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2010年10月07日(木)更新

夏から秋へ・・玄関前の花壇

花

秋の日差しを浴びる黄色い花は、心を軽くしてくれるような気がします。
花壇の左手の花は、10年ほど前、鉢植えのものを後で移植したらずいぶん
増えてしかも大きくなりました。菊科の花のようですが、名前は知りません。

よく似ていますが、右手は初夏から猛暑を耐え抜いたメランポジューム。
毎夕の水やりが大変ですが、長く楽しませてくれる丈夫な花。
塀の向こう側、道路沿いにも咲かせています。

鉢植えのものは、今年全部暑さにやられて最近植えたもの。

会社玄関前の小さなスペースですが、今日もS川急便の女性ドライバーが
「きれいですねえ~」と言いいながら、トラックに走りこんでいきました。


株式会社横山工藝 横山国男

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2010年10月05日(火)更新

『雲水日記』・・本。

最近、ワタクシ的にはこんなに面白い本はありませんでした。
『雲水日記』(禅文化研究所刊)~絵で見る禅の修行生活~というサブ
タイトルがついています。

帯に「禅堂入門から僧堂の歳時記まで、古来からの伝統に従って行われる
禅の専門道場での修業生活を96枚の飄逸な漫画で描く」とあります。

画・文を書かれたのは、佐藤義英という禅僧で、京都東福寺(臨済宗)で
修行ののち、三重県上野市法泉寺に住職されましたが、病を得て昭和42年
47歳で世を去られました。病床にあった10年の間に、東福寺での修業体験
をもとにこの絵日記風の画文を書きあげられたそうです。

「雲水日記」絵で見る禅の修行生活 画・文=佐藤義英
写真【本の表紙】「雲水日記」絵で見る禅の修行生活 画・文=佐藤義英

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茶・華道、料理など禅の文化は現代の私達の生活に深く根付いていますが、
何より興味を惹かれるのはそのシンプルで究極のエコとも言うべき日常。

一般の人の飾り立てた余計なものばかりの「衣・食・住」から、これだけ
あれば生きて行けるという「基本」に徹するための粗衣粗食と「起きて
半畳、寝て一畳」といわれる僧堂での生活は、そのままが修行の一環。
「己事究明」に必要なもの以外は一切排除されるというわけです。

禅師、禅僧となるには、学歴や社会でどのような地位にあろうと一切関係
なく、全て専門道場での修業を終えなければならず、宗門の大学を卒業した
としても関係ないと書かれています。

エッソ石油の副社長から、60歳を過ぎて金沢の大乗寺で修行され、総持寺の
要職まで務められた松野宗純師が、近くの越前市地蔵院住職をお勤めになら
れた数年間、「地蔵人間塾」でお話をお聞きしたことがあります。
現代版寺子屋のようなもので、禅に対する興味が深まりました。

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本は、志を立てて郷関を出るという「初行脚(はつあんぎゃ)」に始まり、
戒律と鳴らしものといわれる鐘や太鼓や打板の合図によって一定のリズム
に乗りながら整然と一日の生活が流れる様子も描かれていますが、そこは
枯淡の境地には程遠い新米雲水、失敗談や公案に苦しむ姿、坐禅の法悦、
托鉢の喜びなどが生きいきと楽しいマンガと文章で活写されています。

私、「禅・禅宗」の教義などについてはほとんど門外漢、いわばフアンの
ような者ですが、行雲流水からきていると言われる雲水の修行生活日記は、
楽しい禅の案内書としてとても楽しめました。

実はこの本、調べてみると初版は1972年、40年近く前に書かれています。
ちょうどその頃から日本は高度成長に入り、物質的には栄華を極める時代
になっていきます。その半面、失ったものも多いとされていますが、その
後の40年の間に雲水たちの日常に変化があったのかどうかも気になるとこ
ろです。しかし日本に入ってからでも七百年以上の歴史を持つ宗教的思想
の禅が簡単に変わるとも思えません。

宗派のサイトがあり、弁事(私用外出)のついででしょうか、雲水がマック
でくつろぐ現代的な風景なども目にすることがありますが、それはあくまで
表面上のこと、厳しい僧堂での修業は、今もほとんど変わっていないのでは
と想像しています。

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大掃除をしてかなりの書籍・雑誌の類を処分しました。積み上げた本の
中に、私が買った覚えがない本が見えたのがこの「雲水日記」でした。
亡父の居室だった部屋を娘たちが始末したのでそこにあったのでしょう。

父あてのはがきがはさんであり、近所の禅寺から頂いたもののようです。
見つけたのもありがたい仏縁。いいものを残してもらったと感謝です。

禅の修行生活 入門編「安単」
禅の修行生活 - 入門編 -「安単」





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2010年10月04日(月)更新

2度目の「経営計画」

週末は顧問の税理士に来ていただいて、我々夫婦と後継者夫婦を交えて
これからの経営・事業についていろいろ話し合いました。

今までの税務中心の制度会計ではなく、「経営会計」を標榜する会計事務所
と判断しましたので、6年ほど前からお世話になっています。

担当税理士のkさんには、後継者に、経理や財務、資金繰りなどの実務の
指導を超えて、「経営者としての心構え」なども、彼らと同年代の立場から
アドバイスをして頂けたら、と最初にお願いしました。本当によくやって
いただいて感謝しています。

