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「プリント道」45年余。新たな自身の夢と後継者への手紙-(株)横山工藝社長 横山国男のブログ
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1月の20日すぎから断続的に降った雪がそれでも5~60センチとなり、
職場の方は毎朝従業員で駐車場などはスコップとスノーダンプで除雪をして
いました。
30日(日)の天気予報で「今夜は平野部でもかなりの降雪」とのこと、翌
月曜の朝5時ごろ外へ出てみると一晩で40c以上の新雪、それまで深夜に
走り回ってくれた除雪のショベルカーもまだきていません。
自宅の近くに小学校があり、通学路確保優先ということでしょうか間もなく
頼もしいショベルカーの大きな音が聞こえてきました。
+++
会社の方は月曜朝の除雪はきっと人力では無理と思いましたので、前日の
日曜に近所の土建屋さんに駐車場を一度きれいに除雪してもらいました。
これが正解。新雪は軽いのでなんとか従業員の駐車スペースを一斉に除雪
したあと、積雪が80cを超えているプレハブの倉庫が危険なので10人
ほどが上がって雪下ろしをしました。
久しぶり(56豪雪のあと1回ぐらいしか記憶がありません)の雪下ろし
ですが、私はもう屋根には上がらず(上がれず)下から指示するだけです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「56豪雪(1981年)」の時はすごかった。従業員は出勤できず、
(というより自宅を守ることに各自が精いっぱいでした)社屋や工場を建て
たばかりだったので、私とカナイは連日スコップとスノーダンプだけで
「白魔」と格闘しました。
このプレハブ棟も一人で2回ほど下ろした記憶があります。
深夜、ホットウイスキーをがぶ飲みして「早く止んでくれ!」と夢中で
降ろすうち、降ろした雪の方が屋根より高くなり“雪上げ”になってしま
いました。
若くて体力がありました。それでも数日間疲労困憊し、どういうわけか舌が
もつれてうまくしゃべれなかったほどのダメージを受けました。
危うく雪に殺されかけたというわけですが、小企業の経営者にとっては
大きな借入で実現した、社屋・工場・設備などは命をかけて守るべきもの
だったし、今でもそういう気持ちが強いものです。
+++
それから30年あまり、温暖化の影響か降雪量も少なくなり、除雪の体制、
予報、ノウハウ、各種の重機も多く利用されるようになり「克雪」が実現
したかに見えますが、高齢化社会になり今後も心配です。
でも雪は放っておいてもそのうちあとかたもなく消えます。それどころか
白山連峰や近くの山、田畑の土に夏まで膨大なきれいな「水」を保水して
くれるのです。それでお米と酒がうまいというわけ。
その点、新燃岳の火山灰などはこれから雨が降ったら土石流や泥流が心配さ
れています。作物もダメになり人々の生活上の迷惑も雪とはまた別の意味で
比較にならないように思います。
この2~3日の好天で今日はもうかなり雪の高さは低くなりました。
新燃岳の被害が大きくならないことを祈るばかりです。
株式会社横山工藝 横山国男
:::株式会社横山工藝:::
オリジナル生地「オーダーぷりんと屋」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
横山国男社長ブログ / はまじい専務ブログ / 制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
2009年制作事例 / セミオーダーのご紹介 / よさこい屋店長ものづくり日記
スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ
こういう風景があるんですね。 といっても地上からは見れないんですが。
中米バハマのグレート・エグズーマ、リトル・エグズーマをはじめとする、いくつもの
岩礁が200キロにわたって点々と連なるエグズーマ諸島という所らしいです。
緑の部分は岩礁の中の樹木、白っぽいところは浅くて白砂なんでしょうか、それと
もサンゴでしょうか。海は流れている川か氷河のよう・・・
まるで抽象画かモダンアートにも見えます。
『ヨットマンに人気の場所。また釣り場としても有名でシュノーケラーやダイバーの
ための海洋公園もあり、グレート・エグズーマにはフォーシーズン・リゾートがある』
と「地球の歩き方」に書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、コニカミノルタさんの「2009年カレンダー 8月の写真」なんですが、
