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「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
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2009年10月07日(水)更新
「ユニクロ栄えて国滅ぶ」という記事について考える
先日「ユニクロ」がパリに出店したというニュースは、業界紙だけでなく一般紙にも
大きく取り上げられたのでお読みになった方も多いと思います。
もちろん、パリだけでなく、すでにロンドンやニューヨーク、上海にも進出していま
すし、今後世界の大都市に続々オープンさせる、とファーストリテイリングの柳井
社長さんは宣言されておられます。
とりわけパリ店については、「階級社会のヨーロッパ先進国では“いいものは高い、
安いものは悪い”という既成観念があるが、ユニクロがこれを打破したい」という
ような意味のご発言を会見で述べられていたように思います。
すなわち「“安いけれど良い。安いことが悪いを意味しない”。充分受け入れられる
はず、欧米もそういう時代になってきている」と持論をおっしゃったのだと私は解釈
しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10月号の「文藝春秋」に、「ユニクロ栄えて国滅ぶ」~安売り競争は社会を壊す
恐るべき罠だ~とのリードのあるエコノミスト浜矩子さんの文章を興味深く読み
ました。
ユニクロについては文末で少し触れられているだけでタイトルの割には落胆しま
したが、私の考えとは少し違う結論だと思いました。
私の仕事もたどっていけば、「ユニクロ」さんのような猛烈なSPA形態の進化で
海外への繊維産業・技術の移転が加速し、結果国内生産の減少、衰退の影響を
受けた企業・・当社もその一つでもあります。
しかし「安い」というのは何と比較していうのでしょうか。実際は「安いのではなく、
これまで国内産品が高すぎたのではないのか」とも考えるのです。
(過剰なサービスや品質、包装、日本人の生産性の低さもつとに言われていますし)
ともあれ「980円ジーンズ」で利益を上げられない企業は退場です。非情なもの
ですが、「ユニクロ」だって血の出るような努力と「世界を視野に入れた生産・販売」
を構築してきた結果ですから、これが今後の「世界標準」になってしまうわけで、
うらみ節を言わず、嘆くひまがあったら自社をどうもっていくのか考えつづけるしか
ありません。日本の若い人も海外で「ユニクロ」のような企業での働く場を求める
べき時代がきたのでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このことと関連するのでしょうが、先日来日本の大手合繊メーカー各社が、原糸の
製造はもちろん、世界一を支えてきたコア技術も含めて、中国、ベトナム、タイなど
へ雪崩を打って工場を移転するというニュースも衝撃的でした。
アパレルなどで言う「川上・川中・川下」とは少し違いますが、繊維産業の方では
「川上」とは化合繊製造、紡績、及び素材流通を言います。
「川中」は織布、ニット、染色及び中間製品流通で、「川下」は縫製、製品流通です。
繊維産業は極めて多段階の業種があるので、これを川の流れにたとえているの
です。
この一番先の「川上」が日本から消失しようとしています。源流が無くなるのです。
当然想像されることは「川中」、「川下」がこのままでいられるわけがありません。
当社は「川中」で使用する「染型」を長く造ってきた業種ですが、10年ほど前から
長期低落傾向になり、「川下」でのビジネスを模索してきました。
この間インターネットと出会い、必死で新しいマーケットを探してきました。
もはや日本では「産業」とは呼べない方向に向かいつつあるのかも知れない繊維、
その中で「価格競争に巻き込まれない」で小企業を活かし続けるのは並大抵では
ないと思います。
時間と手間を惜しまず、「個客」に向けたモノづくり、「感性企業」「知識デザイン
企業」を目指さなければ生き残れないと思い、最近テキスタイル用のインクジェ
ットプリントも設置し、従来のTシャツなどのカットソーデジタルプリントシステムと
組み合わせて対応に幅を持たせました。
新規顧客の開拓ではさらにネットでの研究を進めていく心算です。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル広巾生地の「染の布」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
