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2010年09月09日(木)更新

「細川護煕の世界」

民主党の代表選たけなわ、すなわち誰がこの国の首相になるかという話で
すが、いつの頃からか政治に失望するようになって、関心もいま一つです。
よくないことだとは思っていますが。

少し前の『週刊現代』(9月4日号)の巻頭グラビアで「細川護煕の世界」
と題する特集が載っており、興味深くページを繰りました。

日本の憲政史上、宰相としてどう評価されるのか私には解りませんが、
私の好きな政治家(だった)の一人です。「美」にこだわった人ではない
かと。 それは出処進退、その後の生活にも表れています。

以下、この企画に記されている文章からいくつか私の心に響いたキャッチ。

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『17年前、自民党から政権を奪取し、今よりはるかに困難な政権運営を
成し遂げた宰相がいた。--彼、細川護煕は、現在、晴耕雨読の日々を
過ごし、日本を静かに見つめている。』

『細川家代々の当主は、地位や栄達に恬淡としていた。その生き様は
私に影響しているかもしれないーー細川護煕 』

『轆轤(ろくろ)を回し、絵を描き、疲れれば茶室でひとり茶を点てる』

『 「何年やるか」でなく、「何をやるか」にしか関心がなかったーー
 細川護煕 』

『人はなぜ生きるのか。自分に問わなくては答えも見い出せない』

『陶芸家になろうと思ったわけでもないし、陶芸家でもないーー細川護煕』

『何百という中から ある時、突き抜けた一つが生まれる』

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細川家の歴史は、足利義輝、義昭時代から始まり、徳川将軍家より古い。
信長、秀吉ら6人の主君に仕え乱世を乗り越え、江戸時代には肥後熊本藩
54万石の大大名、そして現代にまで続く。

『寡欲に徹する生き様こそ、文字なき家訓』・・我が家には家訓がありませ
ん。けれど、代々領土的な野心を持ったり栄達を喜ぶ人が少なく、質実さを
尊ぶ傾向があります。寡欲に徹してきたから、長く家が続いたのかもしれ
ません。・・・と細川護煕さんは述べている。

また『細川家を語る上で欠かせないもう一つの側面は、文化を尊ぶ気風で
ある』とも書かれています。その気風は今日なお18代となる細川護煕さん
に、陶芸や絵、書、執筆、かってはシングルの腕前だったと聞くゴルフに
いたるまで「美的生活」として受け継がれていると感じました。

忠興は千利休の高弟「利休七哲」の一人だったし、妻のガラシャにまつわ
る物語も深く心に残っています。

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数万点に上る手つかずの文書資料をはじめ、多数の伝世品、特に収蔵数は
日本一とされる「能面」などのコレクション・・
細川家の文化財を保存する「永青文庫」はぜひ一度訪れてみたい所の一つ
です。


株式会社横山工藝 横山国男

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