あまりの美しさにご紹介。
毎月、知らなかった地球の不思議、自然の造形の美しさにあらためて驚かされ、
捨てるのが惜しくなります。
それにしても普通の人間が自分の目で一生の間に見ることのできる風景なんて
ほんの微々たるものかも知れないと思います。 地球は広い。そして美しい。
温暖化が進み海面が上昇するとこの風景も・・・・
あまり考えたくないですね。
株式会社横山工藝 横山国男
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オリジナル広巾生地の「染の布」 / 布製品へのダイレクトプリント「PriX」
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スタッフ日記 / なおくま店長日記 / 日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記
2011年02月05日(土)更新
大雪と格闘したことも・・
1月の20日すぎから断続的に降った雪がそれでも5~60センチとなり、
職場の方は毎朝従業員で駐車場などはスコップとスノーダンプで除雪をして
いました。
30日(日)の天気予報で「今夜は平野部でもかなりの降雪」とのこと、翌
月曜の朝5時ごろ外へ出てみると一晩で40c以上の新雪、それまで深夜に
走り回ってくれた除雪のショベルカーもまだきていません。
自宅の近くに小学校があり、通学路確保優先ということでしょうか間もなく
頼もしいショベルカーの大きな音が聞こえてきました。
+++
会社の方は月曜朝の除雪はきっと人力では無理と思いましたので、前日の
日曜に近所の土建屋さんに駐車場を一度きれいに除雪してもらいました。
これが正解。新雪は軽いのでなんとか従業員の駐車スペースを一斉に除雪
したあと、積雪が80cを超えているプレハブの倉庫が危険なので10人
ほどが上がって雪下ろしをしました。
久しぶり(56豪雪のあと1回ぐらいしか記憶がありません)の雪下ろし
ですが、私はもう屋根には上がらず(上がれず)下から指示するだけです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「56豪雪(1981年)」の時はすごかった。従業員は出勤できず、
(というより自宅を守ることに各自が精いっぱいでした)社屋や工場を建て
たばかりだったので、私とカナイは連日スコップとスノーダンプだけで
「白魔」と格闘しました。
このプレハブ棟も一人で2回ほど下ろした記憶があります。
深夜、ホットウイスキーをがぶ飲みして「早く止んでくれ!」と夢中で
降ろすうち、降ろした雪の方が屋根より高くなり“雪上げ”になってしま
いました。
若くて体力がありました。それでも数日間疲労困憊し、どういうわけか舌が
もつれてうまくしゃべれなかったほどのダメージを受けました。
危うく雪に殺されかけたというわけですが、小企業の経営者にとっては
大きな借入で実現した、社屋・工場・設備などは命をかけて守るべきもの
だったし、今でもそういう気持ちが強いものです。
+++
それから30年あまり、温暖化の影響か降雪量も少なくなり、除雪の体制、
予報、ノウハウ、各種の重機も多く利用されるようになり「克雪」が実現
したかに見えますが、高齢化社会になり今後も心配です。
でも雪は放っておいてもそのうちあとかたもなく消えます。それどころか
白山連峰や近くの山、田畑の土に夏まで膨大なきれいな「水」を保水して
くれるのです。それでお米と酒がうまいというわけ。
その点、新燃岳の火山灰などはこれから雨が降ったら土石流や泥流が心配さ
れています。作物もダメになり人々の生活上の迷惑も雪とはまた別の意味で
比較にならないように思います。
この2~3日の好天で今日はもうかなり雪の高さは低くなりました。
新燃岳の被害が大きくならないことを祈るばかりです。
株式会社横山工藝 横山国男
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2010年10月29日(金)更新
「アファンの窓」→森のライブ映像をオフイスに。
先日の日曜日の朝早く、いつものインターチェンジを降りて、川沿いの道路
をゴルフ場に向かったところで見慣れないものが道路わきに見えました。
こんなところにいつ鹿の彫像ができたのだろう、と訝しんでいると、突然
それは田んぼの方に身を翻しました。
日本鹿、それもかなり大きい一頭。30年くらいこのあたりを通っています
が初めてみる光景でした。
