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「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
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2010年11月15日(月)更新
久米さんも発起人・・意見広告「日本発ものづくり提言プロジェク・・」
先週末の繊研新聞に、“意見広告「日本発ものづくり提言プロジェクト」へ
のご賛同のお願い”という告知が出ていました。
久米繊維工業久米信行社長も発起人のお一人として名前を連ねておられまし
た。
タイトルの下に「日本のファッションビジネスを支えてきた国内の繊維・
アパレル製造業はいま、存亡の危機に立たされています。私たちは、日本
初のものづくりの待ったなしの危機を直視し、国内製造の存続と強化を
志ある業界人が呼びかける意見広告運動を提唱します。各位のご賛同を切に
お願いします」とあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
背景の説明には、当社業務にも密接に関係がありますので、納得すること
ばかりですが、
<国内生産の縮小が続いています>として、国内の繊維製造業の事業所数
は97年からの10年間で45%減少、バブル期末の91年から見ると58%も
減少。 問題は産地の有力テキスタイル・染色企業や「残って欲しい縫製
工場」などが少なからず消えて行っていること。
<受注に応えられない事態も起こっている>として、すでに国内の衣料
「自給率」は5%を切っている状態。それでも全国各地域で20万人以上を
雇用している事実から、雇用創出の観点から見ても重要な課題である。
生産と市場のグローバル化という流れは否定できないが、依存度の高い中国
でのアパレル生産は納期遅れが恒常化しつつあり、短納期、小ロット、価格
や品質に厳しすぎる日本流のアパレル生産にノーを突き付け始めたという
現実。ものづくりの外部依存を続けてきたアパレルには、ものづくりの
ノウハウが無くなっている。
そして、
<今がチャンス!市場もメード・イン・ジャパンを求めています>
として、今後も低価格の定番ファッションは一定の部分を占め、高品質・
高価格商品との二極化になると見られている。(略)発展途上国では市場や
消費者のニーズをくみ取り、企画者と生産者が感性を共有しながらものづく
りを行うのは困難であるとして、単に「国内生産が危ない」という理由だけ
でなく、もっと積極的な意味で、品質など内容を伴う「メード・イン・ジャ
パンの創出」という目標達成のためにも国内生産が必要不可欠なのです。
としています。
結びには、
『業界へのインパクトある問題提起になる意見広告運動を起こすことにしま
した。多数の皆様のご賛同をお願いする次第です』と書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この告知の内容は、現在日本のテキスタイル(糸づくり、織り、編み)、
染色や縫製の置かれている実情(窮状)を正確に伝えていると思います。
さらに言えば、他業種でも全く同様の業界があるのではないかと思います
が、アパレルに限らず、ことファッション性の高い、即ち「感性商品」なら
まだまだ戦える、しかし生産現場が喪失してしまえば、それも叶わぬ夢とな
ってしまうと。
当社は「地場産業ルネッサンス」をポリシーにしていますので、この意見
広告に賛同して参加を申し込むつもりです。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル生地「オーダーぷりんと屋」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
横山国男社長ブログ / はまじい専務ブログ / 制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
2009年制作事例 / セミオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
のご賛同のお願い”という告知が出ていました。
久米繊維工業久米信行社長も発起人のお一人として名前を連ねておられまし
た。
タイトルの下に「日本のファッションビジネスを支えてきた国内の繊維・
アパレル製造業はいま、存亡の危機に立たされています。私たちは、日本
初のものづくりの待ったなしの危機を直視し、国内製造の存続と強化を
