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2010年01月13日(水)更新

『男おひとりさま道』、『今日よりよい明日はない』

年末、本屋さんで数冊の雑誌と本を買いましたが、雑誌の一冊は初めて手にした
「日経ビジネス Associe」。

特集として“ビジネスの地力を高める大人の教養&マナー2010”と表紙に大書
してあり、どうやら若いビジネスマン向けの雑誌のようです。

記事に関連する特別付録として、1年間で52の課題に挑む「教養促成プログラム」
という小さな小冊子がついています。(マニュアルと呼ぶべきか)

「懐石料理の店で食べる」~和室で懐石料理を食べてみる。座布団の座り方や
箸使いなど作法を守りながら、相手との会話や季節の食材を十分に楽しもう~
という風に、それぞれに解説および指南があります。

以下、「歌舞伎」、「文楽」、「友人とシェークスピアの演劇を観に行く」、「ワイン」、
「日本庭園」、「映画」、「オペラ」の観賞などと続きますが、読むべき本として
『カラマーゾフの兄弟』、『論語』、『古事記』、『徒然草』、『坂の上の雲』はともかく、
『方法序説』、『陰鬱礼賛』、『イスラーム文化』、『ブッダのことば』、
『ガリア戦記』、『二重らせん』、『新訳 君主論』・・・などなど20冊あまり。

驚きました。だいたい私には初めて聞く書名のものも何冊かあり、こうなると教養
以前の問題。 「ふ~む」と唸ってしまいました。

趣味欄は「読書」でなく、単なる「本好き」にしといてよかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一流ビジネスマンになるのも大変だな、「促成」であり「速成」ではいけませんので
ますますご苦労さまです。

エチケット・マナーも身につけねばなりません。うるさいスポーツとしてゴルフがあり
ますが、先輩からの教えは「エチケットとは人に迷惑をかけないこと。マナーとは
人を不愉快にさせないこと」。・・ビジネスでもまあこれくらいでOKでないかと。

これに、あと、問われれば(ここが大事ですが)、「熱く語れるものを二つほど」持
っていれば、若い人ならそんなに「無教養」ではないんではないか、と思った次第。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて、勿論上のリストにはありませんが、正月休みに面白く読んだ本。

「男おひとりさま道」上野千鶴子 著(法研)

著者は還暦を過ぎた「おひとりさま」。著書『おひとりさまの老後』(2007年)は75
万部のベストセラーでちょっと読んでみたい気もしましたが、『男おひとりさま道』は
その続編です。 前期高齢者男子の私としては、ドレドレなにが書かれてあるのか
と思って読んでみました。

ちゃんと「おひとりさま」になる準備はできてますか?なんとも答えようがありません。
女性(カナイ)の方が平均寿命が長く、さらに歳の差が加わるので、私の方が「おひ
とりさま」なる可能性は小さいと思ってますが、先のことは誰にもわかりません。
このあたりの男女の心理、機微についても面白く書かれています。

一つだけ、「インターネット」について全くといっていいほど触れられていないのは
残念。老後の結構大きな「ヒマつぶし」「ボケ防止」にいいと思うんですが。


 もう一冊は大好きなエッセイスト・画家の玉村豊男さんの新書版『今日よりよい
明日はない』。

「今日よりよい明日はない」玉村豊男 著(集英社新書)

相変わらずエスプリの利いた、あっという間に飲み終え、いや読み終えてしまう
「好みのワイン」のような本。

本のタイトルになった、著者が20年前ポルトガルのある小さいホテルで働く若い
バーテンダーと交わした会話をご紹介します。
                  *   *   *
「いくつ?」 「21になりました」 「若いね」 「それほどでもありません」 「将来は、
なにになりたいの?」 「将来?・・・さあ、わかりません」 「若いんだから、夢が
あるでしょ」 「夢・・・・ですか。 とくにありません。 結婚して、子供をもって、平穏
に暮らせればそれでいいです」 「そういうもの?」 「ポルトガルには、今日より
よい明日はない、という言葉があります。 毎日を満足して暮らせれば、それで
十分だと思います」  --私(著者)にとって、この会話は衝撃的でした。今日
よりよい明日はない。そんな言葉をよりによって21歳の青年に教わるとは・・・。