今年は特に野生の熊や鹿が里の方に出没し、地元の新聞では「熊出没情報」
欄があるくらいで、時には射殺されるケースもあって胸が痛みます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の日経(広告)に(株)インテージの田下社長さんとC.W.ニコルさん
の「次の50年へ。」“フィールドから得た情報こそが強い発信力を持つ”
という対談が載っていて、ニコルさんのファンなので興味深く読ませても
らいました。
* * *
C.Wニコル=1940年生まれ。日本国籍を持つウエールズ出身の作家で
ナチュラリスト。極地探検家でもありカナダでのイヌイットとの共同生活
に始まり、アフリカでの野生動物保護他、世界各地を回った後、長野県の
黒姫山の麓に「アファンの森」と名付けた森に“棲みこみ”、森林育成
自然環境保護を強く訴えるなど、著作や講演を精力的にこなしているのは
ご存知の方も多いと思います。
* * *
里地、里山、生物多様性などに大きな関心がはらわれるようになった昨今、
C.W.ニコルさんの現場力、実体験を活かした強い説得力が魅力です。
対談の最後に、田下社長が面白い試みを話されています。
『私は取って付けたようなCSRが嫌いだ。「アファンの森」に棲みこみ、
情報を発信し続けるニコルさんと出会うことによって、私たちのCSR活動
の絶好のパートナーを得た。当社は50周年事業の一つとして、森に
ハイビジョンカメラを設置し、当社国内営業所でライブ映像を配信する
「アファンの窓」プロジェクトに着手。この12月に配信をスタートする
予定だ(後略)』
これは素晴らしい。大都会のオフイスにいつも森の様子がライブで流れて
いるのです。少し疲れてデスクから顔を上げると、「お、月の輪熊さん、
お出でなすったな」とか「ワー、今日はまた紅葉が一段ときれいねぇ」とか
こんなに癒されるものはないでしょう。
そんなオフイスで働いてみたいと思いませんか。
株式会社横山工藝 横山国男
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をゴルフ場に向かったところで見慣れないものが道路わきに見えました。
こんなところにいつ鹿の彫像ができたのだろう、と訝しんでいると、突然
それは田んぼの方に身を翻しました。
日本鹿、それもかなり大きい一頭。30年くらいこのあたりを通っています
が初めてみる光景でした。
今年は特に野生の熊や鹿が里の方に出没し、地元の新聞では「熊出没情報」
欄があるくらいで、時には射殺されるケースもあって胸が痛みます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の日経(広告)に(株)インテージの田下社長さんとC.W.ニコルさん
の「次の50年へ。」“フィールドから得た情報こそが強い発信力を持つ”
という対談が載っていて、ニコルさんのファンなので興味深く読ませても
らいました。
* * *
C.Wニコル=1940年生まれ。日本国籍を持つウエールズ出身の作家で
ナチュラリスト。極地探検家でもありカナダでのイヌイットとの共同生活
に始まり、アフリカでの野生動物保護他、世界各地を回った後、長野県の
黒姫山の麓に「アファンの森」と名付けた森に“棲みこみ”、森林育成
自然環境保護を強く訴えるなど、著作や講演を精力的にこなしているのは
ご存知の方も多いと思います。
* * *
里地、里山、生物多様性などに大きな関心がはらわれるようになった昨今、
C.W.ニコルさんの現場力、実体験を活かした強い説得力が魅力です。
対談の最後に、田下社長が面白い試みを話されています。
『私は取って付けたようなCSRが嫌いだ。「アファンの森」に棲みこみ、
情報を発信し続けるニコルさんと出会うことによって、私たちのCSR活動
の絶好のパートナーを得た。当社は50周年事業の一つとして、森に
ハイビジョンカメラを設置し、当社国内営業所でライブ映像を配信する
「アファンの窓」プロジェクトに着手。この12月に配信をスタートする
予定だ(後略)』
これは素晴らしい。大都会のオフイスにいつも森の様子がライブで流れて
いるのです。少し疲れてデスクから顔を上げると、「お、月の輪熊さん、
お出でなすったな」とか「ワー、今日はまた紅葉が一段ときれいねぇ」とか
こんなに癒されるものはないでしょう。
そんなオフイスで働いてみたいと思いませんか。
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2010年02月15日(月)更新
【今週のお題】日本は住みやすい国ではない!?
