つとして。

今日(11日)の地元紙(福井新聞)「福井トレンド」というコラムに“女性プチ起業
注目”との見出しで、~これまでの成長主義、組織型での利益追求ではない
「プチ起業」「プチプチ起業」が地域経済活性化の支えとして期待が膨らんでいる~
とあります。

当社が3月15日にオープンを予定している、3番目のサイト「オーダーぷりんと屋」
も、コンセプトの一つに「女性のプチ起業」をサポートする、があります。

もちろん趣味のままでもよいのですが、どちらにしても雑貨やインテリア、服飾など
の「個人スケールのものづくり」を徹底的に“プロの技術と設備”を提供して支援
する、というのが「オーダーぷりんと屋」のコンセプトです。

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<社長(私)の“仮説”>

毎年、日本ではおそらく数万というデザイン、服飾などの専門的知識を学んだ人が
社会に出てきますが、残念ながらそういう人材を受け入れる企業は激減しています。
ファッションなどでは有力なアパレル企業でもかなり前からデザインやパターンなど
を含めて「ものづくり」を商社を通じて中国などへまる投げしているのが現状です。

これらの若い人は、何を目指して、何をやりたくて美大や専門学校を選んだので
しょうか。「描きたい」「作りたい」など、“自分を表現したい”という思いの強い人た
ちではないでしょうか。もちろん年齢を問わずです。

このような人たちが「もう自分で始めるよりほかない」→何より新聞にあるように
「利益より満足感」を得たい、それには「初期投資少なく低リスク」を考えるのは
当然だと思います。

【顧客満足】とは?・・私達は徹底的に「顧客(個客)」に当社やスタッフ個人が所有
している長年の技術・知識、資料や設備を活かしてもらうことを考えています。

その心は“寄り添う”です。あくまで主役は「個客」であるべき。
従業員には、目線や立ち位置を骨の髄まで「個客」に置くよう、これから今以上に
頭を切り替えてもらわねばなりません。

プロダクト(生産)とコンシューマ(消費者、生活者)が一体となった「プロシューマ」
が生まれ、新しいC2Cの市場が生まれようとしています。

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パンやケーキなどのお店も女性が進出していますが、折からの不況で女性の起業
数も’06年からみると減っているそうです。

しかし、地方でも「女性企業家交流会」などの組織も立ち上がり、異業種交流の
動きには行政も支援を始めています。

『売り上げは小さいかもしれないが、仮に500万円の売り上げを計上する100人
の女性企業家がいれば、5億円になる。売り上げ5億円の企業を立ち上げるのは
至難の業。女性起業家は地域経済活性化の原動力になりえる』 

自治体も男女共同参画という視点ではなく、あくまで産業育成という姿勢で支援し
てほしい、と記事は結んでいます。(以上文脈は同紙の記事から)

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今回新しいサイトを作るにあたっては、ITのアドバイザーにミーテイングに参加して
もらい、「メーリングリスト」での打ち合わせ、資料のやりとりに加え、サイトの骨格を
制作していただいている制作会社さん(500社の制作実績とか)との間で、BBS
(掲示板)の機能を併せ持つ「フォーラム」も設置して連日意思疎通をはかってきま
した。

私は、「仮説」を立てただけなのですが、本当にICT(情報・通信)の現場はすごい
スピードでいろいろな意味で変化が早くなっていると痛感せずにはいられません。
もちろん「ネット販売」に参入してくる企業・個人もますます増えてくることは間違い
ありません。

もう次のステージに移っているんだと思います。


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2010年03月09日(火)更新

林望著 『節約の王道』 

日曜の夜、欲しい本があったので書店に行く。ついでに林望さんの『節約の王道』
(日経プレミアシリーズ)を買う。

帰ってPCでチェックしたら本体780円の新書版が、アマゾンのユーズドで250円、
『節約の王道』とは程遠いです。

節約の王道(日経プレミアシリーズ) 林望 著

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「なるほど」「あ、自分もそうしている、そう考えている」という点も多かったのですが、
例によって“あとがき”から先に読むと納得と自省の一文が書いてあります。

『・・節約というのは、いってみれば、そういうふうに生活すべてにわたって、まずは
「直視せよ」ということなのである。ほんとうに、こういう生活は合理的なのか、理性
的で文化的なのであるか、果たしてどこか間違ってるところはないのか、自分の
身の丈にあった生活をしているのか、無駄なことに無用の力やお金を使っていない
のか、そういうふうに無限に自省し、直視し、そして宜しからざるところあらば、悪し
きは廃するに躊躇せず、宜しく改むるに逡巡せず、それが言ってみれば節約の
王道である』・・・。

林望先生の風貌もあって、あとがきは夏目漱石を読んでいる感じですが、中身は
とても平易で楽しめる本でした。
節約を説く“哲学書”→780円は安い。本はいいですね。

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このブログで連載400回になりました。節目に、何か気の利いたことを書こう、と
思いましたが、そういうふうに考えるとブログも重荷になるのかも。

読んでくださる方に心から感謝申し上げます。







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2010年03月05日(金)更新

「藤田健吾!」生徒の一人が叫ぶ。「ハイ!」クラス全員が応える。

卒業式のシーズン。
諏訪中央病院の名誉院長鎌田實先生が『週刊ポスト3・12日号』に書かれた
コラム、「ジタバタしない」“泣きながら食べたロールケーキ”は涙なくして読めませ
んでした。(引用させていただきます)