横山国男社長ブログ / はまじい専務ブログ / 制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
2008年制作事例 / イージーオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
大きく取り上げられたのでお読みになった方も多いと思います。
もちろん、パリだけでなく、すでにロンドンやニューヨーク、上海にも進出していま
すし、今後世界の大都市に続々オープンさせる、とファーストリテイリングの柳井
社長さんは宣言されておられます。
とりわけパリ店については、「階級社会のヨーロッパ先進国では“いいものは高い、
安いものは悪い”という既成観念があるが、ユニクロがこれを打破したい」という
ような意味のご発言を会見で述べられていたように思います。
すなわち「“安いけれど良い。安いことが悪いを意味しない”。充分受け入れられる
はず、欧米もそういう時代になってきている」と持論をおっしゃったのだと私は解釈
しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10月号の「文藝春秋」に、「ユニクロ栄えて国滅ぶ」~安売り競争は社会を壊す
恐るべき罠だ~とのリードのあるエコノミスト浜矩子さんの文章を興味深く読み
ました。
ユニクロについては文末で少し触れられているだけでタイトルの割には落胆しま
したが、私の考えとは少し違う結論だと思いました。
私の仕事もたどっていけば、「ユニクロ」さんのような猛烈なSPA形態の進化で
海外への繊維産業・技術の移転が加速し、結果国内生産の減少、衰退の影響を
受けた企業・・当社もその一つでもあります。
しかし「安い」というのは何と比較していうのでしょうか。実際は「安いのではなく、
これまで国内産品が高すぎたのではないのか」とも考えるのです。
(過剰なサービスや品質、包装、日本人の生産性の低さもつとに言われていますし)
ともあれ「980円ジーンズ」で利益を上げられない企業は退場です。非情なもの
ですが、「ユニクロ」だって血の出るような努力と「世界を視野に入れた生産・販売」
を構築してきた結果ですから、これが今後の「世界標準」になってしまうわけで、
うらみ節を言わず、嘆くひまがあったら自社をどうもっていくのか考えつづけるしか
ありません。日本の若い人も海外で「ユニクロ」のような企業での働く場を求める
べき時代がきたのでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このことと関連するのでしょうが、先日来日本の大手合繊メーカー各社が、原糸の
製造はもちろん、世界一を支えてきたコア技術も含めて、中国、ベトナム、タイなど
へ雪崩を打って工場を移転するというニュースも衝撃的でした。
アパレルなどで言う「川上・川中・川下」とは少し違いますが、繊維産業の方では
「川上」とは化合繊製造、紡績、及び素材流通を言います。
「川中」は織布、ニット、染色及び中間製品流通で、「川下」は縫製、製品流通です。
繊維産業は極めて多段階の業種があるので、これを川の流れにたとえているの
です。
この一番先の「川上」が日本から消失しようとしています。源流が無くなるのです。
当然想像されることは「川中」、「川下」がこのままでいられるわけがありません。
当社は「川中」で使用する「染型」を長く造ってきた業種ですが、10年ほど前から
長期低落傾向になり、「川下」でのビジネスを模索してきました。
この間インターネットと出会い、必死で新しいマーケットを探してきました。
もはや日本では「産業」とは呼べない方向に向かいつつあるのかも知れない繊維、
その中で「価格競争に巻き込まれない」で小企業を活かし続けるのは並大抵では
ないと思います。
時間と手間を惜しまず、「個客」に向けたモノづくり、「感性企業」「知識デザイン
企業」を目指さなければ生き残れないと思い、最近テキスタイル用のインクジェ
ットプリントも設置し、従来のTシャツなどのカットソーデジタルプリントシステムと
組み合わせて対応に幅を持たせました。
新規顧客の開拓ではさらにネットでの研究を進めていく心算です。
株式会社横山工藝 横山国男
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2009年10月05日(月)更新
「子ども達が自分のことを大好きになるために」(講演を聴いて)
10月3日(土)に、福井県内19のロータリークラブが年に一度集合するI.M.