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5年前に、1回目の「経営計画書(3年)」作成をお願いして、最終的には
なんとか達成され(かなりラッキーな面もあったのですが)これらの計画書
は小規模な事業所にとっては、対銀行さんとの交渉などにも大変役にたちま
した。

あれから2年ほど経つわけですが、想像以上に環境は変わりました。
このままでは数年後には事業継続すら危ぶまれる、という危機意識で一杯
なのですが、なかなか先は見えてこない。

私の依頼で、kさんから後継者にプランの作成、覚悟のほどを確かめようと
しているのですが、もう一つ具体的になってこないので、2度目の
「経営計画」をやることに決めました。費用もかかるのですが・・・。

話し合いの中でいろいろ考えていることも聞きましたが、置かれている
状況や、これからの自社の業種・業態の見通し、その中で自分たちは何を
どうしようとしているのか、に確たるものがあるとは思えないところが
不満です。漠然とした精神論みたいな話では困ると言いました。

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要は、
「5年後に、自社のBS(貸借対照表)がどうなっていなければならないか」
の一点に尽きるのではないかと思うのですが。

現在は、乱気流の中を飛ぶ飛行機のようなもので、飛行機自体も旧式で
エンジンの出力も落ちている、こういう中で「操縦を代われ」というのも
考えてみれば酷な話ではあります。

なんとか無事に着陸出来るよう、後継者とも力を合わせて、私の責任者と
しての最後の5年にしたい、と考えているところです。



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2010年10月01日(金)更新

「持続可能な発展」を目指したい

今日から10月。誕生月(68歳)でもあり、私の職業人、経営者として
意味ある節目の2010年10月にしたいと密かに決意しています。

4年前の夏の終わりころから書き始めたブログも458号、総訪問者が
8万を超えて、これが多いのか少ないのか分かりませんが、いろいろ勉強に
なりました。あらためて読んで下さった方にお礼申し上げます。

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私の場合、ブログを書いてきた理由の一つに「会社の信用補完」という
目的がありました。

5年ほど前から、新部門として主にインターネットを利用した、よさこい・
祭り・太鼓・ダンス・イベントなどのオリジナル衣装を手がけてきました。
しかしオーダーですので、途中キャンセルされては大変困ります。

それで、デザインから素材の調達、縫製やプリントなどの協力先を含めた
加工があるので、費用の半額を前払いして頂くシステムをとっています。

しかし、チームの代表者の方や衣装担当さんからすれば、ケースによって
時には数十万円もの前金を支払うのは、責任もあり、こういう時代です
から大変不安をお持ちになっても不思議ではありません。

30数年の社歴があり、会社概要を載せていても、それだけでは担保になら
ないのでは(明日も大丈夫とは限らない)と思いました。
それには経営者・スタッフの人となりを知っていただくことで、そういう
不安をわずかでも減らせる役目をブログがしてくれるのではと考え、書いて
きました。

4年457回、猫をかぶり続けることが出来る回数でもないでしょうから、
良くも悪くもこれが私であります。・・これからもよろしくお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

リーマンショック以来、世界の経済がおかしくなっていますが、なかでも
いち早く高度成長達成、成熟・高齢化社会を迎えた日本の悩みは深いもの
があります。キャッチアップすべきモデルはありません。
たびたびリーダーが変わるのもそのあたりに原因があると思います。

現代経済学はすでに破綻しているという意見もあります。
最近は限りある資源の有効活用、地球環境の保全などから「持続可能な
(サスティナブル)経済・社会」という考え方も大きくクローズアップ
されるようになりました。

そうなら、企業経営者も単なる企業の永続性を言うのではなく「持続可能
の経営」を考えるべき時にきている・・・それが私が冒頭で述べた小さな
決意の意味です。

このままでは、日本からますます就業の場が失われる恐れがあります。
企業を経営、維持することは社会の安定にも貢献し、大変尊いことだと思う
のです。

そのためには、働く意味、人・モノ・カネ・情報といわれる経営資源の有効
な利用の仕方など、あらためて経営者が発想を転換し、勉強をやりなおさな
ければならない時がきており、会社を作り変える決意が必要だ、と考えて
います。モデルを求めるのではなく、自分で、自社で創造できるかが鍵
だと。

「持続可能な社会・経営」を解くキーワードとして、石油危機を予言、
現代社会の物質至上主義と巨大技術信仰を告発し、今再び注目されている
‘80年代の好著、シューマッハーの「スモール イズ ビューティフル」
(講談社学術文庫)を読み直しています。

               ***

“萩の寺”としてこのあたりでは有名な近所の禅寺「瑞源寺」です。
今年は異常な猛暑の夏だったからでしょうか。まだ赤や白のたくさんの萩の
花を見ることができました。

「瑞源寺」


    
臨済宗 妙心寺派。 藩主松平候の菩提寺で城内の建物を移築した旧跡で
すが最近修復されました。戦後、姉たちはここで茶道や華道を習い、後年、
私も何度か坐禅に通ったことがあります。
いわば当時の地域のカルチャーセンターだったんですね。


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