要約すると、
藤田健吾くん(静岡)は、子供のころからサッカーがうまく、ヨーロッパ遠征にも
選ばれるほどだった。しかし、中学3年生で上咽頭がんを発病、その後もサッカー
を続けたが、07年10月9日、彼は17歳で亡くなる。

07年、静岡での鎌田先生の講演会後の楽屋を訪ねた健吾くんのお母さんが、
その後も先生と何度か手紙を交わすようになり、彼の死後発見されたブログの
「翼を失った鳥」の詩に、鎌田先生は、何とかサッカーを続けようと必死にもがいて
いる彼の姿が見えた、と書かれています。

そしてブログは<サッカー部の仲間は、永遠に僕の宝物です。本当にありがとう>
と結ばれていたという。

亡くなって5カ月後の卒業式も感動的だった。
職員会議で健吾くんの名を呼ばないという方針は決まっていた。
それでも幼稚園から一緒だったクラスメートは遺影を制服の中に秘めて入場。

クラス全員の名前を担任が呼び終えた瞬間、生徒の一人が「藤田健吾!」と叫ん
だ。これにクラス全員が「ハイ!」と応えた。
健吾くんの告別式のときに練られたという。   「健吾と一緒に卒業しよう」。

健吾くんが生きていれば、今年は成人式。健吾くんの友人たちは、3年経っても
彼を忘れていなかった。新成人で作る実行委員会は、成人の集いに、ご両親を
招待した。 という。

ご両親は、そのお礼に成人105名全員に紅白のロールケーキを配ったそうで、
鎌田先生にも手紙とともにお母さんから送られてきて、先生は泣きながらロール
ケーキを食べたとあります。

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話は変わりますが、今日の日経39面に、“景気低迷 高3生、袋小路”「大学断念
・・・就職も困難」という記事が載っています。
「今までにない事態」として現場の進路指導の先生が悲鳴をあげている、と。

素晴らしい健吾くんやその仲間たち、後輩が「社会に出られない」という現実。
私達が作ってきたもの、求めてきた社会とはこういうものではなかったはず、という
思いが私の胸を締め付けます。


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2010年03月01日(月)更新

「恋するベーカリー」(洋画)って。

先日の日曜日「恋するベーカリー」(ユニバーサル映画)を観る。

映画「恋するベーカリー」チラシ 表 映画「恋するベーカリー」チラシ 裏

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メリル・ストリープもヤッてくれる。チラシに『この冬いちばんハッピーでハートフル!
これは、人気ベーカリー経営者ジェーンの物語。そして自分らしく生きたいあなた
の物語』というコピーと「おいしいパン作り、インテリア、家族と友人と過ごす時間」
などとあるので、ベーカリーの現場や、オシャレな家が出てくると期待して観ていた
が、それらはほんのさわりだけ。
こんな風に書かれたチラシやポスターを見れば誰だってそう思うでしょう。

「プラダを着た悪魔」「マンマ・ミーア」で60歳とは思えない、しかも過去アカデミー
賞2度受賞の大女優とやはり60歳の女性監督が作った映画は、草食系初老の
私のような男にはチト刺激が強すぎます。

離婚が特別なことではないアメリカ人なれば、きわどい会話やエッチなシーンにも
思い当たることも多くて大笑いするんでしょうが。

もう20年もパンやケーキづくりを趣味としているカナイに誘われて映画館へお伴
したが、ナント“R15+”指定になっていることには2人とも後で気がつきました。
カナイもびっくりした様子。

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離婚して10年、保守的な道徳観も一部持ち合わせているし、なにより自分と子供
3人を捨てて浮気相手のもとへ走った許せぬ元夫(アレック・ボールドウィン)との
過去を忘れようと、ベーカリーを経営して今や大成功しているジェーン(メリル)。

ひょんなことから元夫と再会。男と女の関係というか元夫婦の関係に逆戻りする
が、子供たちの気持は複雑。

そこへ建築家(スティーブ・マーティン)が新しい相手として登場するのでジェーン
の心は揺れ動くというようなお話。

「本年度アカデミー賞最有力!!」「ゴールデン・グローブ賞主要3部門ノミネート」
とチラシにありますが、それほどの作品でしょうかね。
3月7日の「アカデミー賞発表」が見ものです。

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「セックス・アンド・ザ・シティ」等、きわどいアケスケな女性の会話が一般の作品の
中で頻出するようになり、それがまた人気の原因でもあるようですが、度が過ぎる
と昔人間には笑えない。

アレック・ボールドウィンは演技力もある二枚目だったと記憶していますが、トドの
ように太り醜悪。(この作品に出るため太ったとしたら何をか言わんです)
雌牛のようなメリルとの熟年カップルのベッドシーンには圧倒されますから、お好
きな方はどうぞ。

スティーブ・マーテインは不思議とアメリカでは人気があるコメディアンのようで、
たくさんの映画に出演していますが、私は好きでない。ビッグな2人にはさまれて
ちょっと精彩がないように思いました。

2000円(二人分)払って損した。

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カナイが申し訳なさそうに、作秋アメリカへ行く飛行機のなかで観たメリル・ストリー
プが料理人に扮する「ジュリー&ジュリア」はすごく面白かった、近く公開されるので
それを観よう、と帰り道の車中で言う。 頼ンまっせ。


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