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2010年02月12日(金)更新

大不況の中の経営チャンス・・とは。

友人の建材販売会社社長Iさんが、先日お取引先の新年講演会で聴かれた話を
ご自身のブログで紹介されていました。内容については言及がありませんが、
演題は
【大不況の中、三つの経営チャンス】(講師=経営コンサルタント吉田 卓氏)。

三つのチャンスとは、
「経営体質を見直すチャンス」
「会社を支える管理職を鍛えるチャンス」
「後継者にバトンタッチするチャンス」というもの。

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もちろん私も聴いておりませんので憶測になりますが、「ピンチをチャンスと見れる
かどうか」は経営者として大事な思考だと思います。

ほとんどの勤労者、経営者にとってかってない「大不況」のさ中にあると思います
が、皆と一緒に「不況だ、大不況だ」と合唱しているわけにはいきません。
経営する者ならなおさらのこと。

この中で私には特に「後継者にバトンタッチするチャンス」というのはなかなかの
命題です。
こういう時期、環境でうまくやってくれるだろうか、何事も経験ーーそこを乗り切る
のが経営者というものだ、と口でいうのは簡単ですが、我々の時代は努力も勿論
しましたが、何より追い風が吹いていたことも事実。

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後継者はバブルの盛衰を知らず、ずっと“失われた20年”の中を来ています
ので、私とはまた違った経営感覚を持っているはずです。

何度かブログにも書きましたが、事業継承は「単に親の仕事を引き継ぐ」のでは
なく、自身の「企業像」が先にあって、それに向かって日々研鑽する、それは「夢」
とは違い「目標」なのです。

目標達成のために、私が作ってきたネットワークや知識、知恵を利用するのは
大いに結構だけれども、まずいろいろな意味で自分自身が成長しなければ事を
なし得ないのは時代が代わっても不変でしょう。

産業の移転や販売形態の大変化に直面していますが、まだまだ自社の中心的
業務である長いお客様を大事にしていってほしいし、日々全身全霊で「お役に
立つ」という謙虚な姿勢が肝要であることも変わりません。

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それにしても、この15年、もっといえば10年の「ICT」による事業環境の激変は
振り返ってみると想像を絶するものがあります。
コンピュータグラフィックスは作れませんが、古くなった頭で必死に理解しようと
努めてきました。

「iPad」の登場などは、本好きの私でも未来はどんな形で読書をすることになる
のか、言われているように新聞や出版などはどんな形になっていくのか、などなど
私達の世代よりはるかに違和感をもたないはずの次世代の後継者たちがどんな
経営をやっていくのだろうか、と興味律々でもあります。


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2010年02月04日(木)更新

ジェイ・ポート樋下社長の「税務調査」で考えたこと。

昨日3日の「経営者会報ブログ」に、ジェイ・ポート樋下社長が「税務調査」という
タイトルで寄稿されています。経営している人なら思わず「反応」してしまう言葉の
一つですね。

当社も30年あまりの間に6~7回「ご訪問」を受けたと思いますが、最近7~8年
はお見えになりません。(こんなこと言うと明日にも通知が来たりして)。
お見えにならない理由ははっきりしています。=「儲かってないから!」。
それと過去の調査ではほとんど「無修正」に近かったからかも知れません。

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今朝の地元紙に当社がお願いしている上坂会計が、「県経営品質賞・優秀賞」を
もう一社とともに受賞したというニュースが載っています。
初申請での受賞まことに「おめでとうございます」。

「積極的なコミニュケーションで顧客企業のニーズの理解に努めている、新たな
会計事務所の形を目指している意欲を感じた」などが受賞理由とされていますが、
5年前、私が事業承継で最初に考えたことが“税務中心の制度会計ではなく、
数字をベースに一緒に経営を考えていただける若い会計士、税理士さんのいる
事務所”に新たにお願いしたい。後継者と同じ世代の・・・。

もちろん上記の希望に合致したのでお願いすることにしたのですが、決め手に
なったのは上坂会計事務所のパンフレットにあった宣伝文句。

          『おもしろおかしく今日から明日へ』!!

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樋下社長が書かれています。
>なかなか細かい数字は苦手なので税理士さんや経理担当の妹に感謝です。
・・お人柄がにじみ出ていいですね。

BSやPLも紙に印刷してあるものを見ると、どれも数字が同じように並んでいます
が、この中で「社長がおさえておくべき大事な数字」がある、と私は考えています
ので、税理士さんにはその項目だけ太字にしてもらい、推移をグラフにしてもら
っています。

もうひとつは、数字には出てこない「オフバランスシート」。
社長の夢とか、技術力、企画力、信用、のれん、スタッフのパワーなどなど
これからの企業ではこのバランスシートのほうが大事だと思います。

そういう意味で樋下社長の
>私は出来るだけアナログ感覚で感性を磨きたい
勘や間、アイディア、人の気や場の雰囲気を大切に先を読むなど右脳的に生き
たいと思ってます。

にとても共感を覚えました。


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2009年12月30日(水)更新

年末。 頭の中も整理したい。

大変な一年だったと思います。もちろん年が変われば何かが急に変わるはずも
ありませんので、新しい年は少なくとも「自分が変わる」必要性を感じています。

今年は「政権交代」がありましたが、この国の置かれている現状では、一気に全て
が改善といくはずはありません。

政治とはほとんど無縁で来ました。許認可事業でもなく、公共事業とも関係あり
ませんし、政治好きでも選挙で血が騒ぐといったタイプでもない私には政治は
どちらかというと遠い存在でした。