本の帯には“人生80年時代、「すでに成熟した社会」の、今日を豊かに生きる!”
とあります。

 



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2010年01月10日(日)更新

お年の差70歳という親子「連獅子」。

お正月に観たテレビ番組の続き。

バラエティはあまり見ませんが、3日夜の「さんタク」は面白かったです。
さんまとキムタクが航空自衛隊の「ブルーインパルス搭乗に挑戦」がテーマ。
さんま氏は怖くなって逃げてしまいましたが、キムタクはさすがに度胸があります。

このような「トップガン」を体験するのは、若くても誰にでもできることではないと思
いますが、キムタクはすごい。時速1000キロを超える宙返りにも全くビビッている
ようには見えません。
「歳の差」だけではないでしょう。木村拓哉さんの豪胆さに感心しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「歳の差」といえば、2日の教育TV「新春桧舞台」で「連獅子」を踊られた人間国宝
・歌舞伎の中村富十郎さん(80歳)とその愛息鷹之資(たかのすけ)さん(10歳)。

なんと70もお年のはなれた親子と番組でご紹介もありましたが、富十郎さんは
66歳の時、33歳年下の正恵夫人と結婚、その後70歳で長男、74歳で長女が
誕生されたとのこと。驚きましたが、なんとも「目出度い」という感じがします。

この「連獅子」を観ていると、歌舞伎や舞踊に詳しくない私でも、子獅子を谷に
突き落とす場面など、富十郎さんの目は役者さんを超えて歳の離れた親の深い
「慈愛」というようなものを失礼ながら特に強く感じてしまいました。きっと90歳、
100歳までも生きて、鷹之資さんを見守り育てたいと思われているんじゃないか、
と勝手に想像してしまいました。

1歳で初舞台ということらしいですから踊りの素晴らしさもさることながら、観終わ
ったあと特別な思いがしました。



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2010年01月08日(金)更新

「ウイーン・フィル ニューイヤーコンサート」

年末年始のテレビ番組に見たいものが少なくなったような気がします。
制作費の縮減が関係しているんでしょうか。歳をとってこちらの「感動指数」が劣化
してきたのかもしれません。

元旦の夜は、例年「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」が楽しみ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ウィーン・フィルハーモニー」にはちょっと思い入れがあります。
この楽団の精鋭4人で世界各地を演奏して回る「ウィーン弦楽四重奏団」の公演
を、娘たちが小学生から高校生になるまでの間に何度か聴けたこと。

このブログに載せようと思い、カナイに「あの時のプログラムある?」と聞いたら、
・・・ありました!。’85年から’90年頃ですから25~20年も前。
(ホントに何でもよくとってあるなァ。)

弦楽四重奏団設立25周年。’90年の公演パンフ 4人のマエストロ


このときは、いつも福井公演のお世話をされる友人のAさんのお誘いで、終演後
のホテルでの「懇親パーティー」にも招いていただきました。

4人とも「ウィーン・フィル」の主席奏者で、左端の第一ヴァイオリン=ウエルナー・
ヒンクさんは’74年からの「コンサート・マスター」でもありました。
スゴイ人たちとお目にかかれたものでアリマス。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

のびのある、透明で豊かな弦楽の響き。管がありませんから「ウィンナ・ワルツ」は
ありません。ヨーゼフもヨハン・シュトラウスも弦楽四重奏曲は書かなかったのかも
知れません。ハイドン、モーツアルト、シューマンそれに時々ドヴォルザークという
プログラムが多く、室内楽の好きな私には「至福の時間」でありました。

今思うと日本は「バブルの絶頂期」だったんですね。こんな地方都市でもその恩恵
にあずかれたんですから。
「ブランドもの」にうつつをぬかした時代ではありますが、「世界の一流品」に目で
も耳でも直接触れるという経験は「人に何かを残す」と思いたいのですが・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ニューイヤーコンサートがはじまると、カナイと4人の姿をさがすのが恒例になって
いましたが、今はヒンクさんもヴイオラのバイシュタイナー教授もおられません。
あとのお二方も頭はかなり白くなられ、歳月を感じずにはいられません。