【今週のお題】日本は住みやすい国ではない!?(2月11日~2月18日)
事務局さんから出された「お題」の出所、米旅行情報誌が毎年実施している
「住みやすい国ランキング」(2010年版)では、5年連続でフランスがトップに
選ばれたとあります。
参考までに2位以下の順位は、オーストラリア、スイス、ドイツ、ニュージーランド、
ルクセンブルク、米国、ベルギー、カナダ、イタリアの順にベストテン。
日本は36位だそうです。
個人的には「日本は住みやすい」と思っていますが、その一つは気候風土が
挙げられると思います。亜寒帯から亜熱帯まで南北に細長い海洋に取り囲まれた
四季に恵まれた美しい島。
海外で生活された人の中には、東京は世界の大都市の中でも梅雨時の不快さを
別にすれば、気候的には最も住みやすいという人もいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本の36位の理由は、「生活費」「経済」の項目が低い評価だそうですが、上位
のフランス、スイスを旅行した小さな経験から思い当たることもあります。
10年程前、フランスでは「コンビニ」などは見かけませんでしたし、町の商店も
土、日開いているところは少ない。
ブルゴーニュ地方に住む友人の画家を訪ねて、深夜小さなホテルに戻るとロビー
も廊下も真っ暗。薄明かりはエレベーターの押しボタンが点灯しているものだけ。
ホテルの裏と思われる景色を見ようと思い、カーテンを少し開けてみましたが、
後ろは山か何かでしょうか、真っ暗でした。
翌朝、カーテンを開けてビックリ。後ろは大きなアパートでした。不要と思われる
電気は全て消すんですね。
子供が小さい頃、琵琶湖畔で行われた「世界キャンプ大会」に参加したことがあり
ますが、日本人は夜遅くまで白灯油を使った「ランタン」をいくつも点けて騒いで
いる。そばに「キャンピングガス」という小さなブタンガスのボンベがいくつも使い
捨てられていました。
参加者の中にフランス人の家族がいましたが、「キャンピングガス(フランス製だと
記憶してますが)1個で3回はキャンプする」とのこと。炊事にも使うし、夜は子供
たちとテントの中でカードなどもしばらく楽しむとのこと。・・・印象的でした。
スイスでも夕闇の中、大きな住宅のシルエットがバスから見えますが、灯りの点い
ているのは一部屋で、きっと夕食をとっている部屋だけなのでしょう。
スイスは全て「水力発電」で、余った電気は近隣国へ売っているとも聞きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
畑の中の道路、民家も何もないところに突然明るい一角があって自動販売機が
並んでいる風景が日本。もちろん街の中では深夜でも自動販売機だけではあり
ません、コンビニからなにから煌々と電気が点いている。
ほとんど乗客がいない新幹線の車両を目にすることもありますし、この膨大な
エネルギーの消費(浪費)なども、結果としては廻りまわって高い「物価」になって
いるのではないか、と思います。
経済が「浪費」で支えられているのでは長続きしないでしょう。
わずか150年前の江戸時代、日本はエネルギーの全てを太陽、もしくはそこから
えられる自然エネルギーでまかなっていました。
そこには戻れませんが、それにしても日本人はもう少し本当の意味の合理的な
生活をすれば、「住みやすい国ベストテン」には十分入れると、今朝は自戒を
こめて思ったのであります。
株式会社横山工藝 横山国男
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事務局さんから出された「お題」の出所、米旅行情報誌が毎年実施している
「住みやすい国ランキング」(2010年版)では、5年連続でフランスがトップに
選ばれたとあります。
参考までに2位以下の順位は、オーストラリア、スイス、ドイツ、ニュージーランド、
ルクセンブルク、米国、ベルギー、カナダ、イタリアの順にベストテン。
日本は36位だそうです。
個人的には「日本は住みやすい」と思っていますが、その一つは気候風土が
挙げられると思います。亜寒帯から亜熱帯まで南北に細長い海洋に取り囲まれた
四季に恵まれた美しい島。
海外で生活された人の中には、東京は世界の大都市の中でも梅雨時の不快さを
別にすれば、気候的には最も住みやすいという人もいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本の36位の理由は、「生活費」「経済」の項目が低い評価だそうですが、上位
のフランス、スイスを旅行した小さな経験から思い当たることもあります。
10年程前、フランスでは「コンビニ」などは見かけませんでしたし、町の商店も
土、日開いているところは少ない。
ブルゴーニュ地方に住む友人の画家を訪ねて、深夜小さなホテルに戻るとロビー
も廊下も真っ暗。薄明かりはエレベーターの押しボタンが点灯しているものだけ。
ホテルの裏と思われる景色を見ようと思い、カーテンを少し開けてみましたが、