志ある業界人が呼びかける意見広告運動を提唱します。各位のご賛同を切に
お願いします」とあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
背景の説明には、当社業務にも密接に関係がありますので、納得すること
ばかりですが、
<国内生産の縮小が続いています>として、国内の繊維製造業の事業所数
は97年からの10年間で45%減少、バブル期末の91年から見ると58%も
減少。 問題は産地の有力テキスタイル・染色企業や「残って欲しい縫製
工場」などが少なからず消えて行っていること。
<受注に応えられない事態も起こっている>として、すでに国内の衣料
「自給率」は5%を切っている状態。それでも全国各地域で20万人以上を
雇用している事実から、雇用創出の観点から見ても重要な課題である。
生産と市場のグローバル化という流れは否定できないが、依存度の高い中国
でのアパレル生産は納期遅れが恒常化しつつあり、短納期、小ロット、価格
や品質に厳しすぎる日本流のアパレル生産にノーを突き付け始めたという
現実。ものづくりの外部依存を続けてきたアパレルには、ものづくりの
ノウハウが無くなっている。
そして、
<今がチャンス!市場もメード・イン・ジャパンを求めています>
として、今後も低価格の定番ファッションは一定の部分を占め、高品質・
高価格商品との二極化になると見られている。(略)発展途上国では市場や
消費者のニーズをくみ取り、企画者と生産者が感性を共有しながらものづく
りを行うのは困難であるとして、単に「国内生産が危ない」という理由だけ
でなく、もっと積極的な意味で、品質など内容を伴う「メード・イン・ジャ
パンの創出」という目標達成のためにも国内生産が必要不可欠なのです。
としています。
結びには、
『業界へのインパクトある問題提起になる意見広告運動を起こすことにしま
した。多数の皆様のご賛同をお願いする次第です』と書かれています。
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この告知の内容は、現在日本のテキスタイル(糸づくり、織り、編み)、
染色や縫製の置かれている実情(窮状)を正確に伝えていると思います。
さらに言えば、他業種でも全く同様の業界があるのではないかと思います
が、アパレルに限らず、ことファッション性の高い、即ち「感性商品」なら
まだまだ戦える、しかし生産現場が喪失してしまえば、それも叶わぬ夢とな
ってしまうと。
当社は「地場産業ルネッサンス」をポリシーにしていますので、この意見
広告に賛同して参加を申し込むつもりです。
株式会社横山工藝 横山国男
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2010年11月09日(火)更新
『東京時尚之旅』
ちょっと前ですが、繊研新聞の下段に『東京時尚之旅』というファッション
ガイド誌を、同紙が来年1月に発行するので「広告募集中」という案内が出
ていました。
中国上海エリアを中心に5万部を配布、東京への中国人旅行者、特に“東京
のファッションを中心としたトレンド”に敏感な中国人をターゲットに、
銀座、丸の内、池袋、渋谷、表参道などをマップ付きで紹介するというもの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
円高をものともせず、アジア各国からの観光客はすごい勢いで増えている
ようですが、中でも中国人は観光でもショッピングでもますますその存在感
を増しています。
加えて羽田が東京国際空港として24時間対応となったため、ホテルなどの
受入れその他も今までとは違った対応に迫られ、ベッドメーキング、リネン
関係でもメードさんたちが従来のやり方では対応し切れなくなってきて、新
しい方式や工夫が求められています。
従来とは違うスピーディーなシーツやカバーの交換、一室で2分短縮できる
だけでも、大手ホテルチェーンでは年間数億のコスト削減につながるとも
聞きました。当社では、現在、その一端をになう加工に取り組んでいます
が、これから本格化することを期待しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ファッションを中国語では「時装」というのでは、と思っていましたが、
「時尚」という場合には、もう少し広い意味があるんでしょうか。
知り合いの中国の人に今度尋ねてみたい。
ガイド誌を、同紙が来年1月に発行するので「広告募集中」という案内が出
ていました。
中国上海エリアを中心に5万部を配布、東京への中国人旅行者、特に“東京
