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2009年11月11日(水)更新

日暮れて道遠し。

還暦を過ぎるようになると、大抵の人はそれまでとは違ったライフスタイルを
迎えることになると思います。
ただ、企業経営に携わっている人の中には、私のように仕事を続けている人
も多いと思われますが、それでも若いころと違って「自分の人生を顧みる」という
時間も増えてくる気がします。またそういう言葉などに敏感にもなるものです。

「日暮れて道遠し」・・徒然草の第百十二段にあるこの言葉も最近気になる一つ。
このような古典を通読したことが少ないので、その素養はありませんが、昔は
気にならなかった言葉が「スッ」と心に響く「お年頃」なのです。

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(略) 日暮れ道遠し、吾が生(しゃう)既に蹉陀(さだ)たり、諸縁を放下(ほうげ)
すべき時なり。信をも守らじ、禮儀をも思わじ。この心を持たざらん人は、物狂ひ
ともいへ。現(うつつ)なし、情なしとも思へ。謗(そし)るとも苦しまじ。誉むとも
聞き入れじ。 

諸縁を放下か・・。
それも楽かも知れんな。でも人との交わりは人生において楽しいことの一つ。
兼好法師さん、もう少し先にしますわ。

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カレンダーの行事、会合などの書き込みがここのところ一杯。
今日から2日間、東京から毎年「蟹の季節」めがけておいでになる友人、知人が
「北陸ツアー」と称するゴルフと蟹・鴨を食す「〇〇会」。

アパレルの業界が長い友人が始めた「仲間の会」が、だんだん増えて地元接待役
で私にも手伝ってほしい、とのことで参加するようになって10年ほど。
大変ですが、人のお世話をすることに喜びもあります。

かっての上場企業の社長さんもいらっしゃいますが、17回にもなると、今はもう
会長さんやリタイアされて悠々自適の身となられた人も。それでもますますお元気。
直接のビジネスとは無縁ですが、その方が余計な気を使わなくて気楽です。
明日の夜、空港までお送りしていつものように「楽しかったよ」と言われれば、それ
が報酬のようなものです。

明後日は、早朝起きて中部国際空港へ。台湾高雄の姉妹ロータリークラブの
「創立30周年式典」に会員13名で出席。帰国は16日。

業界の荒波・・「日暮れて道なお遠し」の心境。しかし多くの友人・知人の笑顔に
励まされる日々でもあります。


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2009年11月01日(日)更新

「ボー」としていたいんだそうです。

先日、小5の兄と小1の弟二人の孫をスポーツクラブが終わったので迎えにいった
帰りの車中での会話。

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弟「ね、ね、帰ったらデュエルしょ」(*デュエルとはトランプサイズのカードゲーム
のようで、コンビニなどで次々と買いたせる遊びのようです。母親にDSを取り上げ
られてからはこれがどうも主役みたいです)

兄「せん!」

弟「しようよッ。やろう、やろッ」

兄「せんったらせん!」

(どうやら活発な弟が襲いかかった様子)

兄「イタイッ、やめろよ」

弟「じゃ、何するの?」

兄「ディスカバリー見たいッ(TV番組)」

弟「じゃ、それ終わったらやろッ」

兄「今日はデュエルはせん!」

弟「じゃあそれから何するの?」(また攻撃している様子)

兄「ボーとしていたいんや!」

弟「??・・・」

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ボーとしていたいんですって。

どうやら学校もお疲れになるんですかね。


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2009年08月20日(木)更新

「尊敬する人の死」・・台湾高雄市での告別式へ。

生涯では何人かの「師」と仰ぐ、あるいは「尊敬できる人」にお会いできます。
「我以外みな師」という謙虚な心構えを持てれば最高ですが、なかなか出来るもの
でもありません。凡人のままでいる所以でしょうか。

私の所属するロータリークラブと30年近い姉妹クラブの関係にある台湾高雄市の
ロータリークラブの初代会長を勤められたSさんが亡くなられました。85歳でした。
現在私が会長を務めていることもありますが、訃報に接し、22日に行われる葬儀
に夫婦で参列することを即決めました。

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Sさんとの出会いは10年ほど前、クラブの20周年記念式典への出席招請のため
に来日された際、当時クラブ幹事だった私が設けた宴席でのことでした。

50名ほどが集まった大広間で、Sさんがご挨拶をされた姿、声は今でも強く印象
に残っています。 その後訪台する度親しくしていただくきっかけとなりました。

Sさんは日本で大学教育を受けた台湾人で、戦後は李登輝元総統の側近として
ご活躍されたようですが、驚いたのは「正座の姿の美しさ」と「流暢できちんとした
日本語」を話されたことです。

はじめは最近の我々の周囲で聴く日常の日本語と少し違う感じがありましたが、
「ああ、これが戦前の日本で話されていた日本語なんだ」と気が付きました。
戦後は台湾でずっとお暮らしになっていましたから、日本語の変容とは無縁なの
です。

長身痩躯で古武士の風格、ゆっくりとしたきれいな日本語、ユーモアのセンスに
富んだお話など、どれも私にとっては「衝撃」で、素晴らしい人だな、といっぺんに
「私の尊敬する人」になってしまいました。