後ろは山か何かでしょうか、真っ暗でした。
翌朝、カーテンを開けてビックリ。後ろは大きなアパートでした。不要と思われる
電気は全て消すんですね。
子供が小さい頃、琵琶湖畔で行われた「世界キャンプ大会」に参加したことがあり
ますが、日本人は夜遅くまで白灯油を使った「ランタン」をいくつも点けて騒いで
いる。そばに「キャンピングガス」という小さなブタンガスのボンベがいくつも使い
捨てられていました。
参加者の中にフランス人の家族がいましたが、「キャンピングガス(フランス製だと
記憶してますが)1個で3回はキャンプする」とのこと。炊事にも使うし、夜は子供
たちとテントの中でカードなどもしばらく楽しむとのこと。・・・印象的でした。
スイスでも夕闇の中、大きな住宅のシルエットがバスから見えますが、灯りの点い
ているのは一部屋で、きっと夕食をとっている部屋だけなのでしょう。
スイスは全て「水力発電」で、余った電気は近隣国へ売っているとも聞きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
畑の中の道路、民家も何もないところに突然明るい一角があって自動販売機が
並んでいる風景が日本。もちろん街の中では深夜でも自動販売機だけではあり
ません、コンビニからなにから煌々と電気が点いている。
ほとんど乗客がいない新幹線の車両を目にすることもありますし、この膨大な
エネルギーの消費(浪費)なども、結果としては廻りまわって高い「物価」になって
いるのではないか、と思います。
経済が「浪費」で支えられているのでは長続きしないでしょう。
わずか150年前の江戸時代、日本はエネルギーの全てを太陽、もしくはそこから
えられる自然エネルギーでまかなっていました。
そこには戻れませんが、それにしても日本人はもう少し本当の意味の合理的な
生活をすれば、「住みやすい国ベストテン」には十分入れると、今朝は自戒を
こめて思ったのであります。
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2009年10月09日(金)更新
息を呑む風景。
こういう風景があるんですね。 といっても地上からは見れないんですが。
中米バハマのグレート・エグズーマ、リトル・エグズーマをはじめとする、いくつもの
岩礁が200キロにわたって点々と連なるエグズーマ諸島という所らしいです。
緑の部分は岩礁の中の樹木、白っぽいところは浅くて白砂なんでしょうか、それと
もサンゴでしょうか。海は流れている川か氷河のよう・・・
まるで抽象画かモダンアートにも見えます。
『ヨットマンに人気の場所。また釣り場としても有名でシュノーケラーやダイバーの
ための海洋公園もあり、グレート・エグズーマにはフォーシーズン・リゾートがある』
と「地球の歩き方」に書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、コニカミノルタさんの「2009年カレンダー 8月の写真」なんですが、
あまりの美しさにご紹介。
毎月、知らなかった地球の不思議、自然の造形の美しさにあらためて驚かされ、
捨てるのが惜しくなります。
それにしても普通の人間が自分の目で一生の間に見ることのできる風景なんて
ほんの微々たるものかも知れないと思います。 地球は広い。そして美しい。
温暖化が進み海面が上昇するとこの風景も・・・・
あまり考えたくないですね。
株式会社横山工藝 横山国男
プリントのことなら 【染型工房 横山工芸】 | |
お祭り、太鼓の衣装なら 【オーダーよさこい屋】 |
:::株式会社横山工藝:::
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2008年12月12日(金)更新
縄文のグッドデザイン
「今どきの若いモンは・・・」というフレーズは縄文時代からある、という笑い話が
あります。
たまたま探し物をしていて、(財)福井県文化振興事業団発行の「福井の文化」
(平成14年3月発行第38号)という小冊子に「縄文とは何か」という記事があり、
そのまま引き込まれるように読んでしまいました。
福井県の南部、若狭地方の旧三方町に、国内屈指の縄文遺跡「鳥浜貝塚」が
あり、「三方町縄文博物館」が置かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まず縄文時代が、一万五千年くらい前から、約八千~一万年続いたということを
あらためて知りました。西暦はまだ2000年、その5倍もの長さです。
毛皮などを身にまとい、槍を持って山野を渉猟する、土器を「野焼き」という手法
で焼成し、まあ、飾りといえば「縄目」をつけるくらい、そんな文化を想像していま
したが、トンデモナイ思い違い、無知でした。
鳥浜貝塚は海抜0メートル以下で、常に新鮮な水が浸透したため、土偶や土器
はもちろん、木製品、落ち葉、蝶など普通なら腐ってしまうものが原型を保った
まま出土する、一万年以上を経た「タイムカプセル」だったのです。