(インターシティ ミーティング)が、「福井ロータリークラブ」の主催で500名の
ロータリアンが出席して開かれました。(会場=福井フエニックス プラザ)
従来は、各クラブとも高名な講師を招く(少なからぬ講演料も)スタイルが多かった
のですが、今回はお隣の鯖江市から「小学校の先生」と「“一途(いちず)”という
ロックバンド」のしかも<講演と公演が一体>となった企画で素晴らしい感動を
呼び起こしました。半年前から入念な準備をされてきた「福井ロータリークラブ」
(来年創立60周年とのこと)に敬意を表します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小学校の先生とは、鯖江市・立待小教諭の「岩堀美雪」さん。26年の教諭歴を
持つ創意工夫あふれる、何より子ども好きで歌の上手な先生です。
NHKのローカル番組でも続けて取り上げられ、私もお名前は知っていました。
「一途」は3人兄妹のバンドですが、なんとパソコンソフトの映像教材全国シェア
No.1(2008年)になった(株)ウオンツの経営者の皆さん(二男が社長)です。
長兄が「くまひげ先生」と称して今では全国に230教室を展開され、ワード、エク
セルの使い方などをコミカルにスカパー(Act on TV)でも放映しています。
CD売上から、一枚800円を学校などの公共施設へ寄付を続けている「社会貢献」
にも取り組んでいて、岩堀先生や会場の聴衆を交えた社長のトークのセンスも抜
群で、「新しいスタイルの経営者」が福井から出たことに誇らしい思いを持ちました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
岩堀先生は10年ほど前、子供たちの「自己肯定感」を育てるための活動を始め
ました。2003年、その記録を「心がぐんと育つパーソナルポートフォリオ」として
3000部を自費出版しましたが、2000部は自宅に積み上げられたとのこと。
「本を出したい!」という夢はかなえられましたが、売れなければ「夢」は半分。
ここからが小学校の先生とは思えない行動に出るのです。
京都まで3万円はらって「マーケッティング」のセミナーに参加、そこで販売のプロ
に出会い、「まず、名刺を変えなさい。先生の思いを書いた、画像入りの名刺に
するといいですよ」とのアドバイスを受け早速実行。
「第1号の名刺と本」をプロに贈ると、すぐさまプロがメルマガで紹介、それを機に
ドンドン本が売れだしたそうです。(現在は絶版。近く続編が出版の予定だそう)。
行動しなければ出会いも生まれない好例ですね。
この二つ折の名刺の裏には「サトくんと幸せファイル」という、心暖まる小さな物語
も紹介されていますが、何より納得したのは岩堀先生の次の言葉でした。
『子どもたちの全てを肯定してあげてほしい。そうすることによって
子供たちは自分を大好きになり、友達や家族にも優しくなれるのです。
「自分が居ていいんだ」という居場所を見つけるでしょう。居場所を見つけた
子どもはいじめや自殺を考えることはないと思います』。
ほとんどが経営者の聴衆のみなさん、お歳を召したせいでしょうか、ウルウル状態
でお話を聞いておりました(私も)。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
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(インターシティ ミーティング)が、「福井ロータリークラブ」の主催で500名の
ロータリアンが出席して開かれました。(会場=福井フエニックス プラザ)
従来は、各クラブとも高名な講師を招く(少なからぬ講演料も)スタイルが多かった
のですが、今回はお隣の鯖江市から「小学校の先生」と「“一途(いちず)”という
ロックバンド」のしかも<講演と公演が一体>となった企画で素晴らしい感動を
呼び起こしました。半年前から入念な準備をされてきた「福井ロータリークラブ」
(来年創立60周年とのこと)に敬意を表します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小学校の先生とは、鯖江市・立待小教諭の「岩堀美雪」さん。26年の教諭歴を
持つ創意工夫あふれる、何より子ども好きで歌の上手な先生です。
NHKのローカル番組でも続けて取り上げられ、私もお名前は知っていました。
「一途」は3人兄妹のバンドですが、なんとパソコンソフトの映像教材全国シェア
No.1(2008年)になった(株)ウオンツの経営者の皆さん(二男が社長)です。