のファッションを中心としたトレンド”に敏感な中国人をターゲットに、
銀座、丸の内、池袋、渋谷、表参道などをマップ付きで紹介するというもの。
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円高をものともせず、アジア各国からの観光客はすごい勢いで増えている
ようですが、中でも中国人は観光でもショッピングでもますますその存在感
を増しています。
加えて羽田が東京国際空港として24時間対応となったため、ホテルなどの
受入れその他も今までとは違った対応に迫られ、ベッドメーキング、リネン
関係でもメードさんたちが従来のやり方では対応し切れなくなってきて、新
しい方式や工夫が求められています。
従来とは違うスピーディーなシーツやカバーの交換、一室で2分短縮できる
だけでも、大手ホテルチェーンでは年間数億のコスト削減につながるとも
聞きました。当社では、現在、その一端をになう加工に取り組んでいます
が、これから本格化することを期待しています。
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ファッションを中国語では「時装」というのでは、と思っていましたが、
「時尚」という場合には、もう少し広い意味があるんでしょうか。
知り合いの中国の人に今度尋ねてみたい。
2010年11月05日(金)更新
「お茶会」・・“次客”で緊張する
3日(祭)は、市民文化祭という催しで、友人夫妻のE子さんが「お茶席」
の責任者を勤めるのでぜひお出でください、とのお誘いに、お昼過ぎカナイ
と大きな市民ホールへ。
能楽などの芸能、美術展などのほか、茶道も各部が席をつくって多くの
市民が集まっていましたが、若い頃は、この日はゴルフなどに行っている
休日で、あまりこのような催しに出かけた記憶がありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
待合となっている廊下の椅子には、すでに次回のお点前を待つ人が20人
余り。入れ替わりがあって、最後尾の席に腰を下ろすと、E子さんが挨拶に
見え、私に最前列へと何度もおっしゃいます。
「不調法なのでカンベンして」と押し問答しましたが、みっともないので
言われた席に着きました。
正式なお茶席に出たこともなく、いつもはロータリーの大会などで設けられ
る気のおけない茶席で、お菓子を頂きお運びの女性からお茶碗を受け取り、
何度かで飲み干して一礼して退出する、という程度の作法しか知りません。
左となりは正客の女性。私は次客ということか。扇子をひざにして座って
おられるのですが、私は扇子の用意もありません。後ろからカナイが懐紙
を差し出す。
E子さんの挨拶、正客への出席お礼とともに私の名前まで言われて少し緊張
しましたが、正客のやられるとおりにマネすればなんとかなるだろうと腹を
くくり、目の前の若い女性のお点前を見つめておりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千玄室大宗匠が国際ロータリーの重鎮なので、ロータリーの茶席はいつも
裏千家。今日の遠州流と作法に何か違いがあるかも知れないと考えている
内、お菓子が配られたのでいただく。
次客までは正面からのお茶が供され、E子さんが私の持つ茶碗の由来とか
説明されるのですが、なにか気の利いたご返答をしなくてはならないのかも
分からず、「いただきます」と言って、お茶碗の回し方など少し違うようで
すが、それとなくマネをしてお茶を飲み干し、ほっと一息。
それでも、浅黄色のお茶碗の内面と濃緑の抹茶の色の対比がとても美しく、
飲みごろの温度といい、こういう時代だからか「あ~、お茶はいいな」
とあらためて思いました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日、E子さんからカナイに電話があり、10時から4時まで13回も
席があり、(250名以上ということか)途中でお菓子も足りなくなって
大慌てで追加するなど、大変でした、とのこと。
道具の選定、掛け軸、生け花などの床のしつらいなど、何かと準備が大変
だったと思いますが、大役を無事勤められ、ご盛況でよかったですね。
不調法な次客で申し訳ありませんでしたが、一期一会の心(?)で
お許しください。
(いい歳をして、少し作法を学ばねば、と思った“文化の日”でした)
株式会社横山工藝 横山国男
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の責任者を勤めるのでぜひお出でください、とのお誘いに、お昼過ぎカナイ