ただ、鮮やかな紅葉は空気にふれた瞬間から黒ずみ、ある調査員は『鮮明な
青色の昆虫の羽や、黄金色に輝く羽の生き生きした美しさ、それが粘土層の
なかから顔を出し、すぐに変色していく瞬間など「時間よ止まれ」と叫びたくなる』
と述べています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワイングラスのような木杯、桜の樹皮を巻いた弓、漆を塗ったお盆様のものまで
出土、それらはいずれも博物館に展示されているようですが、ビックリしたのは
丹(に)で赤く彩色されているという抹茶茶碗のような土器です。
この造形は本当にモダンで、表面につけ
た模様も縄目ではなく、矢じりか貝殻で
彫りを施してあり、その意匠もすばらし
いと思います。(拡大してご覧ください)
どっしりしたやさしいカーブを見ると、
これで「一服」いただいて、茶碗の底を
のぞけば縄文人の会話が聞こえてくるよ
うなそんな気がします。
茶人が欲しがる、あるいは「うつし」を作ってみたくなるほどの器とも言えそうです。
これだけの「グッドデザイン」ができる高度な文化をもっていたことに驚かされます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いろいろな出土品から、縄文人が自然を大切にし、自然と共生しようとする思い
が強かったのでは、という考察もなされています。
『かって一万年続いた文化があり、この時代が終わって時間は急速に早まり、
今この地球は滅びようとしている。地球の滅亡を少しでも先へのばそうとするなら、
一万年持ちつづけた縄文人の思想に何かを学ぶことが必要ではないか』
と、館長の玉井常光さんは結んでおられます。
(写真は同誌から転載させていただきました)
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
あります。
たまたま探し物をしていて、(財)福井県文化振興事業団発行の「福井の文化」
(平成14年3月発行第38号)という小冊子に「縄文とは何か」という記事があり、
そのまま引き込まれるように読んでしまいました。
福井県の南部、若狭地方の旧三方町に、国内屈指の縄文遺跡「鳥浜貝塚」が
あり、「三方町縄文博物館」が置かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まず縄文時代が、一万五千年くらい前から、約八千~一万年続いたということを
あらためて知りました。西暦はまだ2000年、その5倍もの長さです。
毛皮などを身にまとい、槍を持って山野を渉猟する、土器を「野焼き」という手法
で焼成し、まあ、飾りといえば「縄目」をつけるくらい、そんな文化を想像していま
したが、トンデモナイ思い違い、無知でした。
鳥浜貝塚は海抜0メートル以下で、常に新鮮な水が浸透したため、土偶や土器
はもちろん、木製品、落ち葉、蝶など普通なら腐ってしまうものが原型を保った
まま出土する、一万年以上を経た「タイムカプセル」だったのです。
ただ、鮮やかな紅葉は空気にふれた瞬間から黒ずみ、ある調査員は『鮮明な
青色の昆虫の羽や、黄金色に輝く羽の生き生きした美しさ、それが粘土層の
なかから顔を出し、すぐに変色していく瞬間など「時間よ止まれ」と叫びたくなる』
と述べています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワイングラスのような木杯、桜の樹皮を巻いた弓、漆を塗ったお盆様のものまで
出土、それらはいずれも博物館に展示されているようですが、ビックリしたのは
丹(に)で赤く彩色されているという抹茶茶碗のような土器です。
この造形は本当にモダンで、表面につけ
た模様も縄目ではなく、矢じりか貝殻で
彫りを施してあり、その意匠もすばらし
いと思います。(拡大してご覧ください)
どっしりしたやさしいカーブを見ると、
これで「一服」いただいて、茶碗の底を
のぞけば縄文人の会話が聞こえてくるよ
うなそんな気がします。
茶人が欲しがる、あるいは「うつし」を作ってみたくなるほどの器とも言えそうです。
これだけの「グッドデザイン」ができる高度な文化をもっていたことに驚かされます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いろいろな出土品から、縄文人が自然を大切にし、自然と共生しようとする思い
が強かったのでは、という考察もなされています。
『かって一万年続いた文化があり、この時代が終わって時間は急速に早まり、
今この地球は滅びようとしている。地球の滅亡を少しでも先へのばそうとするなら、
一万年持ちつづけた縄文人の思想に何かを学ぶことが必要ではないか』
と、館長の玉井常光さんは結んでおられます。
(写真は同誌から転載させていただきました)
横山国男
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
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