長兄が「くまひげ先生」と称して今では全国に230教室を展開され、ワード、エク
セルの使い方などをコミカルにスカパー(Act on TV)でも放映しています。
CD売上から、一枚800円を学校などの公共施設へ寄付を続けている「社会貢献」
にも取り組んでいて、岩堀先生や会場の聴衆を交えた社長のトークのセンスも抜
群で、「新しいスタイルの経営者」が福井から出たことに誇らしい思いを持ちました。
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岩堀先生は10年ほど前、子供たちの「自己肯定感」を育てるための活動を始め
ました。2003年、その記録を「心がぐんと育つパーソナルポートフォリオ」として
3000部を自費出版しましたが、2000部は自宅に積み上げられたとのこと。
「本を出したい!」という夢はかなえられましたが、売れなければ「夢」は半分。
ここからが小学校の先生とは思えない行動に出るのです。
京都まで3万円はらって「マーケッティング」のセミナーに参加、そこで販売のプロ
に出会い、「まず、名刺を変えなさい。先生の思いを書いた、画像入りの名刺に
するといいですよ」とのアドバイスを受け早速実行。
「第1号の名刺と本」をプロに贈ると、すぐさまプロがメルマガで紹介、それを機に
ドンドン本が売れだしたそうです。(現在は絶版。近く続編が出版の予定だそう)。
行動しなければ出会いも生まれない好例ですね。
この二つ折の名刺の裏には「サトくんと幸せファイル」という、心暖まる小さな物語
も紹介されていますが、何より納得したのは岩堀先生の次の言葉でした。
『子どもたちの全てを肯定してあげてほしい。そうすることによって
子供たちは自分を大好きになり、友達や家族にも優しくなれるのです。
「自分が居ていいんだ」という居場所を見つけるでしょう。居場所を見つけた
子どもはいじめや自殺を考えることはないと思います』。
ほとんどが経営者の聴衆のみなさん、お歳を召したせいでしょうか、ウルウル状態
でお話を聞いておりました(私も)。
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2009年10月02日(金)更新
そうとは知らず先日高嶋社長に「鯛」を。
高嶋博社長の「三元ラセン管工業(株)」さんが、世界の優れたスモールビジネス
を表彰する「2009年 デルスモールビジネス賞」の日本における優勝を先ず獲得
された・・との快挙のニュースは「経営者会報ブログ」のたくさんの社長ブロガーを
我がことのように狂喜させました。
お祝いのメッセージや感動のブログが続いています。 阪神淡路大震災のころ、
会社を引き継ぐことになられて、その後大変なご苦労があったことを以前お聞きし
ていましたので、ますます尊敬の念が深まりました。
6月末の「いよりんさんの出版記念パーティー」で、高島社長に初めてお目にかか
りましたが、あの「包み込むような笑顔」と「ゆったり感」に魅せられてしまいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで
先日のシルバーウイークの高嶋社長のブログに、実家がある長野県高遠町へ
お帰りになり、ゴルフ寺として最近つとに有名になった(ボールが高く遠く飛ぶこと
の連想から)弘妙寺へお墓参りにも行かれる、とありました。
もう30数年前になりますが、私はこの近くの諏訪湖畔にある町でプリントの仕事
をしており、カナイと結婚したばかりでしたから、休日は信州のあちこちへドライブを
しました。
「絵島生島」で有名な「高遠」にもいったことがあり、「懐かしいです。もう一度連休
にでも訪れてみたいです」と高嶋社長のブログにコメントを入れたのです。
高嶋社長さんからその節は是非お立ち寄りください、と携帯電話の番号まで教え
て下さったのですが、日程上、上信越しか行けないことになり、葉書でお詫びを
申し上げたのです。
それから、数日して高嶋社長さんから、立派な伊那産の「リンゴ」が送られてきまし
た。本当にびっくりし、また恐縮してしまいました。なんというお心遣い。
それにゴルフ寺のお守り「勝守り」までも入っていました。
お土産を差し上げなければならないのは私の方なのに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「山」のお返しはきっと「海」のものが喜んでいただけるだろう、と先週末懇意に
している当地の「魚屋」さんにカナイと出かけました。(日本海のいいモノがある
んです!)