しかし、経営と政治とは密接な関係があることも事実ですし、成長が望めない
これからのことを考えると、一度自分のなかで「政治」について頭の中を整理して
おかねば、と最近思うようになりました。

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そんなことを考えているとき、以前読ませてもらっていたブロガーのMさんが
政府系の団体を退職して今夏の総選挙に出馬したことを先日知りました。
結果は風を押し返せず次点。(地元でないので分かりませんでした)

次のリベンジに向けて、ご本人は“選手交代”を掲げておられます。
毎日この寒風の中を「辻立ち」されており、地場産業振興などのアイデアを日記
にUPされています。 こういう人が国政におられたら、と思います。

日々、生の声が読めるわけですが、書籍などとは違った臨場感があり、他県の
小企業経営者である私にも「政治と経済(経営)のありよう」についてのレクは
頭の整理に役立ちます。(インターネットの恩恵を感じます)

Mさんの『グローバルに考え、ローカルに行動する』は、考えさせられました。

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今年、特に感じたのは「よさこい衣装」などを当社に依頼されたチームや個人の
方から、毎週のように「お菓子箱」やお礼の手紙、メールなどをいただいたこと。

もちろん、昨年、一昨年もあったのですが、考えてみるとこんなに「幸せ」なことは
ありません。 シーズン中、スタッフは納期に追われ、トラブルに苦労しましたが、
終始明るく頑張れたのは、お客様からの「感謝の声」だったと思います、

「お客様に喜んでもらえる→これが原動力になる」と思いました。

長年「製版」を依頼していただくお客様は、ほとんどが「事業所」であり、毎日の
お付き合いですから、いちいちこのようなことはありませんし、当然のことです。
むしろ、私たちの方に「感謝」の気持が薄れているのでは、とさえ思います。

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2009年もあとわずか。

来年はさらに厳しい年になるでしょうが、長年支えてくださっているお客様、新しい
まだ見ぬお客様に「喜んでもらえる」ことをいっそう目指していきたい。

最後に大好きな芭蕉の「奥の細道」の冒頭部分を。
「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」・・・。

 一年間ありがとうございました。 皆様、佳いお年をお迎えください。


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2009年09月09日(水)更新

事業承継→遅々たる歩みですが。

先日、来社したお客さんと話していて「高速道路の無料化」について、「低速道路」
になるんでは、という話の他に、「ETC車載器」を最近買った人から不満が出て
いるようだとも聞きました。

それよりあの全インターチェンジに設備した「ETCの料金収受システム」が無用に
なるとすると、どのくらいのお金が無駄になるんだろうという話になりました。
数百億円という単位ですかね。それとももっと?

仮に4年後、また「政権」が変わり、やはり「高速道路」は受益者負担が原則です、
有料にします、となっても、何年も使わなかったシステムがうまく稼働するだろうか
と心配になるのは取り越し苦労というもんでしょうか。

政権交代も事業承継の一面があると思いますが、一般の事業所での「事業承継」
はこんなドラスティックな転換は無理です。会社が潰れるでしょう。

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私はもう10年以上会社で一緒に仕事をしてきたのだから、自分たちが考える
「企業像」というものがなければならない、と後継の娘夫婦に話しております。

その「企業像」に向かって、先代の使える資産や知恵を利用する、という考えで
よいのではと。変化の激しい時代に親の仕事をそのままただ引き継ぐというのは
現代の「事業承継」ではないと思うよ、と教えています。

とは言うものの、ビジネスには銀行取引、財務などの知識も欠かせませんし、
お客様に対するエチケット、マナーも昔からあまり変わっていないものも多いと
思い、週2回、忙しくても「事業承継ミーティング」をやっています。

今のところクレームの対処の仕方、いろいろな加工方法のアドバイスなどが
中心ですが、断片的になりますので、ビジネス全体の常識を学ぶ「教科書」を
選びました。

日本実業出版の『できる社員の「仕事力」養成講座』という本で、3冊購入しました。
3人で少しずつ教科書として読みすすめるつもりです。また常にデスクに置いて
おくよう指示しています。

内容は
① ビジネスマンなら知っておきたい「会社のしくみ」
② 「賃金や職場のルール」について押さえておこう
③ これだけは知っておきたい「仕事のマナー」
など、10の大項目です。

できる社員の「仕事力」養成講座 日本実業出版社

きちんとした大手の企業に勤めたことのない二人には、学ぶべきこともまだまだ
多いと感じています。


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2009年04月17日(金)更新

リーダーシップ

『「強引なまでに自説を強要できること」を、私はリーダーシップの大切な要件の
一つだと考えています。ただし、自説を構成するものはその人の持っている哲学
なのですから、その哲学に普遍性と正当性がなければ、とんでもないリーダーシ
ップとなってしまいます』 (稲盛和夫)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ワンマン」と言われても仕方ない。特に現在のような乱気流の中を降下している
状況で操縦席に座っているのだから。
自分の持っているものの全てを動員し、クルーに的確な指示を与えなければなら
ない。

が、自分の哲学に「普遍性と正当性」があるか、と自分に問うてみると、これが
なかなか難しい。第一「哲学」と呼べるものかどうかも自信がありません。

たしかに、長くやってきて知識や知恵もそれなりに増えているし、小企業の経営者
として、大げさに言えば24時間会社のことを考えているといっても過言ではあり
ません。しかしそれだけではリーダーシップの要件を満たしているとは言えない、
ということでしょう。

今後の「事業プラン」をいくつか考えていますが、哲学はともかく「普遍性と正当性」
という観点から、時々自説を再考する度量も重要だなと思いました。


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