会場内に映画スターのようなセレブは少ないように思いますが、今年は2代目
ジェームズ・ボンド役のロジャー・ムーア?が・・。(かなり老けたので自信があり
ませんでしたが、他のブロガーでも書いていらっしゃる方がいました)。

カナイ 「一度でいいからこの“楽友協会ホール”で聴きたいヮ。 キモノ着て」
ダンナ 「無理でしょう。コネがないとね。それとも駐オーストリア大使夫人にでも
     なるかだな」

さきほどのブロガーさんが「200万円のツアーがあるそう」とか書いていました。
「年末宝くじ」は夫婦とも残念賞300円でしたから実現の可能性はありません。

来年元旦も元気でテレビの前で楽しむことですナ。

’85年のプログラムにサインをもらう  この色紙は年度不詳です


左はサインをもらった’85年のプログラム。 右の色紙は年度不明です。


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2010年01月06日(水)更新

『ベースボールの神様に抱かれて』・・追悼大谷実さん。

『 寒中お見舞い申し上げます。平成二十二年が幕開けしました。 みなさまに
おかれましては御元気で新しい年をお迎えのことでしょうか。
喪中につき年賀状を失礼させて頂きました。 去る3月29日、私共の長男 
大谷 実は39才の生涯を閉じました。 NHKのディレクターとして“ONの時代”
制作に命を賭けている最中でした・・・』

寒に入った昨日、年賀欠礼の書状を下さったのは、昨年11月17日【仕事の流儀、
男たちの流儀。】と題した拙ブログ
でご紹介した故大谷 実NHKディレクターの
ご父君登さん。(ちょっと心配でしたが、ご紹介がご迷惑でなかったこと、拙ブログ
を大手出版社の方が見られたことも人づてに知りました)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

続けて
『 ・・・その番組はプロジェクトチームによって引き継がれ、秋には二つの賞を
受賞することができました。

・毎日新聞社 2009毎日スポーツ人賞 文化賞

・放送批評家懇談会選考 ギャラクシー賞 テレビ部門

 毎日スポーツ人賞の表彰式には私達家族も招いて頂きました。・・(略)・・
このたび特別番組の連絡を受けましたので、みなさま新年早々恐縮ですが、
どうぞよろしくお願いいたします。
今年一年のみなさまのご健康をお祈りしながら・・・・  (ご夫妻のご署名)

【テレビ放送】
1月9日(土) NHK総合 10:05~11:25
・ 『ベースボールの神様に抱かれて』 (大谷実がこの作品でギャラクシー賞
  受賞 )

【週刊現代】
1月8日(金) 発売号
・ 上記の番組紹介と大谷実の追悼記事                    』

          =================

その才能と後進への惜しみない「愛」を感じさせてくださった大谷実さんの仕事を
ぜひご覧いただきますよう、私から皆様へもご案内申し上げます。

同封されてあった2枚のコピー   同封されてあった2枚のコピー
写真 <同封されてあった2枚のコピー>


蛇足ながら、ワールドシリーズでの松井秀樹選手の大活躍、MVP獲得の報に
大谷実さんの『ヒデキ、ようやったね』の声が聞こえるような気がします・・・合掌。


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2010年01月04日(月)更新

『トラ・トラ・トラ!』

吉川壽一書「寅」 吉川壽一書「寅」 吉川壽一書「虎」


寅、寅、虎です。(色紙 書=吉川壽一)

家に“とら”(干支の)が三頭いると栄える、とか聞いたことがあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トラトラトラといえば、太平洋戦争の幕開け、真珠湾攻撃で「ワレ奇襲ニ成功セリ」
と打った暗号電信。
これをタイトルにした日米合作映画『トラ・トラ・トラ!』を思い出します。

ノルマンディー上陸作戦を描いた『史上最大の作戦』は欧米4カ国の合作で
ジョン・ウエイン、ヘンリー・フォンダ、ロバート・ミッチャムなど大スターがぞろぞろ
出演したこともあって大ヒット。