「わかったよ。週明け、いい甘鯛がはいったら送っとくよ。他の物も見つくろって。
送り状書いといてね」と親父さん。
29日だったと思いますが、高嶋さんからご丁重にお電話があり、「よかった。もう
着いたみたい」とカナイに話してほっとしておりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日(1日)は一日不在しましたが、夜「経営者会報ブログ」を見てビックリ。
三元ラセン管工業の快挙のニュースを数名のブロガーが書かれていて、
「あ、そういえば高嶋社長に小ぶりだけどお頭付きの“鯛”を二尾お贈りしたんだ
った。高嶋さんこれで一杯祝杯をあげていただけたかな」と嬉しくなりました。
“優勝” ほんとうに「お目出鯛」ですね。
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を表彰する「2009年 デルスモールビジネス賞」の日本における優勝を先ず獲得
された・・との快挙のニュースは「経営者会報ブログ」のたくさんの社長ブロガーを
我がことのように狂喜させました。
お祝いのメッセージや感動のブログが続いています。 阪神淡路大震災のころ、
会社を引き継ぐことになられて、その後大変なご苦労があったことを以前お聞きし
ていましたので、ますます尊敬の念が深まりました。
6月末の「いよりんさんの出版記念パーティー」で、高島社長に初めてお目にかか
りましたが、あの「包み込むような笑顔」と「ゆったり感」に魅せられてしまいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで
先日のシルバーウイークの高嶋社長のブログに、実家がある長野県高遠町へ
お帰りになり、ゴルフ寺として最近つとに有名になった(ボールが高く遠く飛ぶこと
の連想から)弘妙寺へお墓参りにも行かれる、とありました。
もう30数年前になりますが、私はこの近くの諏訪湖畔にある町でプリントの仕事
をしており、カナイと結婚したばかりでしたから、休日は信州のあちこちへドライブを
しました。
「絵島生島」で有名な「高遠」にもいったことがあり、「懐かしいです。もう一度連休
にでも訪れてみたいです」と高嶋社長のブログにコメントを入れたのです。
高嶋社長さんからその節は是非お立ち寄りください、と携帯電話の番号まで教え
て下さったのですが、日程上、上信越しか行けないことになり、葉書でお詫びを
申し上げたのです。
それから、数日して高嶋社長さんから、立派な伊那産の「リンゴ」が送られてきまし
た。本当にびっくりし、また恐縮してしまいました。なんというお心遣い。
それにゴルフ寺のお守り「勝守り」までも入っていました。
お土産を差し上げなければならないのは私の方なのに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「山」のお返しはきっと「海」のものが喜んでいただけるだろう、と先週末懇意に
している当地の「魚屋」さんにカナイと出かけました。(日本海のいいモノがある
んです!)