と大きな市民ホールへ。
能楽などの芸能、美術展などのほか、茶道も各部が席をつくって多くの
市民が集まっていましたが、若い頃は、この日はゴルフなどに行っている
休日で、あまりこのような催しに出かけた記憶がありません。
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待合となっている廊下の椅子には、すでに次回のお点前を待つ人が20人
余り。入れ替わりがあって、最後尾の席に腰を下ろすと、E子さんが挨拶に
見え、私に最前列へと何度もおっしゃいます。
「不調法なのでカンベンして」と押し問答しましたが、みっともないので
言われた席に着きました。
正式なお茶席に出たこともなく、いつもはロータリーの大会などで設けられ
る気のおけない茶席で、お菓子を頂きお運びの女性からお茶碗を受け取り、
何度かで飲み干して一礼して退出する、という程度の作法しか知りません。
左となりは正客の女性。私は次客ということか。扇子をひざにして座って
おられるのですが、私は扇子の用意もありません。後ろからカナイが懐紙
を差し出す。
E子さんの挨拶、正客への出席お礼とともに私の名前まで言われて少し緊張
しましたが、正客のやられるとおりにマネすればなんとかなるだろうと腹を
くくり、目の前の若い女性のお点前を見つめておりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千玄室大宗匠が国際ロータリーの重鎮なので、ロータリーの茶席はいつも
裏千家。今日の遠州流と作法に何か違いがあるかも知れないと考えている
内、お菓子が配られたのでいただく。
次客までは正面からのお茶が供され、E子さんが私の持つ茶碗の由来とか
説明されるのですが、なにか気の利いたご返答をしなくてはならないのかも
分からず、「いただきます」と言って、お茶碗の回し方など少し違うようで
すが、それとなくマネをしてお茶を飲み干し、ほっと一息。
それでも、浅黄色のお茶碗の内面と濃緑の抹茶の色の対比がとても美しく、
飲みごろの温度といい、こういう時代だからか「あ~、お茶はいいな」
とあらためて思いました。
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翌日、E子さんからカナイに電話があり、10時から4時まで13回も
席があり、(250名以上ということか)途中でお菓子も足りなくなって
大慌てで追加するなど、大変でした、とのこと。
道具の選定、掛け軸、生け花などの床のしつらいなど、何かと準備が大変
だったと思いますが、大役を無事勤められ、ご盛況でよかったですね。
不調法な次客で申し訳ありませんでしたが、一期一会の心(?)で
お許しください。
(いい歳をして、少し作法を学ばねば、と思った“文化の日”でした)
株式会社横山工藝 横山国男
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2010年11月03日(水)更新
「味覚人飛行物体」と「未知飛行」
東京農大の名誉教授で、発酵学の権威小泉武夫さんは、「味覚人飛行物体」
と自らを称しているそうです。うまいものがあれば全国どこへでも飛んで
行くから=「未確認飛行物体(UFO)」のもじりでしょうが、講演などで
こんな自己紹介をされると、思わず和みのスタートになるでしょう。
女性ゲストとの対談集「畏敬の食」(講談社)でも個性的な言い回しを披露
されていて、ある料理を前にして、小泉さんいわく「よだれの失禁状態で
ございまして・・」などと、なんとも軽妙で独特の擬音語を交えたお話は
多くのフアンをつかんでいる、と先日の地方紙(福井新聞)のコラムに紹介
されていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この話を読んで、面白い名刺を頂いて印象に残った経験を思い出しました。
東京在住のM原路彦さんですが、名刺の表に滑走路のように手前から向こう
へ文字がデザインされています。 「未知飛行」という社名ですが、お名前
の“みちひこ”とかけているんですね。
友人のデザイン会社の社長が、社名とともに考えてくれたとか聞きました。
印象的な名刺だったのですが、「未知飛行」には、もっと素敵な意味が
ありました。
M原さんは、大手企業(メーカー)の技術者だったようですが、定年後は
趣味が高じて自宅に工房をつくり、ゴルフクラブの研究・制作に打ち込む
毎日を送ることにしました。
(奥様もゴルファーですからよき理解者だったのでしょう)