対して『トラ・トラ・トラ!』の方は、スターの出演も少なく、黒澤明の撮影開始早々
の監督降板でガッカリしたことを覚えています。日米を比較的公平に扱ったまれな
映画だったのに。黒澤明はこの事件を契機に不調になったように思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「虎」で思い出すのは、50年前、高校時代の「機械製図」のS本“虎男”先生。

評点は上から TIGER の5段階評価。(得意科目でしたが、Tをもらったかどうか
はあまりに古くて忘れました)。なかなかウイットに富んでますよね。

あれから半世紀も経つのか・・。 いや感慨深い。


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2010年01月01日(金)更新

明けましておめでとらございます。

吉川壽一書「虎」



        2010年 新年明けましておめでとうございます
          
          「虎」の字のように、今年は右肩上がりといきたい
          ものです。 よろしくお願い申し上げます。



                               

       「虎」 書=吉川壽一
          大河ドラマ「武蔵」の題字、タイトルロールの全てを
          揮毫。昨年は京都国際マンガミュージアムで「まんが
          タイトルロゴと書の美 鳥獣人物戯書」などを展覧。
          今年は「上海万博」で度肝を抜く「書パフォーマンス」
          に向け疾走中。(当社顧問)



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2009年12月30日(水)更新

年末。 頭の中も整理したい。

大変な一年だったと思います。もちろん年が変われば何かが急に変わるはずも
ありませんので、新しい年は少なくとも「自分が変わる」必要性を感じています。

今年は「政権交代」がありましたが、この国の置かれている現状では、一気に全て
が改善といくはずはありません。

政治とはほとんど無縁で来ました。許認可事業でもなく、公共事業とも関係あり
ませんし、政治好きでも選挙で血が騒ぐといったタイプでもない私には政治は
どちらかというと遠い存在でした。

しかし、経営と政治とは密接な関係があることも事実ですし、成長が望めない
これからのことを考えると、一度自分のなかで「政治」について頭の中を整理して
おかねば、と最近思うようになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなことを考えているとき、以前読ませてもらっていたブロガーのMさんが
政府系の団体を退職して今夏の総選挙に出馬したことを先日知りました。
結果は風を押し返せず次点。(地元でないので分かりませんでした)

次のリベンジに向けて、ご本人は“選手交代”を掲げておられます。
毎日この寒風の中を「辻立ち」されており、地場産業振興などのアイデアを日記
にUPされています。 こういう人が国政におられたら、と思います。

日々、生の声が読めるわけですが、書籍などとは違った臨場感があり、他県の
小企業経営者である私にも「政治と経済(経営)のありよう」についてのレクは
頭の整理に役立ちます。(インターネットの恩恵を感じます)

Mさんの『グローバルに考え、ローカルに行動する』は、考えさせられました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年、特に感じたのは「よさこい衣装」などを当社に依頼されたチームや個人の
方から、毎週のように「お菓子箱」やお礼の手紙、メールなどをいただいたこと。

もちろん、昨年、一昨年もあったのですが、考えてみるとこんなに「幸せ」なことは
ありません。 シーズン中、スタッフは納期に追われ、トラブルに苦労しましたが、
終始明るく頑張れたのは、お客様からの「感謝の声」だったと思います、

「お客様に喜んでもらえる→これが原動力になる」と思いました。

長年「製版」を依頼していただくお客様は、ほとんどが「事業所」であり、毎日の
お付き合いですから、いちいちこのようなことはありませんし、当然のことです。
むしろ、私たちの方に「感謝」の気持が薄れているのでは、とさえ思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2009年もあとわずか。

来年はさらに厳しい年になるでしょうが、長年支えてくださっているお客様、新しい
まだ見ぬお客様に「喜んでもらえる」ことをいっそう目指していきたい。

最後に大好きな芭蕉の「奥の細道」の冒頭部分を。
「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」・・・。