「わかったよ。週明け、いい甘鯛がはいったら送っとくよ。他の物も見つくろって。
送り状書いといてね」と親父さん。
29日だったと思いますが、高嶋さんからご丁重にお電話があり、「よかった。もう
着いたみたい」とカナイに話してほっとしておりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日(1日)は一日不在しましたが、夜「経営者会報ブログ」を見てビックリ。
三元ラセン管工業の快挙のニュースを数名のブロガーが書かれていて、
「あ、そういえば高嶋社長に小ぶりだけどお頭付きの“鯛”を二尾お贈りしたんだ
った。高嶋さんこれで一杯祝杯をあげていただけたかな」と嬉しくなりました。
“優勝” ほんとうに「お目出鯛」ですね。
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2009年09月30日(水)更新
してみたい「読書」は・・・
2年ほど前になるでしょうか。同年の知友のMさんから「私の接した珠玉の言葉」
と題したA4のコピー冊子をいただきました。
いつも机の上に置いて時々読み返しますが、Mさんの膨大な読書量、古典の教養
に身のすくむ思いがします。私自身は結構本を読む方だと思いますが、金儲けに
つながるビジネス書や趣味の本が多い私の読書は「読書」とは言わないとある方
がおっしゃっていました(汗)。それで趣味は「本好き」と称することにしています。
Mさんは中でも西行と良寛がお好きだそうですが、経営者の方でも「良寛」を信奉
されていらっしゃる方も多いのではと思います。
『欲無ければ一切足り 求むる有りて万事窮す』
『焚くほどは かぜのもてくる 落ち葉かな』
『頭をめぐらせば七十有余年 人間の是非看破に飽きたり』
『うらをみせ おもてをみせて 散るもみじ』
『世の中に まじわらぬとにはあらねども ひとりあそびぞ われはまされる』
良寛さんて、村のはずれで子供たちと毬つきしてたとか、かくれんぼしていて誰も
見つけに来なかったので月が出てきた、などというエピソードくらいしか知りません
でしたが、飽食と混迷の時代にとても清々しく力強い思いをさせてもらえます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
兼好法師の
『されば人、死を憎まば、生を愛すべし。 存命の喜び、日々楽しまざらんや』
他も大好きです。
まだまだあるのですが、死ぬまでにこういう「古典を読む楽しさ」みたいなものを
身につけられたら、と思わせていただいたMさんに感謝しています。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル広巾生地の「染の布」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
横山国男社長ブログ / はまじい専務ブログ / 制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
2008年制作事例 / イージーオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
と題したA4のコピー冊子をいただきました。
いつも机の上に置いて時々読み返しますが、Mさんの膨大な読書量、古典の教養
に身のすくむ思いがします。私自身は結構本を読む方だと思いますが、金儲けに
つながるビジネス書や趣味の本が多い私の読書は「読書」とは言わないとある方
がおっしゃっていました(汗)。それで趣味は「本好き」と称することにしています。
Mさんは中でも西行と良寛がお好きだそうですが、経営者の方でも「良寛」を信奉
されていらっしゃる方も多いのではと思います。
『欲無ければ一切足り 求むる有りて万事窮す』
『焚くほどは かぜのもてくる 落ち葉かな』
『頭をめぐらせば七十有余年 人間の是非看破に飽きたり』
『うらをみせ おもてをみせて 散るもみじ』
『世の中に まじわらぬとにはあらねども ひとりあそびぞ われはまされる』
良寛さんて、村のはずれで子供たちと毬つきしてたとか、かくれんぼしていて誰も
見つけに来なかったので月が出てきた、などというエピソードくらいしか知りません
でしたが、飽食と混迷の時代にとても清々しく力強い思いをさせてもらえます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
兼好法師の
『されば人、死を憎まば、生を愛すべし。 存命の喜び、日々楽しまざらんや』
他も大好きです。
まだまだあるのですが、死ぬまでにこういう「古典を読む楽しさ」みたいなものを
身につけられたら、と思わせていただいたMさんに感謝しています。
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2009年09月28日(月)更新
佐野文二郎さんの愉快な発砲スチロール人形博覧会
佐野文二郎さんは、我々の敬愛する佐野ご夫妻の二男で、福井を飛び出し、