何と言っても、ゴルフでボールが飛ぶというのは最大の関心事。
プロ・アマを問わず、日夜1ヤードでも遠くへ、と涙ぐましい練習を重ねる
人も多いのです。
M原さんの制作したドライバー(1番ウッド)は、ご本人がセールストーク
をすれば「未知への飛行(距離)をお約束します」ということではないかと
思うのですが、謙虚でいつもご夫婦とも笑顔を絶やさない人たちですから、
そのような自慢げなPRは聞いたことがありません。
「味覚人飛行物体」と称する人、「未知飛行」という工房名、どちらも思わ
ず笑みがこぼれてしまいます。
ダジャレに堕さず、オシャレな感じがします。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル生地「オーダーぷりんと屋」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
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2009年制作事例 / セミオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
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と自らを称しているそうです。うまいものがあれば全国どこへでも飛んで
行くから=「未確認飛行物体(UFO)」のもじりでしょうが、講演などで
こんな自己紹介をされると、思わず和みのスタートになるでしょう。
女性ゲストとの対談集「畏敬の食」(講談社)でも個性的な言い回しを披露
されていて、ある料理を前にして、小泉さんいわく「よだれの失禁状態で
ございまして・・」などと、なんとも軽妙で独特の擬音語を交えたお話は
多くのフアンをつかんでいる、と先日の地方紙(福井新聞)のコラムに紹介
されていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この話を読んで、面白い名刺を頂いて印象に残った経験を思い出しました。
東京在住のM原路彦さんですが、名刺の表に滑走路のように手前から向こう
へ文字がデザインされています。 「未知飛行」という社名ですが、お名前
の“みちひこ”とかけているんですね。
友人のデザイン会社の社長が、社名とともに考えてくれたとか聞きました。
印象的な名刺だったのですが、「未知飛行」には、もっと素敵な意味が
ありました。
M原さんは、大手企業(メーカー)の技術者だったようですが、定年後は
趣味が高じて自宅に工房をつくり、ゴルフクラブの研究・制作に打ち込む
毎日を送ることにしました。
(奥様もゴルファーですからよき理解者だったのでしょう)
何と言っても、ゴルフでボールが飛ぶというのは最大の関心事。
プロ・アマを問わず、日夜1ヤードでも遠くへ、と涙ぐましい練習を重ねる
人も多いのです。
M原さんの制作したドライバー(1番ウッド)は、ご本人がセールストーク
をすれば「未知への飛行(距離)をお約束します」ということではないかと
思うのですが、謙虚でいつもご夫婦とも笑顔を絶やさない人たちですから、
そのような自慢げなPRは聞いたことがありません。
「味覚人飛行物体」と称する人、「未知飛行」という工房名、どちらも思わ
ず笑みがこぼれてしまいます。
ダジャレに堕さず、オシャレな感じがします。
株式会社横山工藝 横山国男
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2009年制作事例 / セミオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
2010年10月29日(金)更新
「アファンの窓」→森のライブ映像をオフイスに。
先日の日曜日の朝早く、いつものインターチェンジを降りて、川沿いの道路
をゴルフ場に向かったところで見慣れないものが道路わきに見えました。
こんなところにいつ鹿の彫像ができたのだろう、と訝しんでいると、突然
それは田んぼの方に身を翻しました。
日本鹿、それもかなり大きい一頭。30年くらいこのあたりを通っています
が初めてみる光景でした。
今年は特に野生の熊や鹿が里の方に出没し、地元の新聞では「熊出没情報」
欄があるくらいで、時には射殺されるケースもあって胸が痛みます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の日経(広告)に(株)インテージの田下社長さんとC.W.ニコルさん
の「次の50年へ。」“フィールドから得た情報こそが強い発信力を持つ”
