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2010年02月23日(火)更新

「鳥獣人物戯書」!?

大河ドラマ「武蔵」のタイトルや、「ヴァガボンド」などの数々のマンガのタイトルを
書してきた、SYO家吉川壽一(当社顧問)のタレントぶりにはいつも驚かされます
が、昨年の活動状況を報告した「壽一通信」を見て、あらためて彼の「書ワールド」
なるものの一端を見た気がしました。

前衛書家としても名を上げたわけですが、「水墨画」なども素晴らしいし、昨年3月
「京都国際マンガミュージアム」での展覧会は「まんがタイトルロゴと書の美 鳥獣
人物戯書」というもの。

「鳥獣人物戯画」なら、京都高山寺に伝わる、平安末期の世相を憂いつつ、時に
は微笑ましい風刺を、無名の僧侶たちが鳥獣に仮託して描いた絵巻物として
有名です。(作者が鳥羽僧正かどうかはそれを証する資料はないそう)

「戯画」でなく「戯書」だという。

壽一通信 VOL11より

「鳥獣人物戯画」でも、ウサギ、カエル、サルなどが擬人化して描かれているわけ
ですが、「戯書」では書家が描いたらこうなると。

活き活きした筆使い(線)に彼の才能があふれているように思います。

トートバッグ

こんなトラもチャッチャッと描いてしまうんですから。


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2010年02月19日(金)更新

インターネットの利用者数は9000万人!?(総務省)

2月14日(日)の日経本紙、トップの記事は『小売大手ネット急拡大』との見出し
で、~専業に対抗 店舗と連携強み~とあります。

イオンやセブン&アイなどの実店舗をネットからの注文も組み合わせたモデルに
大きく舵を切ろうとしている、というニュースです。
5年後には、消費者向け電子商取引の国内市場規模は、現在の6兆5千億から
12兆円に拡大する(野村総研)と見込んでの戦略。(同記事から)

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私が驚いたのは、同記事中にある『・・インターネットの利用者数は約9000万人
(総務省)に達し、ネット消費は急増している』との記述。

9000万人というと、赤ちゃんも入れた国民の4分の3。
いくらなんでもそこまでの実感は湧かないのですが・・(地方だから? まわりに
高年齢者が多いから?)権威あるところが出している数字ですから、とりあえず
信用することにします。

確かに最近のテレビなどの生活情報番組でもインターネットでの商品購入増加、
さらにそれは日常の食糧、食品などにまで浸透してきているのがよくわかります。
先日は、東北の漁船で漁の模様を実況中継、ネットのこちら側では自分が食べる
魚が見れるというリアル感、また数年前まで月8000円しか売り上げのなかった
お米やさんが、田植えから収穫までを見せて今ではネットでの販売が1000万円
とか。

買い物に出かけ、重いものを下げて帰る必要もない、高齢者2人、あるいは一人
暮らしではインターネットは間もなくライフラインになるでしょう。

また、年齢を問わず、家でじっくり見比べ価格も比較し、「お試し」も可となると、
これはもう「ショッピング、お買いもの」の大革命。ますます「巣籠り」になって人は
外へ出る機会が減るということにもなるのか。

「小売」に限らず、あらゆる業種、業態が「ネット販売」に出てきて、競争は益々
激化、それがさらに新しいサービスを生み出す、という展開になるのでしょうか。

インターネットを使わない、使えない世代は10年もすればいなくなるでしょうし、
これから世の中どうなる?、そして経営は?。
広範な勉強としっかりした情報の収集分析、自分の頭で考える重要性がもっと
問われるんだと思います。


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2010年02月17日(水)更新

よそもの・わかもの・ばかもの

久米繊維工業久米信行社長も以前にブログに書かれていましたが、「地域活性」
「街おこし」などの起爆剤には「よそもの・わかもの・ばかもの」の力が不可欠との
お話でした。

同感ですので、ロータリークラブなどでもこの「三者」の話をよくしますし、先日も
福井で公演された、ダンスやよさこいで平均18歳の落ちこぼれ250名もの若者
を生き返らせている「関西京都今村組(主宰 今村克彦先生)」のイベントも支援
させていただきました。

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これは数年前、百五銀行会長だった川喜多貞久さんがおっしゃったもののようで
すが、「地方の衰退」だけにとどまらず「日本の衰退」につながっていくわけです。
というより、日本国だって世界の中では「地方」の一つでもありますから。

この説で考えると、なんのかの言われてもアメリカはやはりすごいな、と。
合法、非合法かは別にして、世界中から移民が流入していますし(日本は移民
受け入れせず)、当然若者も多い。「ばかもの」という意味は阿呆という意味では
もちろんありません。チャレンジ精神旺盛な者と言い換えてもいいかと思いますが
グーグルなどの企業が生まれることとも無縁ではないでしょう。

日本にもこの閉塞を打ち破る「よそもの・わかもの・ばかもの」を多く生みだすの
に、私達ロートルが足を引っ張っているとしたら・・・と考えてしまいます。

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そういえば、朝青龍は「よそもの・わかもの・ばかもの」の典型だったかも知れま
せん。どれもあてはまる気がします。

2月7日に事務局お題「朝青龍引退どう思います?!」についてエントリを書き
ましたが、日本が世界の「地方」にならないためには、このあたりの感覚が問わ
れているのかも知れないと思いました。


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2010年02月15日(月)更新

【今週のお題】日本は住みやすい国ではない!?