東京でイラストレーターを振り出しに、発砲スチロールをカッターナイフで削り、
特に人物の特徴をよく捉えた「立体イラスト」とでもいうべき作品で今や高名な人。
この10月1日から13日まで、「兵庫県学校厚生会館・アートホール神戸」で、
「サノブンジロウの発砲スチロール人形博覧会」が開催されるというチラシを、
カナイが文二郎さんのお母さんから頂いてきました。
大阪・神戸周辺の方、ぜひご覧ください。思わず頬がゆるみ、心にビタミンがいき
わたる気持ちになりますから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文二郎さんは、リクルート社の「週刊B-ing」の表紙に、思わずニャッとさせられる
デフォルメの立体人形作品を200点も提供し続けていましたから、チラシを見るま
でもなく「あぁ、知ってる」という方も多いでしょう。
チラシのコピーに、
『立体イラストレーター(?)佐野文二郎は、発砲スチロールをカッターナイフで削り、
政経、映画、演劇、芸能、音楽、スポーツの各界で活躍する有名人の「そっくりさん」
を作ります。デフォルメ(誇張)された、それらの「立体似顔」はユーモアにあふれて
いますが、それぞれ、現代社会の諸相を反映しており、「今」を感じさせてくれると
同時に「顔」の持つイメージについて考えさせてくれます。とはいえ、理屈抜きで楽
しめます』
昔、「映画の友」とか「スクリーン」などの映画誌の最後の方に「カリカチュア」という
ページがあり楽しみでした。いわば「戯画」ですが、あまりに俳優の顔の特徴をよく
つかんで、それをデフォルメしていて「ヒェーッ!。でも似てる!」と感嘆したものも。
ソフイァ・ローレンとかリチャード・ウイドマークとかファニーフエイスと言われた
ヘップバーンなどは常連で、今でもよく覚えています。描きやすいのでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文二郎さんのお父上は、お堅い「鐵工会社の社長さん」ですが、講道館柔道の
高段位者で連盟の重鎮。が、飲めば「談論風発」、絵や陶芸も愛する“文武両道”
の大先輩で、楽しいお話は時間を忘れます。
文二郎さんの洒脱な「自己紹介」(略歴)などを読むと、思わず「血が流れている」、
と思ってしまうのです。
株式会社横山工藝 横山国男
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スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
東京でイラストレーターを振り出しに、発砲スチロールをカッターナイフで削り、
特に人物の特徴をよく捉えた「立体イラスト」とでもいうべき作品で今や高名な人。
この10月1日から13日まで、「兵庫県学校厚生会館・アートホール神戸」で、
「サノブンジロウの発砲スチロール人形博覧会」が開催されるというチラシを、
カナイが文二郎さんのお母さんから頂いてきました。
大阪・神戸周辺の方、ぜひご覧ください。思わず頬がゆるみ、心にビタミンがいき
わたる気持ちになりますから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文二郎さんは、リクルート社の「週刊B-ing」の表紙に、思わずニャッとさせられる
デフォルメの立体人形作品を200点も提供し続けていましたから、チラシを見るま
でもなく「あぁ、知ってる」という方も多いでしょう。
チラシのコピーに、
『立体イラストレーター(?)佐野文二郎は、発砲スチロールをカッターナイフで削り、
政経、映画、演劇、芸能、音楽、スポーツの各界で活躍する有名人の「そっくりさん」
を作ります。デフォルメ(誇張)された、それらの「立体似顔」はユーモアにあふれて
いますが、それぞれ、現代社会の諸相を反映しており、「今」を感じさせてくれると
同時に「顔」の持つイメージについて考えさせてくれます。とはいえ、理屈抜きで楽
しめます』
昔、「映画の友」とか「スクリーン」などの映画誌の最後の方に「カリカチュア」という
ページがあり楽しみでした。いわば「戯画」ですが、あまりに俳優の顔の特徴をよく
つかんで、それをデフォルメしていて「ヒェーッ!。でも似てる!」と感嘆したものも。
ソフイァ・ローレンとかリチャード・ウイドマークとかファニーフエイスと言われた
ヘップバーンなどは常連で、今でもよく覚えています。描きやすいのでしょうか。
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文二郎さんのお父上は、お堅い「鐵工会社の社長さん」ですが、講道館柔道の
高段位者で連盟の重鎮。が、飲めば「談論風発」、絵や陶芸も愛する“文武両道”
の大先輩で、楽しいお話は時間を忘れます。
文二郎さんの洒脱な「自己紹介」(略歴)などを読むと、思わず「血が流れている」、
と思ってしまうのです。
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