という対談が載っていて、ニコルさんのファンなので興味深く読ませても
らいました。
* * *
C.Wニコル=1940年生まれ。日本国籍を持つウエールズ出身の作家で
ナチュラリスト。極地探検家でもありカナダでのイヌイットとの共同生活
に始まり、アフリカでの野生動物保護他、世界各地を回った後、長野県の
黒姫山の麓に「アファンの森」と名付けた森に“棲みこみ”、森林育成
自然環境保護を強く訴えるなど、著作や講演を精力的にこなしているのは
ご存知の方も多いと思います。
* * *
里地、里山、生物多様性などに大きな関心がはらわれるようになった昨今、
C.W.ニコルさんの現場力、実体験を活かした強い説得力が魅力です。
対談の最後に、田下社長が面白い試みを話されています。
『私は取って付けたようなCSRが嫌いだ。「アファンの森」に棲みこみ、
情報を発信し続けるニコルさんと出会うことによって、私たちのCSR活動
の絶好のパートナーを得た。当社は50周年事業の一つとして、森に
ハイビジョンカメラを設置し、当社国内営業所でライブ映像を配信する
「アファンの窓」プロジェクトに着手。この12月に配信をスタートする
予定だ(後略)』
これは素晴らしい。大都会のオフイスにいつも森の様子がライブで流れて
いるのです。少し疲れてデスクから顔を上げると、「お、月の輪熊さん、
お出でなすったな」とか「ワー、今日はまた紅葉が一段ときれいねぇ」とか
こんなに癒されるものはないでしょう。
そんなオフイスで働いてみたいと思いませんか。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル生地「オーダーぷりんと屋」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
横山国男社長ブログ / はまじい専務ブログ / 制作事例ギャラリー
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2009年制作事例 / セミオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
をゴルフ場に向かったところで見慣れないものが道路わきに見えました。
こんなところにいつ鹿の彫像ができたのだろう、と訝しんでいると、突然
それは田んぼの方に身を翻しました。
日本鹿、それもかなり大きい一頭。30年くらいこのあたりを通っています
が初めてみる光景でした。
今年は特に野生の熊や鹿が里の方に出没し、地元の新聞では「熊出没情報」
欄があるくらいで、時には射殺されるケースもあって胸が痛みます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の日経(広告)に(株)インテージの田下社長さんとC.W.ニコルさん
の「次の50年へ。」“フィールドから得た情報こそが強い発信力を持つ”
という対談が載っていて、ニコルさんのファンなので興味深く読ませても
らいました。
* * *
C.Wニコル=1940年生まれ。日本国籍を持つウエールズ出身の作家で
ナチュラリスト。極地探検家でもありカナダでのイヌイットとの共同生活
に始まり、アフリカでの野生動物保護他、世界各地を回った後、長野県の
黒姫山の麓に「アファンの森」と名付けた森に“棲みこみ”、森林育成
自然環境保護を強く訴えるなど、著作や講演を精力的にこなしているのは
ご存知の方も多いと思います。
* * *
里地、里山、生物多様性などに大きな関心がはらわれるようになった昨今、
C.W.ニコルさんの現場力、実体験を活かした強い説得力が魅力です。
対談の最後に、田下社長が面白い試みを話されています。
『私は取って付けたようなCSRが嫌いだ。「アファンの森」に棲みこみ、
情報を発信し続けるニコルさんと出会うことによって、私たちのCSR活動
の絶好のパートナーを得た。当社は50周年事業の一つとして、森に
ハイビジョンカメラを設置し、当社国内営業所でライブ映像を配信する
「アファンの窓」プロジェクトに着手。この12月に配信をスタートする
予定だ(後略)』
これは素晴らしい。大都会のオフイスにいつも森の様子がライブで流れて
いるのです。少し疲れてデスクから顔を上げると、「お、月の輪熊さん、
お出でなすったな」とか「ワー、今日はまた紅葉が一段ときれいねぇ」とか
こんなに癒されるものはないでしょう。
そんなオフイスで働いてみたいと思いませんか。
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