 一年間ありがとうございました。 皆様、佳いお年をお迎えください。


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2009年12月28日(月)更新

「首里城」と「おばぁの家」

年の瀬も押し詰まってから、知人のTさん夫婦のお誘いで沖縄へ行きました。

Tさんは私とほぼ同年齢ですが、次々と事業を広げられてきました。私のような
モノづくりではなく、販売、サービスの業種です。

その前向きでバイタリティあふれる事業意欲には感心させられ、大いに学ぶべし
と思って友人と同行させてもらいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なぜ沖縄かというと、Tさん夫妻のおそらく最後の「夢の事業」・・沖縄で農業(ある
種の果樹栽培)をやりたい、と。計画してきた事業が大分形になったので一度来ま
せんか、ということでした。

既存のビジネスはご子息二人に引き継ぎつつあり、気働きの素晴らしい元気印の
奥様と暖かい沖縄でこれからのセカンドライフを充実させたい。まだまだ「挑戦者」
でありたい。そんな風に私は感じました。「人は年齢で老いるのではない」・・ですね。

これからは今までのようなお仕事とは違い、天候や予測のつかない問題なども
発生する可能性のある仕事なので、リスキーな面もあるのでは、と思いますが、
そのあたりは織り込み済み、逆にそれも楽しむ、と思っているようにも見えました。

若い人たちからITの利用を学び、事業に活かし、成果を挙げさせ、そして自分た
ちの老後は今までと違った世界にチャレンジしてみる・・・柔軟な思考と体力、応分
の資金も必要ですが、Tさんにはどれも備わっているように思えます。

世の中、守りと委縮が目立つ昨今、他人ごとながら久しぶりにワクワク感を味あ
わせてもらいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで沖縄へは何度も行きましたが、いつも仕事と趣味が合体して「紅型」(びん
がた)や「芭蕉布」などの染織を夫婦で見て歩くのが楽しみです。 
今回初めて見聞したことを二つ。

一つ目は「首里城」を時間をかけて見学できたこと。
かっては独特の文化を持ち、中国、東南アジアとの交易も盛んだった「琉球王国」。
首里城の他にも、各地に“城(ぐすく)”がありますが、太平洋戦争で破壊し尽くされ
た首里の「城塞と王宮」は、近年ほぼ復元されつつあります。

ただ、有名な「守礼の門」も含め、復元された建造物は時の経過をあまり感じさせ
ないものです。でもそれだけ沖縄戦が凄まじいものだった、ということでしょう。

那覇港のおびただしい「交易船」が描かれた南蛮屏風がありましたが、65年前、
これらの船が「米軍艦艇」に姿を変えたのです。終戦の決断の遅れは「沖縄」にも
大きな犠牲を強いたことになった、と絵を見て思いました。

守礼の門 首里城の玉座

二つ目は、念願だった「沖縄の古民家」を訪ねることができたこと。
Tさんの奥さんが「あら、見たいんだったら案内してあげるわよ。お友達のお隣が
古い家だから。でもおばあちゃんいるかなあ」

「おばぁ」はいました。TVや映画でもよく撮影の舞台になるそうで「○○さんもきたよ」
と幾人ものタレントや俳優の名を教えてくれました。

「おばぁ」自らの案内で家の裏にある今はもう屋根が落ちた「豚小屋」や、雨水を
貯め生活用水とした大きな石造りの天水桶(これも落ち葉でいっぱいでしたが)等
かっての厳しい暮らしを話してくれました。

築80年余りとか。曲がりくねった柱、沖縄独特の屋根瓦が美しく優しい。
『夏は涼しくていいんだが、冬は寒くて最近はとなりの息子の住宅におる』(おばぁ)

沖縄の美しい古民家

おばあちゃん、一緒に写真にはいってくれてありがとう。
Tさん御世話になりました。元気をもらいました。感謝です。


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2009年12月24日(木)更新

2009年のイヴ・・孫と記念の撮影をしてみました。

前回のブログでロータリークラブと障害者施設のクリスマスにサンタクロースの
扮装で登場して大ウケしたことを書きました。
それに気をよくして、孫と「2009年クリスマス記念撮影」を自宅でしてみました。

衣装は次年度以降の会長さんにも使ってもらいたいので、クラブに寄贈すること
にしました。
それでこれが最後の「オールドマン・ヤングマン=クリスマスコスプレ大会」という
わけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クリスマス クリスマス