【今週のお題】日本は住みやすい国ではない!?(2月11日~2月18日)

事務局さんから出された「お題」の出所、米旅行情報誌が毎年実施している
「住みやすい国ランキング」(2010年版)では、5年連続でフランスがトップに
選ばれたとあります。

参考までに2位以下の順位は、オーストラリア、スイス、ドイツ、ニュージーランド、
ルクセンブルク、米国、ベルギー、カナダ、イタリアの順にベストテン。
日本は36位だそうです。

個人的には「日本は住みやすい」と思っていますが、その一つは気候風土が
挙げられると思います。亜寒帯から亜熱帯まで南北に細長い海洋に取り囲まれた
四季に恵まれた美しい島。

海外で生活された人の中には、東京は世界の大都市の中でも梅雨時の不快さを
別にすれば、気候的には最も住みやすいという人もいます。

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日本の36位の理由は、「生活費」「経済」の項目が低い評価だそうですが、上位
のフランス、スイスを旅行した小さな経験から思い当たることもあります。

10年程前、フランスでは「コンビニ」などは見かけませんでしたし、町の商店も
土、日開いているところは少ない。

ブルゴーニュ地方に住む友人の画家を訪ねて、深夜小さなホテルに戻るとロビー
も廊下も真っ暗。薄明かりはエレベーターの押しボタンが点灯しているものだけ。
ホテルの裏と思われる景色を見ようと思い、カーテンを少し開けてみましたが、
後ろは山か何かでしょうか、真っ暗でした。

翌朝、カーテンを開けてビックリ。後ろは大きなアパートでした。不要と思われる
電気は全て消すんですね。

子供が小さい頃、琵琶湖畔で行われた「世界キャンプ大会」に参加したことがあり
ますが、日本人は夜遅くまで白灯油を使った「ランタン」をいくつも点けて騒いで
いる。そばに「キャンピングガス」という小さなブタンガスのボンベがいくつも使い
捨てられていました。

参加者の中にフランス人の家族がいましたが、「キャンピングガス(フランス製だと
記憶してますが)1個で3回はキャンプする」とのこと。炊事にも使うし、夜は子供
たちとテントの中でカードなどもしばらく楽しむとのこと。・・・印象的でした。

スイスでも夕闇の中、大きな住宅のシルエットがバスから見えますが、灯りの点い
ているのは一部屋で、きっと夕食をとっている部屋だけなのでしょう。
スイスは全て「水力発電」で、余った電気は近隣国へ売っているとも聞きました。

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畑の中の道路、民家も何もないところに突然明るい一角があって自動販売機が
並んでいる風景が日本。もちろん街の中では深夜でも自動販売機だけではあり
ません、コンビニからなにから煌々と電気が点いている。

ほとんど乗客がいない新幹線の車両を目にすることもありますし、この膨大な
エネルギーの消費(浪費)なども、結果としては廻りまわって高い「物価」になって
いるのではないか、と思います。

経済が「浪費」で支えられているのでは長続きしないでしょう。
わずか150年前の江戸時代、日本はエネルギーの全てを太陽、もしくはそこから
えられる自然エネルギーでまかなっていました。

そこには戻れませんが、それにしても日本人はもう少し本当の意味の合理的な
生活をすれば、「住みやすい国ベストテン」には十分入れると、今朝は自戒を
こめて思ったのであります。


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2010年02月12日(金)更新

大不況の中の経営チャンス・・とは。

友人の建材販売会社社長Iさんが、先日お取引先の新年講演会で聴かれた話を
ご自身のブログで紹介されていました。内容については言及がありませんが、
演題は
【大不況の中、三つの経営チャンス】(講師=経営コンサルタント吉田 卓氏)。

三つのチャンスとは、
「経営体質を見直すチャンス」
「会社を支える管理職を鍛えるチャンス」
「後継者にバトンタッチするチャンス」というもの。

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もちろん私も聴いておりませんので憶測になりますが、「ピンチをチャンスと見れる
かどうか」は経営者として大事な思考だと思います。

ほとんどの勤労者、経営者にとってかってない「大不況」のさ中にあると思います
が、皆と一緒に「不況だ、大不況だ」と合唱しているわけにはいきません。
経営する者ならなおさらのこと。

この中で私には特に「後継者にバトンタッチするチャンス」というのはなかなかの
命題です。
こういう時期、環境でうまくやってくれるだろうか、何事も経験ーーそこを乗り切る
のが経営者というものだ、と口でいうのは簡単ですが、我々の時代は努力も勿論
しましたが、何より追い風が吹いていたことも事実。

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後継者はバブルの盛衰を知らず、ずっと“失われた20年”の中を来ています
ので、私とはまた違った経営感覚を持っているはずです。

何度かブログにも書きましたが、事業継承は「単に親の仕事を引き継ぐ」のでは
なく、自身の「企業像」が先にあって、それに向かって日々研鑽する、それは「夢」
とは違い「目標」なのです。

目標達成のために、私が作ってきたネットワークや知識、知恵を利用するのは
大いに結構だけれども、まずいろいろな意味で自分自身が成長しなければ事を
なし得ないのは時代が代わっても不変でしょう。

産業の移転や販売形態の大変化に直面していますが、まだまだ自社の中心的
業務である長いお客様を大事にしていってほしいし、日々全身全霊で「お役に
立つ」という謙虚な姿勢が肝要であることも変わりません。

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それにしても、この15年、もっといえば10年の「ICT」による事業環境の激変は
振り返ってみると想像を絶するものがあります。
コンピュータグラフィックスは作れませんが、古くなった頭で必死に理解しようと
努めてきました。

「iPad」の登場などは、本好きの私でも未来はどんな形で読書をすることになる
のか、言われているように新聞や出版などはどんな形になっていくのか、などなど
私達の世代よりはるかに違和感をもたないはずの次世代の後継者たちがどんな
経営をやっていくのだろうか、と興味律々でもあります。


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