その後の何度かの訪台では、Sさんにお会いできることが楽しみで、家内ともども
一緒に食事をさせていただいたこともあり、佳い思い出となりました。
『 一日遅れで日本の全国紙数紙を読んでいますよ 』とおっしゃって、スポーツ
や芸能の話題までジョークを交えてお話になりましたが、政治的なことを話題に
されたことはありませんでした。

折から、50年ぶりとも報道されている南台湾の「台風8号被害」、高雄県の小林村
では500人もの人が土石流で生き埋めになっているとの報道もあり、葬儀参列と
ともに姉妹クラブへの「お見舞い」の役目も加わりました。

晩年まで「高雄市行政府顧問」の肩書をお持ちだったので大きな葬儀が執り行わ
れるのでしょう。

ともあれ、私が知っているSさんは「今の日本人より日本人らしい台湾人」として、
いつまでも私の心に残ると思います。  明21日朝出発の予定です。


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2009年08月17日(月)更新

二人の少年(孫たち)がご帰還

3週間ぶりに小5と小1の二人の孫(男)が、娘婿の実家がある横浜から帰ってきま
した。上は3年生くらいから一人で小松から毎夏一人で飛行機に乗り、羽田で祖父
母に迎えに出てもらっていました。

ものおじしないので「スチュワーデスさんとお話して楽しかったァ」などと、こちらを
うらやましがらせていましたが、今夏から次男も一緒に夏休みに入るとうれしそう
にリュックをかついで出発していきました。

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久し振りに見るとなんだか大きくなったようにも見え、特に次男は途中ちょっと
ホームシックもあったように聞きましたが、心なしかたくましくなったようにも思え
ます。

いろいろ田舎では経験できないところへも連れていってもらったようで、お世話を
かけましたが、長年絵を描いているお祖母さんからいろいろアドバイスをもらって
「夏休みの宿題=絵」を完成した、と言って早速見せてくれました。


長男の絵:ドアがテーマだそう。 次男の絵:遠近・大小・図形がしっかりしている?

どちらも大判の画用紙いっぱいに、絵の具を十分に使っているので「おお、いい
絵を描いたね」と褒めてやりましたが、ジジバカというもんでしょう。

幼児に「遠足の思い出を描いて」と言ったら、画用紙の中央に小さい▲しか描いて
いないので「これは?」と聞くと「おむすび」と答えたという新聞記事があり、「絵」は
子供の心象を現すものとして専門家が分析をしていたものを以前読んだことが
あります。
それでもいつもは仕事でいないお母さんと一緒に食べた「おむすび」が、なにより
この子の心に一番強く残っていたんだろうか、などと想像しました。

何を見ても何をしても、毎日新しい経験が心と身体に吸収されていく少年時代。
のびのびとした記憶に残る「夏休み」をおくらせてやりたいものです。


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2009年07月29日(水)更新

なにわの社労士“いよりんさん”ご一行来社。

ご一行といってもサカエヤの新保さんとお二人なんですが、元気印のいよりんさん
は三人分くらいの存在感がありますので、終始にぎやかで楽しい半日をおくらせて
いただきました。

新保さんはどうやら当社に一度行きたい、行きたいといよりんさんに話しておられ
たそうですが、その理由がわかりました。

5年前の夏、ちょうど福井豪雨の日、(堤防決壊で大変な災害があった日)当社の
「書Tシャツ=吉川壽一作と専務が手造りしたアートTシャツ」をネットでご注文され、
いろいろ専門的なことを電話でご質問されているうち、当社の専務浜本が「今、
床上浸水しそうなので、のちほどまた」と言われて非常に恐縮した、「アノ時は
すみませんでした、そんな状況とは露しらず」と、浜本に話されて大笑いでした。
イエ、イエ、何枚もお買い上げいただいてその節はありがとうございました。

「明日、いよりんさんと新保(ニイホ)さんが見えるよ」と娘に話したら、娘もニイホ?
どこかで聞いたお名前、と思ってファイルを調べたらお客さんだった、と。
先日いよりんさんの「出版記念パーティー」で、いよりんさんに娘あてのサインを
ご著書にしていただきました。そんなわけでお二人と初対面という感じではなかっ
たようです。

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訪問記はいよりんさんがすでにUPされておりますし、新保さんはデジカメを帰りの
サンダーバードに置き忘れたというハプニングがあったそうですが(早くでてくる
といいですが)、いずれブログにお書きになるでしょう。
新保さんは、当社の工房でご自身がデザインしたTシャツのインクジェットプリント
をほんとに楽しそうに見ておられました。
それにちょうど9月の「上海展」の準備で当社にきていた吉川壽一さんとも合えたし、
「満足、満足」というお顔に見えました。

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そんなわけで、いよりんさんご来社の目的である、次回出版のご本への材料収集
(取材)は、珍しい「山の上の茶屋での田舎料理昼飯」とおしゃべり、それから当社
でのIYORINTシャツの「夏休み図工制作」で日が暮れてしまいました。

社長の私としては取材の依頼メールにありました「労務に関する鋭い突っ込みを
させていただきます!」をかわせてよかったな、とホッとしておりますが。

はまじい専務と制作に見入るお二人 ハイ、出来ました。宿題一つ終わったァ。


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