娘に叱られるので孫の顔はちょっとボカシをかけて・・と。
アレ? K一郎、かぶりもののトナカイがよく見えんぞ。

クリスマス クリスマス

いくつかキャデイーバッグを持っていますが、かなり前に買ったこれぞドンピシャ。
『キャプテンサンタ』というブランドですが、今も健在かな。
ちなみに胸に輝く「ロータリーマーク」は当社で転写プリントしたという凝りよう。

『 近辺のゴルフコースはどこも銀世界だというのにサンタさんどちらへ?!』
『 プレゼントも配り終わったし、これから骨休めに沖縄へひとっ飛びじゃよ 』・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バーゲンのサンタクロース衣装のお陰で、ささやかながら「社会貢献」も出来たし、
孫とも遊ばせてもらった嬉しい「2009年クリスマス」でした。 今夜はイヴです。

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2009年12月20日(日)更新

サンタクロース役・・コスプレにはまる。

今年7月から1年、ロータリークラブの会長を仰せつかったのですが、ようやくと
いうか半分がすぎました。

厳しい経済環境、高齢化、モチベーションの低下などで他の奉仕団体同様会員の
減少に悩んでいます。
若い人たちに「社会貢献」という動きが活発になっているのですから、このような
100年の歴史を持つ団体も「変化」していかなくてはならないと思うのですが。

私が掲げているテーマは「家族・絆」。
一昨日、恒例の「クリスマス家族会」には80名ほどの会員・家族が集まってくれて
いろいろ予算に頭を痛めながらも、友情出演や演出を工夫して「近年にない楽しい
パーティーだった」と大好評。

毎回、会長がサンタに扮してちびっ子に「クリスマスプレゼント」を渡すのも長年の
恒例行事ですが、いつもレンタルで借りてくる衣装はなんだかみすぼらしいし、
第一私のような180センチ近く、体重80キロを超すような体型に合う衣装はない
ので昨年のクリスマスが終わった直後ネットで激安でLLサイズを一式自腹で購入。

先日合わせてみたらジャイアント馬場でも余裕があるのでは、と思うほどデカい。
ズボンなどは“殿中松の廊下”状態で居合わせた社員が大笑い。
急いで当社衣装制作担当のTさんにアチコチカットしてつめてもらいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

眉毛とひげもつけるとこれが大好評。今までの会長さんは素面だったので、会場
に登場すると子どもたちが大歓声。  「わぁ、サンタさん、サンタさんだ!!」。

シャイな私もこんなに喜んでくれると、ついその気になってしまいます

 サンタクロース サンタクロースと子どもたち
 
 
サンタクロースからのプレゼント サンタクロースからのプレゼント サンタクロースからのプレゼント

気をよくして子どもたちと「集合写真」まで撮ってしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イベントの第二弾は友人で金沢文芸館のディレクター、元TVアナで朗読家の
安嶋ひろ子さんにお願いして「絵本の朗読」を。・・ほんとに素晴らしい。

そのあとは、今年の春われわれのクラブで支援した「寒雲&高雄国楽団」公演の
お礼にということで台湾出身の歌手寒雲さんが友情出演で熱唱してれました。

 朗読 安嶋ひろ子さん クリスマスに歌う寒雲さん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして昨日はテリトリー内にある障害者施設「元気の家」のクリスマス会にもこの
扮装で社会奉仕委員会のメンバーと一緒にプレゼントを持って訪問。

ここでも大歓迎だった。だんだん調子が出てきたのですが、このあとの出番の
予定はありません・・・社業は儲からんし、これでアルバイトでもするかナ。

こっちの方の「コスプレ」はささやかでも社会のお役に立てているのが嬉しい。


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「知るは喜び、調べるは楽しみ、分かるは感動、学ぶは一生」とか。高齢者の仲間入りの年齢ですが、仕事でも趣味でもICT時代の恩恵に感謝しています。趣味・・本好き、水彩画、ゴルフ('05までJGA委員、現在中部ゴルフ連盟ジュニア育成委員ほか。エポック・・還暦のアルバトロス、'06...

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